「山ちゃん 大丈夫か 遅いからさ なにがあったかと思った」
「ははは 奴等は目が死んでいましたから 大丈夫です」
「しかし ナイフなんて物騒な もう 何処の組だ」
「ははは 以前の大竹組ですよ いまはチンピラでしょうが」
「山ちゃん ほんと気を付けて」
暫く話しているとCCAが10人体制で来て 神山に事情を聞いた
「しかし 神山さん ほんと危ないですよ 無茶しないで」
「ははは ありがとうございます」
話をしている時に 手当てを受けているチンピラがCCA隊員にナイフで
襲い掛かったが神山が一瞬早く その男の腕を蹴り上げ顎に蹴りを入れた
「助かりました ありがとうございます しかしお見事ですね」
「ははは 僕にはスローモーションで映りましたよ 大丈夫ですか」
「では 神山さん 処置はどうされますか」
「ええ 警察で処理をしてもらいますよ」
その時に加藤がCCAの隊員に
「とりあえず静岡県警の刑事課に預けてください 後は私が指示をします
多分チンピラなので 大きいのは捉まえられませんが」
「はい 済みませんが お名前は」
加藤は会社名と氏名を名乗ると
「はい お聞きしています 有名な方ですね」
「ははは まあ 兎に角お願いします」
ラウンジに戻ると事情を知っている人間は僅かで 皆楽しく踊っていた
「わぁー 神山さん よかった」
「さあ もう安心だよ カトリアーナ 真由美 香織」
神山は三人のおでこにキスをすると 一斉に泣き出し困ってしまった
「洋子 ちょっときて」
洋子を呼び事情を説明すると 最初は驚いたが頷き
「大丈夫よ もう安心して」
洋子は泰子を呼び 3人を部屋に連れて行った
加藤も時田と内藤に何も話さず 神山にニコニコし頷いた
暫くすると23時になり そろそろお開きになった 神山が
「えー それでは11時になりました 明日の事もありますので 今夜は
これでお終いにします それで明日は6時半にここの3Fレストランで
朝食を頂きます 遅れないようお願いします そうそう ルールなども
その時に説明させて頂きます では解散でーす ありがとうございます」
神山はラウンジの出口に立ち みんなを見送った
部屋に戻るとJrやジャックが先ほどの事件の事を心配していた
「神山さん ほんと危ないよ もう無茶はやめて」
「そうだよ ARXJPの最高責任者なんだからね 程ほどにして」
「ありがとう しかし情報が早いね ははは」
「だって そこはほら篠原涼子からちゃんと報告があったよ」
「わかった それで僕は仕事でこの部屋を出ます お願いしますね」
「えっ これですか」
ジャックは小指を立てて神山に聞いた
「ははは またぁー そんな事をしたら顰蹙買うでしょ 大丈夫ですよ」
「まったく こんな夜遅くまで大変ですね」
「うん まあ じゃ失礼しますが 明日は6時半なので遅れないようにね」
「了解 頑張ってね」
神山は部屋を後にすると 由紀枝と亜矢子の部屋に向った
「しかし 何処に行くのかなジャック」
「そうですね でも部屋割りを見ても女性一人って居ないですよ」
「そうだな うーん こんな時間に仕事か、、、」
「社長 シャワーを浴びて寝ましょうよ」
「そうだな しかしここの地ビールは美味しいな」
「そうしたら会社に送りましょうよ」
「うん 明日にでも出発する前に手続きをしよう 忘れないように頼む」
「はい じゃ社長からどうぞ」
「うん ありがとう」
「大丈夫よ 香織」
「でも怖かった もう顔が鬼みたいで 思い出すだけで嫌よ」
泰子 真由美 香織 カトリアーナの部屋では泰子が香織を宥めていた
カトリアーナはベッドに入ると直ぐに寝てしまい 真由美はシャワーを
浴びていた
「しかし 神山さんて強いのね 5人も倒したんだって
それもナイフを持っている人よ 大したものだわ」
「へぇー ナイフを持っていたんだぁー」
「ますます 神山さんの事を好きになったわ」
「もう 泰子ったら 心配をしてくれているの もう」
「ふふふ ごめんなさい さあ 明日早いから寝ましょうよ」
真由美はシャワーからでると3人で地ビールを呑みベッドに入った