2013年11月23日土曜日

Vol.1232 百日紅 -8-69



「ええ ここからだと話していないわね でも楽ねこの車」
祐子はスピードメーターを見ると220出ていて
「泰子さん220出ているわ でもぶれないわね」
「ふふふ そうね」
泰子も運転に集中しているのであいまいな返事だった

「洋子さん どうしたの」
「うん ほら運転に集中出来なかったの」
「そうか 大変ね」
カトリアーナは大好きなビートルズの歌を鼻歌で歌った
洋子も好きで一緒になってハミングをした

御殿場ICをおり ホテル ゴテンバ グランド インに着くと
車止めでみんなを降ろしていると亜矢子が迎えてくれた
「いらっしゃい さあティーラウンジで待っていてくださいね」
神山や洋子が頷き 駐車場に入ると フェアレディーZが2台
白いゴルフVR6が2台 アウディが1台と高級車が並んでいた
泰子は白いゴルフVR6の隣に駐車した
3人で駐車場を出ようと車を振り返ると由貴 真由美 泰子のナンバーが
1番違いで並んでいた
「ははは 凄いね ナンバーが1番違いで並んでいるよ ほら」
神山が教えると泰子と洋子は
「ふふふ 凄いわね みんな驚くわね 明日は由紀枝さんと亜矢子さんの
車も一緒に並ぶでしょ 壮観ね」
「うん フェアレディーZもちゃんと2台並べて 大したものだ」

「お疲れ様でした」
「やぁー お世話になります さあ皆さん 部屋は聞いたかな
それで7時に山側3Fの宴会室で前夜祭を行います」
「はーい 分かりました」
ポーターが3人付いて部屋を案内した
神山は亜矢子に
「申し訳ないが 大きな袋はあるかな 不透明なものがいいな」
「どうするの」
「うん 前夜祭の時に席順札をいれてそれを引いてもらうんだ
男性用と女性用の2つあればありがたい」
「いいわよ 大きな紙袋でいいかしら」
「うん お願いします」
亜矢子がお土産コーナーに行くと吉永美由紀が神山に
「あのぉー神山さん これが銀座物語のポスターです」
「ありがとう これを貼って宣伝しますからね ははは」
「ありがとうございます それでこちらがお買い物券です 一応50万
45万 30万 20万円と付箋を付けてあります」
「ありがとう 着席する時にくじを引いてもらい そこにこの数字を書き
くじと交換で差し上げるようにすれば楽しいでしょ」
「ありがとうございます」
吉永美由紀は丁寧にお辞儀をして 景山英美子と部屋に向った

「じゃ 洋子 みんなをお願いしますね」
「はーい じゃ7時少し前に宴会室に行けばいいですね」
「うん お願いします」
洋子は祐子と一緒に由貴や桃子が待つ部屋に向かい 神山はJrの部屋に
向った
今回の部屋割りは 神山-Jr-ジャック 高橋孝一-内野誠二-田中幸三
-田代純一 時田清三郎-加藤武雄-内藤一哉 田宮浩二- 村上源一郎
筒井健一-大森和一-杉田翔 と男性群は何とか纏めた 女性群は
田所洋子-浜野由貴-安田桃子-靑山祐子 安堂真由美-眞鍋香織-引田泰子
-カトリアーナ 浮田慶子-安井奈々子-小谷美佳-篠原涼子 
吉永美由紀-景山英美子-村上妙子 内藤真奈美-田宮里香-ナタリー
となり 緊急を考え由紀枝-亜矢子は海側の部屋になった
「はい このカードよ 無くさないでね」
「うん 分かりました でもまだあがれないでしょ」
「そうね もう少しであがるわ」
「じゃ それまで温泉で寛ぐよ」
「それから 先日のお誕生会の事だけど どうするの って言うのは
最初に持ってくるの それとも1時間ぐらいあとの方がいいのかしら
ほら お料理の関係もあるでしょ」
「うーん あくまでも前夜祭だからね そうだ 自己紹介をして
その後にお誕生日を入れるか」
「そうすると どうかしら ビールを呑んでからだと前回のように
おつまみが無くなるわね」
「わかった 最初にお祝いをしよう それで音楽でしょ 終わったら
自己紹介 1時間ぐらいしたら音楽って出来る?」
「ふふふ 大丈夫よ 3時間の約束だから」