2012年2月3日金曜日

Vol.573 ゆり -4-37



「そう じゃあ良いわ これから見せませんよ~ お願いされても
もう 精一杯のサービスをしているのに
折角 恥ずかしさを押さえて見せてあげたのにな~」
「わかった わかったよ ごめんなさい」
由紀枝はニコニコして神山のおちんちんを触って
「ねえ お風呂のなかだとちゃんと入るかな~ 試そうよ」
そう言い由紀枝は神山を跨いで膣に肉棒を挿入して動き始めた
腰を動かしてもなかなか早く動けないのでくたびれて
「やっぱり駄目ね お湯の抵抗で動かないわ」
「そうだね 僕も動かしたけれど駄目だったね」
二人は諦めて神山は立ち上がって冷蔵庫からビールを出し由紀枝に渡した
朝日を見ながら愛している人と一緒のビールは格別だった
由紀枝も神山とこのままずーっと一緒に生活をしたいと思い
叶わぬ夢で無いと願い少しずつ距離をちじめようと考えた

「さあ レストランにいこう お腹がすいた」
二人は互いの体を丁寧に拭き 浴衣を着て丹前を羽織った
レストランではバイキング料理でみんな好みの物を取っていた
二人が案内された席は昨夜と同じ席で神山はビールを注文した
「大丈夫?車運転するんでしょ」
「うん 少し寝れば大丈夫だよ 安心して」
そう言い由紀枝とテーブルの端から食べたい料理を取り皿に盛っていった
テーブルに戻ると由紀枝は純和食でまとめて納豆が3個もあった
「納豆が好きなんだ由紀枝は」
「ええ 大好きよ」
神山と由紀枝は乾杯をして海を見ながら食事をした
食べ終わると由紀枝はコーヒーを飲みながら神山を見てニコニコした
カウンターで伝票にサインをして部屋に戻ると時計をみた
まだ8時30分だったので由紀枝に 
「ねえ30分寝かしてください」
「ええいいわよ 私 露天風呂で本を読んでいるわ」

「ねえ 起きてください神山さん」
「う~ん よく寝たよ ありがとう」
神山は座卓に座り由紀枝が用意したお茶を飲んだ
「由紀枝 今夜もここでいいかな それとも別な所にする?」
「この際だから 他にしましょうよ」
神山は頷いて内藤社長から貰ったチケットを調べると
熱海駅に近い来ノ宮に喜多屋旅館があった
ここも部屋に露天風呂が付いている部屋が有って夕食は朝食とも
部屋で食べる事も出来 食事処は仕切りがある座敷だった
神山は由紀枝に聞いてみると喜び 神山は電話をした
「チケット番号は何番でしょうか?」 
神山は番号を言うと
「それでしたら本日は最高級のお部屋を用意できますが
何時にお越しになられますでしょうか?」
「夕方 5時頃でお願いします」
「はい 畏まりました では神山さまお待ちしております」
神山と由紀枝は帰り仕度をしてフロントへ行った
清算をするとワインとビールで2万5千円だった

玄関でスタッフに見送られて駐車場から車を出すと
由紀枝を脇に乗せて発進した
今日は国道を使って赤沢ホテルまで飛ばした
由紀枝は対向車とぶつかるとか早いとか言いながらも楽しんでいた
伊豆高原駅を通り過ぎてホテル手前の白塗りの綺麗な女子寮が見えてきて
駐車場に止め下りた
由紀枝の先導で女子寮に入ったが神山は心臓がドキドキしていた
悪い事をする為に一人で進入するのではないが女子寮だけで
落ち着きをなくし きょろきょろとしていた
由紀枝が食堂や浴室などを案内してくれたがうわのそらだった
部屋は2階にあり入ってみると質素な感じがした
「驚いたでしょ 何も無くて ここが私のお部屋です」
部屋は14畳位の広さだが縦に長細かった
玄関を入るとすぐに簡単な調理ができるキッチンがあり
向かい側がシャワールームとおトイレだった
部屋の中の家具は全て造り付けで真中には簡単なテーブルがあって
隅には花模様の掛け布団のベッドが有った 
窓を開けると海がすぐ傍に見えて何時もここで本を読んでいると言った
神山は先ほどここに来る前に用意したダンボールを作って
「さあ 少しずつ整理しようよ」
由紀枝は作り付けのチェストの引出しを順番に引き出して
丁寧にダンボールに入れていった 
「神山さん 新聞紙が必要だから下から貰ってきます」





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