2012年10月31日水曜日

Vol.844 紫陽花 -7-52



ほら 店員のてきぱきした態度が好まれていると思うよ
ああいう接客をされると又来たくなるよね」
「うん そうそう 言えてますね
美味しいお店に行っても店員の接客が悪いとお料理も不味いですよね」
「そうだね 祐子が言うように 折角の料理が台無しになるね
接客って大切なんだよ もしかしたら料理より大切かもしれないよ
ほら デパートで同じものを販売しているけれど
最終的には接客態度に結び付いてくるからね」
「ええ わかります 本当に最終的には接客態度ですよねぇ」

3人が店の外でベンチに座っているとカトリアーナが
「ねえ祐子さん この曲名わかりますか?」
カトリアーナは店内にも流れているBGMの曲名を聞いた
「さあ、、、 でも聞く曲よね」
「この曲はビタースイート・サンバでね
そう昔 流行った曲だよ 確か ハーブ・アルパートが演奏しているよ」
「このトランペットがなんともいえませんね」
「うん ハーブ・アルパートで有名な曲があってね一度は聞いた事があるよ」
「何ですか その曲は」
「うん スイート・オブ・ハニーって曲さ
日本では 蜜の味かな 流行ったのは僕が中学生の時だと思ったな」
「えっ そんなに昔ですか まあ随分と古いですね」
「おいおい でもいつ聞いても新鮮だな」
「ねえ 神山さん 帰りにCDショップに寄ってみましょうか 欲しいな」
「そうだね ここの2階にあるよね 帰りに寄ってみよう
でも古い曲だからお目当てのCDがあるかどうか分からないよ」
神山達が話していると順番が来てテーブル席に案内された
祐子とカトリアーナはメニューを見て 
「神山さん たたきを頼んでも良いですか?」
「どうぞ 構わないよ 美味しいよ
しゃぶしゃぶのお肉はロースの霜降りを注文すればいいよ」  
「は~い 分かりました タレはポン酢で良いですか?」 
「うん お願いしますね」 
「そうしたら 私はゴマだれもいただこうかしら 前回頂いたときは
ポン酢だけだったの だから今回は胡麻も頂いてみるわ」 
「私もそうするわ」
祐子が3人分の料理を注文すると神山は生ビールを注文した
しばらくすると ウエイトレスがしゃぶしゃぶ鍋に
ダシの効いた汁を入れ牛肉を運んできた
「このお汁が沸騰するまでおまちください」
「はい ありがとう」
神山は生ビールが運ばれて来ると
「それでは改めてまして 祐子の優勝 おめでとうございます
よく頑張ったね 新しいゴルフクラブも喜ぶよ きっと
それと カトリアーナもよく頑張ったね 
僕も嬉しいよ  ありがとうございます」
「神山さんのおかげよ  だって普段使えないクラブでしょ 
折角買って頂いたのに変なスコアだと 申し訳ないわ ねえカトリアーナ」
「そうよ 私も自分なりに頑張ったわ
祐子さんが言うように悪いスコアは神山さんに申し訳ないわよ」
「おいおい 嬉しいよ しかし何もでないよ」
「いいの こういう時にしか言えないでしょ」 
「分かりました ありがとう では乾杯 優勝おめでとう」
神山の音頭で乾杯をすると祐子とカトリアーナは
生ビールを美味しそうに呑んだ

店内では先ほど聞いたハーブ・アルパートのBGMが流れていた
なん曲も流れているので 多分CDだと思いウエイトレスに聞いた
「すみませんが 今流れている曲ですがハーブ・アルパートの曲だと
思いますがCDですか?」
「ええ 店長のお気に入りですよ よくご存じですね」
「昔 よく聞いたもので」
「店長がお客様がこみ合っているときにかけるんですよ」
「へえ~ でもどうして?」
「ふふふ この人の曲ってテンポが良くて明るいでしょ」
「そうか テンポがいいから箸がすすむ訳だね」
「ええ そうですね あとこの曲って楽しいでしょ 
だから会話も弾むんですよ」
「わかりますよ どうもありがとうございます」
ウエイトレスは話を終ると厨房に戻り牛肉のたたきを運んできた
祐子とカトリアーナはたたきを食べると
「神山さん 凄く美味しいわ」
「うん ニンニクを少し付けるとさらに美味しいよ」
神山達はたたきやしゃぶしゃぶを堪能した





.

2012年10月30日火曜日

Vol.843 紫陽花 -7-52



神山は用意された薄手のバスローブを羽織って1階にいくと
祐子とカトリアーナが先にビールを呑んでいた
神山はソファーに座ると携帯電話で由紀枝に電話をした
「神山さん お疲れ様でした 楽しかったわ ありがとうございます」
「やあ おめでとうございます たいしたものだ」
「いえいえ あそこの練習場ですよ 大根のお陰です」
由紀枝はまた思い出して笑ってしまった
「しかし 大変だったね 今 カトリアーナから聞いたよ」
「ええ もう一緒に廻りたくありませんね なにか体が拒否しますね」
「そうか わかった ごめんね でも普段は普通だけれどね、、、」
「神山さん 昨夜 例のナイトクラブに連れて行ったでしょ」
「うん 彼とJr 内野君 田中君を連れて行ったよ」
「もしかしてそれが原因じゃないですか」
「えっ どういうこと?」
「ええ ほら普段 SEXに対してノーマルな人がアブノーマルなSEXを
体験したから 翌日までその気持ちを引きずっていたんでしょ」
「そうか コントロール出来なかったわけだ
遊んでいるところの女性と目の前にいる女性を同じ感覚でみていたんだ」
「ええ もうそれはいやらしかったですよ カトリアーナも言ってました
ナタリーさんはもっと酷いですよ
お昼の時に横に居るナタリーさんの胸を覗いていましたよ もう いやです」
「わかった ごめんね いやな思いをさせて 本人は車の中で寝ていたよ」
「えっ なぜ分ったんですか?」
「うん 追い越した時居ないので仲間に聞いたら後ろで寝ていますって」
「ふ~ん きっといやらしい夢をみていたんでしょ」
「兎にも角にも おめでとうございます 近いうちに行くよ」
「は~い 分りました 待っていますね」
「うん 賞金は大事に使いなさいね」
「は~い 分りました ありがとうございます では失礼しますね」

神山が電話を切ると祐子が
「まあ 遠くに居る人には優しいのね 羨ましいわ」
「おいおい そんなことは無いよ 今 由紀枝も言っていたよ
もう高橋さんと一緒に廻りたく無いって」
「そうでしょ 由紀枝さんが一番ショックを受けたでしょ 可哀相ね」
神山は体が落ち着くと祐子とカトリアーナに
「明日は女性のお客様がくるんだよ 洋子も一緒だけれどね
夕食は外でバーベキューを予定しているんだ」
「わぁ~ またお友達が増えるんですか 凄いですね」
「おいおい まだ手も握った事が無い人だよ 勘違いしないでね
ところで明日の天気予報はどうだろう?」
「ええ 快晴ですよ 今朝ホテルのTVで言ってました」
「そうしたらバーベキューで決定」
「神山さん 今夜はステーキ辞めますか」
「大丈夫だよ 魚介類や野菜を一杯注文しようよ
さあ時間もいいし出かけようか 散歩しながらいきましょう」
「は~い 分りました」
3人はそれぞれ着替えの為に部屋に戻った
神山はホテルに電話をしてギフトカードが使えるか聞くとOKの返事だった
「さあ それでは仕度はいいかな」
「はい OKですよ」
神山たち3人は夕日を背に受けて緩やかな坂を下り
赤坂スカイハイホテルに向かった 
祐子やカトリアーナはゴルフの成績が良かったのか話が弾んだ

