2012年8月31日金曜日

Vol.783 紫陽花 -4-49



途中コンビニで冷たいお茶やビールを買いマンションの駐車場に着くと
引越し屋の車から荷物が降ろされてエントランスに運び込まれていた
桃子が責任者に会うとカードキーを返して貰い自分で部屋に入った
早速ガラス戸を開けると僅かだが風が入ってきて気持ちよかった

神山は冷蔵庫にコンビニで購入したお茶などを仕舞うと
ダンボールが次々に運ばれてきたが大きな荷物が無く引越し屋の
責任者が桃子に
「これで全部ですよ ありがとうございます」
桃子は引越し屋さんに冷たいお茶を出して現金を10万円支払った
引越し屋が帰った後に神山が桃子に10万円を渡すと
「えっ でも、、、」
「じゃあ 仕舞うよ」
桃子はニコニコして
「わぁ~ 頂きます ありがとうございます」
桃子は部屋の家具を新しい物に変えたので気持ちが良かった
管理人が部屋に訪れて桃子に
「安田桃子さんですね」
「ええ 本日からここに住みます お願いします」
「こちらこそお願いしますね 実はゴルフセットが届いているんですよ
管理人室まで取りにきて頂けませんか お願いします」
神山と桃子は管理人室まで荷物を受け取りに行くと神山が先日配達を
依頼したアレックスのゴルフセットとボストンバッグが届いていた
神山と桃子は管理人から受け取ると部屋に戻りキャディーバッグをあけ
「わぁ~嬉しいわ これが評判のクラブね いい感じだわ
神山さん ありがとうございます」
そう言うと神山にキスをしてゴルフクラブを触っていた
「ほら 桃子 ダンボールを開けて片付けようよ」
「でも 神山さんがいると恥かしいわ」
神山は近くにあったダンボールを開けると冬のコートが出て来たので
桃子の指示を聞きながら片付けていった
ダンボールに丸の中に下と書かれた箱を開けると桃子が
「わぁ~ 駄目 もう」
神山は無視して開けると黒いビニール袋が出てきて開けてみた
「わぁ~ 桃子 ショーツが一杯出てきたよ ほら」
桃子は顔を赤くして神山の開けたビニール袋を取ると
「もう 捨てられなかったのよ 下手に捨てるとビニールを破かれた時
恥かしいでしょ だからそのまま持って来たのよ もう」
「ごめんごめん でもまだ穿けそうな感じだったよ」
「もう いいの 私のショーツは」
「そうか そうしたらこのエリアのゴミの日を確認して
ゴミの収集車の人に直接渡した方が安心だね」
「ええ そうします もう」
桃子は恥かしくて顔を赤くしたままダンボールを片付けていった
一段落すると神山は冷蔵庫からビールを出して桃子に
「さあ 機嫌を直して ねっ桃子ちゃん」
桃子はニコニコして
「もう あのショーツあげるわ でも祐子さんに私の名前を出さないって
約束できたらよ」
「う~ん 駄目だな う~ん」
「だったら ゴミやさんね いいのよ もう随分と穿いていたから
新しいのは神山さんに買ってもらえたし」
そう言うと桃子もビールを呑みバルコニーでキスをした

神山は時計を見ると12時前だったが桃子に
「桃子 そろそろお昼に行こうよ 地下の中華で良いでしょ」
桃子が頷くと神山は桃子にキスをして
蒼いBMWでシブヤ ハイアット ホテルに向った
地下の中華料理店に入るとサラリーマンが目立ちランチメニューを食べていた
ワイシャツの袖をめくりあげあつあつの料理を汗を流しながら
箸を忙しなく動かしていた
神山は単品の料理と生ビールを注文した
「嬉しいわ あんなに広いお部屋に住めるなんて」
「バルコニーも広いし気分がいいね」
「あそこでパターの練習も出来るかしら」 
「う~ん ころころ転がる音が下の部屋に響くかもしれないよ」
「あっそうか あの下はお部屋か そうしたら止めた方がいいわね」
「うん 煩くすると苦情の元だからね」
神山と桃子は運ばれた料理を美味しく食べると
「桃子 最後にラーメンにしようか」
「ふふふ ええ半分ずつ」
神山はおつまみを食べながらビールを呑んだ
今日の桃子は招輿酒を呑まなかったので
「どうしたの 招輿酒は」





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2012年8月30日木曜日

Vol.782 紫陽花 -4-49



6月16日 火曜日 快晴
神山は目が覚し由紀枝の白くて弾力のある乳房をやさしく揉んでいると
由紀枝も目を覚ました
「もう 駄目 おトイレにいくわ」
神山も後から入り由紀枝と一緒にシャワーを浴びた
新しいトランクスを穿いてバルコニーでタバコを吹かしていると
「ねえ お部屋がいいわ また、、、」
由紀枝は人差し指で下をさしていたので神山も頷き部屋に入り
「そうだね 又 言われるのもいい気分じゃないしね」
由紀枝はベッドに横になると神山に抱きついてキスをした
「由紀枝 どうしたの 昨夜から積極的だよ」
「だって 19日は会えても出来ないでしょ」
「でも 亜矢子が参加するから部屋割りが変わるよ」
「そうなの 良かったわ ふふふ」
「それと由紀枝もプレーが出来るよ」
「ありがとうございます 昨日亜矢子さんから電話がありました」
「悪い悪い すっかり忘れていたよ」
「もう 許さないわ」

今度は由紀枝が上になって神山の胸とか愛撫し肉棒も愛撫した
神山と由紀枝は充分高まると交わり果てた
由紀枝は簡単な朝食を用意して神山を呼んだ
神山は由紀枝に55万円を渡し
「はい ゴルフ練習場の分と牛肉分 足りるかな」
「ありがとうございます 充分よ」
由紀枝はニコニコしながら戸棚に仕舞い
「あなた ごめんなさいね 簡単で」
簡単と言っても結構なボリュームがあった
和洋折衷だがお中元の缶詰を上手に使いサンドイッチにしたり
素麺を春雨のようにスープにしたり考えて作られていた
「ふふふ 殆どが冷凍よ わかる」
「へぇ~ 分らないよ 上手だね 美味しいよ」
神山は由紀枝の顔を見ながら食べると由紀枝も神山の顔を見て食べた
食べ終わると神山は
「さあ 今日も暑くなるぞ 大変だなこれは」
「どうして」
「ああ 今日は桃子の引越しなんだよ 殆ど荷物は無いと言っていたけど」
「まあ 大変ね 今日も東京は暑くなるっていっていたわ」
「そうすると冷たい飲みものを用意しておこう」
「ええ そうね」
神山と由紀枝はキスをすると身支度をし神山は由紀枝に
「じゃあ 明日の夜に来るようにするよ」
「ほんと 嬉しいわ」
「うん だけど翌日はカトリアーナを拾って赤坂に戻って買い物がある」
「あら 彼女お休みなの」
「うん 18日から22日まで休みと言っていたよ
それで僕の所に泊まりたいと言うので どうぞと言うわけだよ」
「まあ いいわね」
「由紀枝も連休を取れるようになったら遊びに来なさいよ」
「ふふふ そうするわ」
由紀枝は時計を見ると
「わぁ~ 大変よ もうこんな時間 急ぎましょう」
神山は時計を見ると7時45分をさしていた
「由紀枝 まだ8時前だよ」
「ええ 今日は早く行って朝のお仕事を少し覚えるのよ」

神山と由紀枝は部屋を出ると駐車場でキスをして別れた
由紀枝がマーチに乗って手を振り駐車場を後にした
神山も蒼いBMWに乗ると駐車場を後にして千駄ヶ谷に向った
御殿場ICのところでガソリンスタンドに寄りハイオクを満タンにし
東名高速に入ると神山はスピードを上げた
渋谷ICで下りると千駄ヶ谷まですぐについた
9時には充分時間があり駐車場でタバコを吸い桃子の部屋にいった
「わぁ~神山さん おはようございます」
「やあ おはよう どう」
「ええ たった今 荷物を運んで出たところよ」
「えっ だって9時からでしょ」
「ええ 8時過ぎに電話があって こちらさえ良かったらすぐに
伺いますよって そう言われたの」
「そうか ごめんね」
「ええ いいの それで今はここの不動産屋を待っているところなの」
「そうか そうすると向こうに着いても部屋に入れないんだ」
「でも カードキーを渡したから入れるわ」
話をしていると不動産屋が来て桃子は鍵を渡し退室をした
神山と桃子は蒼いBMWに乗ると代々木の新しいマンションに向った





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2012年8月29日水曜日

Vol.781 紫陽花 -3-48



「そうしたら 一応先方に確認しておくよ」
「ええ そうしてくださいね お願いします」

二人は焼きあがった食材を食べると由紀枝がワインを用意して
「このワイン 美味しいわね 私 時々呑むのよ」
「うん 美味しいよ 無くなったら伊豆に電話をするよ」
「ふふふ 大丈夫よ そんなに呑まないから
そうそう 今日ねお買い物の時に下に住んでいる小野さんとお会いしたわ」
「ああ しゃぶしゃぶ屋のオーナーでしょ」
「ええ 話をしたの そうしたら宝石店も持っているって言っていたわ」
「はあ 凄いね そうするとあそこはアルバイトだね
税金対策で造ったんじゃないかな」
「なるほど そうね 宝石で欲しいものがあったら見に来なさいって」
「なるほどね 由紀枝 程ほどにね 決して自分のお金を見せないようにね」
「ええ 訳が分らないから信じられないもん」
「うん 話だけで済ませなさい しつこいようなら僕に連絡しなさいね」
神山は小野の印象をはっきり覚えているが余り好きになれないと感じていた
人の部屋に土足であがってくるようなずうずうしさも感じられ
由紀枝にもその事は分っているようだったが念をおした

「ところで由紀枝 ゴルフの練習はどこで出来るの?」
「ふふふ ほらあそこよ」
「だって この間見た時6月21日と書いてあったよ」
「ええ だけどねほらこのちらし見て」
チラシによると会員になると14日日曜日から利用出来る事が書いてあり
「私 50万円のA会員になったの」
会員はA、B、Cと3段階の会員制でA会員は会員の中でも最高のランクで
練習ボールはなん箱使っても無料でレッスンも通常30分1000円が
300円で受けられるなど良かった
「それだけではないのよ カフェがあってA会員だけドリンク無料なのよ
それで食べ物が半額なのよ」
「凄いね 毎日行ったら潰れるよ」
「ふふふ そうね でも大丈夫よ BやC会員からちゃんと取るでしょうし」
「そうしたら今日は打って来たの」
「ううん 気がついた時は時間が無かったから会員手続きだけで終わりよ
それで A会員は同伴者が2名までA会員と同じ待遇なのよ
だから私と一緒だとなん箱でも打てるわよ」
「それはありがたいね じゃあ僕がそのお金を出すよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます 助かるわ」
「でも それって年会費は」
「ええ 2万円でどのランクの会員も同額だったわ」
「よかったね」
「だから18日に来れたら朝から夜までいられるわよ」

二人はゴルフの話で盛り上がりすっかり暗くなると神山が
部屋に入って照明をつけ肉を焼き始めた
今夜の牛肉はとても美味しいので聞いてみると
「ふふふ うちのステーキハウスで分けてもらったのよ 内緒でふふふ」
「おいおい 怒られるよ亜矢子に分ったら」
「大丈夫よ 分けて貰ったっていってもお金は払ったわよ 余計に」
「それで美味しいのか でも高かったでしょ そんなにしなくてもいいのに」
「いいのよ だって毎日なら大変よ でも1週間に1回でしょ
だったら美味しいのを食べても怒られないわよ」
「ありがとうございます 気を使ってくれて」

ガーリックライスを食べ終ると
由紀枝は野菜を炒め小分けにして冷凍庫に入れた
ワインを呑みながらタバコを吹かし寛ぐと由紀枝が
「さっきの話だけど 私 ここに居たほうが良いかな
だって 東京には洋子さんや由貴さん桃子さんもいるでしょ
一緒に居たいけど ここなら私だけだから ここにいようかな」
「うん 強制はしないよ ただメイドクラブには聞いておくよ ねっ」
「うん お願いします さあ 片付けてお風呂に入りましょうよ」
食器やバーベキューセットの後片付けをして早めに浴室に入った
今夜の由紀枝は積極的で浴室でSEXをしてもベッドではさらに
貪欲に神山を求めた
「由紀枝 もう寝ようよ ねっ」
「う~ん もう一回ちょうだい ねっ」
最後は神山が降参をし許して貰えた





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2012年8月28日火曜日

Vol.780 紫陽花 -3-48



個人タクシーに乗車する事が出来 神山と洋子にお辞儀をし県庁を後にした
「ねえ アルタの佐藤部長たち 静岡駅から新幹線に乗れば早いわよね」
「うん 任せるよ 明日出勤してくれれば問題ないさ」
「そうね では私はこの車を赤坂に戻しますね」
「うん お願いしますね 明日何かあたら携帯に電話を下さい」
「ええ では失礼します」
「うん 気を付けてね」
神山はポルシェ911ターボの鍵を洋子に渡すと嬉しそうに乗車した
「では気を付けてね バイバイ」
洋子はニコニコして真紅のポルシェを走らせ県庁を後にした
神山は由紀枝に電話をするとなかなか出なかったが
「ごめんなさい 今 お買い物中で気がつかなかったの」
「こちらこそごめんね 1時間くらいでつくよ」
「わぁ~早いのね 待っています」
神山は電話を切ると祐子に電話をして洋子が2時間位でいく事を伝えた
「うん でも2時間掛からないと思うけどね」
「は~い 分りました 待っていますね」
「うん フェアレディーZの鍵はわかった?」
「ええ もう準備してありますよ」
「では 頼んだよ」
「は~い 分りました」
神山は電話を切るとBMWアルピナB12に乗り御殿場に向った
静岡ICで東名高速に入るとスピードを上げ追越を繰り返した

由紀枝のマンションに着くと車を駐車場に止めて部屋に向った
「わぁ~お帰りなさい」
由紀枝はドアを開けて神山の帰りを出迎えると抱きついてキスをした
「ありがとう 結構早かったでしょ」
「ええ 嬉しいわ さあ中にはいって」
部屋に入ると南側のガラス戸は空けられていて風が気持ちよかった
「やはり都会と違って涼しいね」
「ねえ 先にシャワーを浴びて その間に準備をするわ」
「うん ありがとう」
神山はバッグなど着ているものを寝室におき裸でキッチンの前を歩くと
「もう ぷらぷらさせて バスタオルがあったでしょ」
神山は由紀枝にキスをすると浴室でシャワーを浴びた
簡単にシャワーで洗い流し部屋に戻るとトランクスにTシャツをきた
「バーベキューセットのボンベも予備を買っておいたの」
由紀枝が準備をしているので神山が組み立てをしてバルコニーにセットした
「さあ 準備はOKだよ由紀枝」
「は~い 分りました もっていきますね」
神山も食材など運ぶのを手伝い由紀枝がビールを持ってくると
「では 乾杯」
「お疲れ様でした かんぱい」
由紀枝はニコニコしてビールを呑んだ
神山は食材を鉄板で焼き始めた

新鮮な魚介類の美味しそうな匂いが漂った
「どう ホテルは?」
「ええ 任せて 今はフロント業務でも殆ど任されているわ」
「凄いね 亜矢子も言っていたよ 助かるって」
「人事部長の坂井さんも凄く優しくていい人よ 亜矢子さんと同じ様に
綺麗で美しくて ふふふ」
「なんだよ」
「ううん きっと神山さん ファンになるわよボインよ」
「おいおい ボインで美しければなんでも良い訳じゃないよ もう」
「でも 向こうにその気があったらどう?」
「う~ん 考えるけれどね」
「私 矢田部さんに聞いたら 亜矢子さんとあなたの関係を知っていて
矢田部さんもあなたに会いたいって」
「ああ あのサブマネージャーか 彼女も綺麗で美しいよね」
「ええ 亜矢子さんがこの頃綺麗になったので矢田部さんが聞いたらしいの
そうしたら亜矢子さんは名前を挙げなかったけど気付いたみたいね
勿論 私も何も言わないわよ」
「そうか でも自然の成り行きだからね」
「ふふふ 私は邪魔はしませんよ ただねえ一緒の時間が少なくなると
凄く寂しいわ」
「ねえ 由紀枝 そうしたら東京にくるか」
「えっ 東京、、、」
「うん 今 祐子が勤めているメイドクラブに就職すればうちに来れるよ」
「わぁ~ 凄いわ そんなこと出来るかしら」
「うん 問題ないよ」
「嬉しいわ でも良いのかしら、、、」





