祐子が席に着くとビールが運ばれて神山は二人のグラスに注ぎ
「じゃあ 乾杯」
神山は洋食中心のメニューを選び祐子は純和風メニューだった
おつまみになる料理が多く神山はすぐにビールを追加して
「ここのモーニングは美味しいね 品数も多いしね」
「ええ 迷いますよ こんなにあると
でも それが良いのかも知れないわね 今日食べられなかったら
明日食べようとか 次に食べようと考えさせられるのも」
「うん そうだね でも安いよ これで1300円は」
「そうよね これだけ種類があるともっと高くても良いと思うわ」
二人は美味しく食べ終ると受付けで清算をしてマーチで帰宅した
スタジオに戻ると蒼いBMWから事務所にお金を運んだ
神山は一仕事を終えるとソファーで寛いだ
「祐子 少し寝かしてくれ」
祐子はニコニコして神山に
「30分で良いですか」
神山は頷くと目を瞑り眠った
30分経つと祐子が神山を起こした
「ありがとう 良く寝られたよ」
神山は立ちあがり祐子にキスをした
事務室に入りPCで昨日顧問や専務で迎えてくれた会社をみると
全ての会社に問題はなく業績もよく安心した
ソファーで祐子が用意してくれたコーヒーを飲むと
「祐子 事務所に現金が一杯ある 何かあった時は持てるだけ持って
逃げるようにしなさい いいね
それから 戸締りには充分気を付けてね」
「は~い 分りました」
二人はソファーでキスをしたり庭を眺め寛いでいると
神山の携帯電話が鳴り出てみると建築協会の安堂真由美からだった
昨日同様に真由美が今日面談に来る会社のリストを制作したので
事前に目を通して欲しいとの内容だった
神山は真由美に30分くらいしたらそちらに行く事を伝え電話を切った
「じゃあ 行って来ます」
「は~い 分りました 気を付けてね」
「うん 帰りが遅くなるから先に寝ていてね」
神山は祐子にキスをするとガレージにいき蒼いBMWに乗った
銀座の日本住宅建築基準協会までいくのに時間は掛からなかった
協会理事室に入ると安堂真由美がニコニコして迎えてくれた
「おはようございます 理事」
「ありがとう リストを作ってくれて」
神山がソファーに座ると真由美は麦茶を用意してくれた
麦茶をテーブルに置くときお辞儀をすると大きく開いた襟元から
豊かな乳房が覗き神山はドキドキした
真由美が自分の机からリストを持って神山の隣りに座り説明が始まった
「以上です それでこの赤い丸印は名前だけ貸して惜しいと言われた
会社で 条件は結構よかったですよ」
「例えば 出勤は2ヶ月に1回とか?」
「ええ あと決算の時だけで良いとか多いですよ
それで 以前の理事も名前だけ貸されていましたよ」
神山は書類に一通り目を通すと11時30分になっていた
「今日は20社だね 早く終りそうだね」
「ええ でもどうでしょう 名前貸しが多いから、、、」
神山は名前貸しの会社を見ると6社もあり考えた
「真由美 考えても仕方がないよ 少し早いけど食事にいこうよ」
「わぁ~嬉しいわ 誘っていただけるなんて」
真由美は自分の席から神山のところにきてキスをした
「おいおい わかったよ」
神山は乳房を揉むと真由美は
「ふふふ さきにご飯にしましょうよ なにがいいかな~」
「うなぎでも食べよう」
二人は鈴やのうなぎ屋に入り生ビールとおつまみを注文した
すぐに生ビールとおつまみが出てきて乾杯をすると真由美が
「今夜はお忙しいですか」
「う~ん 一応大丈夫だよ」
「わぁ~嬉しいわ PCで調べた料亭に予約を入れたいんですよ
安くて美味しくて寛げると出ていました
今朝電話をしたらまだ余裕があるといっていました」
「場所はどこ?」
真由美は神山の家のすぐ近くを言うと神山は
「うん いこう で予算はどのくらい?」
「ええ 一人3万くらいと言っていました」
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