6月8日 月曜日 曇り
神山は次長室に入ると早速アレックスジャパンの
アレックスJrに電話をした
「やあ 神山さんおはようございます」
「やあ アレックスJr おはよう 元気ですか」
「ええ 元気にやっているよ ところで今日は御殿場の件ですか」
「うん いい女性を見つけたんだ」
神山はカトリアーナ ドヌーブの事を詳しく話して
御殿場アウトレットの受付け業務に使えないか打診すると
「大丈夫だよ 神山さん そうしたら1回簡単な面接をして来年の
入社式が終ったら御殿場アウトレットの勤務でいいと思うよ
もし 本人が空いているなら事前に商品知識をつけるために
研修をしてもいいよ 大丈夫だよ いつでも待っているよ」
「ありがとう そうしたらカトリアーナと連絡をとってアレックスJrに
詳しい日時を連絡するよ」
「分りました」
神山は早速カトリアーナに電話をすると今日は15時に仕事が終るといい
明日と明後日は休みだといった
「そうしたら 夕飯は僕達と一緒に食べて明日面接しようか」
「ええ 嬉しいわありがとうございます」
神山はアレックスJrに電話をすると明日9時30分なら時間がとれると
快く引き受けてくれた
ソファーに座りタバコを吹かすと亜矢子に逢ってみたくなり
神山は亜矢子に電話をするとまだ勤務中だが明日休みで今日は
12時に終わり御殿場駅には15分位で来れる事を言われた
「そうしたら 駅前の寿司屋でお昼を食べようよ」
「わぁ~嬉しいわ 必ず行くからね」
神山は駅前寿司屋の電話番号を伝え電話を切った
「おはようございます」
洋子が丁度出勤してきた
「やあ どうだい体調は?」
「ええ 大丈夫よ ありがとうございます」
神山は昨日と一昨日の事を話すと
「へぇ~ 由紀枝さんと祐子さんがコンテストで争ったの 凄いわね
私も出たのよ でも1番にはなれなかったわ」
「まあ 本人達は喜んでいたよ 久しぶりだからね」
「良かったわね」
神山は洋子にアメリカナ大使館ジョン ブラームスに何を送るか訪ねると
「どうなのかしら やはり現金でしょうね」
神山はアメリカナ大使館のジョン ブラームスに電話をして
昨夜のお礼と今日これから会える時間を聞くと
「うん 今から1時間は空いているよ」
「ありがとうございます 私の秘書が伺います お願いします」
「なにか 特別な用事かね」
「ええ お世話になっているので 私の気持ちをお届けしますよ」
「そうか ありがとう あの美しい女性だろ 待っているよ」
神山は電話を切ると洋子に
「1千万円の包みをアメリカナ大使館のジョン ブラームスに手渡しを
してほしい 今から1時間しか空いていないと言っていたから
直ぐに出かけて貰えるかな」
洋子は頷くとビジネススーツに着替えると神山に
「車は?」
「うん いいよ使って でも僕が11時から使うからね 寄り道しないでね」
「もう 渡すだけでしょ 30分だから10時過ぎに戻ってくるわ」
「うん 首都高を1週されると間に合わないからね」
「は~い 分りました もう」
洋子はフェアレディーZのキーを神山から受け取り部屋を出た
神山はタバコを吹かし少し寝た
昨夜は祐子とカトリアーナに攻められて寝たのが2時を廻っていて
今朝も6時から攻められ少し睡眠不足だった
目覚ましが9時55分で鳴ると神山は眠い目を開けてGプロの部屋に行った
佐藤部長が神山に
「山ちゃん 実は土曜日も出勤してなんとか仕上げましたよ」
神山は各ブースの最終デザインを確認すると
「そうですね 僕は大丈夫だと思いますよ
しかし鈴や食品のブースは凄いですね 今まで話していた事が
集約されていて楽しくてリピートが見こめていう事無いですね」
「ええ 問題は金額ですね 70億かかります そこがネックです」
「う~ん 実際問題70億は無理だと思いますよ せいぜい20億まで
下げていかないと」
神山と佐藤は金額面で折り合わず考えてしまった
「そうしたら佐藤部長 これはA案で残し20億で出来るものも
考えてもらえませんか そのうち僕がお金を集められたら
A案だし 駄目だったらB案でいきましょうよ」
「そうしましょう A案は私が見ても行きたくなるプランですからね」
「企業説明用にブース内のパースも同時進行でお願いしますね
.