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2012年8月27日月曜日

Vol.779 紫陽花 -3-48



神山がゆっくり本線に入ると洋子もピッタリついて入線した
真紅のポルシェがスピードを上げると洋子も付いていき離されなかった
神山はエンジンの回転数を確認するとまだ余裕があることを確認した
少しずつ回転数を上げていくとなるほど気持ちよくターボが効いて
スピードが乗ってきた

暫く走り静岡ICを出て北上をすると静岡県庁についた
約束の15時までには充分時間があまり神山と洋子は安心したが
高橋と佐藤は別の意味で安心した
洋子も運転中は余計な事を話さないので佐藤が神山に
「ねえ 山ちゃん 一体なぜ2台で走るの」
「ああ 済みませんでした 僕はこのあと用事があり
帰りは洋子の運転で銀座まで戻って頂きます」
「えっ そんな」
「ええ 心配ないですよ 上手な運転ですよ」
高橋と佐藤は顔を見合わせて神山に
「ねえ山ちゃん 気を悪くしないでね タクシーで帰るよ お願いします」
「ははは いいですよ 別に」
神山は10万円を出して佐藤に
「では これを使ってくださいよ 領収書は不要です」
「いいよ 山ちゃん こちらの我侭なんだから なあ高橋君」
「でも部長 山ちゃんが言っているので頂きましょうよ ねっ」
佐藤はしぶしぶ神山から10万円を受け取り
「山ちゃん 本当に申し訳ない」
「ははは 最初はだれも驚きますよね いですよ
洋子 孝ちゃんと佐藤部長だけど帰りはタクシーで帰るって」
「まあ 残念ね」
「洋子 そうしたらその真紅のポルシェを赤坂に置いてフェアレディーZで
銀座に戻ってくれる」
「ええ いいわよ」
「そうしたら 祐子に電話をして鍵を用意しておくよ お願いしますね」
「だったら 祐子さんと夕飯を食べようかしら」
「うん じゃあこれを使って タクシー代と一緒」

神山は10万円を出すと洋子に渡した
「だけど Zをホテルの駐車場にいれてからだと遅くならないかな」
「大丈夫よ ここを5時に出ても7時前には着くでしょ」
「うん そうしたらこれから電話をしておくよ」
神山は祐子に電話をしてフェアレディーZの鍵の件と夕飯の事を話すと
喜び楽しみに待っていると言った
「洋子 OKだよ そうしたらZで銀座まで一緒にいってそれから
どこか美味しい所に連れて行ってくれる」
「ええ 任せて」
4人は静岡県庁国土開発課のロビーで待っていると山城恵子が 
御殿場アウトレットプロジェクトの部屋から出てきた
「お待たせしました 神山様 お久しぶりです」
山城係長はニコニコして神山達を部屋に迎えた
「やあ神山さん お久しぶりです」
「竹内さん お久しぶりです」
4名が椅子に座ると神山が竹内に
「早速ですが 各ブースのスケッチが出来上がりました
まだクライアントの了解は取ってませんが そこでこの方向性でよければ
このまま進める事にします その判断をお願いしようとお持ちしました」
リーダーの竹内と山城は各ブースの外観パースを見ると驚きながらみて
展開パースも頷きながら見ると神山に
「大丈夫ですよ しかし大胆な発想ですね」
「ええ ありがとうございます 何しろリピートの事を考えました」
竹内達の細かい所の指摘に神山や高橋が答えていき方向性について
問題なく原案がとおった

「竹内さん ありがとうございます」
神山と竹内は握手を交わし山城に
「貴方のお陰で工事がだいぶ早く着工出来そうです ありがとうございます」
「よかったわ 少しでもお役に立てて」
4人は県庁をでるとまだ夏の日ざしがさしていた
神山が佐藤部長に
「部長 良かったですね」
「ええ これでようやく進みます」
「各クライアントに対して基本的にはこのパースを使うとして
あと 県から指摘の有った部分を修正していきましょう
展開パースも指摘があったところは修正をしてください
来週に入ったら各クライアントと打ち合わせをするようにします」
高橋と佐藤はタクシーを拾い運転手に行き先を伝えると何台か断られたが





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2012年8月26日日曜日

Vol.778 紫陽花 -3-48



「よかった ありがとう」
「そうしたら美佳ちゃんをこちらに呼べばいいわね」
「うん じゃあ連絡をしてね 4時半までに来るように」
「ええ 分ったわ」
皆はゴルフの話題で盛り上がり食事も楽しく終えた
神山が女将にお会計を頼むと7万円と言われ現金で清算した

タクシーで各自が部屋に戻ると神山が洋子に
「1時に出るから寝かしてくれ」
「ふふふ 私も寝るわ」
「そうだね」
神山と洋子はソファーに横になりすぐに眠った
1時にセットした目覚ましと電話で二人は目を覚ました
洋子が電話に出るとアルタの佐藤部長からで準備が出来たと言われ
「そうしましたら このビルの出口でお待ちください
神山とすぐに下りますから」
電話を切ると洋子はバッグを持って神山を待った
神山は缶コーヒーを半分飲み洋子に渡すとニコニコして飲んだ
二人は部屋を出るとポルシェ911ターボの鍵を洋子に渡した
出口に着くと高橋と佐藤が大きなバッグを持って待っていた
「済みません 今 車を出してきます」
神山は洋子と駐車場に入り洋子が真紅のポルシェに乗ると
気持ちよさそうに駐車場を後にした
神山も蒼いBMWに乗ると駐車場を出て高橋と佐藤部長を乗せた
前に止まっている洋子に神山が
「東名の静岡ICだよ 首都高は銀座からはいるよ」
「りょうか~い」

洋子はゆっくりと走り出して大通りに出ると神山を待った
信号で並ぶと洋子がにやっとしたので神山が頷き青に変わると猛発進した
神山も少し遅れて発進し余裕で洋子の後ろを走った
首都高に入ると洋子のポルシェ911ターボはますますスピードを上げた
神山は首都高で洋子を追越するのは止めて後ろに着いた
同乗している高橋と佐藤はスピードが速いので怖がった
「山ちゃん いつもこんなに早いの?」
「うん まあ」
神山は運転に集中しているので曖昧な返事をした
暫くすると東名に入り車の台数も少し少なくなると洋子はさらに
スピードを上げていった
「おいおい そんなに出して壊さないでよ」
神山は洋子の運転は信じているが車を壊されるのが心配だった
「山ちゃん 田所さんって レーサーをしていたの」
「さあ 聞いたこと無いけど」
「山ちゃんも早いけど 彼女も早いね」
「うん エンジンが少し心配 でも大丈夫ですよ」
東名用賀から静岡ICまで約160kmなので1時間位だった
でもこのスピードだともっと早く着く事になる
洋子の車にピッタリ着いていたが 神山はストレートの良く見えるところで
追い越しをすると洋子はにっこと笑い神山の後ろに入った
これだけ早いと高橋と佐藤は少し怖くなり体を緊張させた
神山は話し掛けられないので運転に集中できた
バックミラーを見ると洋子が左ウインカーを出していたので
神山もウインカーをだしてサービスエリアに入り車を止めた
「ごめんなさい おトイレに行きたくなったの」
「そう言われれば いきたくなった
孝ちゃん 部長 おトイレ休憩10分取りますよ」
高橋と佐藤はようやく車の外に出ると4人乗りの車なのに何故2台で
走るのか訳が分らなかった
「洋子 飛ばしたね」
「ええ 気持ちよかったわ 久しぶりよ」
「エンジンは 大丈夫ですか?」
「ええ 赤までいかないわよ 壊したら大変ですもの」
二人はトイレから出ると缶コーヒーを半分ずつ飲んだ
神山がタバコを吸い始めると洋子が
「ねえ 今度はBMWアルピナB12に乗りたいな」
「交代しようか いいよ」
「そうしたら 私 あなたの後ろに入るわね」
「うん ハンドルも扱いやすいよ」
二人は車に戻ると神山はポルシェ911ターボに乗り洋子は
BMWアルピナB12に乗った
佐藤と高橋は運転が洋子に変わったので理由を尋ねた
「ええ これで思い切り走ってみたいの」
二人は言葉をなくしまた緊張した





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2012年8月25日土曜日

Vol.777 紫陽花 -3-48



「は~い 分りました 明日はどうですか」
「うん 桃子の引越しでどうなるか検討がつかない 分り次第連絡をするよ
何かあったら携帯に連絡を下さい」
「大丈夫ですよ ご安心下さい 気を付けて行ってらっしゃい」

神山は蒼いBMWをガレージから出すと銀座に向った
車をホテルの地下駐車場に止めると警備員が挨拶をした
神山は次長室に戻ると洋子に真紅のポルシェの鍵を渡した
「洋子 ガソリンだけど多分向こうまで持つと思うけど念のために
満タンにしておいてくれるかな」
神山は蒼いBMWの鍵も渡した
洋子は車の鍵を持ちニコニコしてすぐに部屋を出て行った 
神山は御殿場プロジェクトチームに提出する書類をもう一度点検し
不明瞭な所に印をつけるとコピーを取った
暫くすると洋子が戻って来て
「両方とも満タンにしておいたわ でも凄いわねBMWアルピナB12って
アクセルを吹かせなかったわ」
「うん そうだろう 高速に入ると気持ちがいいよ
200なんて苦にならないからね まだ余裕があるもの」
「そうでしょうね」
「どうだい 買う?」
「ううん 駄目よ 母の目が黒いうちは」
「まあ 時間があるときに使いなよ」
「ほんと 嬉しいわ」
神山は鍵を受け取ると書類を洋子に渡し読んでおくように指示をした
11時30分少し前になると洋子が先に部屋を出てタクシーを拾い待った
神山が下に行くと丁度全員が集まり3台のタクシーで
銀座築地 寿司屋いせ丸に向った

暖簾をくぐりガラス戸を開けると女将が丁寧にお辞儀をして
いつも利用している奥の座敷に案内してくれた
座卓に着くと佐藤部長が神山に
「これで上手く行けば後はクライアントですね」
「うん そうですね まあどこもこちらを信頼してくれているから
そんなに大きな問題は無いと思いますよ」
女将が鮮魚のおつまみとビールを運んできた
洋子やアルタの若いのが皆のグラスにビールを注ぐと神山が
「まずは第一歩 かんぱい」
アルタの面々は一応一安心した
高橋が神山に
「山ちゃん 今度の20日のゴルフだけどハンデはどうするの」
「大丈夫ですよ 男性はオールスクラッチだよ」
「へぇ~ 本当ですか」
「まあ 女性軍が頑張るから応援しようよ」
それを聞いた内野は
「あのーそうすると貯金をおろさないと不味いですね」
「まあ 頑張ればおろすことないだろう 貰えるよ」
「あ~あ やっぱりおろしておこう」
内野は先々月の池ポチャの後遺症が残っているのか話が弾まなかった
田中は小谷美佳のスコアを聞いて
「そうすると92で廻ってハンデ16を引くと76 えっ そうすると
80で廻っても負けになるのか わぁ~大変だ
神山次長 僕らにもハンデをくださいよ」
「おいおい 幸三ちゃん そんな弱気でどうするの いいじゃないの
負けても それとも何か不味い事でもあるの」
「そんな ほら やっぱり先輩として ねえ」
「ははは 良いじゃないの 拘らなくても 現に 僕も洋子さんに負けるよ
でも それはそれ ねっ」
やり取りを聞いていた洋子が
「たまには先輩が後輩に負けても良いじゃない 潔く負けって」
「そうだよ その方が先輩らしいよ」
話がゴルフで盛り上がっている中 やはり内野は静かだった

神山がリーダーの高橋に
「孝ちゃんね 向こうで前夜祭をするんだよ それでこちらを
早く出てもらいたいんだ 途中で美佳ちゃんを拾わなければいけないしね」
「そうですね それに車も用意しないといけないし、、、」
「車はどうするの」
「ええ 会社のバンを利用する事になっていますが 当日お昼まで現場で
それからとなると危ないので自分の車か 横浜の車を考えています」
「うん 車は早めに押えた方がいいよ
それと 洋子さん 美佳ちゃんの早退は大丈夫ですか?」
「ええ この間電話をした時に人事の武田さんに話をしてあるわ」





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2012年8月24日金曜日

Vol.776 紫陽花 -3-48



アレックスジャパンの篠原涼子さんは90よ ナタリー夫人は98よ
ニーナ・ニーナの由貴さんはそうね96かしら 桃子ちゃんも同じ
カトリアーナが88と言っていたわ 後は亜矢子さんと由紀枝さんね」
「うん 亜矢子は85って言っていたよ でも今は分らないって
由紀枝は祐子と同じ94にしておこうか」
「まあ そうねこれから本格的だから94でいいでしょ」
「で洋子が85か そうすると僕を80で それを基準にすると
ハンデ20がいなくなる訳だ」
「やっぱり 72で考えたほうがいいでしょ」
「はいはい そうします あ~あ 男はつらいよ 洋子と13か」
「ふふふ 楽しみね」
神山と洋子がハンデキャップで話し合い各人のスコアから72を引いて
それに8掛けする事でハンデが決まった

神山はGプロに部屋に行くと佐藤部長が
「山ちゃん 出来ましたよ」
「えっ 早いですね」
「ええ 実は土曜日に出勤して仕上げたんですよ」
神山は各ブースのパースをみて
「そうしたら企業に見せる前に静岡の御殿場プロジェクトチームに
一回見せて判断を仰ぎましょうか」
「そうですね その方が方針がハッキリするしいいですね」
神山は洋子に電話をして御殿場アウトレットプロジェクトの竹内直人と
連絡を取るよう指示をした
神山は各ブースの経費を聞くと鈴や食品だけが予算オーバーしていて
考えてしまった
「孝ちゃん ここの地下エリアをもっとアレックスカラーを出せないかな
そうすればアレックスもすんなりお金を出してくれると思うけど
今のままではきついね」
「分りました 山ちゃんの言う通りもう少し考えます」
電話が鳴り神山がでると洋子からで
「今 連絡が入りました 今日ですと15時から大丈夫と言われましたが」
「うん OKだ」
神山は洋子に下段階でお見せする旨を伝えて欲しいと指示をした
「佐藤部長 今日 15時にアポが取れました
そこで部長と孝ちゃん 一緒に行ってください
その方が変更があった時 速やかに変更作業に取り掛かれると思いますが」
「ええ 分りました」
「どうでしょう お昼を一緒に」
「そうですね 久しぶりに行きましょう」
「11時30頃にここを出て寿司屋に行きましょう
僕の方で手配しますから そのつもりでいてくださいね」
「また山ちゃんに世話になると なんか気が重いな~」
「大丈夫ですよ 早速手配しますから11時30分になったら
このビルの1階でお願いしますね」

