「凄いですね 120万円も」
「ええ 社長とご夫人が随分と山ちゃんを買っていましたよ」
「はあ そんなに期待されてもね、、、
それから孝ちゃん ここを何時に出るの?」
「ええ お昼を食べたら出ようと考えているんですよ
ただ小谷さんが何時か分らないからどうしようか考えています」
「そうしたら僕のほうでまだ余裕があるから乗せていくよ」
「そうですか そうしたら小谷さんに電話をしますね」
神山は高橋の電話が終るのをまった
高橋が電話を切ると神山に
「大体 3時ころにここに来れるみたいですよ いいですか」
「了解ですよ そうしたら次長室に来るようにしてくれる」
高橋は小谷に次長室に来るように指示をした
神山はアルタの馬券を持って次長室に戻った
「はい 洋子 これアルタの分です 下請けさんとか横浜の分は小谷さんが
3時ころここに持って来てくれる
それで悪いけれど 小谷さんを乗せてくれるかな」
「は~い 分りました 後は由貴さんと桃子ちゃんね」
「うん 彼女達は5時に上がれると言っていたから確認をしておいて」
「は~い 分りました」
神山が次長席に座るとドアフォンが鳴った
洋子が出るとアレックスジャパンのジャック へリントン副社長だった
「やあ ジャック お久しぶり」
「おはようございます 神山さん 実はこの馬券を持ってきました」
神山はジャックから投票一覧表と現金を受け取った
「神山さん 人気が凄いですよ 勿論 私たちの2枠3枠4枠も
買われていますが 1枠と8枠が私たち以上の人気ですよ」
「ジャック ありがとう ところでどの位集まったの?」
「ええ 全部で140万円集まりました 投票口数もチェックしました」
「えっ140万円、、、」
「ええ アレックスJr社長が神山さんを買っていましたよ」
「わぁ~大変だね プレッシャーがかかるね」
「頑張ってくださいね 私も買っていますから
洋子さんも頑張ってくださいね 1-8を買いましたから」
洋子はジャックに
「ふふふ 任せてね 普段通りならいいスコアが出るわよ」
「お願いしますよ 5万円も賭けたんですよ お二人に」
「えっ 5万円も、、、まあ凄いわね 私より神山さんね ねえ神山さん」
「おいおい プレッシャーだよ ジャック駄目だよ そんな」
「神山さん お願いしますね 私はこれで失礼します
これから戻って出ます ホテルに着いたらゆっくりしようと話をしました」
「OK 僕の携帯番号を教えておきますよ 有事の時には連絡をくださいね」
「分りました」
神山は自分と洋子の携帯番号とジャックに教えるとジャックも神山に教えた
ジャックが部屋を出ると神山と洋子は投票一覧表をみた
「ほんと 2,3,4枠のからみより1,8枠の方が人気があるわね」
「ほんと プレッシャーだよ これで2着にも来なかったら
アレックスジャパンにも行けなくなるよ わぁ~困ったね~」
「でも 仕方ないでしょ 悪いスコアでなければ大丈夫よ」
「おいおい 他人事だと思って もう あ~あ」
「ねえ まだ投票していないでしょ」
神山は洋子に言われ悩んでしまった
暫く考え神山は自分から流すのと洋子の1枠亜矢子の2枠それと
由紀枝と祐子の6-7を各20票10万円を投票した
「さあ 洋子 優勝賞金のギフトカードを作るけれど
順位のカードは用意してあるかな」
「大丈夫よ 準備OKよ」
神山は1位150万円2位85万円3位57万5千円とギフトカードを
分けていくと洋子が白い封筒に入れていった
1位から順位カードを貼り付けると洋子が
「ねえ 同じ順位が発生したらどうするの
プロのゴルフ競技と同じ様に足して人数で割るの」
「うん その方が良いでしょ まあ割り切れない時の事を考えて
多少ギフトカードを持っていくよ」
「そうね でも大変ね 計算するの」
「まあ 仕方ないよ 自分達でやろうよ ねっ お願いします」
「は~い 分りました ふふふ でも一番最後でも5万円分でしょ」
「うん まあそのくらい有ってもいいかなって」
「そうね 後は このアレックスクラブとダイヤモンドでしょ
あっ そうそう アレックスウェアのリストが届いたわよ
ごめんなさい 遅くなって」
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