こちらの女の子が 来週結婚するので独身のラストライフを
楽しんでいるんです 記念にお部屋の中で楽しみたいんだけど、、、」
神山と亜矢子は顔を見合わせ 亜矢子が頷いたので神山が
「了解しました 今夜は楽しみましょう ねぇ亜矢子」
「ええ 刺激があって 嬉しいわ」
相談が纏まったので二人の女性は喜んだ
お互いに自己紹介をしたが 神山と亜矢子は職業を伏せた
可愛らしくぽちゃっとしていいる方が 葉山幸恵と言い 関東で有名な
東都食品に勤務していると言った これから結婚する女性は
スレンダーでモデルのようなプロポーションで 高柳里香と言った
共に35歳で大学時代からの同期生で時々このような遊びをしていると
告白してきた 亜矢子は二人の部屋番号を聞いて 時間を21時と決めた
「私 こんなに素敵な男性ははじめてよ 今夜が楽しみ」
「私も初めて 独身最後で素晴らしい体験できたわ 楽しみよ」
葉山と高柳は口をそろえて神山と亜矢子に言った 高柳が
「亜矢子さんいいわね このおちんちん独占できて 羨ましいわ」
「ええ 幸せよ」
そう言って4人で湯船に浸かっていると おばさんたちが
遠慮なく入ってきて
「まあ 男前がいたの 知らなかったわ いいわね若い子は」
「そうよ こんな叔母さん相手にしてくれないものね しわしわは」
神山が何とかしようと
「そんな事無いですよ 年輪の美しさが輝いていますよ
若い子はそれなりの美しさがありますが 叔母さんたちには負けますよ」
そう言って 湯船の中は大笑いだった 神山が葉山と高柳にウインクして
「それではお先に失礼します」
神山は前を隠さずに立ち上がると 叔母さんたちは
神山のおちんちんの大きさにビックリして見入って
「まあ ごりっぱよ あなた天下を取るわ 頑張ってね」
神山はおちんちんをおばさんの目の前でブルっと振って
「ありがとうございます 初めてですよ 誉められたの 頑張ります」
みんなで大笑いの中 脱衣所で浴衣を羽織ってでた
「ねぇ 一番気持ちよかったのは 私でしょ」
「うん あの二人もよかったけど 亜矢子が一番さ」
亜矢子はニコニコしながら神山と腕を組んで部屋に戻った
二人は部屋に戻ると ビールを呑みながら
「ねぇあなた 晴れてよかったわね どこに連れってくれるの?」
「うん 大室山に行こうと考えている」
「わぁ 嬉しいわ 快晴だから眺めは最高ね」
「うん 今出ている霧は多分晴れるから 大丈夫だよ」
時計を見てみると7時を廻っていたので 朝食バイキングに行った
昨夜と同じレストランに入ると 席が決まっていて案内された
ウエイトレスにビールを頼み 亜矢子と乾杯した
食べる物を選びお皿に盛っていると 露天風呂の二人組みが
「一杯食べてくださいね スタミナを一杯貯めてください」
そう言いお辞儀をして 席に戻っていった
神山も取り皿に充分盛り付けすると席に戻った
神山はどちらかと言うと洋食系で亜矢子は和食系だった
亜矢子は食べてみると味は悪くないが 作り立てで無いのに不満だった
バイキングは色々と種類が多くて楽しめるがその一方で
作ってから時間が経過し味を落とす物もある ここ赤沢ホテルでは
干物は食べる時に少し火を通せば食べられるようになっていて 亜矢子は
「ふぁ~ お魚は美味しいわ 貴方も食べて 工夫しているわ」
神山も亜矢子の干物を食べてみると美味しかった
「なんでだろう 普通の干物と違うのかな 全然美味しいよ」
神山は不思議でしょうがなかったので 干物を追加した
海を見ながらおしゃべりをしていると 朝食も楽しかった
「わたし ここのホテルに来ようかな 海がこんなに近く見えるし」
亜矢子は又 海を見た
「あなたとここでのんびりと生活したいわ 夢だけど」
亜矢子は叶えられない夢だと分っていたが 言ってみたかった
「たまに来るから素敵に映るし 良さが分ると思うよ
毎日見ていると 飽きてきて都会が恋しくなるよ 今度は」
「そうね たまに来るから良いのね 気分が休まるわ」
二人の箸は進みご飯を食べ終わり デザートを食べた
デザートも不味くは無かったがこれと言った美味しさは感じられなかった
昨夜はあんなに美味しかったのに朝食は少し手を抜いているのかと思った
神山と亜矢子は食事を済ませ 部屋に戻り出かける仕度をした
大室山までは鉄道を利用したりバスを利用したりと結構時間を
取られてしまうので タクシーで移動する事にした
フロントにその旨を伝えると10分ほどで来るとの返事だった
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