「なにを食べる?」
「ふふふ おちんちんよ」
「えっ また 真面目に」
「うなぎね あなたのおちんちんに似て黒いから ふふふ」
「おいおい 僕のちんぽこ開きかよ 参ったな でも表参道は時間だしな」
「お店のうなぎ屋さんはどう 美味しいわよ」
「そうか 近いしそうしよう」
店内の鰻屋に行くと神山の人気は高くどの年齢層の女性にももてた
普段余り使われない特別座敷に通され二人が驚いていると仲居が
「本社の理事さんでも滅多にご利用できませんお部屋です
副社長の時田様がお認めになった方だけですよここは」
「ありがたい ありがとうございます」
神山は生ビールと蒲焼をおつまみで注文した
暫くすると先程とは違う仲居が生ビールとおつまみの蒲焼に生湯葉や惣菜を
運んできてくれて
「こちらは サービスです どうぞお召し上がり下さいませ
しかし 神山様を一目拝見しようと何時も願っていたんです
幸せです ありがとうございます」
若い仲居は丁寧にお辞儀をして出て行った
「参ったな 誰が噂を流しているんだろう 本当に」
「ふふふ いいじゃない 悪い噂じゃないから」
「有名税は高いんだよ これだってサービスといっても はいそうですか
では通らないでしょ」
「でも 収入があるんだから良いじゃない 毎月1千万円以上でしょ
それだけでも羨ましいわ」
「うん でも洋子のように密かに貯まった方がいいな」
「でも お金は幾ら有っても大丈夫よ 決して消えないから」
「洋子 話は変るけど 冬もあの赤いポルシェがいいかな
なぜかと言うと ほら女性のコートに合わせるとどうかと思ったんだ」
「別に構わないわよ でもベンツだと最高かしら どうかしら」
「ほら赤坂の家は4台入るガレージが有るんだよ
今は僕のポルシェと祐子のマーチだから置けるスペースはあるんだ」
「ロールスロイスは運転手が居ないと格好がつかないわね
そうするとやはりベンツのセダンかしら」
「そうか どうしようかな 考えているんだ しかしベンツって
黒塗りは例の暴力団で人気を落としているでしょ
だから ベンツも考えもんだと思っているんだ」
「そうしたら 会社のフェアレディーZを下取りで買えばどう
そうすれば維持費なんか会社負担ではなくなるでしょ」
「そうか 西野さんに話そう」
「ええ 歓ばれるわよ きっと」
神山はフェアレディーZを下取りではなく
購入価格で買取ってもいいと思った
「今 居るかな 西野さん」
「ええ この時間は居るはずよ」
神山は携帯で電話をすると西野が出て話をした
西野も最初はビックリしたが神山が購入価格で買い取ると言うと
直ぐにいい返事をしてくれて 名義変更を直ぐにすると言った
「洋子 僕の物になったよ ふふふ」
「よかったわね で幾らになったの」
「うん 全部で400万円少しだって」
「貴方にとって全然痛くないわね」
「うん まあね そうすると 白と赤だから次は青いポルシェかな」
「ふふふ 今 1700万円位でしょ 買えるじゃない
でもベンツのいいところはゆったり座れるところかな」
「そうか ではカタログ検討だね」
二人は食事を終え 次長室に戻ると秘書課から留守電が入っていて
洋子は神山の印鑑を持って本社秘書課に出向いた
神山は書留を整理すると商品券やギフトカードが入っていた
全部で20社位から来て総額2000万円を超えた
神山は商品券やギフトカードを100万円づつ纏めて引き出しにしまい
計算すると24社で3100万円だった
洋子が次長室に戻って来ると
「ねえあなた 凄いわよ 現金が」
洋子は手提げの紙袋を神山に見せた
「おいおい どうなっているんだ 洋子 今 こちらを整理したら
24社で3100万円分の商品券だったよ まあお買い物券も有るけどね」
「秘書課でも驚いていたわ こんな現金を貰うなんてって 全部で
16社で5200万円ですよ 凄いわね」
「ははは ベンツが買えるね」
「笑い事じゃないでしょ もう」
「ごめんごめん そうしたらさ洋子 このままだとここが
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