途中コンビニで冷たいお茶やビールを買いマンションの駐車場に着くと
引越し屋の車から荷物が降ろされてエントランスに運び込まれていた
桃子が責任者に会うとカードキーを返して貰い自分で部屋に入った
早速ガラス戸を開けると僅かだが風が入ってきて気持ちよかった
神山は冷蔵庫にコンビニで購入したお茶などを仕舞うと
ダンボールが次々に運ばれてきたが大きな荷物が無く引越し屋の
責任者が桃子に
「これで全部ですよ ありがとうございます」
桃子は引越し屋さんに冷たいお茶を出して現金を10万円支払った
引越し屋が帰った後に神山が桃子に10万円を渡すと
「えっ でも、、、」
「じゃあ 仕舞うよ」
桃子はニコニコして
「わぁ~ 頂きます ありがとうございます」
桃子は部屋の家具を新しい物に変えたので気持ちが良かった
管理人が部屋に訪れて桃子に
「安田桃子さんですね」
「ええ 本日からここに住みます お願いします」
「こちらこそお願いしますね 実はゴルフセットが届いているんですよ
管理人室まで取りにきて頂けませんか お願いします」
神山と桃子は管理人室まで荷物を受け取りに行くと神山が先日配達を
依頼したアレックスのゴルフセットとボストンバッグが届いていた
神山と桃子は管理人から受け取ると部屋に戻りキャディーバッグをあけ
「わぁ~嬉しいわ これが評判のクラブね いい感じだわ
神山さん ありがとうございます」
そう言うと神山にキスをしてゴルフクラブを触っていた
「ほら 桃子 ダンボールを開けて片付けようよ」
「でも 神山さんがいると恥かしいわ」
神山は近くにあったダンボールを開けると冬のコートが出て来たので
桃子の指示を聞きながら片付けていった
ダンボールに丸の中に下と書かれた箱を開けると桃子が
「わぁ~ 駄目 もう」
神山は無視して開けると黒いビニール袋が出てきて開けてみた
「わぁ~ 桃子 ショーツが一杯出てきたよ ほら」
桃子は顔を赤くして神山の開けたビニール袋を取ると
「もう 捨てられなかったのよ 下手に捨てるとビニールを破かれた時
恥かしいでしょ だからそのまま持って来たのよ もう」
「ごめんごめん でもまだ穿けそうな感じだったよ」
「もう いいの 私のショーツは」
「そうか そうしたらこのエリアのゴミの日を確認して
ゴミの収集車の人に直接渡した方が安心だね」
「ええ そうします もう」
桃子は恥かしくて顔を赤くしたままダンボールを片付けていった
一段落すると神山は冷蔵庫からビールを出して桃子に
「さあ 機嫌を直して ねっ桃子ちゃん」
桃子はニコニコして
「もう あのショーツあげるわ でも祐子さんに私の名前を出さないって
約束できたらよ」
「う~ん 駄目だな う~ん」
「だったら ゴミやさんね いいのよ もう随分と穿いていたから
新しいのは神山さんに買ってもらえたし」
そう言うと桃子もビールを呑みバルコニーでキスをした
神山は時計を見ると12時前だったが桃子に
「桃子 そろそろお昼に行こうよ 地下の中華で良いでしょ」
桃子が頷くと神山は桃子にキスをして
蒼いBMWでシブヤ ハイアット ホテルに向った
地下の中華料理店に入るとサラリーマンが目立ちランチメニューを食べていた
ワイシャツの袖をめくりあげあつあつの料理を汗を流しながら
箸を忙しなく動かしていた
神山は単品の料理と生ビールを注文した
「嬉しいわ あんなに広いお部屋に住めるなんて」
「バルコニーも広いし気分がいいね」
「あそこでパターの練習も出来るかしら」
「う~ん ころころ転がる音が下の部屋に響くかもしれないよ」
「あっそうか あの下はお部屋か そうしたら止めた方がいいわね」
「うん 煩くすると苦情の元だからね」
神山と桃子は運ばれた料理を美味しく食べると
「桃子 最後にラーメンにしようか」
「ふふふ ええ半分ずつ」
神山はおつまみを食べながらビールを呑んだ
今日の桃子は招輿酒を呑まなかったので
「どうしたの 招輿酒は」
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