2012年6月1日金曜日

Vol.692 ゆり -11-44



本社秘書室に向った
秘書室に行くと皆が神山にお辞儀をして
「中でお待ちかねです」
副社長室に入ると時田は神山に握手をして
「山ちゃん これからも鈴や食品を頼むよ 色々と」
「しかし 社長 僕はお飾りで決裁権が無いんですよ」
「ははは しかし理事は理事だよ 頼んだよ」
そう言うと時田は紙袋を神山に手渡した
二人は少し雑談をしてお辞儀し部屋を出ると
秘書室や秘書課の面々や人事課や西野理事までが起立をして
神山に対してお辞儀をした
「もう どうなっているの そんなに偉くないのに」
洋子に愚痴をこぼしながら次長室に戻った

「あ~あ なんか寂しいな あんなお辞儀をされると」
「しょうがないでしょ 運命よ 私もしましょうか 理事殿」
「もう 辞めなさい ほんと」
神山は時田から貰った紙袋を開けると紙の包みが出てきた
こちらも1000万円入っていた
神山は洋子に
「洋子 500万円夏のボーナスだよ はい」
「わぁ~ 凄いわ 頂きます ありがとうございます」
洋子はニコニコしながら神山から500万円を受け取ると
「ねえ 銀行に行きたいんだけど」
「じゃあ 一緒にいこう」
神山は手元に500万円残して1千万円を入金しに行った
次長室に戻ると洋子が
「あれだけ有れば冬のコートが買えるわ」
「そうか 女性はコートに使うからね うん分った貯金だ」
「ねえ いきましょうよ 代々木」
神山は時計を見るともう13時30分になっていた
「向こうであるものでいいね」
「ええ 充分よ」

神山はホテルの地下駐車場で赤いポルシェに乗りると代々木に向った
部屋に入ると洋子は抱きつきキスをした
二人は部屋着に着替えると洋子が食事の仕度をした
神山は簡単にシャワーを浴びてソファーでビールを呑むと
「ねえ 洋子 今日はもういいよ 帰りは送るよ」
「そうね こんな時間だもん SEXしたら戻れないわ」
「洋子さ 今度泊まれる日を作れないかな」
「どうして」
「うん あそこで皆で楽しくバーベキューをしたいからさ どう」
「わぁ~嬉しいわ そうしたら明日の夜でもいい?」
「うん 構わないよ」
「ねえ この間土日のお休みを頂いたでしょ それでこれからも頂けるの」
「うん 洋子がよかったらそうして」
「は~い 分りました そうしたら土曜日はゆっくり出来るわね」
「うん でも僕は次長室に行くけどね 時間が無いんだよ」
「わぁ~大変ね」
「うん でもいいよ タイミングを見て行くから 大丈夫だよ」
話している間におつまみをお皿に盛ってダイニングテーブルに
置きビールを二人のグラスに注ぎ乾杯をした
二人は御殿場アウトレットの話や特殊法人の話で盛り上がり
食事を済ませると洋子が
「ねえ 湯船に一緒に入りたいな~」
神山も頷き一緒に湯船に入り洋子の乳首を愛撫すると
「ごめんなさい もうすぐ生理で痛いわ すごく敏感よ」
神山は優しく撫でるように愛撫をすると洋子は顔を紅潮させ
硬く大きくなった肉棒を愛撫し交わった
ベッドでも洋子は積極的に神山を求めてぐったりとなり
裸のまま抱き合って寝た

「ふぁ~ 良く寝た」
「ふぁ~ ほんともう5時よ」
「そんな時間か」
神山は携帯電話をみて誰からも着信がない事を確認すると
「洋子 一緒にシャワーを浴びよう」
二人は手を繋いで簡単に汗を流し帰り仕度をした
「洋子 明日僕は午後からの出勤になるよ 例の納車があるから」
「はい 分りました そうしたらお昼は待っていればいいかしら」
「うん 待っていてよ」
神山と洋子は赤いポルシェに乗り洋子の家の傍に来ると
「うん ここでいいです ありがとうございます」

二人は手を振り神山はその場を後にした





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