「でも 何時から隠していたの」
「うん 温泉の時かな ごめんなさい」
「もっと早く教えてくれれば良いでしょ」
「うん ごめんなさい ほら忙しくて」
「もう 私は隠さないでってお願いしているのに」
神山が完全に意気消沈をしているとカウンターの由貴が座敷に来て
洋子に英語で
「ごめんなさい 私が神山さんに甘えたんです
だからそんなに怒らないで下さい 神山さんが可哀相です」
それを聞いていた安田桃子も座敷にきて英語で由貴に
「やっぱりそうだったの この頃先輩が大人になって美しくなったって
皆で言っていたの そうだったの 先輩 おめでとうございます」
由貴が安田桃子に英語で
「でも 絶対内緒よ でないと先輩後輩の縁は切るからね いいわね」
「ええ 大丈夫よ そんな事して損をするのは私ですよ」
洋子が二人に英語で
「二人の英語は上手ね 何処の大学」
安田桃子が
「ええ 青山学院の英語クラブです」
「えっ 私の後輩よ 貴方達は それでしっかりして綺麗な発音なのね」
神山が驚いて英語で3人の女性に
「そうすると大学も一緒 クラブも一緒なの、、、」
3人はニコニコして頷いた
今度は日本語で
「もう 分った事だ こっちに来てたべよう さあ」
「そうよ いらっしゃい ここに」
由貴と安田桃子が座敷に座ると女将がビールやおつまみを運んでくれた
神山が女将に天ぷらや照り焼きなど注文した
由貴は相変わらずに英語で洋子に話をした
誕生日を一人寂しく過ごした事や翌日神山に誘われてホテルに誘ったのは
私が誘った事 このロレックスも建て替えてもらった事など話した
洋子も英語で由貴に事情が分ったから仲良くしましょうと言って
安田桃子と3人で乾杯をした
その時に安田桃子が顔を赤くして英語で
「私は まだ神山さんに抱かれて居ないわ 先輩達2人は抱かれているのに
なぜ 不公平な事がいいんですか 私も神山さんにバージンを捧げたいわ
それに 引越しだって神山さんに手伝って貰ったんでしょ」
「えっ 言っていないよ そんな事」
「話を聞いていれば分りますよ 駄目です先輩隠しても」
洋子が神山に英語で
「まあ そんな事も隠していたのね もう」
「ほら 洋子が生理で休んでいる時で その まあ ごめんなさい」
由貴が洋子に英語で
「神山さんが悪いんじゃないんです 私がお願いしたんです
だから 神山さんを苛めないで下さい」
洋子は神山に英語で
「分りました もう 隠さないで下さいね お願いします
でも 後輩一人置いてきぼりは酷いわね ねえ安田桃子さん」
「ええ 先輩もそう思うでしょ」
「ええ そうよね どうしましょう 神山・さ・ん」
「だって その え~」
「ねえ 一人置いてきぼりよ それもバージンよ
私のバージン 由貴さんのバージンを奪っておいてどうするの」
神山は完全に洋子に主導権をを奪われた
由貴と安田桃子はビックリして洋子に
「わぁ~ 凄いわ そこまで守ったんですか」
洋子が顔を真っ赤にして二人に英語で
「私をその気にさせる男性が居なかったの 神山さんが始めてよ
胸をときめかせて その気にさせたのは、、、」
女性群は男性像などで盛り上がり神山は一人かやの外だった
しかも大学で英語クラブの先輩後輩となると話は尽きなかった
神山は一人で食べているとすぐにお腹一杯になって
「洋子 先に帰るよ」
3人の女性は居ないとつまらないと言って帰さなかった
しかし神山は話す事も出来ない状態なので再び洋子に
「先に帰るよ」
そう言って立ち上がり 女将に挨拶をして出て行った
洋子が追い駆けてきて
「ねえ 何を怒っているの」
「いや 怒っているのじゃなくて飽きれたよ
大学時代の事を話したかったら別な時に機会を設ければいいだろう
今夜は僕が居なくてもいい内容ばかりだったよ だから帰る
僕の事を責めていたけど 洋子はどうなんだ 僕はお飾りじゃないぞ
だから 帰る では」
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