「だったらさ グループにもお料理をあげようよ 大丈夫でしょ」
「ええ そうそう200万円で充分に足りますから そこから出します」
「無理しないで」
「ええ 一人5万円で計算しているのよ 飲物含めて だから大丈夫よ」
「そうすると175万円か」
神山はGCを50万円出し
「これも使ってくれる ほらラウンジにもいくし」
「ラウンジでいくら飲んでも大丈夫よ これだけあれば ふふふ」
「よかった じゃお願いします」
神山はJrとジャックが居る部屋に入ると二人に迎えられた
「やあ神山さん 早かったですね」
「うん 飛ばしてきました それで温泉に入った」
「うん ゆっくりと入ってきました」
神山は高橋孝一の携帯に電話をした
「やあ山ちゃん どうしたの?」
「うん 今部屋に入ったよ きなよ こっちに」
「何号室?」
「1206号だよ」
「了解 これから伺います」
「Jr ほらアルタの高橋さんが来るよ」
「了解 前も楽しかったよ」
神山は持参した名刺大のケント紙にマジックで番号を記入し
その下に 銀座物語のお買い物券の金額を書き女性用の袋に入れた
男性の分もマジックで番号を書き 男性用の袋に入れた
「やあ いらっしゃい」
アルタの田代 高橋 内野 田中の4人が神山たちの部屋に来た
「まずは乾杯」
みんなが乾杯をして楽しく会話が始まると神山はジャックに
「ジャック 今回は参加者が多く部屋が取れなかった ごめんね」
「ははは いいですよ 気にしないで」
「そうか 前回は奥さんとラブラブだったんだ」
「そうそう もう 2人だけにしようって 気を使ったんだ」
「高橋さん でもこうやって居る方が楽しいですよ ほんとうに」
「まあ 仕方がないですね」
みんな大笑いした 神山が
「じゃ 申し訳ないけれど 準備や仕事があるから失礼するね
それでJr 7時にここの3Fの宴会室に着てね」
「了解 大丈夫です」
そう言うと立ち上がり神山に耳打ちをした
「神山さん あそこには行かないでしょ」
「ははは 今夜は不味いよ 行かないよ 大丈夫だよ」
「よかった じゃ分かりました」
「考ちゃんも遅れないようにね」
「了解でーす」
神山は部屋を後にすると海側の由紀枝と亜矢子の部屋に入った
中に入ると誰も居ないので 地ビールを呑み外を眺めていた
暫くするとドアがガチャガチャするので開けてみると由紀枝と亜矢子で
「ごめんなさい 遅くなって」
「いや 仕事だから仕方がないさ それよりシャワーを浴びようか」
「まあ まずはビールでしょ もう」
3人は笑いながら乾杯をした
神山は来る時に奈々子が洋子に色々と聞き 運転を替わった事など話た
「そうね 若い子って好奇心旺盛だし まして貴方のファンでしょ
もう なんでも聞きたくなるんじゃないの」
「それでね 洋子がスピードを上げたんだよ ピタリと止んだんだが
どうしても昔の後輩だからね 僕と運転を替わったんだ」
「で可愛いの」
「うん まあそれなりに可愛くて 洋子みたいだよ ほんと」
「こらー ここに可愛いのが居るのにニヤニヤしてもう ねぇー亜矢子さん」
「ふふふ さあ シャワーでも浴びましょうか」
「それでお誕生日会は上手くいきそう?」
「ええ 最初はグループが居ないのね 貴方の挨拶でしょ その後に
音楽を流すのね それを合図に3人の紹介 それからケーキを運んだり
シャンパンの準備をするわ 照明が暗くなったら 洋子さんが蝋燭の火を
消すでしょ それでグループが入ってきて軽音楽 貴方の話や
プレゼントタイムね そんな所よ」
「わかった じゃグループが演奏したりストップしたりは僕の合図で
出来るんだ」
「ええ 少し早めに行くでしょ その時に顔合わせをします 大丈夫よ」
「それでラウンジは抑えてくれた」
「ええ 10時から抑えてあります 大丈夫よ」