神山も一緒に話しているとすぐに 目的のホテルに着いた 
「さあ 今夜はステーキでいいですね?」 
「私はステーキを食べたいけれど 
明晩 ステーキだから別なものがいいな ねえ カトリアーナはどうする?」
「そうしたら美味しいお肉を食べたいから しゃぶしゃぶはどうですか
以前6階のお店に連れていっていただいたところ」 
「そうね 神山さん しゃぶしゃぶを食べたいな」
「それでは今夜はしゃぶしゃぶに決定しますね」 
「わ~嬉しいわ 日本酒も呑もうかしら」 
「おいおい ワインを呑んで日本酒か 大丈夫かな?」 
「ふふふ 少し味わう程度ですよ ねえ 祐子さん」 
「そうね 少し味わう程度なら悪酔いしないと思うわ 神山さんどうですか?」
「うん まあ今夜はお祝い事だから良いでしょ」 
3人はホテルに着くと6階のしゃぶしゃぶ屋に入った
ランチタイムの時も混んでいるが 
夜になっても相変わらず客が入っていて テーブル席は一杯だった 
「まあ 少し待とうよ」 
「そうですね しかし土曜日なのにすごい混みようですね」 
「うん お肉が美味しいだけではないでしょう





.

2012年10月29日月曜日

Vol.842 紫陽花 -7-52



祐子は冷蔵庫からビールを出して3人のグラスに注ぐと
「では 一杯呑んだら風呂にはいろうか」
「ええ かんぱ~い」
神山は美味しそうにビールを呑むと祐子が
「神山さん 2階の主賓室のお風呂って結構大きいけれど
もっと大きなお風呂があると嬉しいな」
「そうだね 2階は5人位が限度だよな」
「ええ だからもう少し大きいのがあるといいな」
神山自身もう少し大きなお風呂が欲しかったが
借家なので余り考えていなかった

「祐子 あのプールとこの建物の間に造ろうか 大きいのを」
「わぁ~ 凄いわ そうしたらそこから2階に行かれるように階段を造れば
わざわざここに戻らないでお部屋にいかれますよ」
「そうだね でも出入り口が2階になると不便だから
どうだろう キッチンの向こうに何も使っていない部屋があるでしょ
そこを脱衣室にすれば1階からも入れるし
あとプールのほうにも出入り口を設ければ便利になるよ」
「そうしたらプールを冬でも泳げるように出来ませんか
ほら 温泉街によくある暖かいプールですよ」
「う~ん そうだ 冬というか寒い時期には温水プールで利用できて
暑い時期には普通のプールで利用できるようにしようか
だけれどあくまで借家だから どこまで出来るか分らないよ」
「わぁ~嬉しいわ そうしたらプールとお風呂が一緒に使えて嬉しいな~」
「でもさ 祐子 考えると維持費とかメンテナンスが大変だよ
だからプールとお風呂は切り離そうか その方が現実味があるよ」
「そう言われればそうですね でも大きなお風呂の外にプールっていいですよ」
「わかった 前向きに考えよう さあお風呂に行こうか」

3人は2階の主賓室にいくと部屋の大きな風呂に入った
神山が先に浴槽に浸かっていると祐子とカトリアーナがあとから入ってきた
二人は簡単に体を洗うと神山を挟んで湯船にはいった
祐子とカトリアーナは神山のへその下を触り始めカトリアーナが
「わぁ~ ジョリジョリしているわ 痛いわ」
「ほんと この痛さはちょっと勘弁ね クリちゃんが可哀相よ」
「ほんとうね これだと当分SEXは出来ないわね」
「そうしたら又 綺麗に剃りましょうか」
「そのほうがいいわね 少し生えてきたところは気持ちよかったわ」
「ねえ 神山さんそう言うことですから 綺麗に剃りましょうよ」
神山は二人の顔をみたが冗談ではなく本気で話しているので
「駄目だ もう勘弁してくれよ お願いします」
「ふふふ 神山さんも降参ね でも本当にSEXのとき痛いわよ」
「そうよね 私たちのことを考えてくれるならば剃ってほしいわ ねえ」
「いいの 3日ぐらい我慢すれば大丈夫だよ 生えてくるよ」
「私はそれでもいいの カトリアーナはどうするの お休みは2日までよ」
「だったらその時に考えるよ だから今日は勘弁してよ お願いします」
体を触ってふざけているとカトリアーナが
「神山さん 今日ね高橋さんにこのおっぱいを見られたの」
「えっ おっぱいを見られた?」

カトリアーナはゴルフをしている時の出来事を話すと
「それは酷い話だな どうしたんだろう」
「ナタリーや由紀枝さんも同じ様に見られていたの もう嫌!暗いスケベは」
「そうか 月曜日にでもそれとなく聞いてみるよ
しかしカトリアーナ一人がいやな思いをしたわけではないからな、、、」
「そうよ 由紀枝さんの時は露骨だったわ
グリーンでラインを読むでしょ 片膝をあげていると由紀枝さんの正面から
スカートのなかを覗いてニヤニヤしているのよ もうすけべ」
「おいおい 誰だって美人でピチピチで可愛い子がそんな格好すれば
スカートのなかを覗きたくなるものだよ」
「まあ 神山さんは違うと思ったのに 幻滅よ」
「僕はそこまで露骨な行動はしないよ あくまで一般論だよ
しかし そのお返しに3人でお尻を見せるとはたいした作戦だね
それで彼は後半の3ホールくずれたんだね なるほど」
「お昼も話をしている時なんか 私たちの顔を見ないで胸ばっかり見ていたわ
隣りのナタリーの胸を見ている時は ほんとうにいやらしいおやじだったわ」
「そうか それはまずいね わかった もう高橋さんの話はお終いにしよう
せっかく祐子が優勝したのにつまらなくなるよ」
「そうね 祐子さんごめんなさいね」
「いいわよ 私も同じ境遇だったらカトリアーナと一緒よ」

3人は高橋の話を終ると祐子とカトリアーナは先に風呂から出た
神山は湯船にゆっくり浸かり疲れを癒した
風呂から上がるとベッドに着替えが用意され祐子とカトリアーナは居なかった






.

