2011年7月27日水曜日

Vol.382 薔薇 -2-27

4月26日 日曜日 ゴテンバ グランド イン 夜
神山と洋子がグランドフロアに行くと高橋と内野はまだ来ていなかった
今日する仕事内容を洋子に説明をしていると
高橋と内野がエレベータから降りてきて高橋が
「済みません 遅くなりまして これから準備に取り掛かります」
「分りました それまでちょっと失礼する」
内野がきょとんとしていると高橋が
「な 早いんだよ 山ちゃんは わかった?」
「はい 今後気を付けます」
高橋と内野は車に向かって材料などを取りに行った

一方神山と洋子は3Fショッピングモール
ブティック「モテリコ」へ入った
神山が
「何か ほしいのある?」
「えっ なんで」
「お仕事さ」
「うん わかったわ そうしたらこれがいいな」
洋子が選んだのは 小さいダイヤが入ったペンダントトップだった
値段が160万円したがいいだろうと思い
「このレベルで大丈夫かな」
「ええ 余り大きすぎないし かといって小さくも無いわ
ダイヤの大きさは戦略構想に一番だと思うわ」
「そうしたら チェーンは持っている」
「そうね でも一緒に買うわね」
洋子は普通より少し大きい目なチェーンを手にとり
「これだったら 合うと思うわ」
神山は店員にここのカードを見せ2点の金額を聞いた
「いつもご利用ありがとうございます」
暫く計算をして
「神山様 ペンダントは40%OFFにさせて頂きまして 96万円
チェーンが半額で丁度100万円で如何でしょうか」
「うん ありがとうございます」
そう言い神山が清算し 商品は今使うのでそのまま受け取った
早速洋子は付け鏡を見ると喜んだ
「うん 素敵だ 顔が映える よかったよ」
「ありがとうございます こういうの欲しかったの でもね」
「よし 下の二人が気がつくか楽しみだね」
「しかし安くなるわね 驚いたわ」
神山は隣りのランファンショップに連れて行った
「さあ 今度は僕の為に どきどきするのを買おう」
「まあ いやらしい でもいいわ 貴方が喜ぶなら」
洋子は店内を色々と見まわしてシルクでレースの付いたショーツと
それに合うキャミソールを買った 
神山がその他に シルクレースのショーツを3枚買って渡した
「こんなにいいの?」
「うん ショーツは何枚有ってもいいだろうしゴミにはならないさ」
「そうね うれしいわ だけど母がみたら驚いて失神するわ」
二人は顔をみて笑った

グランドフロアにつくと準備が出来ていた
「遅くなりました」
高橋と内野は
「今 出来たとこです では始めましょうか」
高橋と内野はサインプレートを慎重に運び 柱には取り付け金物が
付いていて固定するだけだった サインが付くと支配人の
椿が寄って来て神山に
「素晴らしく 綺麗でいいですね ここにぴったりですね」
「そうですね 色が素敵でこのホテルとバランスが取れていていいです」
洋子は取り付けている時の模様をデジカメで撮影し終ると
神山が呼んで椿に紹介した
「椿さん 遅くなって済みません こんど私の秘書になってもらった
田所さんです」
「始めまして 田所と申します 宜しくお願いします」
「ありがとうございます 私はここの総支配人 椿です
神山さんには何時もお世話になっています 
こちらこそ宜しくお願いします」 
サイン工事をしている高橋から 
「山ちゃん ここを押さえて貰いたいんだ お願い」
「はい 了解」
1枚目のサインプレートは3人がかりで取り付けられた
取り付けたあと 高橋と内野は少しさがって見て
「うん 高さも充分に有るしOKだね」
「ええ 入り口からも良く見えますよ」
高橋と内野は神山に




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