2013年2月23日土曜日

Vol.959 紫陽花 -13-58



「うん 元気が戻って来たよ よかったよ」
「そうそう お部屋は2部屋でいいんでしょ」
「そうそう ありがとう それからステーキハウスの予約をお願いします」
「分かりました 時間は何時頃?」
「そうだな 7時半ころでお願いします」
「カウンターが良いんでしょ」
「うん 無理しないで テーブルでもOKだよ」
「はーい 予約を入れておきますね」

その頃 香織と真由美は
「神山さん驚くわよ ねぇー」
「そうよね 女子プロ目指した泰子さんですもの 楽しいわね」
「ええ それと今夜だけど どうなのかしら」
「多分お部屋を2部屋キープするでしょ でないとホテルだって嫌がるし」
「そうすると お預けね ふふふ」
「でも 遅い時間だったら大丈夫だと思うんだ 部屋に押しかけようよ」
「そうね もうずーっと待っていたんですものね 大丈夫よね」
「大丈夫よ それより遅刻しないようにしましょうね」
「そうね では 6時に」
「はーい 6時に正面玄関ね」
二人は協会のビルから出ると 18時の約束をして別れタクシーに乗った

「ねえ あなた内藤さんから電話がありました」
「そうか ごめんごめん ちょっと携帯で長電話をした」
「それで 御殿場カンツリー富士コースですって」
「へぇー あそこが取れたんだ 凄いね」
「ええ ただしキャンセルだったので スタートは8時30分ですって」
「ありがとう 内藤さんにお礼を言っておきます」
「はーい お願いしますね」
神山は直ぐに内藤に電話をしてお礼を伝えた
電話を切ると時計を見た
「泰子さん まだ時間があるので1時50分まで寝かしてください」
「はい 分かりました」
「そうそう 【本日は都合により4時に終了しました ご迷惑をおかけして
誠に申し訳ございません 尚 次回は7月18日土曜日に行います
面談時間など詳細は 月曜日から受け付けます】って張り紙を
作ってください それから4時以降来る会社には連絡をしてください
次回は7月18日土曜日ってね お願いします 時間は繰上げでいいよ」
「はーい 分かりました」
神山はそう言うとソファーに横になり眠りについた

1時50分2分前になると泰子は神山を起こすのにソファーに行くと
パンツの前の部分が非常に大きく膨らんでいるので 顔を赤くした
(まあ 凄く大きいのね 壊れないかしら ふふふ)
「理事 起きてください 50分です」
神山は目を覚ますと 泰子を確認して
「ありがとう さあ仕事だ」
神山は起き上がると トイレに行きようを済ませた
席に戻るともう一度泰子が製作した面談リストに目を通した
「泰子さん 丁度良かったね」
「えっ 何がですか?」
「うん 顧問依頼希望の会社が16時までに全部入っているからさ」
「ふふふ そうですね 良かったですね」
「そうそう 16時までの短い時間なので ノンストップで行きます」
泰子はニコニコして頷いた
「理事 では始めますよ」
「はい 呼んでください」
繊維協会の各社面談が始まった
神山は受け取るのもは受け取り 話を聞いてあげた
顧問依頼の会社には食品や建築協会でも話したように
決定権のない理事とはっきり先方に伝え 顧問を引き受けた
今回の顧問は スポーツ用品がメインのモリサワとレッドタイガー
事務ユニフォーム中心のシロメン ファッション業界のアントンと
ミスター&ミセス そしてファッションジュエリーのオーロラと6社と
顧問契約を取り交わした
ファッションジュエリーのオーロラは宝石などの分野だが 宝石を鏤めた
ドレスファッションも手がけているので 是非といわれたが神山は
宝石の宣伝には一切使用しないと約束を条件で付けた
今回は給料と手当てなど全て含めて1ヶ月1千万円と提示した
何処の会社も1千万円前後だったので神山の要求を呑んだ
更に給料などの振込先はスイス銀行に指定し 振込み日も指示をした
なので繊維協会の給料や手当てなどは一律になり 管理しやすくなった





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