今夜の配送品と一緒に持ってきてもらうように頼んだ
二人は家電量販店に行ってデジカメを見たが由紀枝が
「神山さんが持っているのがいいな~ だって綺麗に撮れるもん」
神山は店員に話すと紹介してくれて記憶カードや予備のバッテリーなど
購入した 合計で6万円支払いをした
「由紀枝 もう無いかな 足りない物は」
「ええ 大丈夫よ 有っても使わないと勿体無いし」
二人はバンに乗って駐車所から出てマンションに向った
「ねえ 今夜 しゃぶしゃぶでもしましょか」
「おお いいね そうしたらスーパーに寄ろうね」
バンはスーパーに寄り由紀枝は精肉売場に行くと一番いい牛肉を500g
買って野菜やきしめんなど材料を買った 神山が
「由紀枝 どこでする テーブルコンロを買おうよ」
「あっ そうね 忘れていたわごめんなさい」
別のフロアでカセットガスボンベを装着するテーブルコンロを購入した
「由紀枝 良かったね これでテーブルで作れるよ」
「そうね ほんとごめんなさい」
神山が両手に荷物を持ってバンでマンションに向った
部屋に戻ると神山は早速ダイニングテーブルを組み立てた
止め金具もしっかり回して充分と点検をした 由紀枝と一緒に返すと
「わぁ~ けっこう大きいわね でも素敵」
神山はキッチンとの境にあるカウンターに付けて見た
「この方がお料理をすぐにテーブルに置けるからいいわね」
神山は椅子の養生を剥がしてテーブルに置いた
「僕がいる時亜矢子さんが来たらPCのところからもって来れば良いよ
でも 来ないと思うけどね 何かの時にさ」
「神山さん ありがとうございます 幸せよ」
「そしたら もう運ぶ物は無いのかな バンを返そうと思っているんだけど」
「ええ 大きくて緊急な物は無いですよ」
「そうしたら 返してきていいかな?」
「ええ いわよ 私その間片付けていますよ 一人で寂しいけど ふふふ」
「うん わかった じゃあ熱海に行って来るよ 何か欲しい物はある
熱海のデパートで買ってくるけど」
「そうね あっ 貴方の着替えを買ってきて 赤いショーツは予備が
有るけど靴下とかシャツでしょ それから靴や傘とか色々有るわよ」
「そうか でも僕の分は明日御殿場でゆっくり買えば良いよ ねっ」
「そうね あなた一人より私がいた方が良いでしょ 一緒だと嬉しいな~」
「わかった では行って来るよ その間に家具屋が来たら
ちゃんと指示をしなさい それと寝室へは僕が運ぶよ」
「ふふふ 大丈夫よ 分ったわありがとうございます」
「うん 向こうを出る時に電話をする」
「は~い 分りました」
神山は由紀枝とキスをして部屋を出た
駐車場のバンに乗ると熱海を目指した 御殿場ICまで近くて便利なのが
良かった 東名高速を飛ばすと大井松田ICで
下りて小田原を経由して熱海に着いた
レンタカー営業所でバンを返すとまだ5時30分だったので
熱海のデパートに入り婦人ランジェリー売場に行って
セクシーなネグリジェとキャミソールとショーツのセットを購入した
輸入品なのでネグリジェが15万円してキャミショーツも10万円もした
神山は売場を見回すと素敵な光沢のガウンを見つけた
店員が
「こちらは100%シルクで紳士用もございます」
神山は店員に体のサイズを告げると大きいほうがゆったり着れると
言われるので婦人はLサイズで紳士はLLサイズを買った
男女とも同じ金額で30万円でAEXのカードで清算をした
神山は荷物を持ってホテルの地下駐車場へ行き警備員に礼を言い
フェアレディーZの運転席に座った
ガソリンが少なかったのですぐ傍のスタンドでハイオクを満タンにした
丁度18時だったので19時には間に合うと計算できた
神山は有料道路に入るとどんどんとスピードをあげてすぐに小田原に着き
国道を北上し大井松田ICから東名で御殿場ICで下りた
由紀枝の部屋に戻ると18時45分で家具屋が丁度帰るときだった
家具屋の配達員が丁寧にお辞儀をして帰っていった
先ほどのテーブルや椅子のゴミも一緒に持っていってくれた
「お帰りなさい 早かったのね」
「うん 空いていたし はいこれお土産だよ」
「何かしら 開けていい?」
「うん」
由紀枝はデパートの包装紙や箱を開けると
「ふぁ~ 素敵なガウンね 軽いし綺麗な光沢だわ」
「うん ペアで買ってきた シルク100%と言っていたよ」
「へぇ~ 高いでしょ そんな でも夜寛ぐ時に良いわね 早速使えるわね」
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