神山は部屋に戻ると洋子に
「銀座築地 寿司屋いせ丸を11時30分 9名で予約を入れてください」
神山は由紀枝に電話をすると
「わぁ~神山さん おはようございます」
「うん? 今日はお休みか」
「ええ そうよ ねえ私18日からお休みなの だから練習できるわよ」
「うん 今朝 亜矢子から聞いたよ ところで今夜だけどなにか予定はある」
「ええ 勉強があるわ」
「そうか 折角そちらに行くのだけど無理か」
「もう 何時頃来れるの?」
「うん6時頃だと思うよ」
「そうしたらバーベキューをしましょうよ 準備するわ」
「うん 頼んだよ 又連絡するよ」
神山は電話を切ると洋子に
「ねえ洋子 真紅のポルシェを運転しないか」
「えっ 何処まで」
神山は御殿場プロジェクトチームの静岡まで蒼いBMWと一緒に来てもらい
帰りに佐藤と高橋を乗せて東京まで連れてきて欲しい事を言うと
「ふふふ いいわよ 私も乗りたかったのよ
でも由紀枝さんのところに泊まっても明日桃子ちゃんの引越しでしょ」
「うん 向こうを8時前に出れば充分間に合うよ」
「車はどうするの」
「フェアレディーZで一旦戻って蒼いBMWでここに来るよ」
洋子が頷くと神山は早速ホテルの地下駐車場に行き
貴婦人に乗り赤坂のスタジオに向った
ガレージに貴婦人を入れると祐子に
「今夜は帰れなくなった だから一人になるけれど頼んだよ」





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2012年8月23日木曜日

Vol.775 紫陽花 -3-48



映画の話を聞きながら乳房を愛撫した
祐子と神山は浴室で交わりベッドでは静かに抱き合い寝た

6月15日 月曜日 快晴
神山は朝食を終えるといつものように少し横になり30分眠った
祐子に起こされるとキスをして入金の準備をした
近くの銀行に電話をして現金の運搬を依頼し
暫くすると銀行員が現金袋を家の中に運び込んだ
事務所から運び出すと銀行の車に積み込み神山も同乗して銀行に向った
大口預金の部屋に入ると数人の行員が待機をしていて
現金袋から一万円札の束が順番に出され機械に掛け数えられたが
全て終るのに時間が掛かった
行員が全ての作業が完了し確認すると神山に
「22億円ですが 間違いないでしょうか」
神山が頷くと通帳を機械に掛けて入金額を記帳した
行員が神山を会社の車でスタジオまで送ると
「ありがとうございます 神山様 また高額の時にはご連絡をください」
神山が礼を言うと行員はお辞儀をして銀行に戻った

「祐子 じゃあ行ってきます」
「ええ 今日はどうですか?」
「う~ん 分り次第連絡するよ」
祐子はニコニコして神山を見送った
神山は真紅のポルシェに乗ると銀座の次長室に向った
部屋に入るとすぐに携帯電話がなり
「亜矢子です おはようございます」
「やあ おはよう 元気?」
「ええ 元気よ 喜んでください 私 20日の土曜日にお休みなの」
「えっ じゃあ 一緒に出られるね」
「ええ コースの方は大丈夫ですか?」
「うん 今連絡をとってすぐにそちらに電話をするよ」
神山は電話を切るとアルタの内藤に電話をして要件を伝えると
「分りました 折り返し電話をします」
神山はタバコを吹かしていると内藤社長から追加OKの連絡があった
「ありがとうございます 済みません それで追加になった分は
僕の方で支払いをしますよ」
「そうしたら 山ちゃん 佐藤部長に5万円を渡して下さい」
「でもそれでは 社長の負担が大きいでしょ 10万位出しますよ」
「ありがとうございます それでは10万渡して下さい」

神山は電話を切ると亜矢子に電話をした
「どうでした?」
「うん 大丈夫だよ 良かったね」
「そうすると お部屋が一部屋増やさないといけないから
追加一部屋分は 私が出しますね」
「うん 立て替えておいて 当日渡すよ」
「いいわよ その位大丈夫よ
それと由紀枝さんのお休みが今月余って18日からお休みよ」
「そうか じゃあ前日行って練習できるな」
「ふふふ でも19日は東京から来る人多いんでしょ」
「そうか でも大丈夫だよ 4時頃御殿場を出れば間に合うよ」
「いいわね ではお部屋の件は明日連絡するわね」
「ねえねえ 亜矢子 大体どのくらいで廻るの」
「そうね 大体85位だったわ でも今は分らないわ」
「でも85でエントリーしておいていいかな」
「ええ 構わないわよ」
「じゃあ」

神山は電話を切ると亜矢子のスコアをメモをした
組み合わせを作るにも女性達のハンデを決めるにもスコアが欲しかった
洋子が元気良く部屋に入ってきて
「あなたおはようございます 良いわよ あのクラブ」
「そうか 早速打ちにいったんだ」
「ええ 今までより全然力を入れなくても飛ぶのよ 凄いわ
だから変に力まないでしょ 疲れないのよね」
「よかったね 優勝候補だ」
「ふふふ それはあなたでしょ」
「今ね 亜矢子から電話があって 20日出られる事になったよ
それで前夜祭もOKで部屋も追加したよ」
「わぁ~ 凄いわね そうすると4組なの」
「うん そうなるね それで早速女性のスコアを確認してくれるかな
ほら ハンデを決めないといけないから」
「ふふふ 大丈夫よ アルタの小谷美佳さんは92でしょ





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2012年8月22日水曜日

Vol.774 紫陽花 -3-48



おちんちんをパンストで刺激を与えた
神山が上になり真由美のブラジャーの上から乳房を揉むと喘ぎだし
自分でフォックをはずすと豊かな乳房が現れた
神山が乳房を揉みながら乳首を優しく振動させると真由美は更に喘ぎ
肉棒を上下に動かし亀頭をパンストに擦りつけた
「真由美 気持ち良いよ」
「まあ 私のあそこよりパンストの方がいいのかしら」
真由美はそう言いパンストとショーツを脱ぎ肉棒をクリトリスに擦りつけた
「わぁ~ 真由美 凄いぞ もうべちょべちょだよ」
「当たり前でしょ ずーっと我慢していたんですよ」
神山は指でクリトリスを愛撫すると真由美は体を反らせて
「ねえ だめよ いくわ やめて」
神山は更に膣にも指をいれて動かすと真由美は体をがくがく震わせ
「いく~ あっ~ あっ~ あっ あっ」
真由美が果てると神山は空かさず肉棒を膣に挿入すると真由美は
「ぎゃあ~ あうぅ あぅ~ いいわ~」
「僕も 気持ち良いよ」
神山は真由美の体を裏返しにしたり体位を楽しむと真由美は
「もうだめ いきそうよ きて おねがい」
真由美を仰向けにすると白い足をV字型に持ち上げ腰を少しあげると
肉棒を下から突きあげた
「あっ あっ きて いきそうよ ね」
神山も真由美の膣が狭まり亀頭の充血が充分になると
「だめ かたいわ うっ~ あっ~ あっ~ あっ あっ」
真由美は体をガクガクさせた時に神山もスペルマを発射した
神山は真由美の上に伏せると真由美はキスをしニコニコして神山を見つめた
肉棒を抜こうとすると真由美が制止しそのままでいると
膣の中が動き始め真由美が喘ぎだした
「久しぶりよ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
「中に生き物がいるみたいだ 早くなってきたよ」
真由美は更に早くなると自分の腰を動かし始めた
神山も真由美の腰に合せて動かすとすぐに気持ちよくなり亀頭も
反応して充血が始まり硬くなった
「もう だめ いきそう あつっ あうぅ あぅ~」
「だめだ でるよ」
「きて あっ あっ ぎゃあ~」
神山と真由美は一緒に果てた
真由美はまだ体を痙攣させていて神山が抱いても収まらなかった
「わぁ~ 素敵よ 初めてよ こんなに歓びの大きいSEXって」
「少しは役にたったかな」
「ううん 一杯よ 私 おりこうさんにするから一杯抱いてね」
神山は答える代わりにキスをすると真由美は舌を絡めてきた

そのあとも交わると真由美も充分満足し
「ありがとうございます ふふふ 素敵なSEXだわ」
二人はシャワーで簡単に洗い流し帰り仕度を始めた
真由美がバッグから別のショーツを出すと
「どうしたの?」
「だって あなたと会うと濡れてくるの だから何枚か持っているのよ」
「そうか」
「私って 好きな人と会っているだけでグチョグチョになるのよ
だからゴルフの時は大変よ タンポンを用意するのよ」
「えっ ゴルフでタンポン」
「ええ 街中だとおトイレで穿き替えが出来るけどゴルフ場はねえ」
「そうか そうすると生理の時は特大のタンポンが必要だね」
「もう そんな大きいの入れたら取れないでしょ もう」
二人はそんな話をしながら仕度を終えると神山はブラウスを着る前に
ブラジャーの上から乳房を揉みはじめ軽くキスをした
真由美はニコニコして神山の頭を撫でて
「もうお終いよ 帰れないでしょ」
真由美の仕度が終ると部屋の電話で帰る事を伝えると仲居が
「ありがとうございます お会計はお料理とお飲物の追加で8万円です」
神山は仲居が部屋にくると8万円を支払うと仲居が玄関まで案内した
料亭を出ると表通りでタクシーを拾い真由美を乗せ見送った
神山は歩いてスタジオに戻ると昨日と同じ様に祐子が起きていた

「わぁ~お帰りなさい」
「ただいま まだ起きていたの」
「ええ 今までTVで映画を見ていたの もうすぐ寝るところよ」
「そうか 祐子 2階においで」
「わぁ~嬉しいわ 仕度をしますね」
神山は2階の主賓室にいくと着替えをして下着やシャツをバスケットに
入れると棚からブランディーを出して祐子の分も用意した
祐子が2階の主賓室にくると二人でブランデーを呑み





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2012年8月21日火曜日

Vol.773 紫陽花 -3-48



振込み日が土日祝日の場合は前営業日に振込み
【安堂 真由美 殿 右のもの 本日を持って株式会社都市開発社
神山 龍巳 顧問専属秘書を任命する
平成10年6月14日 株式会社都市開発社 社長  浜屋 大助】  
待遇条件は課長職で毎月50万円手当て60万円 20日振込み
賞与は神山と同じだが各回5か月分となった

神山は14社分の風呂敷包みを開けると現金が7億8千万円もあった
「真由美 手伝ってください」
真由美は驚きながら神山を手伝い包みに入れた現金を
台車に乗せて蒼いBMWに運んだ
「ありがとう 助かったよ 一人だとこぼすからね」
「でも 凄い金額ね 信じられないわ」
「まあ さっきも言ったがお中元も入っているでしょ
さあ それでは料亭にいこうか」
安堂真由美はニコニコして蒼いBMWに乗ると銀座を後にした
赤坂の料亭たなかにつくと真由美を降ろし
「近くの駐車場に置いてくるよ」
神山はスタジオに蒼いBMWを置くと祐子に
「祐子 これからまだ仕事があるので先に寝ていいよ」
「は~い 分りました 気を付けてね」

神山は歩いて料亭たなかに戻ると仲居が部屋まで案内してくれた
昨日とは違う部屋だったが間取は同じで襖が2箇所有り一つは舞妓さんが
芸を見せる場所でもう片方は床が用意されていた
仲居がビールや料理を運ぶ前に神山に酌婦を聞かれたが断った
神山は二人きりになると真由美を自分の脇にくるよう手招きした
ニコニコして神山の隣に座った
「やっぱりこうして座ると嬉しいわ」
真由美は神山にキスをすると目を潤ませた
仲居が障子を開け入って来ると真由美は慌てて座りなおすと
料理がテーブルに並べられしゃぶしゃぶ鍋も置かれた
昨日と料理内容が違い又楽しめた
ビールを二人のグラスに注ぐと神山が
「今日は色々とありがとう 助かったよ」
「いいえ 私こそ凄い収入になりますよ ありがとうございます
今までの理事さんは今回のような事を誰一人してくれませんでしたよ
だから嬉しくて」
「まあ 真由美がいなければ仕事が出来ないからね
これからは会社とのパイプ役で大変だけどお願いしますね」
「は~い 分りました」
「うん では乾杯」

神山達は前菜にあたる料理を食べると真由美は美味しいといって
箸が良く動いた
神山がゴルフのことを聞くと一ヶ月に一回コースにでていると言った
「そうすると結構上手だね」
「でも大体85位ですよ 男の人のように飛ばないから難しいですね
だからアレックスのクラブだともう少しスコアが良いと思いますよ」
「そうだね 時間を作るから香織と一緒にいこう」
「ふふふ 楽しいですね ところで香織とはもう、、、」
「うん しかし真由美といる時は真由美だけさ」
「わぁ~本当ですか」
「当たり前だよ だってそんな他人の事を考えていたら相手に失礼だし
結局は自分に跳ね返ってくるんだよ」
「そうですよね 分ります 以前そう言う経験されたことありますもの」
仲居がしゃぶしゃぶのお鍋に火をいれると神山は赤ワインを注文した
牛肉の量を見ると少なかったので神山は仲居に
「あと300g位追加してください」
仲居はニコニコして襖を閉め部屋を出て行った
二人はしゃぶしゃぶを食べきしめんも食べ終わり仲居を呼ぶと
食器類の後片付けがされテーブルが綺麗になった
真由美がお茶を入れると神山に渡し
「よかったです ここで正解ですね」
神山はお茶を呑むと真由美に
「向こうの部屋にいこう」

真由美は先に立ち上がり神山の手を引いて襖を開けると神山に抱きついて
「あ~あ ようやく本当に抱いて貰えるのね」
神山に抱きつくとそのまま布団に横になり真由美は神山にキスをした
真由美はブラウスを脱ぐと衣桁にかけて神山の着ている物もかけた
「真由美 そのままおいで」
「えっ パンストでいいの ふふふ」
真由美はパンストを穿いたまま神山の横に寝ると神山のショーツを脱がせ





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2012年8月20日月曜日

Vol.772 紫陽花 -3-48



鈴木も先程の井伊のようにポイントを話て神山の理解を得た
「鈴木さん 出社は本当に決算の時だけでいいのですね
他と重なったりすると出社が出来なくなる時がありますよ」
「ええ 構いません どうかお願いします」
神山が頷くと鈴木寅之助は書類を出し神山に必要事項の記入をお願いすると
辞令に今日の日付を毛筆で書き入れた
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社鈴木工務店
顧問を任命する
平成10年6月14日 株式会社鈴木工務店 社長 鈴木 安之助】
待遇条件は毎月500万円 顧問手当て600万円 毎月20日口座振込み 
賞与6月20日と11月20日の2回で各回6か月分口座振込み
振込み日が土日祝日の場合は前営業日に振込み
神山は辞令を受け取ると副社長の鈴木に安堂真由美の専属秘書を依頼すると
快く引き受けてくれた
早速辞令に名前など毛筆で書き入れて安堂真由美に渡した
【安堂 真由美 殿 右のもの 本日を持って株式会社鈴木工務店
神山 龍巳 顧問専属秘書を任命する
平成10年6月14日 株式会社鈴木工務店 社長  鈴木 安之助】
待遇条件は課長職で毎月55万円手当て65万円 20日振込み
賞与は神山と同じだが各回5か月分となった
鈴木は神山と握手をすると大きな風呂敷包みをテーブルに置いて
理事就任と顧問就任のお祝い金と言った
再び握手をすると神山と安堂真由美にお辞儀をして部屋を出た

安堂真由美は神山にキスをすると
「ありがとうございます」
そう言って席に戻りまた涙を浮かべ神山に注意をされた
神山はこのあと3社と面談をすると安堂真由美のところに電話が入り
次を予定していた面談者がキャンセルになった
神山は5社分の風呂敷包みを開けると現金で4億3千万円あった
「真由美 時間はまだあるよね」
「ええ 15分はありますよ」
神山は包みに入れた現金を台車に乗せて車に運んだ
理事室に戻ると真由美が
「凄い現金ですね 私初めてですよ」
「うん お中元も入っているんだろ」
神山はタバコを吹かし寛ぐと真由美は次の面談者を部屋に案内した

