2012年2月6日月曜日

Vol.576 ゆり -4-37



「はい 分りました」

由紀枝は窓を閉め 部屋を見渡し戸を閉めた
神山は駐車場から車をだして由紀枝を乗せると伊東まで走った
国道を飛ばして伊東に来るとNTTの営業所はすぐに分り
車を駐車場に止め神山と由紀枝は中に入った
順番が来て電話加入権7万円を購入して新しい電話番号を受け取った
神山は由紀枝に
「家庭用品は何処で買うかな」
「亜矢子さんは 御殿場の方が結構お店があるって言っていましたよ」
神山は時計をみると14時だったので今夜行く喜多屋旅館へ 
電話をして到着時間の変更を伝えた
電話を切ると洋子に電話をして明日も東京に戻れるかどうか分らない事を
伝えると
「そうしたら 月曜日はどうしますか」
「うん 昼から出る こちら次第だよ その時に又電話をする
洋子は休んでいいよ 部屋は大丈夫だよ」
「ほんと は~い 分りました 休みますね 今 母と箱根に来ているわ
私の携帯に何も連絡は入って居ないわよ」
「ありがとう それと火曜日は2時頃出社する お願いしますね」
「火曜日は19日ね 了解しました 私は」
「うん お昼ご飯を食べてその頃出てくれればいいよ」
「は~い 分りました ありがとうございます では」
神山は洋子との連絡が終ると由貴に電話をして今夜帰れない事と
明日も分らないが19日は午前中に南青山に必ず行く事を伝えた
由貴はお仕事だから仕方ない事と寂しい事を伝えてきた
神山は電話を切ると由紀枝に
「お待たせ では御殿場に行きますよ」
「大変ね お仕事」
「スケジュールの変更を頼むとまあね ここらで買う物はない?
そうすれば部屋に運べるし」
由紀枝はNTTビルの反対側に立っているビルで揃いそうなので
覗いてみようと言うので店内に入った
由紀枝が言ったように台所用品が並んでいて棚の端から買い物カゴに
入れていくと結構な数になったが必要最低限のものしか買わなかった
お店の大きな袋3つ分になった 二人は一回車のトランクに入れて
又 店内に入った 今度はトイレットペーパーやティッシュ
クリアーBOKなどかさばる物が多くトランクに一杯になった

神山は由紀枝を乗せ 御殿場に借りた由紀枝の新居に向った
熱海から有料道路に入って昨日同様のコースを走り由紀枝の部屋には
15時30分に付いた 車を駐車場に止めるとトランクから荷物を出して
マンションの中へ運んだ 管理人が手伝ってくれたのでお礼を言うのと
明日の10時ころから家具屋や家電量販店が来る事を伝えると
快く承諾してくれて助かった
二人はエレベーターを開けておいて全部入れると6階に着いた
荷物をおろし 部屋に入れるといらない包装紙など一まとめにした
神山は電話機の設置をしNTTが言っていた番号に電話をすると
つながり回線テストはOKだった 神山は携帯電話から掛けると電話機が
呼び出し音を鳴らして
「由紀枝 ほら鳴っているよ 出てごらん」
「もう 貴方でしょ電話代高いから止めなさいよ」
神山は
「は~い 分りました」
あとお米とか調味料など食品関係とシャンプーなどもすぐに使うので
管理人に聞くと近くでそろうと教えられて車で買い物に行った
歩いてもいける近くに大きなスーパーがあって店内は混みあっていた
二人はは買い物カゴを乗せるカートを引き回し買い物をした
由紀枝は買い物をしている時に
「ねえ 神山さん私 小さい車が欲しいな そうすればお買い物も
楽だし 雨が降った時は通勤にも利用できるし どうかしら」
「そうだね よしかおう ただし今日はこちらが先さ ねっ」
「ふぁ~ありがとうございます 助かるわ そうすれば神山さんを
乗せてドライブも出来るし うれしいな~」
「おいおい そんなに車を運転していたの 確かペーパードライバーって
言っていたと思ったけど」
「ええ 今わね 昔は運転していましたよ だから慣れれば大丈夫です」
「うん わかった 今日帰り道に販売店が有ったら寄ってみよう」
二人は買い物を続けて由紀枝が
「これだけ揃えば大丈夫ですね 足りなかったら又来ます」
二人は買い物袋を3つをトランクに入れてマンションに戻った
神山と由紀枝は先ほど同様にいらない包装紙をゴミ袋に入れて
由紀枝は早速バケツをだして雑巾掛けをし神山もてつだった





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