2012年7月5日木曜日

Vol.726 ゆり -12-45



「ねえ 水着を貸して 洗濯しておくわ」
「うん ありがとう」
神山は水着を祐子に渡すと部屋着姿の祐子に後ろから抱きかかえて
乳房を揉みだした
「駄目よ 我慢して これが終るまで」
神山はソファーで寛ぐと冷蔵庫から缶ビールを出して呑み
タバコを吹かしていると祐子は自分の水着も洗濯を始めた
神山はベッドに横になると寝てしまった
祐子は洗濯が終わり水着を浴室に干し乾燥機をかけた
部屋に戻ると神山が寝ているで祐子も隣りに寄り添って寝た
1時間ほどすると神山が目を覚まし祐子を起こした
「ごめんごめん 寝てしまったよ」
「ふふふ いいわよ 私も寝ていたから」
「うん 寝られる時には寝るが一番さ」
「そうね ゆっくり出来る時は体を休めないとね」
「うん 明日は朝早いからね 8時30分にはここを出たいな」
「そうしたらレンタカーはどうするの」
「う~ん 明日帰そうと思ったけど今帰してくるか」
「ええ そのほうが楽でしょ」
「わかった じゃあ行ってくるよ 一緒にいく?」
「ううん待っているわ」
「じゃ行って来ます」
神山は部屋を出ると駐車場のフェアレディーZに乗ると熱海の
レンタカー営業所に向った
レンタカーを返すと宝くじ売場によっておばさんに挨拶をすると
「ここはこの間も大当たりだよ たしかあなただったよね」
「ええ ありがとうございます」
神山は試しにスクラッチを5枚買うと全て5万円で運が付いていると思った
「おばさん ありがとうございます 今日はこれで止めておくよ」
神山は自分の車をホテルの地下駐車場から出すと祐子の待つ
ホテルまで急いで帰った

部屋に戻ると祐子がそろそろ夕食だからレストランにいこうと言うので
神山は部屋着に着替えレストランに行った
昨日と同じテーブルに案内され夕食を堪能した 食後神山達は
一旦部屋に戻り普段着に着替えるとラウンジでカトリアーナの
電話を待った
22時を過ぎた頃にカトリアーナから電話があり
講習会が遅くなった事のお詫びがあった
「それでこれから着替えて直ぐに行きます」
「はい 待っているよ
祐子 カトリアーナは 今終ったんだって 大変だね」
「凄いわね だって4時からでしょ まあ一日働いた事になるわね」
「でもよく頑張るね」
「ええ 頑張り屋さんね ふふふ」
神山と祐子はカクテルをお代わりしているとカトリアーナがニコニコして
「ごめんなさい 遅くなりました」
「お疲れ様でした よく頑張るね」
「ええ 講習会はもっと早く終る予定だったのよ
でも分らない人が多くてそれで遅くなったの ごめんなさい」
「いいよ お仕事優先さ ところでおじ様達はどうだった」
「ふふふ 簡単だったのよ プールの中では
でも食事の時にビールや日本酒を呑んでいるもんだから
講義を聴く状態じゃなかったわ ほんと厭らしいわね」
「例えば」
「ええ 講義に関係ない質問が多くてね 例えば女性がワンピースの
水着を着ている時におしっこをする場合どうするんだとか
ビキニのショーツを穿いていて脱げた時はどうするんだとか
ほんと低次元の話で嫌になったわ でもお金でしょ
だから我慢して話をしたわよ」
「辛いよな でもそれが現実だよ お金を払う方が強い
貰う方はどうしても我慢が必要になるね」
「そうね でも 暗いHな人は嫌だな Hでも爽やかで明るければいいね
同じHな内容でも 印象が全然違うと思うんだ」
「うん 僕もそう思うよ」

3人はカクテルを呑んでいると昨夜のバンドが映画音楽のバラードの
演奏を始めると神山は祐子を誘って踊りだした
神山は両手を祐子の腰に巻き祐子は神山の頭の後ろで手を組んだ
綺麗なステップで踊る二人に廻りの人も踊りを遠慮をして見る人もいた
決して派手なステップでは無いが祐子を上手にリードをしていた
曲が終わりに近づくと神山は祐子に
「投げるよ 落ち着いて」





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