17時になると全ての面談が終了した
名前貸しの会社は全部で5社で株式会社鈴木工務店のあと3社から
神山と真由美が辞令を貰った
3社目の名前貸しの会社は準大手の建設会社だが本社が横浜で
ベイサイドの開発を手掛けている
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社熊田組
顧問を任命する
平成10年6月14日 株式会社熊田組 社長 熊谷 平太郎】
待遇条件は毎月400万円 顧問手当て400万円 毎月20日口座振込み 
賞与6月10日と11月30日の2回で各回6か月分口座振込み
振込み日が土日祝日の場合は前営業日に振込み
【安堂 真由美 殿 右のもの 本日を持って株式会社熊田組
神山 龍巳 顧問専属秘書を任命する
平成10年6月14日 株式会社熊田組 社長  熊谷 平太郎】
待遇条件は課長職で毎月50万円手当て60万円 20日振込み
賞与は神山と同じだが各回5か月分となった

次の会社も関東では10本の指に入る建設会社で本社は埼玉
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社ベンボ
顧問を任命する
平成10年6月14日 株式会社ベンボ 社長 矢部 貞夫】
待遇条件は毎月450万円 顧問手当て500万円 毎月20日口座振込み 
賞与6月15日と11月30日の2回で各回6か月分口座振込み
振込み日が土日祝日の場合は前営業日に振込み
【安堂 真由美 殿 右のもの 本日を持って株式会社ベンボ
神山 龍巳 顧問専属秘書を任命する
平成10年6月14日 株式会社ベンボ 社長  矢部 貞夫】
待遇条件は課長職で毎月50万円手当て60万円 20日振込み
賞与は神山と同じだが各回5か月分となった

5社目は埼玉に本社があり地域開発に力を入れている
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社都市開発社
顧問を任命する
平成10年6月14日 株式会社都市開発社 社長 浜屋 大助】
待遇条件は毎月500万円 顧問手当て500万円 毎月20日口座振込み 
賞与6月15日と11月30日の2回で各回6か月分口座振込み





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2012年8月19日日曜日

Vol.771 紫陽花 -3-48



「ふふふ」
真由美は両足を交差させると亀頭はざらざらの感触に負けそうで
「出そうだよ 真由美」
真由美は急いでパンストとショーツを下げるとぬめぬめになった膣に
肉棒を導きいれ腰を振った
真由美は非常に積極的で自分も楽しむが相手も楽しませるタイプで
神山も真由美とのSEXがくせになりそうだと感じた
真由美は自分でクリトリスを刺激すると更に大きな声で喘いだ
神山は腰から両手を離すと乳首を愛撫し始めた
「駄目よ 弱いの あっ あっ きて いきそうよ」 
「うん でそうだ」
「出して はやく~ う~ん」
真由美の膣が狭くなり亀頭の充血も充分になり
神山が腰の動きを早くすると真由美は状態を反らしてきた
肉棒も我慢できずにスペルマを発射すると
「わぁ~ でてる いく~ あっ あっ」
真由美も神山と一緒に果ててしまいテーブルに伏せてしまった
神山は肉棒を膣から抜きティッシュで拭くと真由美の秘所も拭いた
暫くすると真由美が神山に抱き付きキスをした
「理事 時々こやって抱いてくださいね 寂しいの お願いします」
神山は答えの代わりにキスをした
「真由美 30分寝かしてほしい 頼んだよ」
「は~い 分りました」

神山はソファーに横になるとすぐに寝てしまった
真由美は今着ていたブラウスを神山に掛けて自分の席に戻った
30分が過ぎると真由美が神山を起こし
「ありがとう すっきりしたよ」
真由美はコーヒーを神山に渡すと
「分る ブ・ラ・ウ・ス」
「ああ うんその方が無難だね」
神山は真由美に借りたブラウスを簡単にたたみ返すと
「理事 時間が早いですけど もう来ているんですがどうしますか」
「うん 通してください」

最初に入ってきた若くてがっしりした人物は株式会社かんけんで
関東では5本の指に入る大手建設会社の副社長井伊敏郎だった
井伊は自己紹介を終ると端的にポイントを神山に説明をした
神山は名前貸しの条件を聞くと待遇は顧問で出社は決算時の取締役会の
時だけで良いと話した
神山が頷くと井伊は持参した辞令に日付を毛筆で書き込むと神山に渡した
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社かんけん
顧問を任命する
平成10年6月14日 株式会社かんけん 社長 阪井 行雄】
神山は給与を聞くと毎月450万円 顧問手当て550万円 毎月20日
口座振込み 
賞与6月20日と11月20日の2回で各回5か月分口座振込み
振込み日が土日祝日の場合は前営業日に振込み
神山は頷き納得をすると井伊が準備した書類に必要事項を記入し渡した
井伊に安堂真由美の専属秘書を頼むと
快く引き受け辞令に名前など毛筆で書き入れた
【安堂 真由美 殿 右のもの 本日を持って株式会社かんけん
神山 龍巳 顧問専属秘書を任命する
平成10年6月14日 株式会社かんけん 社長  阪井 行雄】
給与は課長職で50万円手当て50万円 20日の口座振込み
賞与は神山と同じで5か月分もらえた
井伊が安堂真由美に手渡すと神山に風呂敷包みを出して
「これは 取締役会で決定しました理事就任お祝い金です
それでこちらが我社の顧問就任お祝い金です」
神山は二つの風呂敷包みを受け取ると井伊と握手をした
井伊は神山と安堂真由美に丁寧にお辞儀をして部屋を出た
「神山理事 ありがとうございます 私 嬉しいわ」
「でも当たり前じゃないか 君がいないとどうなる」
安堂真由美は神山に抱きついてキスをすると目が潤んで来て
「本当に ありがとうございます」
そう言うと席に戻り涙を浮かべていた
「おいおい 次の人がくるよ 大丈夫ですか?」
「ごめんなさい はい 分りました」

安堂真由美は急いで化粧を直して次の面談者を部屋に案内した
神山は2つの風呂敷包みをロッカーに仕舞うと次の面談者が入ってきた
大きな風呂敷包みを持ち神山にお辞儀をした面談者は株式会社鈴木工務店
副社長の鈴木寅之助だった
ここも関東だけでなく全国に名前が知られている建設会社だった





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2012年8月18日土曜日

Vol.770 紫陽花 -3-48



神山はもしかして昨日と同じ料亭と思ったが知らない振りをして
真由美に安い理由を聞くと
「ええ 普段より安くして色々なお客様に利用して貰いたいと
書いてありました」
「わかった 早速キープをしてください」
真由美は携帯電話で予約を入れるとOKの返事がきて真由美は歓んだ
神山は日本酒を注文すると真由美と楽しくうな重を食べた
「ところで真由美はゴルフはするの?昨日香織に聞いたらしますって」
真由美はニコニコして
「はい しますよ でも余り上手ではありませんが」
「わかった この間のお尻ペンペンのお詫びだ ここを出たら買いにいこう」
「えっ 本当ですか」
「うん アレックスの最新モデルだよ シューズも買おう」
「あのクラブって 評判が凄くいいですよ きちんとスイングすれば
まっすぐに飛ぶし 距離も従来のドライバーより10ヤード違うって
今 女性週刊誌でも取上げられていますよ」
「まあ 自分で使ってみないと分らないけどね でもいいクラブだよ」
「わぁ~ 凄いわ 持っているんですか」
「うん 新しいのはまだ使っていないけれど その前のクラブは良く飛ぶよ
まっすぐに ただ力むと曲がるね」

二人はゴルフの話をしながら食べ終わると神山が清算をして
下のフロアにあるゴルフ用品売場にいった
店員が神山を見つけると挨拶をしたので
「昨日 預かりのアレックスレディースクラブを頼むよ」
店員は頷くとバックヤードから昨日神山が購入したゴルフセットと
キャディーバッグを出してきて
「こちらでございます」
神山は真由美に見せると真由美は
「わぁ~ 凄いわ 本当に私のものね 嬉しいわ ありがとうございます」
真由美はシューズやポロシャツ スカートを選ぶと神山に
「いいの こんなに買って頂いて」
「うん だからお中元とお詫びだよ」
店員が電卓で計算すると
「このボールを含めますと25万円になります」
神山は商品券を25万円分渡し清算をした
真由美はゴルフ用のボストンバッグを見つけると
「理事 これも揃えるとキャディーバッグと似合うと思いますけど」
神山は言われるとなるほどと思い店員に聞くと在庫は充分あると言われ
「理事 済みません 実はキャディーバッグにはネームプレートに
お名前をエッチングさせて頂くサービスがついていたんですよ
本当に申し訳ございません
それで昨日承りましたお届けの分については全て名入れをしまして
お届けを致しました」
「そうか わかった そうしたら3名分を追加して貰えるかな」
店員は神山からメモを受け取ると
「全て 無料でさせて頂きます 本日5時になりますが」
「うん ありがとう 明日取りにくるから 預かってほしい」
店員が頷くとゴルフ用のボストンバッグを12個選び店員に渡した
神山は自分の分1つと洋子の分は預かりにして貰いあとの10個は
全て配達を依頼した
店員がボストンにも名入れがサービスで出来る事を神山に伝えると
お届け伝票のお届け先名を入れるよう伝えた
バッグが8万円なので96万円分の商品券で清算した
店を出ると真由美は嬉しいのか神山の腕に抱きついて歩いた
歩行者天国で小さい子供達がアイスクリームを食べたり
若いお父さんがパラソルの下で赤ちゃんを抱いていたり
家族連れが多く賑わっていた
真由美もアイスクリームが食べたいと言い神山と食べながら
協会の理事室に戻った

理事室に入ると真由美は麦茶を用意してくれた
「真由美 さっきから気になるんだよ お客さんがきた時はどうするの」
真由美はブラウスを脱ぐと神山の隣りに座り
「大丈夫ですよ ご安心下さい ちゃんと着替えますよ
これは理事に喜んで頂けると思いまして」
神山はブラジャーの上から乳房を揉むと真由美は喘ぎだしスカートを脱ぎ
「どうですか こんな格好は」
そう言うと後ろ向きになりお尻を突き出してプルプルと振った
神山はパンストの下にあるTバックショーツが悩ましく自分から
Gパンとショーツを脱ぐと真由美を後ろから抱きしめた
真由美は秘所に亀頭がくるよう腰を動かすと
片手で亀頭を撫でまわしながら自分のクリトリスを刺激した
「真由美 凄く気持ちが良いよ」





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2012年8月17日金曜日

Vol.769 紫陽花 -3-48



祐子が席に着くとビールが運ばれて神山は二人のグラスに注ぎ
「じゃあ 乾杯」
神山は洋食中心のメニューを選び祐子は純和風メニューだった
おつまみになる料理が多く神山はすぐにビールを追加して
「ここのモーニングは美味しいね 品数も多いしね」
「ええ 迷いますよ こんなにあると
でも それが良いのかも知れないわね 今日食べられなかったら
明日食べようとか 次に食べようと考えさせられるのも」
「うん そうだね でも安いよ これで1300円は」
「そうよね これだけ種類があるともっと高くても良いと思うわ」

二人は美味しく食べ終ると受付けで清算をしてマーチで帰宅した
スタジオに戻ると蒼いBMWから事務所にお金を運んだ
神山は一仕事を終えるとソファーで寛いだ
「祐子 少し寝かしてくれ」
祐子はニコニコして神山に
「30分で良いですか」
神山は頷くと目を瞑り眠った
30分経つと祐子が神山を起こした
「ありがとう 良く寝られたよ」
神山は立ちあがり祐子にキスをした
事務室に入りPCで昨日顧問や専務で迎えてくれた会社をみると
全ての会社に問題はなく業績もよく安心した
ソファーで祐子が用意してくれたコーヒーを飲むと
「祐子 事務所に現金が一杯ある 何かあった時は持てるだけ持って
逃げるようにしなさい いいね
それから 戸締りには充分気を付けてね」
「は~い 分りました」

二人はソファーでキスをしたり庭を眺め寛いでいると
神山の携帯電話が鳴り出てみると建築協会の安堂真由美からだった
昨日同様に真由美が今日面談に来る会社のリストを制作したので
事前に目を通して欲しいとの内容だった
神山は真由美に30分くらいしたらそちらに行く事を伝え電話を切った
「じゃあ 行って来ます」
「は~い 分りました 気を付けてね」
「うん 帰りが遅くなるから先に寝ていてね」
神山は祐子にキスをするとガレージにいき蒼いBMWに乗った
銀座の日本住宅建築基準協会までいくのに時間は掛からなかった
協会理事室に入ると安堂真由美がニコニコして迎えてくれた
「おはようございます 理事」
「ありがとう リストを作ってくれて」
神山がソファーに座ると真由美は麦茶を用意してくれた
麦茶をテーブルに置くときお辞儀をすると大きく開いた襟元から
豊かな乳房が覗き神山はドキドキした
真由美が自分の机からリストを持って神山の隣りに座り説明が始まった
「以上です それでこの赤い丸印は名前だけ貸して惜しいと言われた
会社で 条件は結構よかったですよ」
「例えば 出勤は2ヶ月に1回とか?」
「ええ あと決算の時だけで良いとか多いですよ
それで 以前の理事も名前だけ貸されていましたよ」
神山は書類に一通り目を通すと11時30分になっていた
「今日は20社だね 早く終りそうだね」
「ええ でもどうでしょう 名前貸しが多いから、、、」
神山は名前貸しの会社を見ると6社もあり考えた
「真由美 考えても仕方がないよ 少し早いけど食事にいこうよ」
「わぁ~嬉しいわ 誘っていただけるなんて」
真由美は自分の席から神山のところにきてキスをした
「おいおい わかったよ」
神山は乳房を揉むと真由美は
「ふふふ さきにご飯にしましょうよ なにがいいかな~」
「うなぎでも食べよう」

二人は鈴やのうなぎ屋に入り生ビールとおつまみを注文した
すぐに生ビールとおつまみが出てきて乾杯をすると真由美が
「今夜はお忙しいですか」
「う~ん 一応大丈夫だよ」
「わぁ~嬉しいわ PCで調べた料亭に予約を入れたいんですよ
安くて美味しくて寛げると出ていました 
今朝電話をしたらまだ余裕があるといっていました」
「場所はどこ?」
真由美は神山の家のすぐ近くを言うと神山は
「うん いこう で予算はどのくらい?」
「ええ 一人3万くらいと言っていました」





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2012年8月16日木曜日

Vol.768 紫陽花 -3-48



仲居の案内で入り口とは別の出口を案内されると丁度裏側の道にでて
大通りまで抱き合って歩きタクシーを拾い香織を見送った
神山は歩くと5分のスタジオに戻ると祐子が起きていて
「お帰りなさい」
「やあ ただいま まだ起きていたの」
「ええ もうすぐ寝るところよ」
「わかった 一緒に寝るか」
「わぁ~嬉しいわ」
「うん そうしたら僕は先にシャワーを浴びるからね」
「は~い 分りました」

6月14日 日曜日 快晴      
神山と祐子は裸で抱き合い寝ていた
夏らしい陽射しがレースのカーテンから床に模様を描いていた
「わぁ~ 寝坊だ~ 神山さん起きて」
「ふ~ん どうしたの」
「もう 8時よ どうしよう」
「いいよ 今日も2時からだよ 慌てなくても」
祐子はおしゃれなサニタリーショーツ姿でベッドからでると
「でも 朝食は作らないと」
「いいよ祐子 そこのホテルでモーニングを食べようよ
それより一緒にシャワーを浴びよう」
祐子は少し迷い
「まだ 出血があるの それでもいい?」
「いいよ さあ」