2012年10月28日日曜日

Vol.841 紫陽花 -7-52



「神山さん ありがとうございました 楽しかったです」 
「私も 楽しかったです  ありがとうございました また 誘ってくださいね」
美佳はこの時も 由貴や桃子が神山と普通の関係でないと感じた
二人の神山を見る目がこんなにも 輝くものなのか 
生き生きしていた そして美佳は神山に
「神山さん 楽しかったです それに色々な人に会えてよかったです」
「やあ お疲れ様でした また次回も参加してくださいね
もう少し頑張れば 優勝も近いしね」
「はい 次回も参加させてくださいね 私も頑張って優勝賞金を一杯頂きます」
「そうそう 頑張ってね」
祐子とカトリアーナは美佳に励ましの挨拶を終わると
由貴や桃子と自然に手を握り挨拶をした
美佳はみんなが同じように自然に挨拶をしているのを見て羨ましく思った

洋子はそんな美佳を見て近寄ると  両手を出し手を握り
「美佳さん お疲れ様でした 杉田君ともうまくいっているようだし
後は  いい報告を待ってますね」 
「はい ありがとうございます 焦らないで頑張ります」
「そうよ 焦りは禁物よ なにかあったら相談してくださいね
私に出来る事は何でもと言っても 限界があるけれど 力になるわよ」
「ありがとうございます」  
美佳は再び神山にお辞儀をすると 由貴や桃子のところに行った
神山の車に祐子やカトリアーナが乗ると手を振って別れた 
「それでは 失礼するよ 気を付けて帰ってね 」
「は~い ありがとうございます 又 電話をくださいね 待ってます」
神山と洋子は由貴たちに手を振って車を発車させた 
由貴は神山と別れると桃子に 
「ねえ 桃子 そこのお寿司屋で早い夕食をしない?」 
「いいですね 今日はお家に帰っても夕飯の準備は出来ないわ
美佳さんはどうされますか?」 
「私は失礼して帰ります ごめんなさい」 
「いいのよ ご両親と一緒だから 羨ましいわ」 
「ええ でも又 誘ってくださいね」 
「そうね 電話をしますね でも杉田さんのほうが忙しいでしょ」 
「そんなことは無いですよ でも楽しかったです ありがとうございます」 
美佳は由貴たちと駅前で別れるとゴルフバッグを担ぎ改札口に向かった
「ねえ桃子 美佳さんは完全に気が付いているのかしら」
「ええ 多分、、、ただ何処まで神山さんと結び付けているかでしょう」
「そうね でもあの人は無理でしょ  ええ ふふふ杉田さんが居るし
杉田さんは鈴やさんでしょ どう考えても無理ね さあ行きましょう」
由貴と桃子はゴルフバッグを担ぎ駅前寿司屋に向かった

神山たちは赤坂のスタジオに戻るとゴルフバッグなど片付けた
「ねえ 洋子 少しくつろいでいきますか」 
「ええ そうしたいけれど 母が待っているから失礼します 残念ですが」
「そうだね 明日はどうする」 
「私がここに来ましょうか」 
「そうしたらお昼を一緒に食べようか」 
「ええ 嬉しいわ どうすればいいの?」 
「うん 会社で待っているよ」 
「はい 分かりました 12時頃でいいかしら」 
「うん お願いしますね」
「明日の夜はどうするの?」 
「ライオンからここに直接来るつもりだよ」 
「そうね そうしたらバーベキューにするの」 
「まだ考えていないけれど その方が自然でいいでしょう」 
「そうね 分かりました 明日が楽しみね」 
「うん では明日 会社で待っているよ そうだ 家まで送ってあげるよ」 
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」 
神山は洋子を車に乗せると代々木に向かった
「ねえあなた 明日彼女が帰るようなときはどうするの?」
「うん 仕方ないよ しかし洋子はお泊まり出来るでしょ」
「ええ そのつもりよ でもどうかしら 私と一緒に帰ると言ったら」 
「そうだね まだ仕事があるから離れることは出来ないと言うしかないね」
「そうね 明日は明日 そうしましょう」
二人が話していると洋子の家が近づき
「あっ そこで良いわよ ありがとうございます」 
「じゃあ 明日会社で待っているね」
「は~い 分かりました」
洋子を車から下ろすと神山は手を振って別れた

赤坂のスタジオに戻ると祐子やカトリアーナとスタジオで寛いだ
「お二人さん お疲れ様でした」
「まあ 神山さんこそ大変でしたね」





.

2012年10月27日土曜日

Vol.840 紫陽花 -7-52



しかし大根とおちんちんを聞き間違えるなんてねぇ、、、」
祐子とカトリアーナは思い出したのか笑いだしてしまった

アルタの高橋達3人は成績が悪かったのか皆無言だった
ただ酒に酔った高橋は車に乗った時から後ろの席で横になり寝ていた
運転する田中は時々内野に話をするが池ポチャ病が再発した事と
ラウンド中 自分のほほにキスをしてくれた涼子の事を思っていた
内野は20代の時に付き合っていた女性が居たが
辛い別れ方をして以来 殆ど女性と付き合っていなかった
「なあ 幸三ちゃん」
「えっ なんですか?急にどうしたんですか」
「あのさ 篠原涼子さんって 美佳の先輩だよね」
「ええ なんでもハーバード大学で一緒って聞いていますよ それが、、、」
「うん 出来ればもう一度逢いたいと思っているんだ」
「えっ 篠原さんとですか? あの経理の子とは、、、」
「あれは一緒に買い物をしただけで恋愛感情はないよ
むこもそう言っているよ」
「って事は なにか芽生えたんですね」
「うん 良く分らないからもう一度逢って確認をしたいんだよ」
「そうしたら美佳に頼めば大丈夫でしょ」
「そうかな、、、ほら美佳と鈴やさんの杉田さんを上手に引き合わせた
田所さんならどうだろうって思っているんだよ」
「そうですね 田所さんならなんでも話せるしいいでしょ
しかし何があったんですか 篠原さんと」
「う~ん なにもないよ、、、よし月曜日にでも話そうかな」
「先輩 後ろ 後ろの車 神山さんでしょ 凄いスピード出している」

田中は後ろの蒼いBMWが神山の車だと分ると左車線に避けると
神山が右側車線で田中のスピードに合わせ何かを話していた
「ねえ 祐子 僕の携帯でアルタの内野君を探して発信をしてくれないか」
祐子は神山から携帯電話を受け取ると内野に電話をした
「神山さん かかりましたよ」
「そうしたら高橋さんはどうしたのか聞いてくれる」
「はい 分りました
こちら神山さんの代理で靑山ですが 高橋さんはどうされましたか?」
「内野です 早いですね 高橋さんは後ろで横になって寝ています」
「は~い 分りました
神山さん 横になって寝ているそうですよ」
「うん ありがとう そうしたら気を付けて帰ってくださいと伝えて」
「内野さん 神山さんが 気を付けて帰ってくださいとの事です」
「了解です ありがとうございます」
神山は田中と内野に手を振るとスピードを上げた
「内野先輩 次は田所さんの車ですよ きっと」
洋子の運転する真紅のポルシェも
田中の車とスピードを合わせ田中に手を振った
「わぁ~ 凄い 田所さんって 運転凄いですね 先輩」
「うん 上手だし早いし それにメカに詳しいよ」
「わぁ~ 凄い もう見えなくなりましたよ
あの二人競争でもしているのかな よく捕まらないですよね」
「うちの社長も早いけれど 神山さんや田所さんには負けるね 早いよ」
「真紅のポルシェを運転する田所さんって格好よかったですね」
「うん 田所さんって何をしても似合うね 格好いいよ ほんと」
内野はますます月曜日になったら洋子に話す事を決めた

