カトリアーナと神山はキスをしてニコニコしながらキッチンに向った
神山がワインを冷やす為にクーラーボックスに氷を入れて
ビールとワインを持ってガーデンに戻った
由紀枝と祐子も食材を運び準備が出来ると神山がみんなのグラスに
ビールを注ぎ
「では20日の前夜祭と由紀枝の上京を祝って乾杯」
皆で乾杯すると神山は早速食材を鉄板にのせて焼き始めた
いい匂いがしてくると由紀枝達が
「わぁ~ いい香りね 早く食べたいわ」
神山は生で食べられる魚介類なので表面を焼くとお皿に置いていった
3人は取り皿に取ると由紀枝が神山に
「はい あ~んして そうよ はい」
「おお 優しいね ありがとう」
3人は交代で鉄板奉行の神山に自分の箸で食べさせていた
暫くするとビールが無くなりワインを呑みはじめると由紀枝が
「ねえ 神山さんここにゴルフのネットを張ればここで練習出来るわよ」
「そうか そうだね うん探しておくよ」
由紀枝が
「ちょっと静かにして なにか鳴っているわよ」
祐子が
「神山さん誰か来ているわよ」
「そうだ ベッドが届いたんだよ ちょっと待っていて」
神山はスタジオに戻り玄関のモニターを見ると確かにベッドの配達だった
外壁の門扉を開くと玄関にトラックが来て神山が迎えた
「神山様 遅くなって申し訳ございません」
「うん そうしたら案内するから」
神山は配達員を2階の主賓室に案内し
今のベッドの脇に設置するよう指示をした
配達員はベッドを3人がかりで2階の主賓室に運ぶと養生を外したり
マットレスを運んだり組み立てなど30分位かかった
綺麗に並べ養生なども纏め持ち帰ってもらうと神山はガーデンに戻った
「ごめんなさい ベッドを追加したんだ 配達が遅くなったみたいで」
3人は神山が居なかったので鉄板焼きを中止しワインを呑みながら
おしゃべりをして楽しんでいた
神山は早速鉄板焼きをはじめ野菜や魚介類を焼き始めた
食が進み牛肉を焼く時に神山は塩コショウと肉の温度にこだわり
焼き始めると美味しそうな香りが漂い始めた
祐子はフランスパンをスライスして準備をした
ステーキが焼きあがると
「わぁ~美味しそう」
「頂きま~す」
3人はナイフとフォークを使い上手に食べると
「わぁ~美味しいわ ねえカトリアーナ」
「ええ ホテルより美味しいわ 神山さん上手よ」
神山自信も一口食べると上手に焼けたと思った
4人は良く食べておしゃべりをした
ステーキを食べ終わるとみんなでガーデンの後片付けをして
スタジオのソファーで寛いだ
話はゴルフの話しになりカトリアーナが
「ねえ このトトカルチョってほんとに信じていいの」
「そうね 本人のコメントだから半分は当っているわね」
「そうなのね 私と桜川さんが普通の丸で田所さんが二重丸ってなに?」
「そうか カトリアーナはまだ見た事がないんだね」
神山はカトリアーナに分りやすく説明した
二重◎は本命で本人のコメントや状況からして優勝するのに一番近い人で
普通の○は優勝に近いが2位にくるであろう実力や状況の人
このトトカルチョは1位と2位を当てるゲームなのでこの丸印を信じるか
自分の考えや勘を頼りに1位と2位を決めるか
三角印はもしかしたら1位か2位に来るかもしれない人に付けられていた
白い△印は黒い▲印より上位と考えていいと思う
しかし競馬や競輪など公共賭博でもこのように本命 対抗 穴など
印が付けられているが印どおりに決まった場合は配当金が少ない場合が
多く 無印どうしの1位と2位で決まった場合は結構高額な配当金と
なる事が多い
「そうすると 私が1位か2位に近いと言う訳ね このメンバーだと」
「そうそう ところでどう調子は?」
カトリアーナは考えて
「いいけど でも優勝のスコアはどの位かしら 私88と申告したけれど
あくまで平均だから でも今の調子は良いわよ」
「そうするとカトリアーナが1位か2位にくる可能性は高いんだ」
由紀枝と祐子が
「ふふふ 楽しみね 私たちは自分から買うわよ
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