No.11 500y Par5 レディースティー470y
このホールも比較的フェアウェイが広く設計されている
300yで軽く左に曲がり更に420yで左に曲がる
ティーグランドから300y付近までは左側に湾曲した形のフェアウェイで
右側は12番ショートホールグリーンまで緩やかな下り傾斜に設計されている
ティーグランドから緩やかなのぼりで左側300y手前からグリーンまで
林がフェアウェイに迫っている
第1組は洋子 亜矢子 田中 Jrの順番でティーショットをした
洋子はレギュラーティーより前に位置しているレディースティーを
有効に使うため左をギリギリに狙うが左の林に捕まった
2番手の亜矢子は洋子の落とし場所より右側を狙い
フェアウェイをキープし暫定女性ドラコンとした
田中とJrも左を狙いラフに捕まった
洋子の第2打は木の枝にあたり4オン2パットのボギーとした
亜矢子は右側崖を警戒して慎重に3オン2パットのパーであがった
田中はミスショットをして4オン3パットの7とし
Jrは3オン3パットのボギーであがった
「洋子さん 10番でパーをとったのに残念ね」
「そうよ ほんと右が怖いから左を狙ったのにね 最初から亜矢子さんと
同じところを狙えばよかったわ」
「ほんときついわね 右側が」
それを聞いていたキャディーが
「でもあれだけ出していればドラコンは確定ですよ」
「ほら 後ろに飛ばし屋がいるから分らないわよ
由紀枝さんと祐子さんが飛ばすでしょ 安心できないわね」
「そうね 私もよしと思ったドラコンをもっていかれているわ
本当に あの2人はよく飛ばすわね」
洋子と亜矢子はキャディーと話しながら次のホールに向った
第2組はジャック 美佳 涼子 内野の順番で打った
ジャックのティーショットは洋子より更に左に飛ぶが木にあたり
フェアウェイに戻るとコロコロと転がり暫定ドラコンとした
美佳 涼子 内野はこれだけ広いフェアウェイがあるのに左のラフに捕まり
美佳と内野は4オン2パットのボギーであがり涼子は3パットの7とした
ジャックは3オンするがパーパット1mが入らずに6とした
第3組 カトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順でティーショットをした
この組も右側崖を警戒して左側を狙った
カトリアーナはよく飛ばしたが左側ラフに捕まり
セカンドからピン方向には大きな木が邪魔をしていた
ナタリーもカトリアーナ同様左のラフに入れてしまった
由紀枝はフェアウェイ左ギリギリに飛ばし亜矢子のドラコンを抜き
暫定ドラコンとした
高橋は女性3人の方向を見てフェアウェイ真中に飛ばしキープすると
暫定ドラコンとした
高橋は3オンしたがパーパットの1mを外し次も入らずに7とした
カトリアーナはピン方向に打てないのでフェアウェイに一度だして
4オンさせると3mのパーパットを決めた
ナタリーは第2打をミスショットし5オン1パットのボギーとした
由紀枝は慎重に3オンさせるが2mのパーパットを外し6であがった
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順で打った
神山は右を避けて左側林すれすれに打つとフェアウェイを外したが
比較的短いラフに捕まった
この時点で男性のドラコンは第2組のジャックが獲得した
由貴 祐子 桃子ともフェアウェイをキープするが第3組の由紀枝を
抜く事が出来ずに由紀枝の女性ドラコンが決定した
由貴と桃子は4オンするが由貴が6mのパーパットを決めてパーをとる
桃子は3mを決める事が出来ずにボギーとした
祐子が3オンするとピンまで5mあり のぼりのスライスラインだった
キャディーが
「ここは曲がり具合より距離感が大切よ
曲がりは強くて1カップ 弱いと2カップ位かしら
でも弱すぎると届かないわよ 少し強めでも大丈夫よ」
祐子は慎重にラインを決めパットをした
ボールは綺麗にスライスラインに乗りみんなが入ると思ったが
カップ左上から1/4周して右に30cm外れた
由貴と桃子は入ると思い
「わぁ~ 凄いわ 入るわ 入って そうそう」
願いも虚しく外れると自分が外れたようにがっかりした
神山は祐子と同じスライスラインで4mだった
祐子のラインが参考になり打つとバディーであがった
「祐子 ありがとうございます 参考になったよ」
「凄いわね あの難しいのを決めて」
そう言うと神山のほほにキスをした
見ていた由貴と桃子は
「わぁ~ ずるいな~ 我慢しているのに もう ねえ桃子」
「ええ いいな~ 私も我慢をしているのよ」
聞いていたキャディーが
「神山さん 羨ましいですね ふふふ」
「キャディーさん どうぞ 無料で開放していますよ」
これにはキャディーも笑うしかなく
女性達は皆で笑いながら次のホールに向った
.