ジャックの運転する車に猛然と追いついてくる蒼いBMWをみると
「社長 きっと神山さんですよ 凄いスピードですよ」
神山はジャックの車の後ろにぴったりと付くと左に避けるのを待った
ジャックは神山をバックミラーで確認すると左車線に替えた
神山はジャックを確認すると手を振りスピードを上げた
「社長 やはり神山さんでした そうすると後ろは田所さんかな」
ジャックがバックミラーをみようとした時には田所の車は横にいて
手を振ると神山の後を追いかけた
「社長 あの二人 競争でもしているのかな」
「違うよ あれが神山さんにとっては普通のスピードだよ
田所さんもそうとう上手だと聞いているけれど 凄いね」
後ろに座っている篠原涼子がナタリーに
「私も神山さんの車に乗せてもらえばよかったな~」
「そうね 神山さんって格好いいですよね 出来れば私もそうしたいわ」

神山たちは楽しく話していると直ぐに 渋谷ICに着き
上原駅前までは車も空いていた
神山はニーナニーナの前を避け 国道側にある改札口前に車を止めた
直ぐに洋子の運転する真紅のポルシェが神山の後ろに止まった
洋子の車から降りた由貴たちはゴルフバッグをトランクから出し神山に





.

2012年10月26日金曜日

Vol.839 紫陽花 -7-52



洋子は美佳が何故聞いてきたか大体見当がつくが
ここで話す事ではないと感じあやふやな表現にとどめた
由貴も美佳の言葉に驚いたが自分から神山との事を話す事ではないと思った
桃子は話を聞いた時に美佳は気がついていると思ったが
神山との関係を知らない人間には絶対にしゃべらないと決めていた
美佳がその話をしてから由貴や桃子は美佳と話さないようになった
「せんぱ~い 眠ったくなりました すみません 少し寝ます」
「ええ 上原についたら起こしてあげるわ どうぞ」
たまたま美佳が前に座っているので由貴と桃子は顔を見合わせ
眠っているフリをして美佳と洋子の話を聞いていた
美佳は話題を杉田の話しに切り替えた

「運転手さん そこの角を曲がってください」
由紀枝は亜矢子とおしゃべりに夢中になっているとマンションまですぐだった
タクシーがマンションにつくと
「亜矢子さん 楽しかったわ ありがとうございます」
「こちらこそ ねえ由紀枝さん 神山さんの件だけれど
だれにも話さないほうがいいわよ ナタリーや涼子さん 美佳さんは
多少気がついていると思うけれど」
「そうですね 勿論 聞かれても話せる事ではないので大丈夫ですよ」
「ええ お願いね また会う機会があると思うから」
「は~い 分りました お疲れ様でした」
「はい お疲れ様でした では明日ね」
由紀枝は亜矢子のタクシーを見送ると亜矢子の言葉を思い出した
神山を中心に7人の女性が関係しているが
その7人が神山とSEXだけで結ばれているとは思っていなかった
由紀枝は神山にはまだ知らないところに女性がいると思ったが
自分と一緒の時には他の女性の事は一切口に出した事もないし
凄く幸せな関係をこれからも続けていきたいと思った

神山の運転する蒼いBMWでは祐子とカトリアーナが楽しく話していた
「ねえ 神山さん 今夜の食事メニューはどうしますか?」 
「うん 隣のホテルで食事会はどうかな ほら 祐子の優勝もあるしね」
「わぁ~嬉しいわ ねぇ カトリアーナ」
「ほんとうですか? 嬉しいわ そうしたらワインも一杯呑めるわね」
「おいおい ほどほどにしておくれよ 僕も呑みたいからさ」
「ふふふ 大丈夫ですよ 
でもね昨夜は大変頑張られたのでしょねえ祐子さん」
「そうですよ まさか由紀枝さんや亜矢子さんのお部屋にいかれるとは
思っていませんでしたよ」
「まあ そんなに苛めないでよ」
「ふふふ そうですね だって久しぶりでしょう 許しててあげるわ」
祐子はダイヤモンドのペンダントトップが気に入ったのか
「ねえ神山さん このダイヤモンド 似合っていますか」
「うん 大丈夫だよ 今まで以上に美しいく眩しいよ」
「ほんと? 嬉しいわ」
「いいな~ 私も欲しいな」
「カトリアーナは次回頑張っていい成績をだせば獲得できるよ
優勝スコアに限りなく近いもの 大丈夫だよ 集中して練習すれば」
「そうですよね 凄くいいクラブセットを買って頂いたのに練習しないとね」
「そうだよ 練習をするにしても 目的を持たないと上達しないよ
例えば 今日はアイアンの5番をマスターするとか 意識しないとね」
「ええ 私の練習もそうしていますよ 今日はドライバーの欠点を探すとか
結構意識してクラブを振っています」
「うん しかしみんなが同じことをしたら ますます大変だな」
「えっ どうして」
「だって 今はハンディキャップでこれだけスコアが接近しているのに
そのうちにグロススコアで並ばれるようになるよ
洋子や亜矢子のスコアって僕が2ヶ月前に出したスコアだよ
あのアレックスクラブに代えると 確かにスコアが良くなるよ
ロングホールでは第2打でグリーンを狙えるしね
距離のあるミドルでもセカンドが楽になるよ」
祐子やカトリアーナは神山の話をうなずいて聞いていたが祐子が
「神山さん ほら昨日練習をしたでしょ」
「うん 由紀枝も一緒に」」
「ええ その時にカトリアーナや由紀枝さんも誉めていたわ
クラブが凄くいいって
だってドライバーでも以前のクラブと最低で30yほど違うんですよ」
「そうだね 僕も驚いているよ
しかし力むとダメだね あっちに飛んで行ったりとか
まだまだ練習をしないとね」
「その時 由紀枝さんに教えて貰ったのよ 飛ばす秘訣を ねえカトリアーナ」
「ええ ついでに面白い話も聞いたわ  大根の話も」
「ああ あの話ね あの時は教える方も顔を真っ赤になっていたよ





.

