神山の話が終ると洋子から電話が入った
「はい 神山ですが」
「ごめんなさい 今 日本缶詰産業総合協会の眞鍋香織さんて秘書の方から
電話が入って書留が相当来ているので取りに着て欲しいといわれました」
「うん ありがとう では協会に立ち寄って部屋に行きます」
神山は何故自分の携帯に連絡しないのか不思議に思って携帯を見ると
丁寧に電源を切っていた
神山は二人に
「じゃあ 行ってきます」
「は~い 行ってらっしゃいませ」
神山はガレージに入ると蒼いBMWアルピナB12に乗り近くの銀行で
1億円を入金すると銀座の日本缶詰産業総合協会に向った
この蒼いBMWは真紅のポルシェと同じ様に運転しやすかった
日本缶詰産業総合協会の入っているビルに着くと神山はエレベーターで
協会事務所に行った
理事室に入ると秘書の眞鍋香織が待っていて神山に紙袋5つを持って表れた
「神山理事 こんにちわ こんなに来ていますよ
それで送り主は全てリストを作り先程礼状を出しておきました」
「うん ありがとう でも凄い数だね」
「ええ お中元と重なったので多くなったと思いますよ」
「そうだ 僕の携帯に電話をくれた?」
「ええ 電源が切れていたのであちらのお部屋に電話をしました
済みませんでした でもどんどん溜まるので早くお渡ししたかったのです」
「いや 謝らなければいけないのは僕さ ありがとう」
眞鍋 香織は神山の机に近寄り
「ねえ 神山理事 いつ誘ってくださるの もう待ちきれないわ」
「うん なかなか時間が無くてね ごめんなさい」
「う~ん もう 早く誘ってくださいよ」
神山はブラウスの間から覗く乳房にドキドキした
眞鍋香織も知っていて乳房が見えるよう机に手をついて話していた
神山はここでは声が聞こえるしどうにもならないので今日は諦め
「香織さん 必ず誘うからその魅力的なバストを隠してくれよ
でないと僕は立てなくなるよ」
「いいわよ じゃあ許してあげる どれどれ」
香織は机をまわって神山の下半身を触った
「わぁ~ 大きくしているわ 凄い」
神山は弄ばれた事に頭にきて
「いい加減にしろ 魅力的な体を見せ付けられれば大きくなるさ
そうやって僕の事を遊ぶならもう誘わない いいね」
眞鍋香織は神山が本気で怒っている事を感じ取り
「ごめんなさい そんなつもりは無かったんです ほんとごめんなさい
もう二度としません ごめんなさい」
「君のように抜群な容姿端麗なら僕でなくとも一杯男は寄ってくるだろう
そちらの男と一緒にされると迷惑だ 勘違いもはなはだしいぞ」
「ごめんなさい もう許してください ごめんなさい
ただ 建築の安堂さんとどちらが先に神山理事と親しくなれるか
競争をしていたんです ごめんなさい」
「ばかもの 僕をそのような事に巻き込むなんて迷惑だ
何を考えているんだ 毎日SEXの事ばかり考えているのか ばかもん」
神山は完全に怒り眞鍋香織に安堂をここに来るように指示をした
「え~ そんな秘書は要らないぞ ほんと」
神山は安堂真由美が来るまでタバコを吹かしていた
眞鍋香織は机の前でうなだれ涙を流していた
暫くすると安堂真由美がニコニコして理事室に入ると
眞鍋香織がうなだれているので驚き
「どうしたの香織 泣いているけど」
眞鍋香織は無言で答えなかった
神山は安堂真由美に眞鍋香織と同じ事をいい叱った
安堂真由美も香織同様うなだれ泣き始めた
「神山理事 ごめんなさい 二度とそのような事をしません ごめんなさい」
「いいか二人とも するしないではない そのような考えを持たない事だよ
そうだろう 二人のプロポーションを見れば分るさ
それを武器にして男を弄ぶとは 何を考えているんだ 迷惑だよ僕は」
「はい 分りました 本当に済みませんでした」
「そんな考えを持っているうちは誘わないよ いいね 本来なら首だ」
「神山理事 それだけはご勘弁してください お願いします」
眞鍋香織と安堂真由美は必死に神山にお願いした
このような協会はやはり政府の一機関なので給与や待遇がよくて
眞鍋香織や安堂真由美は辞めたくなかった
今までの理事は年寄りばかり相手にしてきてSEXも満足に出来ず
はけ口を外に求めたが協会勤務の性格上諦めていた
そこへ若い神山が就任した事で二人はどちらが先に神山と関係できるか
争っていた
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