2012年9月24日月曜日

Vol.807 紫陽花 -5-50



神山がリストを見ると結構高額商品を提供してくれたと思った
紳士のウェアセット15万円が3組 婦人ウェアセット12万円が5セット
用意された
「ねえ このゴルフウェアはどうするの?」
「うん 基本的に下位の人にあげようと思っているよ
何か賞を考えてね そうだ順位カードで白紙のカードあるかな
それとサインペンも持っていこう」
「そうね あとニアピンやドラコンのマーカーはゴルフ売場で旗でしょ」
「うん 洋子ねドラコンはショートコースを除いた全部 だから14ホールで
男女に分けるから 1ホール男女コイン5枚ずつ 10枚でしょ
ニアピンが4ホールだから15枚ずつで丁度コイン200枚になるでしょ」
「そうね 面白いわね 結構男の人は力むわね」
「そうしたらその分の三角旗を用意しよう」
神山と洋子はゴルフ用品売場へいくとニアピンやドラコン用の三角旗を
購入してホテルの地下駐車場に止めてあるフェアレディーZに積んだ
次長室に戻ると景品や賞金のギフトカードなど車に積み込んだ
全て積むと洋子が
「このノートパソコンは私が持っていきますね」
「うん お願いします さあ 少し早いけれどお昼にしようか」
「ええ そうしましょう」

二人が部屋を出る時に電話がなり洋子がでた
「はい 次長室です」
「こんにちわ 先輩 由貴です」
「こんにちわ どうしたの?」
「ええ ゴルフの投票が終って今 私の手元にあるんですよ
ほら 大金だから先に渡しておきたいんですよ」
「そうね そうだわ お昼は何時?」
「ええ 決まっていませんが、、、」
「ねえ そうしたらあと30分位で出られるかしら」
「ええ 大丈夫ですよ」
「そうしたらいつもの駅前寿司屋さんに来て頂ける? ご馳走するわよ」
「わぁ~ ご馳走様です 30分したら伺います お願いします」
電話を切ると洋子が神山に
「ねえ 上原の駅前寿司に行きましょうよ
由貴さんが例のお金を持ってくるわ 大金だから先に渡したいって」
「うん じゃあ行きましょうか でもビールが呑めないな」
「そうしたらタクシーで行きましょうよ」

上原の駅前寿司屋に入ると女将さんが奥の桟敷に案内をすると
生ビールと鮮魚のつまみを運んでくれた
神山がもう一人来る事を告げると由貴が現れた
「どうもすみません 遅くなりまして」
「いやいや こんにちわ 今 来たばかりだよ それよりご苦労様でした」
由貴は席に着くと神山と洋子に馬券の投票一覧と現金を渡した
「由貴 凄い人気だね 1-8本命より5-6の方が約3倍も投票があるね」
「ええ 全部で860票43万円あります」
洋子がすぐに確認をして大きい事務封筒にいれた
「どう 由貴さん 調子は」
「ええ 本当にいいクラブですよ やはりアイアンショットが思うように
打てるので楽ですよ 神山さんありがとうございます」
「そうか そうすると6枠も楽しみだね 桃子ちゃんは」
「ええ 彼女もアイアンショットは決まってましたよ
もしかしたら私より全然上だと思いますよ」
「えっ そうすると5-5も活きてくるわけか 参ったな」
「神山さんも調子いいんでしょ」
「ふふふ ところがね ハンデがあるからぎりぎり届くかどうかですって」
「そうか 男の人はハンデが無いからきついですね」
「そうなんだよ 由貴と桃子が92で廻ったら僕がパープレーで勝つけど
今まで72で廻った事無いしね 良くて80だよ 参ったよ」
「そうすると 女性の優勝が現実的ですね」
「うん なんか嫌な予感がするな とほほ」

由貴は先に食事を済ませると神山に
「今日は5時に出られるように少し早めに上がります」
「そうか そうしたら5時に何処に行けば良いだろう」
「ええ 駅の改札を出たところのカフェで桃子ちゃんとお待ちしています」
「うん わかった 由貴と桃子は洋子の真紅のポルシェに乗って貰います
いいよね」
「ええ 全然 OKですよ 神山さんは?」
「僕は由紀枝と祐子 カトリアーナを乗せるよ」
「カトリアーナが来ているんですか へぇ~ どうですか調子は」
「うん3人で練習に行っているよ」
「そうか 由紀枝さんも来ているのか わぁ~そうすると6枠7枠も





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