2012年9月8日土曜日

Vol.791 紫陽花 -4-49



「ごめんなさい 神山さん 現金でないと社内処理が出来ないんですよ」
「そうか そうしたら洋子さんに行って貰うけど本社でいいの?」
「ええ 私のところに用意しておきます
でも神山さんがそれだけするのだったら私もポロシャツやウェアーを
用意しますよ」
「でも サイズがあるでしょ どうする?」
「う~ん そうですね いい考えが浮かびましたよ
会場で目録を渡し 鈴やさんで商品を選んで貰うのですよ
それだったら出来ます
ポロシャツの目録を持ち売場で商品に変えて貰うのです
これだったら営業に早速話をしておきますよ どうですか」
「うん ありがとう 提供できるウェアーのリストを下さい
それと目録は格好いいのを作ってね」
「ええ 大丈夫ですよ 宣伝に話せばすぐに作りますよ
大体男性3セット女性3セットでどうでしょう」
「うん 男性はいいとしても女性の3セットはどうかな
出来れば5セット欲しいな」
「OK そのお金は早速社内処理をして目録を作ります」
「ありがとう ではすぐに洋子さんが行きますからお願いしますね
それから アレックスJr 
19日だけど5時にはホテルに着いて寛いでくださいよ
前夜祭は7時ころから始めますから
部屋割りも決まっていて僕と一緒だよ」
「ありがとうございます 私たちはお昼で仕事をきりあげ
ご飯を食べてから行きますよ 多分5時には着きますよ」
「了解です では」

神山は電話を切ると洋子に事の成り行きを掻い摘んで説明して
「960万円は軍資金から出しておいて」
「ええ 分りました」
「それと 包装紙は出来ればアレックスジャパンの包装紙がいいな」
「なかったら鈴やでも仕方ないわね」
「うん しかし400万円だって どんなクラブだろうね」
「ほんと でもうちの店には置いてないわね」
「多分直営のショップ販売だと思うよ」
「では 行って来ますね」
「うん フェアレディーZで大丈夫ですか?」
「ええ Zでいきます」
「気を付けてね」
「は~い 分りました」
神山は洋子が出ると10時30分前だったのでゴルフ用品売場に向った
売場に行くと由貴と桃子 祐子が楽しそうに話をして神山を待っていた
「わぁ~きたきた もう 遅いぞ」
「ごめんごめん でも早かったね」
3人の女の子はそれぞれにスカートやポロシャツ シューズを既に
選んでいて祐子が
「神山さん 出来ればポロシャツを2枚買いたいの」
「うん いいよ あとグローブもアレックスで揃えていいよ」
そう言うと3人はソックスとかゴルフグローブなど選び始めた
3人はサングラスやサンバイザーなど7名分買ったほうがいいと言い
合計で160万円を商品券で支払った
「どうだい 少し早いけど食事に行かないか」
「ええ とても嬉しいけど 練習場にいきますね
由貴さんと桃子ちゃんと一緒にホテルの近くにあるから行ってきますね」
「そうだね シューズを慣らした方がいいからね
そうだ 祐子 今日5時には戻ってくれ 由紀枝のところに行く」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「出来れば あの二人には内緒がいいな」
「大丈夫ですよ ご安心下さい 話しませんから
それでは ありがとうございます」

神山は3人を見送るとゴルフ売場の課長が神山に
「次長 どこのモデルさんですか」
「ははは 素人だよ でも後で話して置きますよ 歓びますよ」
神山は残ったサングラスやサンバイザーを持って部屋に戻ると洋子が
「あなた 素敵なゴルフクラブよ」
神山はクラブセットをみてドライバーを取り出すと軽く振った
「わぁ~ 少し硬いな でもこのくらい硬くないとプロやハイアマに
通用しないのだろうね」
「女性用はどう?」
神山は女性用をもドライバーを振ってみた
「これも少し硬い感じがするけれでも いいと思うよ」
神山は洋子に渡すと洋子は軽く振ってみると
「そうね 先に頂いたクラブより硬いわね でも飛びそうね
そうそう はい領収書よ」
「うん 不要だけど 洋子 どこかにファイルしておいて





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