2012年10月25日木曜日

Vol.838 紫陽花 -7-52



プレゼントする事になった
ナタリーが涼子に
「ねえアルタの高橋さんって知っている?」
「いいえ 初めてお目にかかりましたけれど なにか?」
「ええ 朝から私や由紀枝さん カトリアーナさんの胸や
グリーンでラインを読む時にスカートの中をニヤニヤして見ているのよ
ほらラインを読む時って片膝を立てて構えるでしょ」
「ええ 分ります でも立っている人からだと見えないでしょ なかまで」
「そうね多分 でもいやねえ」
「それでどうしたんですか」
「16番の時かしら 高橋さんがパットをする時構えるでしょ
そのとき由紀枝さんとカトリアーナさんと私とでお尻を見せて
プリプリダンスをしたの そうしたら崩れたわ 効果覿面よ
それまで2パットで抑えていたのに5パットや4パットよ」
「まあ お尻を見せたんですか 凄いですね」
「ええカトリアーナさんも由紀枝さんも積極的で 私が参加しないと
ほら女性の仲間意識ってあるでしょ だから私も思い切って参加したの」
「へぇ~ 由紀枝さんってそんなに積極的ですか~
私はカトリアーナの方が積極的だと思ったけど
でも仲がいいですよね あの2人だけじゃなくて
田所さん桜川さん由紀枝さん由貴さん みんなそれぞれ違う職場なのに
なにか家族みたいな雰囲気を持っていますね」
「ええ 私の組は由紀枝さんとカトリアーナさんだけれど
本当に姉妹みたいに話をしていたわ 羨ましいわ」
「何があるんだろう 分らないわ」

その話を聞いていたJrが
「そうそう 亜矢子さんと洋子さんって姉妹じゃないの
ティーグランドでハッとしたんだよ
構えているときの目付きや振り抜いた後の顔つきがそっくりだし
フェアウェイでも二人でよく笑っていたよ きっと姉妹だよ」
「そう言われれば似ているわね ねえ涼子さんどう思う?」
「う~ん 姉妹といえば姉妹だし 違うといえば違うような気がしますね
私は亜矢子さんと洋子さんだけではなくて みんな似ているように思えます」
「そうね そう言われれば顔つきや体型だけじゃなくて
もっと深いところで似ているわね みんな美人で可愛くて 
だからお昼の時に由紀枝さんとカトリアーナさんが
神山さんのテーブルに行ったのね その時に誰が誰だか分らなかったわ」
「そんなに神山さんて人気があるんだ~」
「神山さんの席に行った二人はニコニコして話をしていたわ
それからほら今朝のクラブの件 きっと神山さんが買ったのよ みんなに」
「でもなんで?」
「分らないわ 神山さんって独身でしょ」
「ええ多分」
「そうしたらどうなのかしら でもねえ 女性だとすぐに分るから」
「えっ何がですか?」
「例えばよ 洋子さんや亜矢子さん由紀枝さん由貴さん達が神山さんと
関係しているとしても、、、隠す訳にいかないし 逆に分れば
いやな思いをするでしょ ゴルフどころじゃないわよ」
「えっ 神山さんがあそこの女性全員と関係しているんですか
まさか だってそんな事をしたらあんなに仲良くしていないでしょ」
「そうよね だとしたらなにかしら あ~分らないからやめましょう」
「ええ 仲がいい事は良い事ですから 余り考えないほうがいですよ」
「そうね そうしましょう でも気になるわね、、、」

真紅のポルシェに乗っている美佳が洋子に
「洋子さん 由貴さんや桃子さんと仲がいいですね」
「そうかしら ほら大学の先輩後輩だからでしょ ねえ由貴さん」
「ええ 話せる先輩がこんな近くに存在しているなんて幸せよ ねえ桃子」
「そうですよ よく話 よく食べて よく呑んで いい先輩だわ」
「ふふふ ありがとうございます 何もでないわ
早く帰ってお風呂に入るわ 明日もお仕事だから」
「へぇ~ 先輩大変ですね」
「ええ でも楽しいわね お仕事は楽しくしないと疲れるわね」
「へぇ~ それだけの関係ですか 洋子さんは、、、」
「えっ なんで?」
「ええ なにかもっと強い絆っていうか そういうのを感じるんですよ」
「へぇ~ そうなの 普通の先輩後輩よ そう言う関係ね」

美佳は洋子と由貴や桃子だけではなく 今朝キャディーマスター室に
呼ばれた7人がなにか強い絆で結ばれているように感じた
その中心になっているのは神山だった
しかしこの空気のなかで神山と皆さん関係があるのでしょうと聞けないし
関係があるとしたらこんなに明るいはずがないと思った





.

2012年10月24日水曜日

Vol.837 紫陽花 -7-52



「マーチよ」
「私と一緒ですね ちょっとしたお買い物に便利ですよね」
「ええ 扱いやすいし値段も手ごろだし 買いました ふふふ」
「そうしたら早速スケジュールを見ていける日を決めましょうよ」
「そうね 80を切れるように頑張るわ」
「わぁ~ 凄いわ 私はまだまだ80の前半で廻れるように練習です」
「あのクラブだと確実に5つ違うわね ロングが狙えるでしょ
長いパー4も狙えるでしょ だから計算すると6つか7つ違うわよ」
「そうそう 私もそれでミスショットをしたんですよ
狙えるところまで飛ぶのはいいんですが その後が悪いから駄目ですね」
「そうでしょ 狙えるところまで飛ぶから余計に力むわね
後は精神面を鍛えるのね 私もミスをしないように頑張るわ
ねえ 話は違うけれど アルタの高橋さん どうしたの?」
「ええ 午前中から私たちの胸を見ていて厭らしいのが度を越したんです
お昼の時も話を聞いていないで 私とカトリアーナの胸ばかりみていて
ナタリーさんも横からそれとなく覗かれていたんですよ」
「まあ そうなの いい迷惑ね 私 お風呂から出てクラブを確認しに
キャディー室まで行ったら3組のキャディーさんが他のキャディーさんと
話していてね 男性一人だと大変だわって そんな事を話していたのよ
それでどうしたのか聞くと 女性の方がお尻を見せたりして男性を
挑発していたと言っていたからおかしいと思ったの
だってナタリーさんは ほら余り親しくないのに一緒に行動したわけでしょ」
「ええ ラインを読んでいる時もスカートの中を覗いているんですよ
いやらしい目でニヤニヤしていて それでカトリアーナが耳打ちしてくれて 
カトリアーナもラインを読んでいる時に覗かれたと言いまして
だったら高橋さんがパッティングの時にお尻を見せて踊りを
しましょうって事ですよ もう本当にいやだわ」
「そうだったの 神山さんには報告した?」
「いいえ まだですよ」
「電話があったら話しなさいね」
「ええ でも今夜 カトリアーナは赤坂なので話しますよ きっと」
「そうなの いいわね学生さんは 羨ましいわ」
「ほんと羨ましいですね」

アレックスジャパンの面々はパーティー会場を出るとジャックが運転する車で
ゴルフ場を後にした
御殿場ICから東名高速道路に入るとジャックがJrに
「どうしたんですか 午後からスコアが乱れて」
「う~ん 色々とあってね それで乱れたよ」
「午後のプレーが始まる時に洋子さんと神山さんが話していましたけれど
社長 知らない女性と一夜を過したんですか?」
「えっ なんで、、、」
「ええ 洋子さんは社長が白状したとはっきりと言っていましたよ」
「う~ん ねえみんな 内緒にしてくて お願いします」
後ろに座っている涼子とナタリーは顔を見合わせナタリーが
「勿論 秘密にしますよ でないと会社が潰れますからね ふふふ
でもね 口止め料って高いでしょ ねえ涼子さん」
「ええ秘書ですから内緒にしますよ でもね~ 相当高いですよ
副社長 どうですかね 一人10万円ですかね」
「涼子秘書 もう少し高くてもいいでしょ アメリカでは100万円出しても
安いくらいですよ まあ出産を控えているので一人50万円にしましょうか」
「副社長 そうですね Jr 聞きましたか 3人に50万円ずつ
勿論 現金ですよ お願いしますね」
「おいおい なんでそんなに苛めるの もう」
「Jrが悪いんでしょ 誘われても行かなければいいでしょ
それといってもそこだけにして部屋に連れ込まなくてもいいでしょ」
「う~ん わかった 本当に内緒にしてください でないと離婚ですよ」
アレックスJrはバッグから150万円を出して後ろに居る涼子に渡した