神山と祐子は浴室に行くと神山がガラス戸を開けた
生暖かい風が吹き込んだが気持ちよかった
神山は湯船に湯を張ると先にジャグジーで疲れを取った
祐子は恐々と湯船に入り神山に寄り添った
「気持ちいいね 祐子今夜も遅くなりそうだよ ごめんね」
「ううん いいの こうしているだけで幸せよ ふふふ
今日は髪の毛を洗わせて いいでしょ」
神山が頷くと祐子は湯船から出て準備をすると神山に
「いいわよ ここに座ってね」
神山が椅子に座り祐子の下半身を見る格好になると
祐子の秘所から紐が垂れ下がっているのが見えた
「うん 気持ちいいね」
「痒い所があったら教えてね」
神山は痒い所はなかったが何回も洗って貰った
シャワーでシャンプーを流すと祐子は背中を洗い始めた
一通り洗うと神山の前に来て
「では おちんちんを洗うから 気持ちよくなったら教えてね」
神山が頷くと祐子は両手でおちんちんを洗い出し亀頭を重点的に愛撫をした
肉棒になると祐子の目が潤んで来て神山に
「ねえ 欲しいわ ちょうだい」
神山は頷くと祐子を立ち上がらせて祐子に
「祐子 入っているのを出さないと」
祐子はしゃがんでタンポンを膣から引き出すと神山にキスをした
神山は祐子の片足を高く上げて肉棒をしたから挿入した
祐子の膣はすでにぬめりのある体液で潤いスムースに奥まで入った
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
祐子は腰を振りながら快楽を楽しんだ
暫くすると神山は祐子を後ろ向きにして腰を動かすと祐子の膣が
段々と狭まってきて神山の亀頭も充血し硬くなった
祐子がたまらず果てると神山も一緒にスペルマを発射した
少し時間が経つと祐子が振り向いて神山にキスをすると
「わぁ~ こんなに出たわ ごめんなさい」
すぐにシャワーで自分の径血を洗い流し神山の肉棒も綺麗に洗った

二人がシャワーから出ると神山は新しい部屋着をきると祐子が
「良かったわ 似合って」
ニコニコして嬉しそうに神山にキスをした
「うん 今の時期に一番いいね 助かるよありがとう」
神山と祐子はソファーで寛ぎ一息すると
「じゃあ モーニングを食べにいこう」
祐子は予め2階の主賓室に用意してある外出着に着替えた
神山はマーチで赤坂 スカイ ハイ ホテルにいくと
6Fのレストランに入った
普通は宿泊客だけのモーニングだが料金さえ払えば誰でも利用できた
モーニングはバイキング形式で安くて美味しく品数が豊富な事で
周辺のサラリーマンなどの利用客も多かった
神山は受付けで料金を支払い 早速料理を選びテーブルに着くと
ビールを注文した





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2012年8月15日水曜日

Vol.767 紫陽花 -3-48



「その奥に簡単なシャワールームとお化粧室がございますよ」
仲居は襖を閉めてお辞儀をして部屋を出て行くとすぐに料理とビールが 
運ばれ香織と神山は乾杯をした
二人は最初向かい合って座っていたが香織の希望で隣りに座った
薄いジャッケットを脱ぐと豊かな乳房がブラウスからはみ出しそうで
神山はついついそちらに目を奪われてしまった
「理事 先程からおっぱいを見ているでしょ」
「うん なんかブラジャーが乳房の発育を妨げているようで」
「ふふふ お上手ね でもそのようにストレートに言って下さると
いやな気持ちにならないわ」
「そうか よかったよ」

神山はビールを呑み終わると日本酒を注文した
仲居が酌婦はどうするか聞いてきたので
「ここに素敵な酌婦がいるので 今回は要らないよ ありがとう」
その言葉を聞いた香織は嬉しくなり神山に寄り添って
「理事 ありがとうございます 精一杯尽くしますわ」
神山は庭に通じる襖を開けるとむっとした生暖かい空気が入ってきた
「少し空気を入れ替えるよ」
神山は香織にそう言うと庭のガラス戸を開け空気を入れ替えた
熱い空気がスーッと入ってきたが神山は気持ちよかった
あたりはすっかり暗くなり星が輝いていた
神山はその風に当りながらタバコを吹かしていると香織が
「私も自然の風が好きですよ だから暑くてもクーラーを掛けるより
扇風機で過した方が気持ちがいいんです」
「そうだね どうも部屋を閉めきっていると息苦しくなってね
まあこうやって時々外の空気を吸い込むのさ」
暫く外の空気を吸うと部屋に戻り食事を再開した
殆ど食べ終わると香織がお茶を用意し神山と話を楽しんだ
香織が神山に寄り添いキスをすると仲居が片付けに部屋に入ってきた
「済みません これを片付けます」

仲居は食器類を集めお盆に乗せるとお辞儀をして部屋を出て行った
「さあ香織 向こうの部屋にいこう」
香織は神山の脱いだシャツやGパンを衣桁に掛けるとブラウスや
スカートを自分で脱ぎ衣桁に掛けた
「香織 そのまま来ておくれ」
香織はきょとんとしたが言われるままパンストを穿いたまま
神山の寝ている布団に横になった
「このざらざらがなんとも言えないね」
「まあ理事ったら」
そう言うと香織は神山の上になり赤いショーツを脱がせると肉棒に
パンストのまま跨り肉棒を刺激した
香織もクリトリスが気持ちよくなり神山に
「ねえ 欲しくなったわ」
香織は自分でパンストとショーツを脱ぐと肉棒を跨ぎ腰を落とした
最初は上下に動かしていたが肉棒を膣の奥まで咥え込むと
腰を前後に動かしたり回転させたりしているうちに香織は
気持ちよくなり倒れると神山とキスをした
神山がそのまま体を回転させると上になり腰を動かし始めた
二人は上になったり下になったり繰り返すと香織が
枕をきつく握り締め顔を左右に振り髪を乱した
「もう 駄目です あっ あっ きて いきそうよ」
神山は白い足をV字型に広げ香織の腰を少しあげると肉棒を奥まで入れた
香織の膣は狭まり顔は歪み髪が顔を隠した
神山は肉棒の動きを早くすると膣の圧力に負け
「香織 でる」
「いいわ あっ~ あっ あっ きて はやく~」
二人は一緒に果てると香織は両足を痙攣させ神山は香織の上に伏せた
暫くすると香織が
「本当に始めてよ こんなに気持ちよかったの」
「香織のここもよかったよ」
香織は神山に抱きついてキスをしたりおちんちんを弄った
二人はそのあとも2回交わり帰るとき香織が
「私あなたと離れたくないの だから私と一緒の時は私だけのものになって」
「うん わかったよ」

神山は部屋の電話で帰る事を伝えると仲居がきて
「ありがとうございます 全部で6万4千円です」
神山が清算をして部屋を出ようとすると仲居に止められ
「どうしたの」
「ええ 今 他のお客様が玄関にいらっしゃいますので お待ちください」
なるべく他の客と顔を合せないよう配慮をしていた
「どうぞお客様」





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2012年8月14日火曜日

Vol.766 紫陽花 -3-48



【眞鍋 香織 殿 右のもの 本日を持って株式会社イタイケ
神山 龍巳生産担当専務 専属秘書を任命する
平成10年6月13日 株式会社イタイケ 社長  大家 大治郎】
眞鍋香織の給与は課長職で55万円 秘書手当50万円毎月25日に
口座振込み 賞与6月15日と11月15日の2回で各回6ヵ月分とする
口座振込み日が土日祝日は前営業日に振込み
大家は神山や香織と握手をすると部屋を出て行った

電話が鳴り香織がでるとこれからの面談会社のキャンセル電話だった
「そうすると次の面談まで時間が空くね」
「ええ 20分ほど空きます」
神山は6社分の風呂敷包みを開けると現金が3億8千万円あり香織に
台車を借りて駐車場の蒼いBMWに積んだ
理事室に戻ると香織が
「でも凄い額ですね 初めてですよ 私がここに来てから」
「うん まあお中元と一緒でしょ」
「理事 ありがとうございます また専属秘書 嬉しいわ」
香織はそう言うと神山に抱きついてキスをした
神山は乳房を触ると
「だめです 我慢しているのに う~ん」
香織は体を捩って神山から離れると自分の席についた
神山はタバコを吹かして香織の作ってくれた書類に目を通した

17時を前にこの日の面談は終了した
結局名前貸しの会社は全部4社になり株式会社川上屋と株式会社梅やが
あのあと辞令を貰った
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社川上屋
顧問を任命する
平成10年6月13日 株式会社川上屋 社長  大林 源之助】
条件は給与 毎月350万円 専務手当毎月550万円で25日に
口座振込み 賞与が6月15日と11月15日2回で各6ヶ月分 口座振込み
口座振込み日が土日祝日は前営業日に振込み
株式会社川上屋は本社が埼玉にあり海苔佃煮の瓶詰や缶詰を作っている会社
今日は副社長の大林徳之助が面談にきて辞令交付をした
もう1社は
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社梅や
顧問を任命する
平成10年6月13日 株式会社梅や 社長  大谷 三朗】
条件は給与 毎月350万円 専務手当毎月550万円で25日に
口座振込み 賞与が6月15日と11月15日2回で各6ヶ月分 口座振込み
口座振込み日が土日祝日は前営業日に振込み
株式会社梅やは梅茶漬けやレトルト食品を作っている大手の会社
面談には副社長の田中清一がきて辞令交付をした
眞鍋香織も同様に専属秘書として迎えられた

神山は車に積んでいない風呂敷包みを開けると11社分現金で
5億6千万円になり台車で2回運び車に積んだ
「ありがとう 手伝ってもらったから助かったよ」
「凄いわ 私初めてです こんなの」
「うん さっきも言ったけどお中元と一緒だよ
でも香織もよかったじゃないか 秘書の仕事が増えて」
「ええ 毎月430万円は凄いですよ ありがとうございます」
「うん でも遊びに使ったら駄目だよ いいね」
「は~い 分りました これで貯金が出来ます」
「うん さあそろそろいこうか」
神山は18時には少し早いが料亭に向う事にした
蒼いBMWで香織の予約した料亭たなかは神山のスタジオにすぐ近く
香織を降ろすと
「駐車場を探しておいてくるよ」
そう言うと神山は自分のスタジオに車を仕舞うと祐子に
「これから 食事で遅くなる 早めにご飯を食べて寝なさい」
「は~い 分りました 気を付けてね」
神山は料亭たなかまで歩くと仲居が部屋を案内してくれた
障子をあけ部屋に入ると座卓についた
「中々綺麗だね」
「ええリニューアルをして 一般の人にも入り易くしたと書いてありました」
「そっちの襖は何かな」
仲居が襖を開けると踊り場が設けられていて後ろには
松竹梅の金屏風が一双飾ってあった
「そうか そこで舞妓さんが踊ってくれるんですね」
仲居はニコニコして頷いた
「こちらは?」
仲居は丁寧に襖を開けると 床が用意されていた
その光景をみた香織は顔を赤くして俯いてしまった





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2012年8月13日月曜日

Vol.765 紫陽花 -3-48



間に合いませんが 入社後などに理事を紹介する事が出来ます
是非 我社にお力を貸してください お願いします」
神山は本社が静岡という事で毎月出勤出来ない事や決裁権がない事を言うと
副社長の大友は神山の条件をのみ頷いた
「ありがとうございます ではこの書類に記入をして頂けますか
本日付で安全基準顧問とお迎えをさせて頂きます」
大友は持参した人事命課に日付を毛筆で書き入れ立ち上がると
神山も立ち上がり人事命課を読み上げた
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社トーイス
生産部門顧問を任命する
平成10年6月13日 株式会社トーイス 社長  小林 正二】
大友は読み上げると辞令を神山に手渡し握手をした
「さて 顧問 役職は専務でお願いします」
大友は給与関係の書類を神山に渡し話をした
給与毎月300万円 顧問手当て毎月500万円毎月10日口座振込み
賞与7月10日12月10日2回で各6ヶ月分 
口座振込み日が土日祝日は前営業日に振込み
神山は大友の話を聞くと
「大友さん 私の専属秘書をここにいる眞鍋香織をお願いします」
大友は快く引き受けて
「では 眞鍋香織様 神山顧問の専属秘書をお願いします」
大友は辞令に名前と役職 今日の日付を毛筆で書き入れると
立ち上がり眞鍋香織も席を立ちあがった
【眞鍋 香織 殿 右のもの 本日を持って株式会社トーイス
神山 龍巳生産部門顧問の専属秘書を任命する
平成10年6月13日 株式会社トーイス 社長  小林 正二】
大友は眞鍋香織に課長職で毎月50万円 専属秘書手当て50万円
毎月25日に口座振込み 賞与7月12月10日2回各4ヵ月分
など給与関係説明した
「神山顧問と連絡が取れない場合は眞鍋香織様に連絡を致します」
「はい 畏まりました ありがとうございます」
「神山顧問 こちらは我社の気持ちです 理事ご就任お祝いと
我社顧問就任祝い金です どうぞお願いします」
大友は神山に大きな風呂敷包み2つ差し出して
「それでは 顧問失礼致します」

大友が部屋を出ると香織が神山に抱きついてキスをした
「初めてよ 嬉しいわ 専属秘書」
「うん ここも忙しいと思うがトーイスも頼んだよ いいね」
「はい 分りました 今までは自分のことばかり考えていた理事さんだけど
神山理事は私の事も考えてくださってくれて ありがとうございます」
「まあ その方が仕事がしやすいだろう 頑張ってね」
神山はトーイスから貰った風呂敷包みをロッカーに仕舞うと
次の面談者との時間がありタバコを吹かした
寛いでいると香織が
「理事 次の方そろそろ宜しいですか」
「うん いいよ」
香織は入り口にいくと次の面談者を部屋に案内すると冷茶を用意した
神山は話を聞いても決裁権がないのでどうにも解決しなかった
「一応 お話は伺いましたので後日ご連絡をいたします」
神山は香織に話の内容を確認すると平日関係する省庁に連絡を取り
結果を会社までFAXする事を伝えた
面談者は風呂敷包みを置くとお辞儀をして部屋を後にした
「理事 実はあそこの会社は もうだいぶ前から来られているのですが
どうにもならないんですよ」
「しかし僕も動けないよ 香織の方でいい案があったら連絡してあげてくれ」
香織は頷き席に戻るとメモをとっていた
神山は風呂敷包みをロッカーに仕舞うと香織に頷いた

6社目の面談の時に香織の書類に目をやると赤丸印の会社だった
大きな包みを抱えて入ってきた面談者は株式会社イタイケといい
料理で使用する香辛料やレトルト食品を扱っている大手会社だった
今日きた副社長は大家総一郎といい若いのにしっかりした発言をした
ここの会社も神山の名前だけ貸して欲しいという会社で
代々ここの理事に会社の専務に迎えているという
条件は給与 毎月350万円 専務手当毎月550万円で25日に
口座振込み 賞与が6月15日と11月15日2回で各6ヶ月分 口座振込み
口座振込み日が土日祝日は前営業日に振込み
神山がOKをすると準備した辞令に毛筆で日付を書き入れて神山に渡した
【神山 龍巳 殿 右のもの 本日を持って株式会社イタイケ
生産担当専務を任命する
平成10年6月13日 株式会社イタイケ 社長  大家 大治郎】
神山は大家に眞鍋香織を専属秘書として欲しいことを話すと
快く引き受けてくれて辞令に書き込むと眞鍋香織に渡した





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2012年8月12日日曜日

Vol.764 紫陽花 -3-48



「はい しますよ でも余り上手ではありませんが」
「わかった この間のお尻ペンペンのお詫びだ ここを出たら買いにいこう」
「えっ 本当ですか」
「うん アレックスの最新モデルだよ シューズも買おう」
「あのクラブって 評判が凄くいいですよ きちんとスイングすれば
まっすぐに飛ぶし 距離も従来のドライバーより10ヤード違うって」
「まあ 自分で使ってみないと分らないけどね でもいいクラブだよ」
「わぁ~ 凄いわ 持っているんですか」
「うん 新しいのはまだ使っていないけれど その前のクラブは良く飛ぶよ
まっすぐに ただ力むと曲がるね」
二人はゴルフの話をしながら食べ終わると神山が清算をして
鈴やのゴルフ用品売場にいった
店員が神山を見つけると挨拶をしたので
「アレックスの新しいレディースクラブを頼むよ」
「次長 いつもありがとうございます」
店員は神山が言う通り商品を選び香織に確認すると
「こんなに良いのですか」
「ははは 夏のボーナスさ」
神山はゴルフクラブセットにパターをいれ キャディーバッグやシューズ
ポロシャツやスカート ゴルフボールを買った
「次長 全部で170万円になりますが カードでしょうか」
神山は商品券で支払うと店員がかぞえて
「確かに ありがとうございます それとこのクラブセットですが
在庫があと3セットで 次回入荷がまだハッキリしていないんですよ」
神山は香織に
「安堂真由美さんはゴルフをするのかな」
「ええ しますよ 以前に何回かご一緒しました」
神山は店員に3セットにパターとキャディーバッグをつけて買った
靑山祐子と久保祥子は配達を依頼してお届け伝票に記入した
安堂真由美の分は支払いを済ませ店に置いてもらった
「次長 全部で435万円になりますが」
神山は商品券で支払うと店員が確認をした
「じゃあ 頼みますよ」
「はい ありがとうございます」
香織は嬉しくてニコニコして店を出ると神山の腕を掴み歩いた

