神山達は部屋に戻るとカトリアーナに
「僕はこれから車を借りてくるからここで待っているそれとも着替える?」
「私 着替えたいわ そうしたら部屋に電話を下さい」
「うん分りました じゃあ祐子行って来るね 留守番を頼んだよ」
「は~い 分りました いらっしゃい」
神山はホテルを出ると駐車場から車を出して
熱海のレンタカー営業所に向った
いつも借りているフェアレディーZの4人乗りが空いていたので借りた
神山はホテルに戻り祐子とカトリアーナを乗せるとそのまま箱根の
山登りをして芦ノ湖に出た
湖畔で休憩をしタバコを吹かしているとカトリアーナが
「あなたの良さが段々と分ってきたわ 素敵よ 紳士だわ」
「ありがとう 光栄だよ」
神山はそれ以上言わずに遠い青空を見ながらタバコを吹かした
タバコを吸い終わると2人に
「もう休憩はいいかな?」
「は~い 大丈夫よ おトイレも済んだわ」
神山は車に2人が乗ると湖畔の道を北上して乙女峠のトンネルを抜けた
御殿場に入ると駅前寿司屋に着いた
店内に入ると元気のいい女将が迎えてくれて神山に
「今日は外人さんも一緒ですか なかなか」
「ねえ 女将さん 部屋って空いている 車だから帰りに昼寝をしたいんだ」
「うん 空いているよ 少し割高だよいい」
「OKそうしたらさ いつものようにおつまみと生ビールをお願いしますね」
女将に注文すると部屋を案内してくれた
少し離れになっていて 3部屋ほどあり襖を開けると14畳ほどの部屋で
庭は手入れされた日本庭園が演出されていた
奥の襖をあけると布団が敷かれていて神山は割高の意味が分った
座卓に着くと女将が生ビールをジョッキとピッチャーに入れてきて
おつまみも大盛りで運んでくれた
「あと 天ぷらと焼き魚でいいかい」
「ええ お任せで」
女将が帰るときに
「用がある時はそこの赤いボタンを押してね 直ぐに来ますよ」
そう言うと女将は部屋を出て行った
「じゃあ カトリアーナとSEX出来たので乾杯」
カトリアーナや祐子はニコニコして乾杯をした
まだ12時になっていなかったが二人は美味しいと言ってよく食べた
神山は二人に失礼と言って庭に出て由紀枝に電話をした
「わぁ~神山さん お久しぶりです」
「今 駅前の寿司屋に来ているけれど どう来ない」
「いいの 行っても」
「うん 大丈夫だよ」
「良かった これからお昼を作るところだったの
でも よく休みって分ったわね 亜矢子さんに電話したの」
「いや 感ですよ ほんと 何処にも電話していないよ」
「そうしたら すぐに出ますね」
「うん 今日は離れにいるよ 女将が知っているよ」
「は~い 分りました」
神山は席に戻ると祐子とカトリアーナに
「これから ここにお友達がくる 仲良くしてね」
祐子が
「は~い 分りました でも凄いわね」
「まあ 色々あってね」
神山が告白しても祐子は全然動揺しなかった
逆に由貴や桃子のように友達が増えれば楽しくなると思った
神山が選ぶ女性だから不良は居ないし逆に頭のいい子ばかりだから
祐子も楽しく話が出来た
一方カトリアーナは訳の分らないまま友人が出来る事に多少の不安があった
食べたり呑んだりしていると襖が開き由紀枝が入ってきた
「わぁ~ 神山さん お久しぶり」
そう言うとキスをして祐子とカトリアーナに自己紹介をした
祐子も自己紹介をすると由紀枝が
「祐子さんが神山さんの家に居る方なのね 素敵ね」
「由紀枝 確か 祐子と同学年だよ 祐子の語学は抜群
まあそんな事があってなるべく早く会わせたかったんだ」
「わぁ~嬉しいわ 来週からフロント業務ですって よかったわ
教えてくださいね」
「ええ 出来る事は何でも教えるわよ」
「神山さん こちらの方は?」
「うん 実は昨夜お友達になった」
「えっ 昨夜、、、」
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