「涼子 本当に内緒だからね お願いしますね」
「ふふふ いいわよ あと欲しい物があるんだけどな~ 
そうしたら確実に内緒になるかな~」
「そうよね 私もあのクラブセットを欲しいわ ねえあなた」
運転中のジャックは言葉を濁らせたが
「社長 この際 買って頂くと100%安心な秘密になりますよ」
「そうそう アレックスチームが最新モデルや新作のファッションを着て
宣伝しなければいけないのに 今日は反対だったでしょ
ここはクラブやウェア上下含め揃えて頂くと100%完全な秘密になります」
Jrは考えた末に
「分りました 月曜日に揃えますよ しかし絶対に秘密にしてくださいね」
涼子とナタリー ジャックはニコニコ笑って
「お願いしま~す 楽しみにしています ねえ涼子 ナタリー」
「ええ 月曜日が楽しみだわ」
こうしてアレックスJrは3人にクラブセットからウェアを





.

2012年10月23日火曜日

Vol.836 紫陽花 -7-52



「ありがとうございます 楽しかったわ
それから凄い賞品でビックリしています」
由紀枝はニコニコすると神山のほほにキスをし賞品を
重たそうに持ち会場を出た
亜矢子も
「楽しかったわ ありがとうございます 
洋子さんと一緒に廻れてよかったわよ お疲れのところお疲れ様でした」
「うん 違う疲れだからね 大丈夫だよ
そうしたら悪いけれどタクシーでお願いしますね」
「ええ 分りました 又 来てね 待っています」
「うん 電話をするよ」
神山が亜矢子と挨拶を済ませるとアレックスJrが
「神山さん ありがとうございます 本当に楽しかったよ
それと 幹事 ご苦労様 次回はうちからもお手伝いを出しますよ」
「うん ありがとう 気を付けてね」
「ええ では失礼します」

アレックスジャパンの面々は神山にお辞儀をして会場を後にした
アルタの高橋が神山に
「山ちゃん ありがとうございます 楽しかった」
「孝ちゃん 残念だったね 次回はもっといいスコアで頑張ろうよ」
高橋の挨拶が終ると内野や田中が神山にお辞儀をして会場を後にした
会場に残っているのは神山ファミリー5人の女性と美佳だった
「さあ洋子 我々も帰りましょうか」
「そうね 早く帰ってお風呂に入りたいわ」
「そうだね 僕もビールを呑みたいよ
さあ 祐子 由貴 桃子 帰るよ カトリアーナ 帰るよ」
神山や女性達は不要になったダンボールや備品類を車に積んだ
クラブセットを車に積むと洋子に確認をした
「由貴 桃子 美佳ちゃんは上原でいいんだよね」
「ええ 私の方に乗せるわ」
「うん お願いしますね では帰ろうか」
神山は祐子とカトリアーナを乗せると洋子の車を見ていた
全員が乗り終わると神山の蒼いBMWはゴルフ場を後にした
洋子の運転する真紅のポルシェも蒼いBMWについていった

パーティー会場を出た由紀枝はタクシーを待っていると亜矢子がきた
「由紀枝さんお疲れ様」
「亜矢子さんこそお疲れ様でした そうそう良かったら一緒のタクシーに
しませんか 今日はタクシーが少ないそうですよ」
「そうしたら一緒でも構わないかしら」
「ええ 私のマンション経由でいいでしょ」
「そうね お願いします」
二人はフロントで呼んで貰ったタクシーに乗ると亜矢子が
「由紀枝さん 改めておめでとうございます 素晴らしいわね」
「亜矢子さんだって素晴らしいスコアじゃないですか
私のはまぐれですよ ハンデで救われただけですよ
前半は42といいスコアを出しましたが後半は45でしょ まぐれです」
「でも まぐれでもいいスコアよ 私も洋子さんも82を出した事が無いから
凄く嬉しいのよ 由紀枝さんと5打差でしょ もうハンデは一緒ね」
「そんな~ まだ2つや3つはありますよ だって40は出せないですよ」
「ふふふ 練習よ」
「だめだめ でもあのクラブは凄くいいですね
洋子さんと亜矢子さんって同じ位飛ばすんですか」
「そうね 殆ど一緒かしら でもねお互いホール毎に攻め方が違うから
単純に比較は出来ないけれど一緒かしら
でも由紀枝さんの方が飛ばすでしょ 洋子さんがっかりしていたわ
本人はドラコンのつもりだったのに由紀枝さんや祐子さんに抜かれたって」
「でも本当に1mとか5mの世界ですよ 抜いてもそんなところですよ
それより祐子さんも飛ばしますね 私のボールが抜かれましたよ
そうそうカトリアーナが飛ぶ時と飛ばない時があるので驚きましたよ」
「どうしたの?」
「ええ私もですが まだクラブに慣れていないと思いますよ
昨日 東京で練習をしたときにもナイスショットしたあとにミスショットとか
勿論 私も出ますけれどカトリアーナはハッキリしていましたよ」
「そうなの そんなにハッキリとわかるの ふ~ん」
「でも 私たちより若いから次回は怖いですね」
「そうね スイングを見ていても飛ばしそうだったわ いやな相手だわ」
「ええ そうそう亜矢子さん 私のマンションのすぐ傍にゴルフ練習場が
出来まして 私 会員になりました 時間を作って一緒にいきましょうよ」
「そうね どちらかが休みで翌日公休だと一緒に出来るわね」
「ええ でも 帰りが大変か~」
「大丈夫よ 車を買ったから大丈夫よ」
「そうそう 何を買ったんですか」





.

2012年10月22日月曜日

Vol.835 紫陽花 -7-52



「そうだよね じゃあ次回ね」
「ええ 頑張りましょう」
高橋が美佳のところに行くと神山は
「次はゴテンバ グランド イン 桜川さんお願いします」
亜矢子が来ると投票用紙を見せて
「亜矢子が10票 由紀枝が2票 あれっ由紀枝はここでも買っているんだ」
「ええ そうよ」
神山は30万円と投票用紙を渡した
洋子に
「これは本社の分で 社長と西野理事の分で5万円」
神山は封筒に投票用紙と5万円を入れると洋子に渡した
「え~ 由紀枝さん 祐子さん カトリアーナさん どうぞ来てください」
神山は由紀枝と祐子に150万円ずつ渡し
カトリアーナには100万円渡した
洋子と神山は50万円ずつ貰い配当金を配り終わると 1打500円の
勝ち負け表をホワイトボードに張った

優勝
由紀枝 101000
優勝
祐子 101000
3位
由貴 93000
3位
桃子 93000
5位
洋子 85000
5位
亜矢子 85000
7位
カトリアーナ 71000
8位
神山 61000
9位
美佳 53000
9位
涼子 53000
11位
ナタリー 45000
12位
Jr -107000
13位
ジャック -123000
14位
高橋 -195000
15位
田中 -195000
16位
内野 -227000

