2012年9月6日木曜日

Vol.789 紫陽花 -4-49



「うん そこで ほらスカートとかシューズも揃えようと思っているんだ
今日 朝一番で鈴やに来れないかな」
「えっ 神山さんが買ってくれるの」
「うん 桃子と連絡をとってきてくれると助かるな」
「桃子の引越しが終った事は連絡受けたけれど、、、分りました
午前中の時間が空いているんですね」
「うん お願いしますね」
「は~い 分りました 携帯に電話をしますね」
「うん」
神山の電話が終ると7Fグランドフロアでチェックアウトの手続きをした
エレベーターでホテルの地下駐車場に向う時に洋子が
「本当に凄いのね TJ会員って」
「うん 殆どのホテルや旅館が無料だから便利だよ ほんと」
蒼いBMWに乗ると銀座の次長室に向った

部屋に入るとすぐに神山の携帯電話が鳴り
「由貴です 今日これから出ますが 10時半にゴルフ売場でいいですか」
「いいよ じゃあ10時半に売場で待っているよ」
電話を切ると祐子に
「おはよう 神山ですが」
「わぁ~ おはようございます」
「今日だけど10時半に鈴やのゴルフ用品売場に来れるかな」
「ええ 大丈夫ですよ でも明日の予定でしょ」
「うん でも早く買ってシューズは慣らしておいた方がいいでしょ」
「わぁ~ありがとうございます それとボストンバッグが届きましたよ」
「良かった では10時30分にゴルフ用品売場で」
神山は電話を切ると由紀枝に電話をした
「はい 庄司です」
「神山です 仕事中ごめんなさい」
「いえ 大丈夫ですよ」
「ありがとう 今夜 祐子も連れて行って構わないかな」
「わぁ~嬉しいわ どうぞ そんなに気を使わなくてもいいのに」
「うん ありがとう 明日一緒に練習をしようと思っているんだよ」
「ええ 嬉しいわ」
「それでね 由紀枝さえ良かったら明日の夜はこちらに来れる?」
「わぁ~ 凄いわ ほんと いきますよ」
「わかった まあ明日の夜の事は今夜にして じゃあ祐子もいきますから」
「は~い 分りました」

神山は電話を切ると携帯電話がなった
「はい 神山ですが」
「おはようございます カトリアーナです お久しぶりです」
「やあ おはよう」
「実は明日ですが 何時の電車に乗ればいいですか」
「ごめんごめん 3時か4時頃にお迎えに伺いますよ」
「わぁ~嬉しいわ では待っていますね3時頃お部屋にいます」
「うん 遅くても4時には必ず迎に行きます」
「ありがとうございます それとゴルフセットとバッグが届きました
ありがとうございます」
「うん それであとシューズとかウェアーも揃えようと思っているよ」
「わぁ~嬉しいわ ウェアーはポロシャツが一緒に入っていたわ」
「うん ほらスカートも揃えてあげるよ」
「ありがとうございます ではお泊りの用意とゴルフの用意をしますね」
「うん お願いしますね」
神山が電話を切ると洋子が
「まあ 大変ね 若い女性からのコールばかりで ふふふ」
「おいおい 洋子も若いよ それに今朝も美しいよ」
「まあ お上手ね」

洋子はニコニコして仕事を始めた
神山は20日の組み合わせ表の制作や賞金の分配表を考えていた
原案が出来たので洋子に見せると別に問題は無く洋子が
「ねえ ほら以前3人がプレーをしないでお手伝いと言っていたでしょ
その時にトランシーバーでやり取りをしようって」
「うん」
「そのトランシーバーだけど 5台買ったの ほら壊れるといけないから
5台持っていきますか」
「うん 大きくないでしょ」
「ええ タバコの箱のひと回り大きいくらいよ 予備バッテリーも買ったわ」
「幾らだったの」
「ええ 10万したわ ギフトカードで買いましたよ」
「うん ありがとう」
「そうしたら忘れないようにここに置いておくわね」
神山は頷くと洋子はゴルフの要項書をパソコンで作った
「どう これでいいかしら」





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