2012年8月23日木曜日

Vol.775 紫陽花 -3-48



映画の話を聞きながら乳房を愛撫した
祐子と神山は浴室で交わりベッドでは静かに抱き合い寝た

6月15日 月曜日 快晴
神山は朝食を終えるといつものように少し横になり30分眠った
祐子に起こされるとキスをして入金の準備をした
近くの銀行に電話をして現金の運搬を依頼し
暫くすると銀行員が現金袋を家の中に運び込んだ
事務所から運び出すと銀行の車に積み込み神山も同乗して銀行に向った
大口預金の部屋に入ると数人の行員が待機をしていて
現金袋から一万円札の束が順番に出され機械に掛け数えられたが
全て終るのに時間が掛かった
行員が全ての作業が完了し確認すると神山に
「22億円ですが 間違いないでしょうか」
神山が頷くと通帳を機械に掛けて入金額を記帳した
行員が神山を会社の車でスタジオまで送ると
「ありがとうございます 神山様 また高額の時にはご連絡をください」
神山が礼を言うと行員はお辞儀をして銀行に戻った

「祐子 じゃあ行ってきます」
「ええ 今日はどうですか?」
「う~ん 分り次第連絡するよ」
祐子はニコニコして神山を見送った
神山は真紅のポルシェに乗ると銀座の次長室に向った
部屋に入るとすぐに携帯電話がなり
「亜矢子です おはようございます」
「やあ おはよう 元気?」
「ええ 元気よ 喜んでください 私 20日の土曜日にお休みなの」
「えっ じゃあ 一緒に出られるね」
「ええ コースの方は大丈夫ですか?」
「うん 今連絡をとってすぐにそちらに電話をするよ」
神山は電話を切るとアルタの内藤に電話をして要件を伝えると
「分りました 折り返し電話をします」
神山はタバコを吹かしていると内藤社長から追加OKの連絡があった
「ありがとうございます 済みません それで追加になった分は
僕の方で支払いをしますよ」
「そうしたら 山ちゃん 佐藤部長に5万円を渡して下さい」
「でもそれでは 社長の負担が大きいでしょ 10万位出しますよ」
「ありがとうございます それでは10万渡して下さい」

神山は電話を切ると亜矢子に電話をした
「どうでした?」
「うん 大丈夫だよ 良かったね」
「そうすると お部屋が一部屋増やさないといけないから
追加一部屋分は 私が出しますね」
「うん 立て替えておいて 当日渡すよ」
「いいわよ その位大丈夫よ
それと由紀枝さんのお休みが今月余って18日からお休みよ」
「そうか じゃあ前日行って練習できるな」
「ふふふ でも19日は東京から来る人多いんでしょ」
「そうか でも大丈夫だよ 4時頃御殿場を出れば間に合うよ」
「いいわね ではお部屋の件は明日連絡するわね」
「ねえねえ 亜矢子 大体どのくらいで廻るの」
「そうね 大体85位だったわ でも今は分らないわ」
「でも85でエントリーしておいていいかな」
「ええ 構わないわよ」
「じゃあ」

神山は電話を切ると亜矢子のスコアをメモをした
組み合わせを作るにも女性達のハンデを決めるにもスコアが欲しかった
洋子が元気良く部屋に入ってきて
「あなたおはようございます 良いわよ あのクラブ」
「そうか 早速打ちにいったんだ」
「ええ 今までより全然力を入れなくても飛ぶのよ 凄いわ
だから変に力まないでしょ 疲れないのよね」
「よかったね 優勝候補だ」
「ふふふ それはあなたでしょ」
「今ね 亜矢子から電話があって 20日出られる事になったよ
それで前夜祭もOKで部屋も追加したよ」
「わぁ~ 凄いわね そうすると4組なの」
「うん そうなるね それで早速女性のスコアを確認してくれるかな
ほら ハンデを決めないといけないから」
「ふふふ 大丈夫よ アルタの小谷美佳さんは92でしょ





.