日本缶詰産業総合協会の理事室に戻ると香織がコーヒーを用意してくれた
香織が神山に
「理事 本当にありがとうございます」
そう言うと神山の脇に座りキスをしてきた
香織は胸を押し付け神山に体を預ける格好になると
「抱いてください 欲しいわ」
神山は膝の上に香織を横にするとブラウスの上から乳房を愛撫した
香織は体を捩らせながら香織の愛撫に答えると神山から離れしゃがみこんだ
Gパンとショーツを下ろすと香織は肉棒をしゃぶり始め硬くなると
自分もパンストとショーツを下げて神山の肉棒に跨った
香織の動きが鈍くなると神山は香織をテーブルに伏せて後ろから
肉棒を激しく動かした
香織の膣がきゅんと狭まり喘ぎ声が大きくなると
「香織 でるよ」
「だして いきそう あっ あっ きて いきそうよ ね」
二人は一緒に果てると香織はぐったりとテーブルに力なく伏せた
神山はティッシュで拭うを香織の秘所も拭いてあげた
暫くすると香織は神山に抱きつき肉棒にキスをして
「理事 時々入れてくださいね ここが寂しがるの お願いします」
香織はそう言うと顔を真っ赤にして身繕いして自分の席に戻った
神山は香織に
「30分寝かしてくれ まだ時間はあるよね」
「ええ 分りました」
神山はソファーに横になるとぐっすりと寝た
香織は冷気を心配して神山に自分の着ていた上着を掛けた

「理事 30分経ちましたよ 起きてください」
「ふぁ~ 良く寝た ありがとう」
神山は香織のジャケットを返すとキスをして理事席に戻った
タバコを吸って一息つくと香織が
「理事 2時前ですが会社の方がお見えですがどうされますか」
「うん 最初の会社は顧問待遇で迎えてくれる所だね いいよ会いましょう」
香織は入り口に向かい最初の面談者を入室させた

大きな包みを抱えて入ってきた面談者は株式会社トーイスといい
料理で使用するケチャップソースや清涼飲料を扱っている大手会社だった
今日きた副社長は大友謙二郎といい若いのにしっかりした発言をした
「これが昨年の会社案内です この時期ですと大学生の会社案内には





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2012年8月11日土曜日

Vol.763 紫陽花 -3-48



6月13日 土曜日 晴れ
神山と洋子は10時ごろ代々木の部屋を出ると洋子を家まで送り
赤坂のスタジオに戻った      
当初 お昼過ぎまで代々木の部屋でゆっくりするつもりだったが
食品協会の眞鍋香織から電話があり今日来る会社の資料を制作したので
事前に目を通して欲しいといわれ帰宅予定を早めた
家に入ると祐子は笑顔で迎え
「神山さん もうすっかり良くなりました ありがとうございます」
「痛みは取れたの」
「ええ 普段に戻りました」
「良かった」
神山は祐子にキスをすると2階の主賓室にはいり着替えをした
ベッドの上を見ると目新しい部屋着が置いてあったが神山は袖を通さず
スタジオに下りると祐子に
「ありがとう 部屋着」
「ふふふ 昨日 そこのホテルまで本を買いに行ったの
よそのフロアも覗いたら神山さんに似合いそうだったから買いました」
「そうか ありがとう でも今日はお出かけさ」
「まあ 大変ですね お食事は」
「うん 遅くなるから 先に寝ていてください」
「は~い 分りました 気を付けてね」

神山は蒼いBMWに乗ると銀座の食品関係協会が入っているビルに向った
ビルの最上階にある日本缶詰産業総合協会の部屋に入ると誰もいなかった
理事室に入ると眞鍋香織がニコニコして迎え
「おはようございます 済みませんでした お休みのところ」
「いや 香織さんの努力に申し訳ないしさ
それから入り口の鍵は閉めておいたほうがいいよ 物騒だし」
「ええ 分りました」
香織は机の脇にあるボタンを押して神山に
「これで 閉まりました 開放する時は再び押してください
赤色が青色に代わるとドアは開きます」
「うん わかった ありがとう」
神山がソファーでタバコを吹かし寛いでいると香織が書類を持ってきた
「この中で 赤丸印が付いているのは理事を顧問などの待遇で迎えたいと
話をされた会社です」
神山はリストを見ると赤丸印が付いている会社は5社あった
「しかし こんなにあっても物理的に無理だよね」
「ええ しかし会社の顔になるので名前だけという会社が多いですよ
以前にもありましたが 会社には全然出社しなくてもいいという会社は
たくさん有りましたよ」
「そうか 本当に名前を貸すだけだね でもいいのかな そんな事で」
「ええ 結局 理事の肩書きが欲しいのでしょ
私だったら 高く売りますけどね 割り切れば損な話しではないですよ」
眞鍋香織は神山に寄り添い会社の説明をしていった
「ありがとう そうすると今日会う会社は18社になった訳ですね」
「ええ それで終了時間を早めました」
眞鍋香織は神山にニコニコと説明をした
神山は18社の会社内容や業績などきめ細かく香織が制作した資料に
一通り目を通すと11時半になっていた
「香織 早いけど食事にいこうか」
「わぁ~ 誘って頂けるんですか」

二人は傍にあるしゃぶしゃぶ屋に入ると
家族連れや若いカップルで賑わっていた
土曜日なので平日のランチメニューはないが土曜ランチを出していた
神山と香織はカウンターに座り土曜ランチと生ビールを注文した
生ビールが来ると神山と香織は乾杯をすると香織が
「今夜はお忙しいですか」
「なんで」
「ええ PCで調べた料亭に予約を入れたいんですよ
安くて美味しくて寛げると出ていました 
今朝電話をしたらまだ余裕があるといっていました」
「場所はどこ?」
香織は神山の家のすぐ近くを言うと神山は
「うん いこう で予算はどのくらい?」
「ええ 一人3万くらいと言っていました」
神山は安いので香織に理由を聞くと
「ええ 普段より安くして色々なお客様に利用して貰いたいと
書いてありました」
「じゃあ 早速キープをしてください」
香織は携帯電話で予約を入れるとOKの返事がきて香織は歓んだ
神山はグラスワインを注文すると香織と楽しくしゃぶしゃぶを食べた
「ところで香織はゴルフはするの?」
香織はニコニコして





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2012年8月10日金曜日

Vol.762 紫陽花 -2-47



洋子はタオルを出して神山の肩とか濡れているところを拭くと
Gパンの上からおちんちんにタオルを宛がって柔らかく揉みはじめ
「ねえ 今夜 お泊りできるの いいでしょ」
「じゃ 久しぶりに代々木ホテルか」
洋子は顔を真っ赤にして神山にキスをした
神山は次長席に座ると書類に目を通し終ると洋子に
「今夜は向こうで食べるようにするか」
「ええ 何にしますか」
「うん あるものでいいよ たまには」
「缶詰も一杯あるし そうしましょ サラダを買って来ますね」
洋子は店内にいき神山はGプロの部屋に行った

神山は佐藤部長と話すと
「山ちゃん 各ブース共もう大体出来てきましたよ」
「それは良かったですよ」
神山は各担当者が書いているパースを見て廻った
全員のをみて神山はリーダーの高橋に
「良く書けているますよ孝ちゃん でも一つ追加をお願いしたいんだ
外観のパースはもう上出来でOKですが 例えば平面でここの感じは
と聞かれた時に絵で説明した方が分り易いと思う そこで
敷地の平面に構築物を落とし込み ポイントとなるその断面を
パースでもいいし PCのイメージでも構わないので欲しい
そうすればA案にしろB案にしろ完璧じゃないかな」
「うん わかった さすが山ちゃん 押えていますね」
「うん 言葉は受ける方が勝手に想像するから厄介だからね」
「そうしたら今日中にある程度決めていきますよ」
「うん お願いしますね
それから佐藤部長 これまた夕飯に使ってくださいよ」
神山は佐藤部長に商品券100万円分を渡すと
「山ちゃん これは貰いすぎだよ」
「いいでしょ 足りなくなったら言って下さいね」
神山はGプロの部屋を出ると次長室に戻った

時計を見ると18時を差していたので神山は祐子に電話をした
「祐子です」
「神山です 今夜は帰れなくなった だから早く寝てくださいね」
「は~い 分りました 気を付けてね」
神山は電話を切ると洋子が遅いので仕度をして洋子を待ち机を見ると
サラダは置いてあるので どこに行ったのか考えていた
暫くすると洋子が戻ってきて
「ごめんなさい 本社の秘書課にいっていたのよ 書留です」
「ありがとう サラダがあって どこに行ったか考えたよ」
「ごめんなさい すぐに帰るつもりが話をしてしまったの」
「書留は明日にしよう 送り主のリストもあるしね」
「ええ 助かるわ」

二人は代々木の部屋に入るとガラス戸を開け換気扇を回した
神山は浴室の掃除を済ませると湯船に湯を張った
洋子は嬉しいのか鼻歌を歌いながら簡単に掃除を済ませた
ソファーで一息つくと神山が
「一緒に入ろうか」
「ふふふ どうぞお一人で その間に食事の仕度をするわ」
「うん ありがとう ではお言葉に甘えてはいります」
神山は洋子のお尻を撫で浴室に行った
シャワーで簡単に洗うと湯船に浸かった
ジャグジーを入れると気持ちよく疲れが取れるような気がした
風呂からあがりソファーで寛ぐと洋子が
「ねえ 本当に簡単な食事よ ごめんなさい」
「うん いいよ」
テーブルに並べられた料理は缶詰と分らないものばかりだった
洋子が準備が出たという事でテーブルに着き食事をした
「しかし 2週間ぶりか」
「ええ そうよ ここも可哀相よ」
「どうだろう ここを僕が借りて洋子が住むのは」
「ええ いいと思うけどやはり母がいるし難しいわ」
「そうか まあアルタで何か言って来たら考えよう」
「ふふふ そうね でも内藤さんもあなたに言えないでしょ」
「うん そうだね」
二人は食事を終えるとソファーで寛ぎTVを見たり過した
寝る時間になると洋子が積極的に神山と交わり
「久しぶりだわ 二人きりでゆっくりSEXできるの
やっぱり こちらの方が満足するわ」
「そうか でもみんなと一緒の時も喜んでいたよ」
「ええ でも二人きりだと独占しているって感じかしら ふふふ」
洋子は貪欲に神山を求め満足していた





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2012年8月9日木曜日

Vol.761 紫陽花 -2-47



「さあ 用意は出来ている?」
「ええ 大丈夫ですよ 書類も一応準備したしOKです」
二人は代々木の新しい部屋に向うと空が段々と暗くなった
「もつといいね 家具が濡れると嫌だからね」
「ええ ほんとね」
話しているとマンションにつき車を駐車場に止め部屋に入った
神山と桃子はガラス戸を開けて空気を入れ替えたり簡単な掃除を始めた
桃子の携帯がなり出てみると輸入家具屋からの電話で
雨の心配があるので出来ればこれからお届けしたいと言われ
桃子もお願いしますと答えた
暫くすると家具の搬入が始まり1階のエントランスに全て運び込まれた
順番にエレベーターで部屋に運び込まれ開梱作業が始まると 
今度は家電量販店の冷蔵庫など運び込みが始まった
家電製品が運ばれ指示した所に設置されるとタイミングよく
電気屋の通電が行われガスの開栓作業と安全点検が行われた
全てが終る頃に水道の開栓が行われると12時になっていた
神山は試しにクーラーを入れると静かに涼しい風が気持ちよかった
桃子はベッドを見て神山に
「神山さん 結構大きいのね 売場ではそんなに感じなかったけど」
「うん でもこのベッドなら縦に寝ても横になっても寝られるよ」
桃子は神山に抱きつきベッドに倒れ込むとキスをした
神山もベッドで戯れたかったが
「桃子 お昼を先にしようよ」
「そうね 何処で食べましょうか」
「そうしたら 渋谷に出ようよ あそこのホテルでいいでしょ」
「わぁ~嬉しいわ 中華がいいわ」
二人はシブヤ ハイアット ホテルの地下に行くと中華料理店に入った
神山はいつものように生ビールと単品の料理を注文した
食事が進むと桃子が招輿酒を呑むようになったが神山は生ビールにした
「ねえ 桃子 車の運転は?」
「ええ 出来ますよ」
「そうしたら 引越しが終ったら車をかおうね」
「えっ でも」
「大丈夫だよ 僕が出すから そうすればお買い物も楽しく便利になるよ」
「ほんとですか 私 今CMで流れているマーチがいいわ」
「うん わかったよ」

食事を終えお店を出ると輸入ランジェリーのお店に入り
カトリアーナが購入したブラジャーショーツセットを勧めた
桃子も大変気に入り8万円のセットを選ぶと
「ねえ神山さん 5セット買ってもいいかしら」
「いいよ 今 20%OFFだからもっと買っておけば」
「ふふふ でも又 来た時に買うわ」
神山は32万円をギフトカードで支払い店を出た
桃子は嬉しくて神山に抱きついて歩いていた
真紅のポルシェに乗ると代々木のマンションに向かい
途中の酒屋で缶ビールやブランデーなどを買い部屋に戻った
二人はすぐに浴室に入り湯船に浸かると神山は桃子を抱き寄せキスをした
浴室で交わり部屋に戻るとクーラーが効いていて気持ちよかった
ベッドでも桃子が積極的で神山も果てて寝てしまった
目が覚めると桃子が隣りでまだあどけなさを充分残した寝顔があった
神山が乳房を愛撫していると桃子が目を覚まして
「気持ちいいわ」

神山は乳房に顔を埋めると桃子は神山の頭をなでた
「さあ 会社にいくぞ」
「ふふふ は~い 分りました 私も支度しますね」
二人は出かける仕度をすると神山が桃子に現金200万円とギフトカード
300万円分を渡した
「えっ こんなに頂けないですよ」
「ほんと? じゃあ仕舞うよ」
「わぁ~ 頂きます ありがとうございます」
真紅のポルシェは千駄ヶ谷の桃子が住んでいるマンションに向った
駐車場に着くと雨が降ってきて車の中でキスをすると桃子が
「引越しの時はお願いします」
「うん 9時だよね だから少し早く来るよ」
桃子は再びキスをすると 神山は玄関で桃子を降ろすと手を振った

真紅のポルシェは銀座に向かい車をホテルの地下駐車場に止めた
神山は次長室のあるビルまで駆け足をして部屋に入った
「やあ こんにちわ 遅くなってごめんなさい」
「まあ 濡れているわ 傘は差さなかったの」
「持っていたけれど まあ面倒で差さなかったよ」





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2012年8月8日水曜日

Vol.760 紫陽花 -2-47



寛いでいると祐子が入ってきて神山に
「ふふふ 一緒に入らせて」
神山が頷くと湯船に入り神山に
「体を洗わせてね」
祐子がキスをすると肉棒を愛撫しどんどん大きくしていった
湯船から上がると神山の背中を洗い乳房を背中に押し付けながら
肉棒を激しく愛撫すると神山はたまらなくなり
「祐子 でるよ」
祐子はすぐに神山の前に座りおしゃぶりをすると神山は発射をして
「祐子 気持ちよかったよ ありがとう」
祐子は口を濯いだ後に神山とキスをした
「ねえ 一緒に寝てもいい?」
「うん 僕は大丈夫だよ」
祐子は嬉しくて歓んだ
ベッドに入るとき祐子はタンポンとシートで頑丈にガードをした
「ねえ 私に気を使わないでいいですよ 一緒にいると嬉しいけど」
「うん ありがとう 祐子は優しい子だね」
二人はキスをして抱き合って寝た

