2013年6月24日月曜日

Vol.1080 百日紅 -3-64



「はーい 2組了解でーす」
2組 亜矢子は素振りをすると 左の林に打つが風に運ばれ 右のラフ
カトリアーナは亜矢子のコースより少し左に打つと綺麗に飛び出し 林の
方角に向かい徐々に戻されフェアウェイ真ん中に落とした
飛距離も出ていて 300y付近まで飛んできた
由貴はカトリアーナと同じ方向に打つが 弾道が高く流され右のラフ
真由美も同じように右のラフに入った
「こちら2組です ドラコン権利はカトリアーナでーす」
「はーい 3組了解でーす」
この組は亜矢子が4オン2パットのボギーであがり 他3人は4オン
3パットであがった
3組 神山はキャディーと相談したが 悩んでいた
キャディーは飛ぶとフェアウェイの一番狭い所に落ち 下手をすると右の
崖下まで行くので ココは刻んだ方が賢明と言われた
神山はそれでもドライバーで素振りをすると 左の林をめがけ打つと
低く飛び出たボールは林を越えたあたりで 風に持っていかれ 右に
移動してきた 崖とラフの間に止まったが飛距離は350y以上出ていた
泰子はスプーンで打ち フェアウェイをキープしたがカトリアーナに
届かなかった
由紀枝は泰子のコースより左に打つと綺麗に林に向ったが 途中から右に
流され 右のラフにはいった
桃子はスプーンで打つが弾道が高く右のラフに入った
由紀枝と桃子は共に5オン2パットのダボであがった
泰子はフェアウェイをキープしながら3オンし8mを2パットで入れた
神山は難しいライからフェアウェイに落とそうとしたが グリーン右のラフ
そこから3オンさせ3パットのボギーであがった

12番 150yパー3 打ち上げ 120y付近で左ドッグレッグ
左は崖の壁があり 右は50y付近から崖になっている
このホールは距離よりホールデザインが難しくしてあり1オンは殆どなし
1組 洋子は3番アイアンを手にすると ハーフスイングで低い弾道にし
100y付近で止めた
祐子も洋子と同じように打ち 100y付近フェアウェイに落とした
香織は悩んだが アイアンでハーフスイングすると2人と同じ処に止めた
「1組 ニアピン権利者は誰もいません」
「はーい 2組了解です」
香織は残り50yを高く上げたため 戻されてオンしなかった 
次に乗せるが長い距離で3オン3パットとした
祐子はセカンドをピッチアンドランで乗せ2パットであがった
洋子も同様に打ちグリーンに乗せると4mを2パットであがった
2組 この組も番手のあるアイアンをハーフスイングで打った
亜矢子のセカンドは乗らなかったが3オン1パットであがった
他の3人は3オン2パットのダボであがった
3組 泰子はドローを掛け崖の壁に向って打ったがかかり過ぎて 左のラフ
神山は崖の上を狙い綺麗に飛んだが見えなくなった
「神山さん 暫定球を打っておいて下さい」
神山はキャディーに言われたので 暫定球はアイアンをハーフスイングで
打つと130y転がった
「ははは あのボールのほうがいいね 参った」
由紀枝は崖の壁に向って打ったが 少しトップしそのまま壁の岩に当り
大きく跳ねるとグリーンに転がっていった
「ぎゃはー あれって1オンかな?」
「もちろんだよ ただし乗っていればね」
「もう 乗っているわよ ふふふ」
桃子は神山と同じようにアイアンでハーフスイングすると130yも転がり
フェアウェイをキープした セカンドを乗せると2パットであがった
泰子はラフからグリーンに乗せると5mを1パットで沈めた
由紀枝はグリーンにいくとオンしていたので 喜び2パットでパー
神山のボールはグリーン奥の林の下にあった
慎重に打つと見事に2オンに成功して2パットで沈めた

13番 440yパー4 打ち下ろし 270yで軽く右ドッグレッグ
ココは右側に小高い丘があり 50y付近から崖の壁がある 落とし処は
220y付近のフェアウェイ左側
1組 洋子はキャディーと相談していた
「普通は 丘の上にあるあの2本の木の間を抜けばグリーンです だけど
今日は風があるから 右の木を狙えば フェアウェイだと思います」
洋子は言われたとおり 右の木を狙い打つが 風に運ばれ左に軌道を変えると
フェアウェイの230y付近に落ちた
これを見ていた祐子も同じように打つが 弾道が高く戻されてしまい
フェアウェイに落ちたが左側215yのところだった
香織は二人を参考にし右の木を狙うが高くボールが上がり すぐに左に
流され始め フェアウェイ左のラフにつかまったセカンドも高く上げて
ラフにつかまり結局4オン3パッとの7であがった