「さあ 用意は出来ている?」
「ええ 大丈夫ですよ 書類も一応準備したしOKです」
二人は代々木の新しい部屋に向うと空が段々と暗くなった
「もつといいね 家具が濡れると嫌だからね」
「ええ ほんとね」
話しているとマンションにつき車を駐車場に止め部屋に入った
神山と桃子はガラス戸を開けて空気を入れ替えたり簡単な掃除を始めた
桃子の携帯がなり出てみると輸入家具屋からの電話で
雨の心配があるので出来ればこれからお届けしたいと言われ
桃子もお願いしますと答えた
暫くすると家具の搬入が始まり1階のエントランスに全て運び込まれた
順番にエレベーターで部屋に運び込まれ開梱作業が始まると
今度は家電量販店の冷蔵庫など運び込みが始まった
家電製品が運ばれ指示した所に設置されるとタイミングよく
電気屋の通電が行われガスの開栓作業と安全点検が行われた
全てが終る頃に水道の開栓が行われると12時になっていた
神山は試しにクーラーを入れると静かに涼しい風が気持ちよかった
桃子はベッドを見て神山に
「神山さん 結構大きいのね 売場ではそんなに感じなかったけど」
「うん でもこのベッドなら縦に寝ても横になっても寝られるよ」
桃子は神山に抱きつきベッドに倒れ込むとキスをした
神山もベッドで戯れたかったが
「桃子 お昼を先にしようよ」
「そうね 何処で食べましょうか」
「そうしたら 渋谷に出ようよ あそこのホテルでいいでしょ」
「わぁ~嬉しいわ 中華がいいわ」
二人はシブヤ ハイアット ホテルの地下に行くと中華料理店に入った
神山はいつものように生ビールと単品の料理を注文した
食事が進むと桃子が招輿酒を呑むようになったが神山は生ビールにした
「ねえ 桃子 車の運転は?」
「ええ 出来ますよ」
「そうしたら 引越しが終ったら車をかおうね」
「えっ でも」
「大丈夫だよ 僕が出すから そうすればお買い物も楽しく便利になるよ」
「ほんとですか 私 今CMで流れているマーチがいいわ」
「うん わかったよ」
食事を終えお店を出ると輸入ランジェリーのお店に入り
カトリアーナが購入したブラジャーショーツセットを勧めた
桃子も大変気に入り8万円のセットを選ぶと
「ねえ神山さん 5セット買ってもいいかしら」
「いいよ 今 20%OFFだからもっと買っておけば」
「ふふふ でも又 来た時に買うわ」
神山は32万円をギフトカードで支払い店を出た
桃子は嬉しくて神山に抱きついて歩いていた
真紅のポルシェに乗ると代々木のマンションに向かい
途中の酒屋で缶ビールやブランデーなどを買い部屋に戻った
二人はすぐに浴室に入り湯船に浸かると神山は桃子を抱き寄せキスをした
浴室で交わり部屋に戻るとクーラーが効いていて気持ちよかった
ベッドでも桃子が積極的で神山も果てて寝てしまった
目が覚めると桃子が隣りでまだあどけなさを充分残した寝顔があった
神山が乳房を愛撫していると桃子が目を覚まして
「気持ちいいわ」
神山は乳房に顔を埋めると桃子は神山の頭をなでた
「さあ 会社にいくぞ」
「ふふふ は~い 分りました 私も支度しますね」
二人は出かける仕度をすると神山が桃子に現金200万円とギフトカード
300万円分を渡した
「えっ こんなに頂けないですよ」
「ほんと? じゃあ仕舞うよ」
「わぁ~ 頂きます ありがとうございます」
真紅のポルシェは千駄ヶ谷の桃子が住んでいるマンションに向った
駐車場に着くと雨が降ってきて車の中でキスをすると桃子が
「引越しの時はお願いします」
「うん 9時だよね だから少し早く来るよ」
桃子は再びキスをすると 神山は玄関で桃子を降ろすと手を振った
真紅のポルシェは銀座に向かい車をホテルの地下駐車場に止めた
神山は次長室のあるビルまで駆け足をして部屋に入った
「やあ こんにちわ 遅くなってごめんなさい」
「まあ 濡れているわ 傘は差さなかったの」
「持っていたけれど まあ面倒で差さなかったよ」
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