2011年11月14日月曜日

Vol.492 薔薇 -8-33



「そうしたら 代々木にいこう」
「ええ そうしましょ 私も疲れたわ」
神山と洋子はタクシーを拾って代々木のマンションへ向った
「しかし 翔は大丈夫なのかな 失敗すると結構自信無くすからね」
「あなたは どうだったの」
「うん 緊張したさ どこだか分らなかったからね」
「そうなんだ やはり女性と違うのね そんなに緊張したの」
「うん だって最初は肛門に入りそうになって 相手が違うって
それで意気消沈さ 翔の気持ち分るよ」
「いやねぇ お尻に入れようとしたなんて もう」
「でもね 入れる穴が目で確認していないから しょうがないよ」
神山と洋子が失敗談で盛り上がっていると代々木のマンションに着いた
二人が部屋に入ると神山は
「洋子 部屋着とか バスローブなんてあるといいね」
「そうね 渋谷に出て買おうかしら」
「うん 22時閉店だからまだ間に合う」
神山と洋子は急いで渋谷の専門店に向った
バスローブもホテルで使われるような高額品から安くて薄い生地まで
色々と種類があった
神山と洋子はホテルで使われている高額品を選び
部屋着も最高級コットンを使用した部屋着2種類を購入した
バスローブが5万円2着で10万円 部屋着は2万円が4着で8万円
洋子が現金で清算した
神山と洋子は店を出るとたこ焼きの美味しい匂いにつられて買った

代々木のマンションに着くと神山と洋子は部屋着に着替えて
「洋子 気持ちいいね この部屋着は」
「そうね コットンが違うとこんなに肌触りも違ってくるのね」
二人はお揃いの部屋着を着てソファーで寛いだ
神山は冷蔵庫から地ビールを出して洋子と自分のグラスに注ぎ
たこ焼きを食べてゆっくりした
「ねえ あなた ショーツを脱いでくれる」
「えっ なんで」
「今のうちに洗濯するわ 昨日履いた分も一緒よ 靴下もね」
神山はバッグに丸めて入れてある靴下とショーツをだして
部屋着を脱いでショーツを洋子に渡した
洋子も寝室でブラジャーとショーツ パンストを脱いで
洗濯機に入れた
「洋子 下着がないとなんか収まりが悪いけど 気持ちは最高だね」
「ええ ノーパンって気持ちいいわ 癖になりそうね」
二人が一息した所で洋子が湯船に湯を張ると
「ねぇ 入りましょよ」
「うん 今いくね」
神山が浴室に入ると湯船が泡で一杯だった
「驚いた さっき買ったの」
洋子がバスソープを入れて泡だらけにしていた
二人が入ると泡で首から下が見えないので
「気持ちいいけど 洋子のここが見えないよ」
神山が洋子の秘所を触って言うと
「たまにはいいでしょ こうやって湯船で汚れが取れるもん」
神山と洋子はゆっくりと浸かっていたが泡がなくなったので
ジャグジーを掛けると泡が作られ先程のように泡の山が出来た
今日一日曇っていたが夜空には星が出てきた
「さあ 出ようか」
「ええ そうしましょう」
神山は先に出て洋子を引き上げてあげるとそのまま抱き合ってキスをした

5月6日 水曜日 快晴
「おはよう あなた」
「うん おはよう 早いね今朝は」
「ええ 簡単だけど朝食を作ったわ」
「えっ ありがとう」
洋子は部屋着を着てキッチンで朝食を作っていた
「ねぇ あなた シャワーを浴びたら」
「うん そうするよ」
神山は洋子の勧めで熱いシャワーを浴びて髪の毛も洗った
バスローブで出てくると地ビールが用意されていて
「はい お疲れ様でした」
洋子はニコニコして神山のグラスに地ビールを注いだ
結局 昨夜はベッドの中で3回交わり 神山は疲れ果て寝てしまった
疲れた訳ではないが今朝は午前中の予定がなかったのでゆっくり寝ていた
「はい かんぱいよ」
「うん では頂きます」
昨夜コンビニで買った材料で美味しく作られていた





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