二人は綺麗になった部屋で抱き合いキスをした
「しかし 由紀枝は凄いね これだけの品物を覚えるって」
「ええ イメージして覚えたの だから多分足りないのがあると思うわ」
「そうか 僕はメモに書くから覚えないのかな でも凄いよ うん」
神山は時計を見ると16時になっているので
「そろそろ出ようか 大丈夫ですか?」
「ええ 後はなにも無いわね 行きましょう」
二人はマンションを出て駐車場から車を出して乗り込み御殿場ICに向うと
神山が由紀枝に
「有ったよ 車」
そう言いフェアレディーZを駐車場に止めると店員が出てきて
お辞儀をして迎えてくれた
神山と由紀枝が車を探しているとマーチが飾ってあり安くなっていた
由紀枝が運転席に座ってみると彼女に似合っていたので神山は
「どう 感じは」
「ええ いい感じですね これだったら運転しやすそうですよ」
神山は販売員にこの車の購入を伝えると契約書の制作に取り掛かり
「お色は何色にされますか」
パンフレットの色見本を出して聞いてきたけど由紀枝は
「白でお願いします」
そう言うと契約書に型番や色番など記入をして住所を記入する時に
賃貸借契約書を出して記入した 販売員は運転免許証とその契約書を
コピーをして由紀枝の印鑑を押印した
納車は急いでもらい5月20日にしてもらった
神山は手数料などを入れて135万円を現金で支払うと
シートカバーや色々とつけてくれた
駐車場から車を出して乗ると由紀枝は
「あの車って昔から好きな車だったんですよ ハッチバックで
可愛らしくて 私何度か運転をしたんです」
「へぇ~そうか あまり変っていないからすぐに慣れるね」
「ええ そうだといいですね」
神山は御殿場ICで東名高速に入ると飛ばしてすぐに大井松田ICに着き
国道を南下し熱海まで来た
ロータリーを半周してデパートの駐車場に車を止めると
「さあ ここでブラショーツを揃えよう」
「えっ良いんですか 本当に」
「うん 約束だから どこでも行きますよ」
二人は婦人ランジェリー売場に行って有名ブランドの
ブラショーツセットを選びショーツをスタンダードとTバックショーツの
2枚を組み合わせて5セット買った神山が全部で20万円を支払った
他のフロアで食器類を見ると小皿や中皿など居酒屋で使うような
しゃれた器があってここで購入した コップやワイングラス
ビールグラスもここで購入した
店員に事情を説明すると丁寧にダンボールへ入れてもらい 受け取った
全部で20万円して神山が支払った
荷物を車のトランクに入れると神山は
「宝くじを買おう」
「ふぁ~ また買うんですか」
「赤いショーツ 穿いている?」
「ええ 穿いてますよ」
「よし いこう」
神山は宝くじ売場に行ってまずスクラッチから始めた
5枚選んで1万円が4枚と20万円が一枚当った
由紀枝も目を瞑って5枚選ぶと1万円が3枚と10万円20万円が
各一枚づつ当った
「由紀枝 すごいな 僕より凄いよ」
「ええ 不思議ね 自然に手が動いたわ そんな感じよ」
神山は由紀枝のスリーサイズを聞いた
バストが93cm ウエスト56cm ヒップが94cmと言った
「そうすると 年が27だから 27組の135694で10枚
あと 逆で72組196539で10枚でいいでしょう」
叔母さんに探してもらうとあったので 10枚づつ連番で購入した
「さあ 遅くなったね だけど来ノ宮だから10分で行くよ」
二人は車に乗って今夜の宿 来ノ宮 喜多屋旅館へ向った
熱海駅を出てすぐに着いて車を駐車場に止め二人は 旅館に入ると
内装は洋風の造りだった
フロントで名前を告げると若女将が
「神山様 お待ちしておりました」
宿泊手続きを済ませると若女将が部屋を案内してくれた
「お食事は何処でお召上られますか」
「ええ お食事処で頂きます そうですね30分位あとでいいですか」
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