2012年8月24日金曜日

Vol.776 紫陽花 -3-48



アレックスジャパンの篠原涼子さんは90よ ナタリー夫人は98よ
ニーナ・ニーナの由貴さんはそうね96かしら 桃子ちゃんも同じ
カトリアーナが88と言っていたわ 後は亜矢子さんと由紀枝さんね」
「うん 亜矢子は85って言っていたよ でも今は分らないって
由紀枝は祐子と同じ94にしておこうか」
「まあ そうねこれから本格的だから94でいいでしょ」
「で洋子が85か そうすると僕を80で それを基準にすると
ハンデ20がいなくなる訳だ」
「やっぱり 72で考えたほうがいいでしょ」
「はいはい そうします あ~あ 男はつらいよ 洋子と13か」
「ふふふ 楽しみね」
神山と洋子がハンデキャップで話し合い各人のスコアから72を引いて
それに8掛けする事でハンデが決まった

神山はGプロに部屋に行くと佐藤部長が
「山ちゃん 出来ましたよ」
「えっ 早いですね」
「ええ 実は土曜日に出勤して仕上げたんですよ」
神山は各ブースのパースをみて
「そうしたら企業に見せる前に静岡の御殿場プロジェクトチームに
一回見せて判断を仰ぎましょうか」
「そうですね その方が方針がハッキリするしいいですね」
神山は洋子に電話をして御殿場アウトレットプロジェクトの竹内直人と
連絡を取るよう指示をした
神山は各ブースの経費を聞くと鈴や食品だけが予算オーバーしていて
考えてしまった
「孝ちゃん ここの地下エリアをもっとアレックスカラーを出せないかな
そうすればアレックスもすんなりお金を出してくれると思うけど
今のままではきついね」
「分りました 山ちゃんの言う通りもう少し考えます」
電話が鳴り神山がでると洋子からで
「今 連絡が入りました 今日ですと15時から大丈夫と言われましたが」
「うん OKだ」
神山は洋子に下段階でお見せする旨を伝えて欲しいと指示をした
「佐藤部長 今日 15時にアポが取れました
そこで部長と孝ちゃん 一緒に行ってください
その方が変更があった時 速やかに変更作業に取り掛かれると思いますが」
「ええ 分りました」
「どうでしょう お昼を一緒に」
「そうですね 久しぶりに行きましょう」
「11時30頃にここを出て寿司屋に行きましょう
僕の方で手配しますから そのつもりでいてくださいね」
「また山ちゃんに世話になると なんか気が重いな~」
「大丈夫ですよ 早速手配しますから11時30分になったら
このビルの1階でお願いしますね」

神山は部屋に戻ると洋子に
「銀座築地 寿司屋いせ丸を11時30分 9名で予約を入れてください」
神山は由紀枝に電話をすると
「わぁ~神山さん おはようございます」
「うん? 今日はお休みか」
「ええ そうよ ねえ私18日からお休みなの だから練習できるわよ」
「うん 今朝 亜矢子から聞いたよ ところで今夜だけどなにか予定はある」
「ええ 勉強があるわ」
「そうか 折角そちらに行くのだけど無理か」
「もう 何時頃来れるの?」
「うん6時頃だと思うよ」
「そうしたらバーベキューをしましょうよ 準備するわ」
「うん 頼んだよ 又連絡するよ」
神山は電話を切ると洋子に
「ねえ洋子 真紅のポルシェを運転しないか」
「えっ 何処まで」
神山は御殿場プロジェクトチームの静岡まで蒼いBMWと一緒に来てもらい
帰りに佐藤と高橋を乗せて東京まで連れてきて欲しい事を言うと
「ふふふ いいわよ 私も乗りたかったのよ
でも由紀枝さんのところに泊まっても明日桃子ちゃんの引越しでしょ」
「うん 向こうを8時前に出れば充分間に合うよ」
「車はどうするの」
「フェアレディーZで一旦戻って蒼いBMWでここに来るよ」
洋子が頷くと神山は早速ホテルの地下駐車場に行き
貴婦人に乗り赤坂のスタジオに向った
ガレージに貴婦人を入れると祐子に
「今夜は帰れなくなった だから一人になるけれど頼んだよ」





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