「神山さん ありがとうございました 楽しかったです」
「私も 楽しかったです ありがとうございました また 誘ってくださいね」
美佳はこの時も 由貴や桃子が神山と普通の関係でないと感じた
二人の神山を見る目がこんなにも 輝くものなのか
生き生きしていた そして美佳は神山に
「神山さん 楽しかったです それに色々な人に会えてよかったです」
「やあ お疲れ様でした また次回も参加してくださいね
もう少し頑張れば 優勝も近いしね」
「はい 次回も参加させてくださいね 私も頑張って優勝賞金を一杯頂きます」
「そうそう 頑張ってね」
祐子とカトリアーナは美佳に励ましの挨拶を終わると
由貴や桃子と自然に手を握り挨拶をした
美佳はみんなが同じように自然に挨拶をしているのを見て羨ましく思った
洋子はそんな美佳を見て近寄ると 両手を出し手を握り
「美佳さん お疲れ様でした 杉田君ともうまくいっているようだし
後は いい報告を待ってますね」
「はい ありがとうございます 焦らないで頑張ります」
「そうよ 焦りは禁物よ なにかあったら相談してくださいね
私に出来る事は何でもと言っても 限界があるけれど 力になるわよ」
「ありがとうございます」
美佳は再び神山にお辞儀をすると 由貴や桃子のところに行った
神山の車に祐子やカトリアーナが乗ると手を振って別れた
「それでは 失礼するよ 気を付けて帰ってね 」
「は~い ありがとうございます 又 電話をくださいね 待ってます」
神山と洋子は由貴たちに手を振って車を発車させた
由貴は神山と別れると桃子に
「ねえ 桃子 そこのお寿司屋で早い夕食をしない?」
「いいですね 今日はお家に帰っても夕飯の準備は出来ないわ
美佳さんはどうされますか?」
「私は失礼して帰ります ごめんなさい」
「いいのよ ご両親と一緒だから 羨ましいわ」
「ええ でも又 誘ってくださいね」
「そうね 電話をしますね でも杉田さんのほうが忙しいでしょ」
「そんなことは無いですよ でも楽しかったです ありがとうございます」
美佳は由貴たちと駅前で別れるとゴルフバッグを担ぎ改札口に向かった
「ねえ桃子 美佳さんは完全に気が付いているのかしら」
「ええ 多分、、、ただ何処まで神山さんと結び付けているかでしょう」
「そうね でもあの人は無理でしょ ええ ふふふ杉田さんが居るし
杉田さんは鈴やさんでしょ どう考えても無理ね さあ行きましょう」
由貴と桃子はゴルフバッグを担ぎ駅前寿司屋に向かった
神山たちは赤坂のスタジオに戻るとゴルフバッグなど片付けた
「ねえ 洋子 少しくつろいでいきますか」
「ええ そうしたいけれど 母が待っているから失礼します 残念ですが」
「そうだね 明日はどうする」
「私がここに来ましょうか」
「そうしたらお昼を一緒に食べようか」
「ええ 嬉しいわ どうすればいいの?」
「うん 会社で待っているよ」
「はい 分かりました 12時頃でいいかしら」
「うん お願いしますね」
「明日の夜はどうするの?」
「ライオンからここに直接来るつもりだよ」
「そうね そうしたらバーベキューにするの」
「まだ考えていないけれど その方が自然でいいでしょう」
「そうね 分かりました 明日が楽しみね」
「うん では明日 会社で待っているよ そうだ 家まで送ってあげるよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
神山は洋子を車に乗せると代々木に向かった
「ねえあなた 明日彼女が帰るようなときはどうするの?」
「うん 仕方ないよ しかし洋子はお泊まり出来るでしょ」
「ええ そのつもりよ でもどうかしら 私と一緒に帰ると言ったら」
「そうだね まだ仕事があるから離れることは出来ないと言うしかないね」
「そうね 明日は明日 そうしましょう」
二人が話していると洋子の家が近づき
「あっ そこで良いわよ ありがとうございます」
「じゃあ 明日会社で待っているね」
「は~い 分かりました」
洋子を車から下ろすと神山は手を振って別れた
赤坂のスタジオに戻ると祐子やカトリアーナとスタジオで寛いだ
「お二人さん お疲れ様でした」
「まあ 神山さんこそ大変でしたね」
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