「ええ だから私のボストンじゃなくて貴方のボストンで運んでくださいよ」
「うん そうしよう」
「それで1番人気が1-8で2130票 2番人気が2-8で1146票よ
本命の1-2は5番人気で808票です」
「そうすると 1-8になると配当は?」
「ええ 3271円 だから3200円ですね」
「おいおい 20票も購入していて 当っても赤字か とほほ」
「ちなみに 3-7が34番人気っていうか高額配当で108875円よ
3枠は小谷美佳さんと田中幸三さん アルタの二人 先輩後輩に美佳さんの
ハーバード大学時代の先輩 篠原涼子さんがいる枠ね
7枠は祐子さんとアルタの内野誠二さんがいる枠ね」
「そうか この枠できまると500円で10万円か いいね
しかし よく投票してくれたね 感謝ですよ」
神山と洋子がゴルフを終えたあとの表彰式など準備をしていると洋子が
「ねえあなた こんなに準備する事があるとお風呂に入れないわね」
「大丈夫だよ 洋子 僕は我慢できるから 気にしないで入りなよ」
「そうしたら私 明日もお泊りしようかしら ふふふ」
「いいよ カトリアーナがいるけれど」
「そうしたら 今夜にでも聞いておきますね」
神山も洋子もパーティーの進行や景品もれがないか最終確認を終ると
「そろそろ出たいな 小谷美佳ちゃんはどうしたのかな」
「私 電話で呼びますね」
「うん お願いします」
洋子が電話の発信ボタンを押している時に小谷美佳が帰ってきた
「済みませんでした 遅くなりました」
「うん じゃあ洋子 いこうか」
神山と洋子 小谷美佳はホテルの地下駐車場に行くと洋子が
「美佳ちゃんは 私の車に乗ってね」
洋子は真紅のポルシェに乗ると小谷美佳を乗せた
神山はフェアレディーZに乗ると洋子に
「赤坂の家でBMWアルピナB12に乗り換えるからね」
「ええ 了解よ ついていくわ」
2台の車は駐車場を後にして赤坂のスタジオに向った
洋子の車の中では
「どう杉田さんとは?」
「ええ お婿さんになって貰うだけです 今 そこまで話が進んでいますが
でも 彼のお家も妹さんが残るので、、、平行線です」
「そうなの もう二人だけの問題では無くなったのね」
「ええ でも彼のご両親は前向きに考えてくれているんですよ
ただハッキリしないのは本人なんですよ」
「なんで ねえ」
「ええ なんでも妹さんが可哀相だと言っています」
「ふ~ん どうなのかしら でも杉田さんもよく考えている人だから」
「そうですね 私は良いお返事を待っています」
話していると前を走る神山の車が家の前で立ち止まると大きな門扉が開いた
神山が中に入ると洋子の真紅のポルシェも庭に入った
「洋子 ここで待っていて すぐに出るから」
神山はガレージから蒼いBMWを出すとフェアレディーZに積んだ
ゴルフパーティーの備品や景品を積み替えた
由紀枝と祐子 カトリアーナも手伝い完了すると神山が
「洋子 そこのスタンドでガソリンを満タンにしておこう」
「は~い 分りました」
神山は由紀枝と祐子 カトリアーナを蒼いBMWに乗せると
赤坂のスタジオを後にして上原に向った
「神山さん 由紀枝と祐子の調子がいいですよ
殆どまっすぐにいいボールを打っていましたよ」
「そうか そうすると僕はよくて5番くらいかな」
「えっ どうして」
「うん 洋子もいいし亜矢子もいいよ 参ったね」
由紀枝が
「洋子さんと亜矢子さんてハンデが10でしょ そうすると80で廻ると
アンダーパーになる訳ですよね」
「うん まさかとは思うけれどね こればっかりはね」
「それから明日女性は レディースティーを使うのでしょ」
「うん 勿論だよ」
暫くすると上原の駅に着き神山と洋子が構内のカフェにいった
「やあ お待たせ」
由貴と桃子はコーヒーを飲んでいて神山と洋子を見つけると
「今来たところですよ 先輩こんにちわ」
「まあ 素敵な格好ね どこの?」
由貴と桃子は顔を見合わせて一緒に
.