2012年10月13日土曜日

Vol.826 紫陽花 -6-51



No.10 380y Par4 レディースティー360y
ここはフェアウェイの幅も広く造られているが
230y付近で右に軽く曲がり右側全体が緩やかな下り傾斜になっている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順番でティーショットをした
洋子は右側ギリギリを狙いフェアウェイをキープすると
亜矢子は更に右側を狙った 打った瞬間に崖に落ちるかどうかギリギリだった
ボールが放物線を描いて落ちてくると崖とフェアウェイの間にあるラフに
落ちたが岩にあたり大きく跳ねるとグリーンの方向に飛んでいった
見ていたほかの組からも拍手がわき 亜矢子は照れていた
Jrと田中はフェアウェイをキープできず田中は3オン2パットのボギー
「まあJr どうしたのかしら」
「ふふふ もう効果が出たのかしら」
「崩れるわね ふふふ」
洋子と亜矢子はJrが午前中のスイングと違っているのを見ていた
Jrは4オン2パットとダブルボギーにした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組は涼子 ジャック 美佳 内野の順でティーショットをする
ジャックは右側崖狙いで打つが飛びすぎてフェアウェイを
突き抜け左側ラフに捕まった
3番目は美佳の打順だったが間違えて内野が打ってしまうと美佳が
レディースティーから大きい声で
「せんぱ~い 私ですよ もう 今回は許してあげます」
それを聞いた後の組のカトリアーナや由紀枝そして祐子や由貴などから
きびしい非難を浴びた
「内野さ~ん 1ペナですよ ルール違反ですよ」
「そうそう 先輩でも守ってくださいね 美佳ちゃんが可哀相」
内野はみんなにお辞儀をして謝り美佳に
「美佳 ごめんなさい あの~ドラコンの金貨1枚で勘弁してくれるかな」
「いいわよ ありがとうございます」
美佳は傍にいる仲間に
「内野先輩から金貨1枚頂きました~ ふふふ」
ジャックは2オン2パットのパーであがり
美佳は手堅く刻むと3オン1パットのパーであがった
涼子も手堅く刻むと3オン2パットのボギーであがった
内野は第一打を左のラフにいれて第2打もラフから打ち3打目でオンをした
ピンまで距離があり3パットの6であがった
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番だった
カトリアーナはナタリーと由紀枝に相談をして高橋に
「高橋さん 応援するから先に打っていいですよ ねえみんな」
「ええ 頑張れた・か・は・し フレーフレーた・か・は・し」
「では お言葉に甘えまして 先に打たせて頂きます」
高橋はサングラスを掛けサンバイザーをしている3人がみな同じに見え
第1打は左のラフに打ち込んだ
それを見た3人はお尻を高橋に突き出してプリプリ振ると
「もう 応援したのに 残念ね ねえカトリアーナっ」
「頑張ってください~ね」
もう一度お尻を振りながらレディースティーに向った
4組のキャディーが大笑いして神山に
「いつも あのように楽しいのかしら」
神山が答える前に祐子や由貴 桃子が
「ええ そうよ 高橋さんに頑張ってもらいたいのよ ねえ祐子さん」  ★★
「じゃ私たちも神山さんを応援しようかしら」
キャディーが笑うと神山が
「おいおい 分ったから集中させてくれ お願いしますよ」
それでも3人はまだ時間があるので揃って後ろを向き神山にお尻ダンスをした
お揃いのポロシャツとスカートを穿きお尻の形も似ていて絵になった
キャディーも大笑いして神山に
「このパティーの男性は羨ましいですね 本当に」
第3組のレディースティーではカトリアーナがフェアウェイをキープするが
亜矢子のミラクルショットには届かなかった
ナタリーと由紀枝は左のラフに捕まった
高橋が4オン3パットの7であがりナタリーとカトリアーナが5であがった
由紀枝はラフから4打目でオンして2パットのダブルボギーであがった
第4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番で神山は男性ドラコンが
今まで誰も出していないのでフェアウェイをキープすればドラコンだが
亜矢子のドラコンを抜きたくドライバーを右側すれすれに振ると
フェアウェイギリギリに入り亜矢子のドラコンを抜いた
由貴 桃子 祐子は全員フェアウェイをキープしたが亜矢子には届かなかった
祐子と由貴が3オン2パットのボギーであがり
桃子は4オン2パットダブルボギーの6とした
神山は残り80yをサンドウェッジで打つとピン5mにつけるが
最初のパットが決まらずに2パットのパーであがった





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