2012年10月5日金曜日

Vol.818 紫陽花 -6-51



No.1 420y Par4 レディースティー400y
軽いのぼりで250yのところで左ドッグレッグしている
左の林を越しても落しどころにが悪いとバンカーに捕まる
富士山に向って打つスタートホールは気持ちがよく
田中は素振りを数回するとよく飛んだが右に出て230yの
サイドバンカーに捕まった
2番手のアレックスJrは綺麗なドローボールでサイドバンカーを超えて
270yを飛ばしフェアウェイ真中で男性のドラコン対象で旗を立てた
3番目の桜川亜矢子はレディースティーから力みの無い柔らかいスイングで
男性のアレックスJrとほぼ同じところに飛ばした
最後の田所洋子も女性特有の柔らかいスイングで綺麗なドローボールで
桜川亜矢子より左側に飛ばした
登っている分ランが出ないが二人とも250y飛ばした事になる
「ねえ どちらがドラコンかしら」
「洋子さんよ ほら 少し出ているもの」
「わぁ~ ありがとうございます」
洋子は女性用のドラコンフラッグに自分の名前を書き入れて亜矢子に
「しかし よく飛ぶわね このクラブ」
「ええ 力を入れなくても飛んでくれるから助かるわね ふふふ」
第2打は男性の田中がリカバリーショットを打ったがグリーン左のラフに行き
アレックスJrも力み過ぎてグリーン左奥にこぼしてしまった
亜矢子の第2打は綺麗な放物線を描いてグリーンにオンした
洋子のボールもピン手前4yのところにオンをして二人とも
最初のホールからバーディーチャンスが訪れた
今日のベントグリーンは今朝刈ったばかりで球足が速く
男性二人はピン傍によせてボギー
亜矢子と洋子は残り4yを2パットのパーで上がった

第2組はアレックスジャパンの副社長ジャック へリントンが1番
ティーグランドで素振りをすると低い弾道で飛び出したボールは
綺麗なフェードボールで左の林を超えてフェアウェイの右側に落とした
距離は1組のアレックスJrにあと僅か届かなかった
2番手はアルタの小谷美佳がレディースティーからまっすぐなボールを打つが
フェアウェイ200yを越えたあたりに留まった
3番目の篠原涼子も綺麗なスイングで力みは見られなかったが
小谷美佳とほぼ同じところをキープした
最後はアルタの内野誠二だが小谷美佳が
「先輩 頑張ってくださいね」
この一言で緊張してしまい 打ったボールはスライスし右のバンカー手前に
落ちた 浅いラフでボールは見えるが 残りの距離が220yと長かった
内野誠二がジャックに
「ここはドローボールの方が攻めやすいでしょ なぜ?」
「ええ 最初の2,3ホールは真直ぐがあのようなボールになるんですよ」
ジャック へリントンは第2打を乗せたが40cmのパーパットを外して
全員がボギースアートとなった

第3組の1番はアルタの高橋で数回素振りをして打つと綺麗に左の林を
巻いていったがフェアウェイ左250yのサイドバンカーに捕まった
2番目はアレックスジャパン副社長ジャック へリントン
夫人のナタリー へリントンがスイングした
ボールはフェアウェイ真中だが230yとドラコンには届かなかった
3番目のカトリアーナは練習どおりのスイングが出来た様子で
フェアウェイ左に飛ばしたが洋子のドラコンに50cm届かなかった
最後の由紀枝は左の林方向を向いて素振りをして打つと
綺麗な弾道で林をすれすれに越え 距離も出て1組目の洋子を
オーバードライブしドラコンの旗に自分の名前を記入した
カトリアーナが由紀枝に
「おめでとうございます 凄く良いボールね」
「ふふふ 練習場でレッスンを受けたのよ それから良くなったわ」
由紀枝はレッスンを受けた時に大根と男根を聞き間違えた事を思い出し
くすくす笑っているとカトリアーナが聞いてくるので説明した
カトリアーナもお腹を抱えて大笑いした
「ふふふ でもそのお陰で上手に打てるなんて凄いわね 私も実行するわ」
3組目は由紀枝とカトリアーナがパーで上がり高橋とナタリーは
ボギースタートとなった

最終組がティーグランドで打つのを待っているとトランシーバーが鳴った
「こちら第1組 田所洋子です 2番ホールニアピンは50cm位です
対象者は私 田所洋子です 宜しくね」
第1組は洋子と田中がバンカーに入れ洋子は第2打目をピン50cmに
寄せてパーで上がり田中は2オン2パットのボギー
Jrと亜矢子は1オン2パットのパーで上がった
4組1番目はニーナ・ニーナの浜野由貴が最初に打ち距離は出ないが
フェアウェイ真中で230y付近だった
2番目は同じくニーナ・ニーナの安田桃子が浜野由貴とほぼ同じと場所に
打ちフェアウェイ真中だった
3番目は靑山祐子が素振りを数回した後打ち由紀枝のドラコンを抜いたかと
思わせたが1mほど届かなかった
最後は神山の番で左の林に向って素振りをすると真直ぐな弾道で林の上を
飛び超えてボールが見えなくなった
暫くしてトランシーバーが鳴ると
「こちら3組 由紀枝ですが 今 打った方は何方ですか?
フェアウェイは外れましたが ピンまで70y位のところですよ」
靑山祐子が
「今のは神山さんよ そんなに飛んだの?」
「ええ 私が歩いている脇に落ちてきたわ もうびっくりよ
もう2m位でフェアウェイなの 残念ね」
「神山さんのボールね 真直ぐに林を越えていったわ だからね
神山さんに伝えますね」
「は~い 分りました お願いしま~す」
祐子は神山に由紀枝からの報告を伝えると
「へぇ~ そんなに飛ぶんだ よかったよ 綺麗に超えてくれて」
「そうですね 林超えはリスクがあるから狙わなかったですよ
でもあの弾道を見ると試したくなりますね」
「うん 女性の場合260y出せば完全に超えるでしょ
まだまだ始まったばかりだし これからもあるから試してはどう」
「ええ そうします」
このホールは神山と祐子が2オン2パットのパーで由貴と桃子が3オン
2パットのボギースタートとなった
1番ホールの女性ドラコンは由紀枝で金貨5枚を獲得 男性はJrが獲得した






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