「え~ ここに書かれているマイナスの方 金額を徴収します
こちらにお願いします」    
神山の説明が終ると高橋が
「あの~ 金貨でもいいですか」
「う~ん 考えたんだけれども 金貨は辞めようよ
やはり貰う方も金貨より現金の方がいいでしょ、、、高橋さんちょっと」
神山は高橋を呼ぶと
「ねえ 金貨1枚3万円で引き取るよ どう?」
「そうして貰うと助かります では金貨5枚です お願いします」
神山は金貨を受け取ると15万円を高橋に渡した
席に戻ると田中と内野も神山に
「高橋さんと同じで3万円でお願いします」
神山は田中から金貨5枚を受け取り15万円を渡し
内野は金貨4枚を神山に渡すと12万円を渡した
「不足分はフロント脇にATMがあるからそれを利用してね」
神山は洋子にマイナス分の徴収出来次第プラスの人に分けるように指示をした
「僕はフロントで清算をしてくるよ お願いしますね」
「は~い 分りました」

神山はフロントに行き事情を説明すると
「神山様 ありがとうございます そうしましたらすぐに計算をいしまして
パーティー会場に伺いますが如何でしょうか」
「う~ん ここで待つよ お願いします」
フロントは内藤のメンバー料金で計算をし神山に金額を提示した
プレー費がメンバー紹介でも24万円してコースで飲食した分が4万円
昼食代が15万円で合計43万円の支払いをした
会場に戻ると洋子が神山に
「スクラッチは終了ですよ」
「ありがとう こちらも清算を終ったよ ご馳走様でした」
「貴方こそご苦労様でした ありがとうございます」
パーティー会場は料理や飲み物が少なくなったので
「え~ 料理も少なくなりました 最後まで食べたら解散にしましょう
それでは 中締めを行いますので全員起立をお願いします 一本〆です
みなさん お疲れ様でした ありがとうございます
いよー ポン
ありがとうございます 次回も開催する予定です 是非参加してくださいね」

中締めが終ると亜矢子と由紀枝が神山の所にきて





.

2012年10月21日日曜日

Vol.834 紫陽花 -7-52



3番ニアピン賞 田所さん 6番ニアピン賞 浜野さん
12番ニアピン賞 ナタリーさん 15番ニアピン賞 小谷さん どうぞ」
ニアピン賞は4ホール共女性が獲得した
神山はそれぞれに金貨15枚が一包みになっているニアピン賞を渡した
金貨を手にすると会場のみんなから拍手が沸いた
「次はドラコン賞獲得者を発表しますので 名前を呼ばれた方は
こちらまでお願いします
アレックスJrさん 庄司さん 靑山さん ジャックさん カトリアーナさん
高橋さん 桜川さん 内野さん 安田さん 田中さん ナタリーさん
篠原さん それと私です」
美佳 ナタリー 由貴を除いた全員が呼ばれた
神山は洋子の製作してくれたデーターを元に金貨を包みJrから
順番に獲得したドラコン数に応じた金貨を渡した
由紀枝は席に戻ると早速包みの一つを開けた

シンプルなケースに入った金貨をみて隣りに座っている祐子に
「ねえ祐子さん これでペンダントを作ろうかしら」
「ええ そうね 私も考えていたのよ よかったら一緒に作ってあげるわよ
ほら神山さんの鈴やさんで作ればいいでしょ」
「そうね そうしたら1枚渡しておくわね」
「ねえ ネックレスは要らないでしょ」
「ええ 要らないわ あるものに付けるわ」
ドラコン賞最後は神山が洋子から受け取ると会場から拍手が沸いた
神山は洋子に婦人ゴルフウェア上下セットの対象者を相談した
「どうだろう 下から5名だと亜矢子と洋子が同スコアだけれど
ここは亜矢子にゆずって貰えるかな?」
「ええ いいわよ 私はお店で購入できるし」
「ありがとう 買ってあげるよ」
神山は立ちあがるとみんなに
「それでは残念賞を発表しますので こちらまでお願いしますね
まずナタリーさん 篠原さん 小谷さん カトリアーナさん
桜川さん 本当に残念でした どうぞ」
神山はナタリーから順番にアレックスの婦人ゴルフウェア上下セットを 
渡し 最後の亜矢子が

「いいの 洋子さんは?」
「後日東京で購入するよ 大丈夫だよ」
「良かったわ ありがとうございます」
「さあ 次は男性の残念賞です 内野さん 田中さん 高橋さん どうぞ」
神山は内野から順番に紳士ゴルフウェア上下セットをプレゼントした
「さあ 本日最後の賞品です
アレックスゴルフクラブセット 400万円相当です
女性上位2名 男性上位2名にプレゼントです
まず 庄司さん 靑山さん どうぞこちらへ」
パーティー会場では400万円のゴルフクラブという事でみな驚いた
神山は由紀枝と祐子にゴルフクラブセットを渡した
紳士用は洋子が神山とアレックスJrに渡した
Jrが神山に
「神山さんありがとうございます」
「今度はもう少しいいスコアで廻ろうよ」
「ええ それで神山さん このクラブセットですが
お揃いのキャディーバッグがあります 今度神山さんのところに送りますよ」
「うん ありがとう 楽しみに待っているよ」

洋子は馬券の配当金を分け終わると神山に
「馬券のお金 各社分配終了です」
「ありがとう」
神山は洋子が作ったデーターを見ながら
「え~ 楽しみな馬券の発表です
今回は1位と2位ではなくなりましたが 6枠庄司さん 7枠靑山さんが
優勝で枠は6-7でした 配当金は25000円です
まず浜野さん 4票当りです こちらに来てください」
神山は封筒に貼ってある投票用紙と金額を確認して由貴に渡した
「次はアレックスJrさん どうぞ」
Jrの一人勝ちで10票分25万円と投票用紙を渡した
「次はアルタの高橋さん お願いします」
高橋が神山のところに来ると投票用紙を見せて
「ねっ内藤さん一人で25万円です アルタ横浜や下請けは皆無でした」
「はい 了解です これは小谷さんに渡しますがいいですか」
「ええOKですよ お願いしますね」
「しかし山ちゃんのスコアだって悪くないのに 残念だったね」
「うん 今日のグロススコアを参考にして修正するよ
しかし 男性はハンデ無しだからきついけれどね」
「男性がハンデで上位に来てもつまらないですよ このままでいいですよ」






.

