2012年6月5日火曜日

Vol.696 ゆり -11-44



「ありがとう ところで久保チーフから先日電話があって
なにか話したいことが有るって言われたんだけど」
「ええ なにか悩んでいるみたいですね 仕事以外で」
「ふ~ん しかし自分の都合で電話を掛けられても困るな」
「でも それも迷って考えた事じゃないですか」
「うん そうかもしれないな 兎に角時間を作って会ってみるよ」
「ええ そうしてください それと桃子はどうしますか」
「そうだね タイミングを逃したからね どうなんだろうな」
「でも田所先輩と一緒の時に宣言をしているから準備は出来ていますよ
だって そうじゃないと言えないですよ まだ乙女ですよ神山さん」
「そうだよね かえってこのままだと恥かしいね」
「そうですよ そうしたら桃子に電話させるわね お昼までに」
「うん 今夜は洋子が来るんだ だから丁度いいかもしれない」
「へぇ~ 今夜もパーティーですか 信じられない
あなたって 凄いのね 並みの男じゃないわね」
「誉めても何もでないよ」
「それで今日は会社でしょ へぇ~凄い」
「自分だって 凄いじゃないか これから勤務するんだろ」
「本音はね もう膣が壊れる寸前よ ふふふ」
「それで朝もSEXしたとは驚きだよ」
「ううん 違うの その時はそんな事考えていないわ
終った後なのよ こういう感じが出てくるの」
「そうか 困ったもんだね」
話していると上原の駅前に着いて駅前寿司屋の脇に車を止めて
神山も一緒にカフェでコーヒーを飲み由貴と暫く話した

「神山さん ありがとうございます又 呼んでくださいね」
「うん 行ってらっしゃい」
「は~い では」
由貴はお辞儀をしてニーナ・ニーナのブティックに向った
神山はサンドイッチを色々と買い赤いポルシェに乗ると
赤坂のスタジオに向った
スタジオに入ると祐子がスパッツ姿ですでに洗濯物を外に干していた
「お帰りなさい 本当にごめんなさい」
「いや いいよ 今日も暑くなりそうだね」
「ええ でもこの雑木林が涼しくしてくれていますよ」
神山は祐子をスタジオに呼ぶとサンドイッチを出して
「さあ 今日は簡単に済ませようよ」
「ごめんなさい そうだ スープの缶詰が有るからそれを温めますね」
祐子はそういうとキッチンに行った
神山はスパッツのお尻を見るとなかなか良いお尻だと思った
祐子はキッチンでスープを温めるとスタジオに運び神山に
「は~い 出来ました」
「ありがとう じゃあ 食べようか」
神山はビールを呑み食事を始めた
祐子はニコニコしながら神山の顔を見ながら食べた
遅い朝食を食べ終わると神山はソファーで寛いだ
「祐子 今日納車だよね」
「ええ 10時半ころと先日連絡が有りました」
「そうか 良かったな そうしたら玄関で少し慣らせば良いね」
「ええ そうします でも目が廻るかも ふふふ」
祐子は後片付けをしていると神山の携帯電話が鳴った 
「はい 神山ですが」
「済みませんでした 桃子です おはようございます」
「やあ おはよう お母さんの具合が良くなって一安心だね」
「ええ ありがとうございます それで今夜は如何ですか
今 由貴先輩から聞いたんですよ」
「うん いいよ そうしたら7時に迎に行こうか」
「ええ 由貴先輩が早帰りで4時に上がって良いよって言ってくれたんです
だから 場所は聞いていますので電車で行きますよ
それと私明日休みなんですよ、、、」
「そうしたら お泊りで来なさいよ 準備してね」
「ええ 良いですか」
「うん 大丈夫だよ じゃあ僕は迎に行かないけれど 何か有ったら
この携帯電話に連絡しなさいね」
「は~い 分りました ありがとうございます
大体6時頃には伺えます お願いします」
「うん お待ちしています」

電話を切ると祐子が
「あの あなた今夜もパーティーですか?」
「うん 洋子が来るし 桃子も来るよ」
「えっ 桃子さんが来るんですか
そうすると 桃子さんとも出来ているんですか?」





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