2012年7月14日土曜日

Vol.735 紫陽花 -1-46



カトリアーナは桃子のほほにキスをすると桃子は
「相手が違うでしょ もう 私レズには興味ないのよ神山さんにしなさいよ」
桃子は言うと気が付いたが遅かった
カトリアーナは神山のほほにキスをして桃子にフランス語で
「桃子先輩の指示でしました OK」
みんな大笑いをした 見ていた洋子が神山に
「あ~あ 20代に戻りたいわ 元気があって羨ましいわ」
「まあまあ 自然に任せるしかないよ 実はカトリアーナと祐子に
降参したんだ 完全に負けたよ」
「へぇ~ そうなんだ やはり若さね じゃあ今夜も負けね」
「うん 手を抜く方法を考えついたんだ 内緒だよ」
「まあ いやらしい 一生懸命あなたを愛しているのに 手抜きだって」
「おいおい 勘違いしないでくれよ 勿論 僕も一生懸命だよ」
「そうでないと 可哀相よ もう」

神山と洋子が話 他の4人が話す格好になった
カトリアーナは由貴や祐子 桃子達と話をしていると大学の
同級生より全然大人で頭が切れると感じとり
内容が判らないと質問をして友達になっていった
神山の携帯が鳴ったので出てみると由紀枝からで
「こんばんわ 由紀枝です 先日はごめんなさい 寝ている時に帰って」
「いや 車だし仕方ないよ どうフロントは」
「ええ 大丈夫よ 今日は外人さんと話もしたし順調よ」
「良かったね ちょっとまって カトリアーナ 由紀枝だよ
フロント業務が順調で電話をくれたよ さあ
カトリアーナです 由紀枝さん 良かったわね」
由紀枝はフランス語で
「カトリアーナさんに自信を付けて貰ったから 楽しく話せたわ
ありがとうございます」
「ううん あなたの温かさが伝わったのよ よかったわ」
「うん ありがとう でも煩いわね どこなの」
「ええ 東京よ 待ってね洋子さんと変わるわね
洋子さん 由紀枝さんです
由紀枝さん こんばんわ 今聞いたわ よかったわね」
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんもいるんだ ありがとうございます」
「まだお友達がいるけど まってね
ねえ あなた由紀枝さんを知っているのは後は誰?」
「うん 祐子だね」
「由紀枝さん 祐子さんと変るわね はい 祐子さん
祐子です 由紀枝さんこんばんわ 良かったですね カトリアーナが
言っていたように由紀枝の真心が通じたのよ 頑張ってね
また 時間を作って会いましょうよ」
「ふふふ その時はお願いしますね」
「こちらこそ お願いしますよ ふふふ 神山さんと変りますね
はい 神山さん
由紀枝 皆が励ましてくれて嬉しいね 僕も嬉しいよ
皆が由紀枝を応援しているから 頑張れ」
「は~い 分りました ありがとうございま~す」
「じゃあ また電話するし 何かあったら連絡しなさい いいね」
「は~い 分りました 早く来てね」
「うん 今度行くときは驚く車で行くよ 楽しみにね」
「ふふふ 待っていま~す それでは お休みなさい」
「うん お休み」

電話を切ると由貴と桃子が神山に由紀枝の事を聞いてきたので
掻い摘んで話すと由貴も桃子も知っていた
由貴と桃子もフランス語大会で見かけている事と凄く美しい女の子と
印象が残っていると言った
「へぇ~ 祐子さんと由紀枝さんが決勝で争ったんですか 凄いですね」
由貴が言うと桃子も
「由紀枝さんて英語が抜群に上手で確か大学2年の時に すでに
ビジネス英語をマスターしていたと噂で聞いた事があるわ」
洋子が
「そうなのね 私も聞いたけれど 私より上手よ凄い子ね
祐子さんと話をしても全然遜色ないしね」
「しかし 凄い頭脳の持ち主ばかりで幸せですよ」
「ふふふ なにも出ないわよ 今ごろ言っても ねえ」
「そうですよ でもやっぱり男は神山さんのように優しくなければ
基本的に駄目ね 私は」
「桃子はまだ神山さんの事を少ししか見ていないわよ
優しさだけじゃないわよ もっと抱かれてよさを見つけなさいよ」
「でも由貴先輩 私 まだ一緒の時間が少ないんですよ
だって 私の周りにこれだけの女が居ていつ順番が廻ってくるか
もう 由貴先輩は何回も抱いて貰っているでしょうけど
でも 私は いいの最後には福がくるから 待っています」






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