2013年6月29日土曜日

Vol.1085 百日紅 -3-64



神山はみんなが一息つき雑談が始まったので
「それでは 優勝者に賞金を渡しますので こちらに来てください
と言っても私でした」
洋子が神山に賞金を渡すと みんなから拍手が沸いた
「はい 優勝しましたが 1位以下の賞品は順に繰り下げます
って言うのは婦人洋品をそろえた関係です 以上です」
神山が賞品を辞退し繰り下げと聞いた洋子は少し複雑だったが喜んだ
「えー 神山さん 優勝した今のご感想は」
「はい 大変痛い思いをしました 死ぬかと思うほどの痛さです」
この話を聞いた泰子や由紀枝 桃子は大笑いして盛り上がった
隣の席から理由を聞かれると 掻い摘んで話すがすぐに9名に情報が
行き渡り 会場が笑いで包まれた
神山が落ち着くのを待って 暫くすると
「えー では2位の発表です 泰子さんどうぞ」
泰子はニヤニヤしながら神山と洋子がいるテーブルにいくと神山が
「はい 2位 おめでとう 賞金800万円です 副賞賞品は700万円の
ダイヤ入りペンダントトップです 大きな拍手をお願いします」
泰子は賞金を神山から受け取り 賞品を洋子から受け取ると みなに
お辞儀をした 神山が
「ご感想を 一言お願いします」
「はい 今日は目標にしていたアンダーパーで廻る事ができて嬉しいです
勿論 パートナーに恵まれた事もありますし感謝しています」
泰子が再びお辞儀をしたときに洋子が
「ねえ 箱を開けて チェーンに付けましょうよ」
洋子はどこから用意したのか チェーンを箱から出すと泰子のペンダントを
チェーンに通した
「はい 神山さん 首に付けてあげて ふふふ」
神山は洋子から受け取ると泰子の首にチェーンを付けてあげた
「わぁー 素敵よ おめでとう ふふふ 良くお似合いよ」
みんなが 拍手しているなか 泰子が席に戻ると
「えー では3位の発表です 本来同スコアの場合ハンデで順位を決めますが
本日は特別措置で順位を決めました 3位が二人います 亜矢子さんと
洋子さん 賞金は600万円です どうぞ」
神山は亜矢子と洋子に賞金を渡すと 2位の賞品300万円のペンダント
トップを渡した
「えー 副賞賞品は2位のダイヤ入りペンダントトップです」
洋子はネックチェーンを箱からだしトップを付け神山に渡すと
亜矢子と洋子の胸元には素敵なペンダントトップが輝いていた
「わぁー 亜矢子さん お似合いよ 素敵」
「洋子さんも 良く似合っているわ ふふふ ありがとう」
亜矢子が席に戻ると神山は
「えー 今回はまたまた特別措置で5位のお二人にも 3位の副賞賞品を
お渡しします まずカトリアーナ そして由紀枝さんどうぞ」
神山は5位賞金200万円を渡すと 3位賞品ペンダントトップを二人に
渡した 洋子が先ほどと同じようにネックチェーンを箱からだしトップを
付けると神山が二人の首に付けてあげた
8位以下の真由美 桃子 由貴 香織には200万円の賞金を渡した

神山は一息つくと
「えー それではドラコンとニアピンの賞品授与ですが 私は3つも頂き
大変喜んでいます しかしながら婦人洋品なので辞退させて頂きます
それで 権利者の方にここでくじ引きをして頂き 当たりくじを引いた方に
賞品をお渡しします 宜しいですね では権利者のお名前を言いますので
こちらに来て準備してください」
神山が名前を呼び出すときに泰子が手を挙げて
「神山さん あのぉー 私のドラコンって辞退したいんです」
「えっ どうしてまた」
「ええ 生意気なようですが とれて当たり前です お願いします」
神山はうなずくと 当たりくじを1枚増やし はずれくじも1枚増やした
「えー では 洋子さんと由貴さん どうぞ」
二人が揃うと神山は
「では じゃんけんでこの封筒の中にあるくじを引いてください
どちらかが当りでもう一枚ははずれです」
二人はじゃんけんをすると由貴が勝ち 先にくじを引いたがはずれだった
洋子がくじを引き見ると当りでニアピン賞品をてにした
「おめでとうございます では4番ホール権利者 祐子さんと亜矢子さん」
二人は呼ばれると同じようにじゃんけんをし亜矢子がはずれ 祐子が当りで
次は15番ニアピンの権利者 香織と亜矢子が呼ばれると 香織が
「あのぉー 神山さん 私一つ頂いていますから よかったら亜矢子さんに
差し上げてください」
神山は頷くと 亜矢子に賞品を渡した
「えー 次は17番ドラコン権利者です 祐子さん 亜矢子さん どうぞ」
二人は顔を見合わせると亜矢子が
「あのぉー 私たちも一つ頂いています なのでよかったら由貴さんに