6月12日 金曜日 曇り
「ねえ 起きて 神山さん」
「う~ん あと5分寝かして」
「もう これで2回目よ 起きて早く」
祐子は昨夜早く寝たので今朝も6時30分に起きた
神山とSEXできない事で後ろめたい気持ちはないが
普段よりもっと神山に尽くせたら幸せと考え今朝は早くから起きて
普段と違う朝食を準備した
「う~ん わかった 起きます」
祐子は神山が起きてくれたのでキスをしてキッチンに戻った
神山は熱いシャワーを浴び体をシャッキとさせるとテラスに出て
ビールを呑みながらのんびりと庭を眺めていた
普段 余り気にしていなかったが 庭にある紫陽花が 
少しずつ色をつけて咲いてきた
家具の搬入がある午前中だけは雨が降らないよう祈った
神山はトランクス一枚で下のスタジオに行くと
ダイニングテーブルに朝食の準備が出来ていた
和風の朝食だが一品一品が時間の掛かる料理だった

神山と祐子はビールを呑みながら箸を進めると祐子が
「お口に 合いますか?」
「うん 全部作ったんでしょ」
「ええ」
「美味しいよ 大丈夫だよ」
祐子は神山との時間を幸せに感じ嬉しかった
食べ終わると神山は
「祐子 そういえば公休はどうしたの 僕も忘れていたよ」
「ふふふ 前にも話しましたが どこにも行かないし
ここで過した方が快適ですよ だからあなたが居ない時が公休です」
「でも僕は はいそうですかとも言えないしね 困ったね」
「でも 一杯休んでいるし あなたさえ良かったらこのままでいいですよ」
「そうか わかった」
神山はお茶を飲むとソファーに横になり祐子に
「ねえ 30分寝かしてね」
「ええ 大丈夫よ」

神山は30分経って起こされると体にタオルケットが掛けられていた
「祐子 ありがとう」
神山は祐子にキスをすると2階の主賓室で出かける仕度をして
バッグに現金とギフトカードを詰めてスタジオに下りた
「祐子 これは夏のボーナスだよ」
神山は現金300万円とギフトカード200万円分を手渡すと
「えっ そんなぁ~ いいですよ」
「じゃあ 仕舞うよ」
「わぁ~ 頂きます ふふふ ありがとうございます」
「うん 祐子の素直さが好きだよ」
神山は出かけるときに祐子の秘所をポンポンと軽く叩き
「じゃあ 行ってきます」
「もう朝から 行ってらっしゃい」
祐子はニコニコして神山を見送った

真紅のポルシェに乗ると千駄ヶ谷に走り桃子の部屋に向った
部屋に着くと桃子は玄関で抱きつきキスをした





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2012年8月7日火曜日

Vol.759 紫陽花 -2-47



「では 失礼します」

神山は電話を切り洋子に報告をすると
「その社長さんって 相談する人がいないんでしょ きっと」
「うん そんな感じだね」
「だって 社長交代は昨年ですもの 絶対に黒幕がいるわね」
「そうだね まあこれも試練だよ 乗り越えて貰わないとね」
「そうね これからのことを考えるといいチャンスよね」
「うん そうすれば実質ナンバーワンになれるからね」
神山は現金の包みを開けると5千万円入っていた
ロッカーの鍵を開けると5千万円を仕舞い祐子に電話をした
「祐子です」
「どうだい 具合は?」
「ええ 随分と楽になりましたよ」
「そうか それだったら外で食事が出来るね」
「わぁ~嬉しいわ ほんとですか」
「うん そうしたら6時過ぎに帰るからね」
「は~い 分りました」
神山は洋子に
「今夜 駅前寿司にいこうか」
「ほんと 誘って頂けるんですか 嬉しいわ」
「そうしたら桃子も誘うね」
神山は桃子に電話をすると
「はい ニーナ・ニーナの安田でございます」
「おっ いいね 神山です 今夜終ったら駅前に来なさい
先に行っているから 由貴も誘っていいよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます でも由貴先輩お休みだから」
「うん よろしかったらどうぞ ですよ」
「は~い 分りました」
「じゃあ 寿司屋でね」
神山は電話を切ると洋子に
「そろそろ上がろうよ」
洋子はニコニコしながら神山にキスをして
「もうすぐ終るわよ 待っていてね」
神山は頷くとスカートの上から秘所をポンポンを軽く叩いた

上原の駅前寿司ではいつものように美味しい魚を客に出していた
祐子と洋子 神山はいつものコースで魚を味わって食べていた
19時を過ぎると桃子が仲間に入り楽しく話をしていた
20日のゴルフの話になると桃子が
「祐子さんや由紀枝さんもゴルフは出来るんでしょ
だったらどこかで 何かの形で参加すると面白いでしょ」
「そうだね まだ決めていないんだよ」
祐子は桃子に
「でも みていて応援するのもいいわ それにドラコンや二アピンなど
旗を立てたり楽しいでしょ」
桃子は考え込み暫くすると神山に
「神山さん ドラコンや二アピンのホールは応援の人にも打たせてあげれば
楽しくなるでしょ」
「そうだね そのアイデアは頂だね その一打で済む訳だからね」
洋子も
「そうよ そうすればその子達も楽しくなるわ」
祐子が神山に
「神山さん 私たちにトランシーバーを買ってくださいよ
そうすれば各選手の状況がリアルタイムで分るでしょ
例えば こちら1組3番ホール 神山選手フェアウェイ真中とか
神山選手右のラフに入りボールを探していますとか
後の組に教える事が出来るし楽しいいわ」
「うん そのアイデア頂だ 明日にでも揃えるよ 
洋子 やっぱり色々と聞いてみるもんだね」
「ええ 楽しく出来るようみな考えてくれるわね」
3人の女性は色々と楽しくしようと意見を出し合い楽しい時間が過ぎた
22時になると神山が3人に
「さあ そろそろお開きにしようよ」
そう言うと帰り仕度をし神山が清算をしてお店を出た
「洋子 桃子は千駄ヶ谷だから洋子が送ってくれるかな
明日は 桃子の家具など搬入だから2時か3時に行きます」
「は~い 分りました ご馳走様でした」
神山は洋子にタクシー代を渡し 神山達もタクシーを拾い家に帰った 

赤坂のスタジオに戻ると祐子にキスをして
「さあ ゆっくり寝なさい 明日はゆっくり寝ていていいよ」
「は~い 分りました お休みなさい」
神山は2階の主賓室に行くと浴室に入りシャワーを浴びてジャグジーで





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2012年8月6日月曜日

Vol.758 紫陽花 -2-47



「えっ だってパターを入れて135万円のセットでしょ」
「うん キャディーバックとポロシャツも一緒に送りましたよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「そのうち皆で出来るように時間を調整するよ」
「ええ 事前に分れば由紀枝さんと一緒に休めるわ お願いします」
神山は電話を切ると洋子に
「洋子 よかったよ 亜矢子もあのクラブを買おうとしていたんだって」
「良かったわね 喜んでいたでしょ」
「うん 大喜びさ 良かったよ」
神山は次長席でタバコを吹かし冷蔵庫から缶ビールを出し洋子に渡すと
「まあ 少しは進んだね 乾杯」
神山はソファーに座り寛ぐと洋子が
「ねえ あの風呂敷包みはなに さっき協会から来た時に持ってきたわ」
「あっ忘れていた」
神山は洋子に田中製缶の社内不倫や社内売春の件を掻い摘んで説明し
「まだ開いていないんだ いけない」

神山は包みを開くと現金と人事命課のコピーで日付が空白の書類が
同封され 書類の空欄にはメモがあり総務人事担当顧問で
迎えたいと書かれていた
給料は150万円 顧問手当てが300万円 賞与7月10日と
12月10日の2回 各5ヶ月分
神山は洋子に見せると
「いいお話しね でも解決策はあるの?」
「うん 食品協会の眞鍋香織とも話したけど出てこないよ
彼女も言っていたけど 体を売れば安易にお金が入るし 
SEXしたければ妻子がいても求めてしまう
そうすると我慢している人はばかをみるようで自分もその仲間に入る
その輪が大きくなっている そんな構図ですかねって」
「そうね 女子社員が我慢する事を覚えて男性も自粛するのね」
「でもね どうやって我慢させるかだよね もしかして女子社員のなかで
音頭をとっている人間がいれば簡単だけどね 親分潰せばいいことだし」
「でも その裏に男性社員がいると怖い話しね」
「うん やくざの世界だね でも可能性は高い確率であるね」
洋子はPCを操作していたが神山に
「ねえ 田中製缶でしょ」
「うん なにか出てきた」
「いいえ 何も出てこないわ そうすると秘書課とか総務が握りつぶして
報道されないようにしているのね」
「業績はどうなの」
「ええ 悪くはないわよ だって関東では1位か2位でしょ
表面に出てこないわよ」
神山は再びソファーでタバコを吹かし考えた
「洋子 辞めよう 怖い話は止めておこう これは僕の仕事じゃないよ」
「そうね 相談するところが違うわね
でも どうしたらいいのか あちらさんも分らないわね」
「仕方ないよ 電話をするよ」

神山は田中製缶の社長 山下敬三に電話をした
「はい 山下ですが」
「食品協会の神山です 今日はわざわざ協会にきて下さって
ありがとうございます」
「あっ神山理事ですか メモを読んで頂けましたか」
「ええ 結論から申し上げますと この話はお受けできませんね
結構 裏があるようで怖いですね」
「そうですか 私も何かあると思っているんですよ
普通の社内売春ではないような気がしているんです」
「失礼ですが山下さんはまだお若いですよね」
「ええ 先代の社長が私の父親でして早くに亡くなったものですから
私が急遽社長に抜擢されました」
「考えられるのはそこの会社で実力を持っている人が怪しいですね
それで提案ですが探偵を雇ってみるといいでしょう
ここに有るお金は全てお返ししますから調査費で使ってください」
「いえいえ それは私の個人的なお金ですから受け取ってください
それに今言われたアドバイスを聞くことが出来ましたし」
「それでは頂きます あとはその探偵が駄目な時は警察に報告をして
助けて貰うしかないと思いますよ」
「そうですね」
「探偵と言ってもぴんからきりまでいますから充分信頼がおける人間を
探されるといいと思います
あと個人でなくて会社の方がいいかも知れませんね」
「そうですね ありがとうございます 早速探します」
「ええ ご期待に添えなくて済みませんでした」
「そんな事はないですよ いいアドバイスが頂けましたから」





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2012年8月5日日曜日

Vol.757 紫陽花 -2-47



「はいはい ありがとうございます」
貴金属売場に行くと金貨が色々と並んでいた
神山と洋子がガラスケースを覗いていると課長が近寄って来て神山に
「神山次長 如何ですか 金は価格が変動性ですが財産として
持っておかれても価値がございますよ」
神山は金貨の価格をみると9999品質で4万円だった
「洋子 どうする だって5年ほど前はグラム5千円とかしていたでしょ
今は高くても1400円だもの 逆にこれから高くなればいいけどね」
「そうね 1枚あたりの価値が低いかしら もっと高価なダイヤとか」
「おいおい それは行きすぎでしょ 4万円の金貨を例えばニアピン賞とか
ドラコン賞で使うか」
「そうね ニアピンだけじゃなくて グリーンにオンしたら1枚とか」
「そうだね そうしよう そうしたら公平に渡るかな」
「ええ 例えばショートで2打でオンしたら1枚とかね」
「女性にもチャンスはあるね」
「ええ 女性のスコアで考えていけば結構あるわよ」
神山は洋子のアドバイスで金貨を200枚買い商品券で800万円分
支払うと店員が応援を求めて数え始め確認すると神山は
「催事課の隣りに次長室があるが 1時間後に持ってきて下さいね」
店員は頷き傍にいた課長が神山に
「神山次長 ありがとうございます もし宜しかったら地金も如何でしょうか」
「ははは ゴルフ場に地金はないでしょ」
「えっゴルフの景品ですか へぇ~ 済みませんでした」
「課長 周りに話さないように 噂が流れると煩いからね いいね
噂を耳にしたら君はすぐに左遷だよ それより売上を伸ばす事を考えて」
「はい 畏まりました」
「先日のジュエリーフェアーでも昨年を下回ったでしょ
顧客の開拓をおろそかにしているからだよ 
今は 外商を頼っては駄目ということが分らないのかね
もっと勉強をしないと そのうちどこかに飛ぶよ」
「はい よくご存知で ありがとうございます 勉強をします」

二人は次長室に戻ると神山はカトリアーナに電話をした
「神山さん 昨日はごめんなさい どうしても外せなかったの」
「うん いいよ それで今日アレックスのゴルフクラブセットを送りました」
神山はゴルフコンペの話をすると
「わぁ~いいわね 私はお遊び程度だから でもお手伝いはするわ」
「ありがとう それでウェアーやシューズも揃えようと思っているんだ
出来れば東京に来れる日はあるかな」
「ええ 18日から22日まで5日間お休みよ
神山さんさえ良かったらそこの家にいたいな~」
「うん いいよ そうしたら17日夜か18日に迎えに行くよ」
「ほんと ありがとうございます 待っていますね」

電話を切るとすぐに電話が鳴った
「はい 神山ですが」
「桃子です こんにちわ」
「やあ こんにちわ」
「実は今 引越し屋さんから連絡が合って引越しは16日の火曜日の
午前9時からで決定しました」
「よかったね そうすると15日から17日まで
お休みだねそれはOK貰った?久保チーフに」
「ええ 由貴先輩に話をしてOKを頂いて久保チーフもOKです」
神山はゴルフセットを送った事を知らせウェアーやシューズも
揃えると伝えると
「そうしたら17日が由貴先輩もお休みなんですよ 
その時に一緒でも構わないですか」
「うん わかった 17日に予定を入れておくよ
由貴にも話しておいてね お願いしますね」
「は~い 分りました ありがとうございます」
神山は電話を切ると
「ふふふ 大変ね 女の子が多いと でも生き生きしているわよ」
「おいおい 僕が進めないと駄目でしょ もう
でも応援というかギャラリーが3人になったよ
あっそうだ 亜矢子に連絡をしないといけないな 忘れるところだった」

神山は亜矢子に電話をして女性の宿泊者が1名増えた事を伝えた
「そうすると 由紀枝さんと祐子さんの部屋にカトリアーナさんね
わかったわ でも凄い人数ね」
「うん お手伝いで参加をしてくれるんだよ 助かるよ
それと亜矢子のところにゴルフセットを送ったよ」
「えっ ほんと わぁ~嬉しいわ この間デパートで見ていたの
アレックスの新製品が評判がいいって」
「それだよ」





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2012年8月4日土曜日

Vol.756 紫陽花 -2-47



来てしまいました」
「うん ごめん」
安堂真由美は事務員に御礼を言って部屋から出すと香織に
「ねえ 様子が可笑しいわよ もしかして」
「ええ お尻を観て貰ったのよ そうしたらキスをされて我慢できなくて」
「わぁ~いいな~私も欲しいの我慢しているのに」
「まあまあ 真由美 今度はそちらの協会を先に行くようにするよ」
「は~い 分りました それとこちらが書留です」
神山は真由美に
「ありがとう ではお尻を見せてごらん」
真由美は真っ赤な顔になりスカートをたくし上げパンストとショーツを
下げると真っ赤なあとが残っていた
神山は香織と同じ様にキスをすると真由美は神山に抱きつきキスをし
「ありがとうございます これ以上は香織の前だと恥かしいから、、、」
真由美は急いで身繕いすると
「香織 良かったね 理事それでは失礼します」
「うん ありがとう それから君たちゴルフはするのかな」
真由美と香織はニコニコして
「しますよ 今度連れて行ってください」
「うん 分った」
神山は香織と事務員に手伝ってもらい書留を真紅のポルシェに積んだ
「香織 ありがとう」
そう言うとキスをし協会を後にした

