「でも これを2台入れるとなると相当広いところですよ」
「大丈夫だよ 僕の所さ」
「えっ 次長の寝室ですか」
「まあ で幾ら?」
「ええ シモンズのベッドは余り引けないんですよ」
「ははは いいですよ 現品というところで」
「本当ですか 1台120万ですが84万で良いですよ」
神山は商品券で164万円で清算すると
「あと 羊毛敷きマットとマットレスカバーも頂かないとね」
課長は在庫の値段を調べると
「羊毛が15万円でカバーが8万円です カバーは2枚付いていますよ」
神山は46万円の商品券を渡した
「そうそう このサイズのタオルケットはありますか」
「ええ こちらです」
神山は4枚購入して12万円分の商品券で清算して
「出来れば明日の18時頃に届けて欲しいのだが」
「大丈夫ですよ 配達前にお電話をしますし」
「うん その日は18時頃まで出かけているんだ」
「きちんと配達をさせて頂きますよ ご不在でしたら再び配達しますよ」
「うん お願いしますね」
神山はそのままGプロの部屋にいき会議を始めた
暫くして神山が最終的なOKを出して来週から各クライアントと
打ち合わせをする事を決めた
「もう 大丈夫ですよ あとはクライアントが何処まで予算を捻出できるか」
「山ちゃん ありがとうございます」
「でも ようやく第一歩ですからね ここからですよ お願いしますね
今日はこれで上がりましょうよ 久しぶりにビアガーデンに行ってください」
神山は佐藤部長にギフトカード10万円分渡し
「うちの屋上でも生バンドが入って賑やかですよ これで呑んでくださいよ」
佐藤部長は
「山ちゃん いつも申し訳ないね ありがとうございます」
神山はGプロを出ると次長室に戻り洋子に御殿場アウトレットの件が
ようやく纏まった事と各クライアントに連絡を取る事を指示した
「打ち合わせ場所はここですか」
「うん ここでいいよ 来週からの平日で連絡を取ってくださいね
それで その仕事は明日からでいいよ 今日はあがろう」
神山は時計を見ると17時を差していた
「わぁ~ありがとうございます」
「僕は明日 休むから お願いしますね」
「スケジュールは私が決めてもいいのかしら」
「まあ 最初は顔合せだから 心配ないよ それに大きいところは
アレックスジャパンだから心配ないよ」
「は~い 分りました そうすると出来るだけ早いほうがいいわね」
「うん お願いしますね 初回は一日一社でお願いしますね
そうだな 希望としては午前中がいいかな」
「は~い 分りました 明日から連絡を取ります」
洋子は神山に挨拶をして次長室をでると神山は祐子に電話をした
「これから出ます」
「は~い 分りました 仕度をして待っています」
神山はホテルの地下駐車場にいくと蒼いBMWで赤坂のスタジオに向った
スタジオに着くと2階の主賓室にいくと簡単にシャワーを浴びて
着替えをすると祐子が神山に抱きついてキスをした
「おいおい いくよ」
「由紀枝さん 大丈夫ですか?」
「うん大丈夫だよ いこう」
二人は部屋の戸締りを確認すると家を出て蒼いBMWに
祐子のゴルフバッグやボストンを積んだ
「神山さんのは積まないの?」
「うん 向こうにもあるよ 大丈夫だよ」
「えっ 由紀枝さんのところにも へぇ~すごい」
蒼いBMWが動き出すと祐子も嬉しくて由貴や桃子の事を話した
神山は渋谷から高速に入るとスピードを上げた
「それで桃子はどうしたの」
「ええ でも最終的には綺麗な弾道で打てるようになったわ」
「ダークホースは祐子か」
「分らないわよ でも今までのクラブより力を必要としないから楽ですよ
変に力むと曲がるから普通に打てば良い所まで飛びますよ」
「うん 洋子も同じ事を言っていたよ 楽だって
男性の旧型モデルだけど同じ事が言えるね」
「あのハンデを見ると男性で有力者は神山さんとジャック位で
でもどこまでスコアが伸ばせるかですね」
「うん 僕が80で廻っても洋子が89で廻れば僕の負けだからね
ちょっときついハンデかな 男性は」
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