「えっ 杉田さんを部長ですか、、、」
「ええ ゆくゆくはと言うよりグラスデザインを纏めて行かなければ
間に合いません 私もこのように色々と動いていますので 私の代わりで
杉田君にデザインを見てもらう事にしたのです」
「はぁー、、、」
「はっきり言って グラスデザインまで手が回らないかも知れないのです
で 今のうちに杉田君に最初から携わって貰った方がいいと思いまして」
「はぁー うん そうですね 分かりました で部長は何時にしますか?」
「ええ うちで8月1日に課長に昇進するんです なのでその日の11時
では如何でしょうか?」
「分かりました 席は鈴やさんで当面はグラスデザインの纏め役ですね」
「ええ Gプロと話をするのにもその方がいいと思いますよ」
「しかし 山ちゃん 凄いですね もう付いていけません」
「ははは それで今夜ですが 時田と池上と打ち合わせをしたいのです
どこか良い日本料理屋はご存知ですか」
「うーん ねえ山ちゃん 上原じゃ駄目なの あそこは美味しいし、、、」
「うーん 分かりました それで内藤さんにも同席して欲しいんです」
「はい 山ちゃんの事だから 多分と思い聴いていました 大丈夫ですよ」
「ありがとうございます 大体8時頃になります お願いします」
「分かりました では先に伺っていますね」
「はい これから電話を入れておきます お願いします」
神山は電話を切ると直ぐに上原の駅前寿司に予約を入れた
電話を切ると池上店長から電話が入った
「しかし山ちゃん 杉田君が顧問デザイナーなんて 凄いな」
「ええ 色々と事情がありまして 今夜にでも話をさせて頂きます」
「うん しかし時田さんも驚いていたよ 山ちゃんは凄いって」
「ハハハ 自分の仕事が出来ないので 今のうちに手を打ったんです」
「、、、そうか でも催事課は大丈夫なのかな」
「ええ 支障をきたさないよう動いてもらいますし 大丈夫です」
「うん わかった」
「それから 二次会は私が用意しましたので お願いしますね」
「うん 分かりました 山ちゃんの話じゃ断れないよ」
「では 今夜催事課で」
電話を切り時計を見ると15時になっていた
「洋子 用件があります」
「まあ 改まって どうしたの?」
「まず一つ目は いせ丸に電話をして6時に催事課までお寿司を届けて
貰うように手配してください それから由香里さんに電話をして
今夜のご飯はこちらで用意する旨を伝えてください
あと 出来れば美佳さんを呼んで欲しい 以上でーす」
「はーい でお寿司は何人分ですか?」
「そうだな 若いのがいるから15人分位でいいでしょ 足りるかな?」
「えっ15人もですか?」
「だって 時田さんと秋山さん 池上さんだろ 大丈夫だよ」
「はーい でもその後に上原に行くんでしょ」
「うーん 仕方がないよ 内藤さんお勧めだし」
洋子はいせ丸に電話をして15人前のお寿司を頼み電話を切ると催事課の
由香里に電話をした
「まあ ありがとうございます」
「ふふふ 常務のご馳走よ それで6時に手配したのでお願いしますね
私たちも6時前に伺いますから お願いしますね」
「はーい 了解しました でも何の会なの?」
「それは後でね ふふふ」
「まぁ 洋子の意地悪」
「びっくりする事よ では失礼します」
洋子が電話を切ると神山は
「今夜 内藤さんや時田さんと話があるけれど 契約書を作ると思います
準備をしておいてくださいね お願いします」
「はーい 大丈夫よ 任せておいてね ふふふ」
神山は洋子との話が終わると上の階にあるGプロの部屋にいった
「考ちゃん どうですか 洗車場の話は」
「ええ 楽しいですね でも一つ気になるんですよ」
「なに?」
「ええ このフロントガラスに映像を流すって これって確か
大手の山下広告がパテントを持っているんですよ なあ誠二」
「ええ 神山さん 確かこのパテントは山下広告ですよ なので大竹組に
確認をしないと どうなんでしょうか?」
「うーん でも考ちゃん 大竹組がパテント使用料を払えば問題ないだろ
うちは流す媒体をデザインするだけだし」
「そうですね でも大丈夫なのかな だって山ちゃん 洗車にそんな
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