6月10日 水曜日 晴れ
神山は一人早く目を覚まし熱いシャワーを浴び躰をシャッキとさせた
昨夜も祐子とカトリアーナに攻められたがなるべく体力を使わずに
彼女達を満足させた
神山は昨夜 祐子とカトリアーナに今日の午前中桃子の部屋探しに
付き合うか聞いたが朝にならないと分らないと曖昧だったので
一応メモを書置きして部屋を出た
真紅のポルシェに乗ると桃子の千駄ヶ谷に向った
途中洋子に電話をし有事の時には連絡するよう伝えた
桃子のマンションに着くと電話をして部屋に行くと桃子が
「わぁ~嬉しいわ おはようございます」
「やあ おはよう 準備は出来ている?」
桃子は昨日 洋子から聞いた印鑑や運転免許証を準備していて頷いた
二人は不動産屋に行くと営業マンが聞いていて直ぐに現地に行ってくれた
洋子が話したように由貴のマンションと近い場所で間取も殆ど一緒だった
最上でバルコニーも広く申し分なかった
玄関を入ると14畳のLDKで左側に8畳の寝室が有りLDKの右側に
ガラス張りの大きな浴室があった
桃子も気に入った様子で新しい生活のイメージを描いていた
「どうだい 僕は問題ないと見たけど」
「ええ あとは家賃ですね 月9万円は2万円ほどオーバーかな」
「うん 僕が出してあげるよ ここがいいのなら早速契約だね」
「わぁ~嬉しいわ 本当ですか ありがとうございます」
桃子は神山にキスをしてお辞儀をした
部屋を出ると営業マンに明日から入居できるように契約すると伝えると
喜んで営業所に戻った
神山は車の中で営業マンに代々木の不動産屋との関係を聞くと
社長が同じで系列は一緒と答えた
代々木の営業所に戻ると営業マンが早速賃貸借契約書を制作して
安田桃子に提示した
神山が敷金と礼金 前家賃で合計6ヶ月分 今月家賃日割り計算6万円で
60万円になるが昨日20万円を引き40万円支払った
神山は一回桃子の部屋に戻り
「しかし 由貴と同じ様に何もないな 感心するよ」
「そうでしょ でもこれで充分よ ふふふ」
桃子は神山が提案する家具類を受け入れここで使っているものは
殆ど廃棄処分にする事にした
神山は渋谷の輸入家具専門店に電話をすると
「ギフトカードのお取扱は出来ますよ ええ 何処の会社でもOKです」
電話を切ると渋谷の家電量販店に電話をし同じ事を聞くと
同様に取扱をしていると言われた
神山は桃子に必要な家電製品などリストを作るように言ったが
「もう 作ったのよ 実はふふふ」
「そうしたら 由貴に電話をして 明後日お休み出来るように聞いてね
ほら 家具などは先行して納品すれば楽でしょ」
桃子は頷いて由貴に電話をするとOKを貰い
「桃子 引越しは来週の火曜日か水曜日にして 前後は準備で休んでいいよ」
「ありがとうございます そうしたらこれから引越し屋を探して又連絡します
今日駄目だったら 明後日に連絡します」
「うん 月曜から木曜日に引越しという事で久保チーフと筒井社長に
伝えておくからね 大丈夫よ」
「ありがとうございます 助かります」
桃子は神山に休みが取れた事を伝えると神山は
「そうしたら 家具類や家電製品を買いにいこう」
神山は桃子にキスをすると桃子が
「だめ 私が欲しくなるから もう」
二人は笑いながら部屋を出て真紅のポルシェの乗るとすぐに
渋谷の輸入家具専門店についた
神山は何回も来ている家具コーナーに行くと店員が神山を覚えていて
「いらっしゃいませ いつもありがとうございます」
神山はチェストや引出しチェスト 食器棚など家具を同じシリーズで
揃えると桃子が驚いて
「いいんですか そんなに」
「うん だって本物だからいつまでも使えるよ」
神山は260万円分のギフトカードで支払うと配達日を12日金曜日の
午前中にお願いした
ベッドもその店員に頼み羽毛布団や高級コットンのタオルなども
同日配達を依頼して80万円分のギフトカードで支払いをした
店員が照明器具が新しくなったので是非見てくださいと言うので
神山と桃子は照明器具を見にいくが桃子は拘りがなく神山が選んだ
クーラーも選び家具類と同じ配達日で工事も午前中に依頼をして
60万円分のギフトカードで支払った
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