由紀枝はもう一つの箱を開けると
「わぁ~ 素敵よ すごい これ着るの私が わぁ~セクシーよこれ
だけど すべてみえみえでHね」
「うん 似合うと思ったのさ 輸入品だよ」
由紀枝もう一つの箱を開けるとキャミソールとショーツのセットを広げ
「ぎゃあ~ もう すごい これも着るんでしょ ふぁ~すごいHね」
「うん Hが好きだから ははは いいだろう」
「ありがとうございます 欲しかったけど相手がいなかったし
でも 昼下がりにこのネグリジェを着てバルコニーでワインが最高ね
映画で有ったでしょ ふふふ」
神山はお揃いの部屋着に着替えソファーに座ってビールを呑んだ
「あれっ ここのチェストは?」
「ええ 家具屋さんが運んでくれたわ ごめんなさい」
「うん よかったね わかったよ 由紀枝を見ていると手伝いたくなるさ
このままで良いですと言ってもね そんな力を持っているよ」
「ごめんなさい 私断ったんだけど でもね聞いて 寝室のガラスを
開けて お布団は綺麗に直してあったの よかったわ」
「そうだね でも良かったよ ありがとう 由紀枝もここに来て呑もうよ」
「でも もうすぐ出来ますよしゃぶしゃぶが そうだお野菜を乗せる
お皿をとってください それからポン酢たれを入れる小鉢もお願いします」
神山は由紀枝に言われた食器を棚から出して
「これで いいかな」
「ええ ありがとう~」
由紀枝がテーブルに野菜のお皿やお肉を乗せたお皿を用意すると
神山はテーブルコンロに火をつけてお鍋を置き
冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注いだ
由紀枝を席に座らせて
「では 新居 初めてのお食事に乾杯」
「かんぱ~い あなたごめんなさい これしか出来なくて」
「何を言っているんだよ 僕には充分だよ こちらこそ感謝をしていますよ」
二人はお惣菜をつまみにビールを呑んでいると鍋の中がぐつぐつ煮立って
きたので神山は火力を調整して
「さあ しゃぶしゃぶだよ 由紀枝」
由紀枝も神山も久しぶりに家庭の味を味わった
神山はワイングラスを出して冷蔵庫のワインを注ぎグラスを合わせた
由紀枝は終始ニコニコしていて嬉しそうだった
神山も由紀枝の顔を見ているだけで幸せだった
知らない間にお肉が無くなり神山が由紀枝に
「お肉 もう無いけどそんなに食べたかな 由紀枝」
「ふふふ 大丈夫ですよ ご安心下さい 冷蔵庫にまだ隠してあるの」
そう言い残りの半分を冷蔵庫からだして
「ほら 時間が経つと美味しく無くなるでしょ だから冷やしたの」
神山は感心をして
「どこで覚えたの」
「ええ 時々おじさんに教えてもらったわ」
「そうか だから野菜も綺麗に切れているんだ 納得」
「さあ 早く頂きましょ」
二人はワインを呑みながらお肉を味わっていた
野菜や牛肉を食べると今度はきしめんを食べることになった
椀に塩コショウを入れ万能ネギを入れてしゃぶしゃぶの
スープを入れて完成だが スープが少なくなったのでお湯を注ぎ足し
沸騰すると つけたれは完成 きしめんを湯の中に入れて
少し茹でると由紀枝が
「そろそろ大丈夫よ 食べましょう」
二人はつるつるするきしめんをすくってタレで食べた
「由紀枝 いけるね 美味しいよ」
「ふぁ~ お家でも出来るのね 美味しい~」
由紀枝はニコニコして食べた 上手に出来た事がよほど嬉しかった
食べ終わると後片付けを神山も手伝っていたが時々部屋着の上から
おっぱいを触ったりちょっかいを出していた
その都度由紀枝は注意するが顔が怒っていないので又悪戯された
「はい ありがとうございます 片付きました
お茶を用意するからソファーに座っていて」
神山はガラスが少し曇ったのでガラス戸を開けると気持ちの良い
風が部屋に入ってきた 神山は由紀枝を呼んで
「ほら 見てごらん 星があんなに綺麗だ 東京では見られないよ」
由紀枝がお茶をテーブルに置いて神山の脇にきて寄り添った
「素敵な夜だわ お星様も歓迎してくれているみたい」
「キスをしなさいって 言っているよ」
神山と由紀枝は熱いキスをした
テーブルに戻ると由紀枝が
「テラスにテーブルと椅子があると良いわね
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