車をホテルの地下駐車場に止めると神山は書留を持って次長室に入った
「こんにちわ」
「やあ 遅くなってごめんね それと昨日はありがとうございます」
「どうですか 具合は」
「うん 昨夜より痛みが引いたそうだ 寝ていなさいとしか言えないからね」
「そうね でも良かったわ」
洋子に祐子の報告を済ませると台車でもう一度書留を運んだ
神山は包みを開け現金とギフトカードを分けると
食品協会の会社は56社で現金が1億9千万円ギフトカードが4千万円
建築関係協会の会社は130社で現金が5億3千8百万円と多く
ギフトカードが6千4百万円だった
神山は時計をみると14時15分を差していたので現金だけ集め洋子と
一緒に銀行へ持っていった
大口預金の部屋でお札を数えると行員が
「7億2千8百万円ですがお間違いないでしょうか」
神山が頷くと通帳に入金額を記帳された
次長室に戻ると神山は洋子に
「ねえ ゴルフクラブを買わないか 今朝御殿場で見てきたんだよ
アレックスのゴルフクラブで僕が使っているクラブはOEMで元々は
アレックスの商品なんだよ どう」
「いいわね いくわ」
神山と洋子は店内のゴルフ用品売場に行くと神山が今朝購入したクラブが
飾ってあり洋子に勧めた
洋子も使いやすいクラブだと言って欲しがった
「そうしたら 僕からの暑中お見舞いで皆にプレゼントするよ」
「えっ ほんと 歓ぶわよみんな」
神山は店員にレディースのゴルフクラブセットにパターを追加し
ポロシャツ3枚とキャディーバッグそれとボールも3ダース付けて貰った
お届け伝票に由貴と桃子 カトリアーナ 亜矢子と4人分の伝票を書いた
店員が計算をして神山に
「次長 こうなります 一人単価がクラブセットパターつきが135万円
キャディーバッグ10万円 ポロシャツ4万x3で12万円
ゴルフボールが1万2千が3で3万6千円で合計が160万6千円で
4名分なので642万4千円です カードですか」
神山はバッグから商品券を出して643万円分を払った
店員は他の店員に手伝ってもらい確認すると神山に6千円のつり銭を渡した
洋子は由紀枝同様にクラブセット キャディーバッグ シューズ
ポロシャツ ゴルフボールを購入し170万円分の商品券で支払った
神山も購入してゴルフボールを追加して193万円分の商品券で支払った
店員に
「今購入した分を1時間あとに次長室まで届けてください お願いしますね」
店員は次長室が何処に有るか分らないので神山に聞いた
神山は催事課の隣りにある部屋だと教えてあげた

「さあ 金貨を見にいこうか」
「ええ でも祐子さんの分はどうするの」
「うん 連れてくるよ 彼女曰くスカートは微妙だから実際に穿いてみないと
分らないと言っていたよ」
「そうね 若い子は特に私と違ってプリンプリンですものね」
「いや 洋子もプリンプリンで気持ちがいいよ」





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2012年8月3日金曜日

Vol.755 紫陽花 -2-47



「わぁ~嬉しいわ メンバーに入れなくても応援できるからいいわ」
「ねえ祐子 ゴルフクラブセットを送られたら喜ぶかな
由貴とか桃子 あとカトリアーナはどうだろう」
「ええ カトリアーナもゴルフはすると言っていたわ
それにあなたのプレゼントなら大喜びよ みんな」
「そうしたら スカートとかポロシャツのサイズは一緒だろ」
「ええ 肌着と違うから大丈夫よ ただスカートはどうかしら」
「わかった そうしたらゴルフセットとポロシャツだけにしようか」
「ええ そのほうが無難ですよ」
「じゃあ 祐子は今日は無理としてもスカートやシューズを揃えようね」
「わぁ~嬉しいわ 痛いのもう治ったわ」
「おいおい 今日は辞めておこう それからカトリアーナと話をした?」
「ええ 午前中に電話があって あなたがいないって
言ったらまた電話をするって そう言っていたわ」
「遠慮しないで 携帯に電話をくれればいいのに
今度電話があったら携帯に電話をするように言ってくれるかな」
「は~い 分りました」
神山は祐子にキスをすると
「今日は帰ってくるけど遅くなるから早く寝なさい いいね」
「は~い 分りました 行ってらっしゃい」
神山は仕度をして家を出るとガレージから真紅のポルシェをだし
赤坂のスタジオを後にし銀座の協会に向った

日本缶詰産業総合協会の理事室に着くと眞鍋香織がニコニコして迎えた
「理事 こんにちわ 先程は済みませんでした」
神山は理事の椅子に座ると
「しかし熱心な方がいるんだね」
「ええ 多いですよ それでこれがメモでこちらを理事にと
言われ置いて行きましたよ」
眞鍋香織は大きな風呂敷包みを神山のテーブルに重たそうに置いた
神山はメモ読んで見ると東都食品に缶を納品している会社で田中製缶の
山下敬三社長からで
【当社は社内不倫や社内売春で困り 東都の田宮副社長に相談したところ
神山理事に話されたほうがいい】と書いてあった
「香織 これを読んでごらん」
神山は香織にメモを渡すと顔を赤くし読み終えると神山に
「酷い話ですね そんなに流行っているのかしら」
「まあ男性社員もよくはないが 女性社員に問題あるな そう思わないか
だってお金やSEXを拒否すれば問題なくなるだろう どうだろう」
眞鍋香織は以前の自分を言われているようで辛かったが
「ええ 言われるように女性の問題ですね
結局 体を売れば安易にお金が入るし
SEXしたければ妻子がいても求めてしまう
そうすると我慢している人はばかをみるようで自分もその仲間に入る
その輪が大きくなっている そんな構図ですかね」

神山は考えたがいいアイディアが生まれてこなかった
眞鍋香織は席に戻ると恐々とゆっくりと椅子に座った
「香織 まだ痛むのか 来てごらん」
眞鍋香織は神山のところに行くと
「ええ まだ痛いです 椅子に座るたびに理事のお言葉をかみしめています」
神山は香織にキスをすると
「見せてごらん」
香織は最初恥らったがスカートを捲くりあげパンストとショーツを下げた
「わぁ~ まだ残っているな」
そう言うと真っ赤な跡にキスをすると香織は体を捩って
「理事 駄目です 我慢しているのに あっ」
香織はお尻を突き出してきて自分でクリトリスを愛撫しはじめた
「もう理事ったら 随分と我慢しているんですよ 触ってください」
神山が香織の秘所を触るとぬめぬめした体液が溢れていた
「ほら 大きくしてくれ」
神山は椅子に座るとGパンとショーツを膝までさげ肉棒を出すと
香織はしゃがみこみ肉棒をおしゃぶりして大きく硬くした
「もういいですか 我慢できないの」
そう言うと自分から肉棒に跨って腰を振った
神山は肉棒を下から突き上げると香織は声を出さないよう口を塞いだ
暫くすると香織が口を開き首を後ろに反らすと果ててしまった

ドアがノックされると香織は急いで身繕いして神山が
「誰ですか 少し待ってください」
神山も急いで身繕いをしドアに向って
「どうぞ お入りください」
部屋に入ってきたのは建築協会の安堂真由美と事務員だった
「すみません お忙しいところ なかなかうちに来られないので





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2012年8月2日木曜日

Vol.754 紫陽花 -2-47



「はい 神山ですが」
「すみません 神山理事 私 眞鍋香織です」
「やあ こんにちわ どうされましたか」
「ええ 実はどうしてもお会いしたいと言う方がいらっしゃいますが、、、」
「う~ん 今度の土曜日は伝えたのかな」
「ええ それでも動かないんですよ」
「わかった 電話に出るように」
神山は電話に出た相手と暫く話すと眞鍋香織に代わり
「大体分ったが 困った人だね 僕が決裁権がないのにお願いしますって
それで なにかメモをして帰られるそうだ 僕は2時か3時に寄るよ
その時にそのメモを頂きますね」
「はい 分りました それと書留がまだ届いていますよ バッグは」
「う~ん 持っていないから紙袋を用意してください」
「はい 分りました それから 建築協会も溜まっているそうです」
「うん そうしたら安堂さんに言ってそこに纏めて欲しいな」
「でも 安堂さんも神山理事のファンですよ 先日 お尻を叩かれてから
二人とも大ファンになったんですよ だから会いに行ってくださいよ」
「そうか わかった そうしたらまた叩こうかな 弾力が有ってよかったよ」
「もう 嫌です まだ跡が残っているんですよ もう ではお願いしますね」
「うん 頼んだよ メモ」
「はい 畏まりました」

神山は電話を切ると由紀枝が
「まあ 女性のお尻を叩いたんですか あなたが」
「うん 久しぶりに怒ってね叩いたよ まだ跡が残っていると怒っていたよ」
「可哀相に そんな 痛かったわよ」
神山は事の成り行きを掻い摘んで説明すると
「確かに あなたに対して失礼ね 女の武器で弄ぶとは失礼だわ」
二人の話題はその失礼な女性達になりしゃぶしゃぶを食べた
神山が現金で清算すると小野貴子が
「是非 お電話くださいね 携帯がいいわ お待ちしています」
神山と由紀枝は小野貴子にお辞儀をしてお店を出ると由紀枝が
「結局 あの人は欲求不満なの?」
「うんそんな感じだね でもそうがつがつしている人でもなさそうだけどね
結構 お金は持っていそうだね」
「ええ そんな感じがするわね」

部屋に戻ると神山が由紀枝に昼寝を伝え自身も目覚ましをセットした
由紀枝が目を覚ますと神山はまだ寝ていて神山を起こした
「ねえ 起きて ねえあなた」
「ふぁ~よく寝た でも目覚ましが鳴らないよ」
「何処のボタンを押したの セットされていないわよ」
神山は目覚まし時計をみると言われたようにセットをしていなかった
「ごめんなさい 僕が間違っていました」
「大丈夫ですか? もう1時30分になるわよ」
「うん ありがとう」
神山は由紀枝の乳房に顔を埋めてキスをすると由紀枝は神山の頭を撫でた
「さあ 仕度をするよ」
由紀枝は神山のおちんちんにキスをすると
「元気でね おちんちんちゃん ふふふ」
神山の仕度が出来ると由紀枝は駐車場まで付いて来て
「このまま東京に行こうかな 明日送って貰えばいいし」
「おいおい 大変だぞ いいけどさ」
「夢よ 私も勉強があるからのんびり出来ないわ」
「うん 頑張ってね」
「は~い 分りました」
「そうだ 忘れる所だった これ亜矢子に渡して19日の分だよ」
神山は亜矢子に約束をした30万円を由紀枝に渡した
「は~い 分りました 明日渡すわね」

神山は蒼いBMWに乗ると由紀枝に手を振って別れた
御殿場ICで東名に入りスピードを上げると渋谷はすぐだった
渋谷ICで下りると赤坂のスタジオに向った
玄関を入ると蒼いBMWをガレージにいれて家に入った
神山は祐子を探すと自分のメイド室で寝ていたので起こさずに
スタジオでタバコを吹かしていた
暫くすると祐子が起きて来て
「ごめんなさい 気が付かなくて」
「いいよ 寝ていなさい どう体調は」
「ええ 昨日より良くなりました ありがとうございます」
神山は祐子にゴルフが出来るか聞くと
「ええ 大学時代は遊びでしていましたよ」
6月20日のゴルフコンペの話をして由紀枝と祐子が同じ部屋に
泊まれるように手配した事を伝えた





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2012年8月1日水曜日

Vol.753 紫陽花 -2-47



クラブのよさを話しているとアレックスジャパンの派遣社員がきて
「こちらのクラブをお持ちですか」
「ええ いいクラブですね ただ120%の力で打つと曲がるんですよ」
「ええそうですね みなさまそう言われますね ただこれは私共の
OEM商品で 元々はこちらのクラブでございます」
神山は派遣店員の案内するクラブを手にとるとなるほど同じバランスで
振りやすかった
「こちらの商品は 今月新発売したクラブです
従来品より10ヤードは出ますね 大変好評を頂いていますよ」
「そうすると今までと同じ力加減でいいのかな」
「ええ もう少し早くしてもヘッドは戻ってきますよ
結局 クラブヘッドの改良ですね 角度やバランス 重さの見直しで
充分耐えられるようになりました」
神山は試し打ちで素振りをするとシャフトがほんの少し固く感じられたが
実際に打つと結構いいタイミングで捕らえていると思った

「決めた これでレディースはあるの?」
「はい 揃えてございますよ」
神山は金額を聞くとパターまで入れたセットで135万円した
OEMが150万円だから安くていいクラブを手に入れたことになる
レディースのクラブも同じ金額だった
神山はこの際だからアレックスの商品で揃えようと由紀枝に話して
キャディーバッグも新製品の同じデザインで色違いを購入した
キャディーバッグも10万円と高かったが 会社の繁栄と思った
由紀枝のシューズやスカートそしてポロシャツ
神山のシューズやスラックス由紀枝と同じデザインのポロシャツなど
全てアレックス商品で揃えた
シューズは神山が12万円で由紀枝のが10万円だった
スカートが5万円 ポロシャツが4万円で由紀枝の分が164万円で
スラックスが7万円 ポロシャツが5万円と神山分が169万円になった
合計333万円をギフトカードで支払うと派遣店員は従業員と一緒に
枚数をかぞえ終ると
「確かに333万円ございます ありがとうございます」
二人はキャディーバッグにゴルフセットを仕舞い駐車場の車に入れた

蒼いBMWに乗ると由紀枝が
「楽しみだわ 高いクラブだけあってフィーリングが良かったわ」
「うん 女性には特にいいかもしれないね」
マンションに近づくとしゃぶしゃぶ屋が見えてきて駐車場に止めた
店内は11時30分すぎだったので余りお客は居なかったが
エレベーターで会った女性が注文を聞きに来たので神山が
「どうも 先程は」
女性はニコニコして
「先程はどうも失礼をしました 何にされますか」
「ええ ランチメニューで牛肉を追加で300gほどお願いします
あと生ビールをお願いしますね」
「はい 畏まりました 私 ここのオーナーで 小野貴子と申します
これからも よろしくお願いしますね」
そう言うと魅力的なお尻を神山に見せ付けて厨房にオーダーした
「ねえ 由紀枝 7月から本勤務になると公休前日は12時上がりでしょ」
「ええ 嬉しいわ そうしたら昼寝をして夕方ゴルフの練習場ね」
「うん いいね 僕も来て一緒にコースに出ようよ」
「いいわね そうしたら練習場の会員になろうかな 安かったらね」
話をしていると小野貴子が生ビールとしゃぶしゃぶのセットを運び
「でも 羨ましいですわね 聞こえましたよ テラスで ふふふ」
神山と由紀枝は顔を赤くして
「ええ 天気がよく気持ちが良かったので すみません」
「ふふふ 元気があっていいわね 私 一人だから大変よ いい声聞くと」
小野貴子はニコニコして神山と由紀枝に名刺を渡し
「ここは私が出ても出なくてもいいの スタッフに任せているのよ
今日は天気もいいのでお手伝いにきたのよ
今度 私のお部屋に遊びにきてくださいね 美味しいしゃぶしゃぶを
ご馳走するわ」
「ありがとうございます」

小野貴子は自宅の電話番号と携帯の番号を教えカウンターに戻った
「へぇ~ 由紀枝 一人だって 凄いね お店を持ってね」
「ええ なにかここだけじゃない雰囲気ね」
「確か 昨日もあの人とすれ違ったようだけどな」
「何処で」
「うん エントランスで エレベーターを待っている時にね」
「ふ~ん そうなんだ 夜は忙しいのにね」
「でも ほらオーナーってお店を任せる人がいるからね そっちでしょ」
二人は小野貴子のことを話しながら食べていると神山の携帯電話が鳴った





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