2012年10月20日土曜日

Vol.833 紫陽花 -7-52



神山はみんなが一息つき雑談が始まったので
「それでは 優勝者に賞金を渡しますので こちらに来てください
優勝 庄司由紀枝さん 靑山祐子さん どうぞ」
由紀枝と祐子が正面に並ぶとみんなから拍手が沸いた
「はい 優勝おめでとうございます
本来ならば1位と2位の賞金をたして割るのですが
ここでは1位は1位の賞金を差し上げます 
お二人に150万円分のギフトカードです 皆さん拍手~」
拍手のなか神山は由紀枝と祐子に手渡すと
「優勝副賞として 700万円のダイヤモンドペンダントトップです」
神山は二人の首にネックレスを掛けるとダイヤモンドが輝いた
「わぁ~嬉しいわ 素敵なペンダントトップ ねえ祐子さん」
「ええ 素敵ね 頂けてうれしいわ」
由紀枝と祐子は神山のほほにキスをしてお辞儀をした
「え~ 今回優勝スコアから11位までが70台 それも7打差と
非常にレベルの高い競技会でした
優勝スコアもグロス87と素晴らしいスコアだと思います
それが二人揃って出るとは思いませんでした
そこで 優勝者の今の気持ちを伺いましょう まず庄司由紀枝さん」
由紀枝はみんなにお辞儀をした後に

「ありがとうございます 大変嬉しく 楽しかった一日でした はいお終い」
由紀枝の短い挨拶に会場は大笑いした
「ありがとうございます では靑山祐子さん お願いします」
靑山祐子もみんなにお辞儀をすると
「ありがとうございます 今日は今までの出来事で一番楽しい出来事です
パーティーのメンバーに恵まれ楽しくプレーが出来ました 以上です
あっ 神山さんありがとうございます 以上です」
「はい ありがとうございます どうぞ席に戻ってね
では2位が無くなりましたので3位の発表ですが これまた2名です
浜野由貴さん 安田桃子さん どうぞこちらへ」

由貴と桃子が正面に立ちみんなにお辞儀をすると拍手が沸いた
「3位 おめでとうございます 3位賞金57万5千円分のギフトカードです」
神山は二人に渡すと由貴と桃子は神山とみんなにお辞儀をした
「3位にも副賞があります 200万円のダイヤモンドペンダントトップです」
神山は由貴と桃子の首からネックレスを掛けるとダイヤが輝いた
由貴と桃子は神山のほほにキスをすると拍手が沸いた
「3位とはいえ優勝スコアとたった1打差です
非常に残念ですがこれが勝負の世界ですが よく頑張りました
皆さんもう一度暖かい拍手でお祝いをしてください
それでは 3位になられた ご感想を一言お願いします まず浜野さん」
「はい 今日はメンバーに励まされ 楽しくプレーが出来ました
そうそう 神山さん ありがとうございます」
由貴はそういうと再び神山のほほにキスをすると 拍手や歓声が沸いた
「はい ありがとうございます 次は安田さん どうぞ」
「はーい 先輩と一緒の3位でとても嬉しいです ありがとうございました」
桃子もお辞儀をした後に神山の頬にキスをすると 又 拍手や歓声が沸いた
「はい お二人とも頑張ったね ありがとう」
由貴と桃子は拍手のなか自分の席に戻った
「ありがとうございました それでは次の5位ですがまたまた2名です
田所洋子さん 桜川亜矢子さん どうぞこちらへ」
亜矢子と洋子は正面に立つとみんなに向ってお辞儀をし神山にお辞儀をした
「え~ 5位の賞金は32万5千円分のギフトカードです」
神山はギフトカードを二人に渡すと
「はい ありがとうございます では席にお戻りください」
亜矢子と洋子は神山のほほにキスをすると自分の席に戻った
7位のカトリアーナに渡し8位の時に
「え~8位は私です」
神山は自分でギフトカードを持つと洋子がギフトカードを持ち
「はい お疲れ様でした おめでとうございます」
そう言い 改めて神山に手渡しした
以下順番に渡し最後内野に
「では16位になった内野さん どうぞこちらに」
内野は頭をかきながら正面に行くとお辞儀をした
「はい16位 5万円分のギフトカードです よかったね」
内野はギフトカードを貰うと右手でみんなに見せながらお辞儀をした
「では 一言どうでしょうか?」
「はい パーティーの皆さんに申し訳なく思っていますよ
色々と励まされ頑張りましたが 皆さんの足を引っ張ったようで、、、」
「はい ありがとうございます では席にお戻りください」
内野は高橋と田中が待っている席に戻ると励まされた

「次にニアピン賞の発表です 名前を呼ばれた方はこちらまでお願いします





.

2012年10月19日金曜日

Vol.832 紫陽花 -7-52



6月20日 土曜日
グリーンを出ると全員でキャディーに御礼をした
「ありがとうございました」
「こちらこそ ありがとうございます ふふふ 楽しかったわよ」
神山達はキャディー室にいくとクラブの本数を調べ改めて
キャディーにお礼を言って分かれた
「さあ スコアチェックをしよう 僕が読み上げるから
間違っていたら教えてね」
神山は祐子から順番に1番ホールから18番ホールまでの打数を読み上げた
「以上 間違いはあったかな?」
「無かったですよ OKです」
「そうしたら お風呂でゆっくりしてきてね ほらあそこがパーティー会場」
「は~い 分りました では失礼しま~す」
神山はパーティー会場に入ると洋子がPCにデーター入力をしていた
「やあ お疲れ様 ありがとう」
「お帰りなさい お疲れ様でした」
「お疲れ様 はいスコアカード」
洋子は受け取ると早速PCにデーターを入力した
「洋子 風呂に行ってきなさいよ」
「ええ 貴方が先に着替えてきて それから行くわ」
「そうだね ではお願いしますね すぐに戻るから」 

神山はロッカールームで着替えるとパーティー会場に戻った
「やあ お待たせしました」
「ねえ このスコア 間違っていない?」
「うん 3人がいる所で順番に読み上げて確認しているけれど どうして」
「大変よ 由紀枝さんと祐子さんが1位なのよ ハンデも一緒でしょ
だから2人が優勝よ」
「えっ 同じスコアか、、、考えていなかったけれど、、、
うん 賞金と副賞は余分に持って来ているから大丈夫だよ そうか、、、
まあ 洋子は早く風呂に入りなさい ありがとう」
神山は洋子のデーターを基にしてスコアスクラッチの勝ち負けを調べた
暫くすると亜矢子がお風呂から出てきて
「お手伝いをしますね ふふふ お疲れ様でした」
「やあ ありがとうございます そちらこそお疲れ様でした
そうだ 僕は車から賞品を運ぶからここにいてくれるかな お願いします」
「は~い 分りました」
神山は準備した賞品を3回に分けて会場に運んだ
特に400万円するクラブセットを運ぶ時には細心の注意を払った

幹事のテーブルが正面左斜めに用意され後ろにホワイトボードが用意された
亜矢子が賞品を正面のテーブルに並べていると
神山はスコアを大きな紙に書き入れてホワイトボードに貼った
亜矢子がそれを見て
「あらっ 1位が2人で3位が2人 私と洋子さんが5位なの へぇ~
それも1打差なのね わぁ~ 凄いわね」
「そうなんだ だから馬券は6-7で高配当だよ」
暫くすると風呂から上がってきた面々が好きなところに座り始めた
洋子が戻ると神山は
「ねえ洋子 6-7で配当が29277円だけど 25000円にすると
ここのプレー代金やお昼も払えるけれど いいよね」
「そうね ここのプレー代金は内藤さん支払いでしょ」
「そうなんだ だからこれで支払いをすれば負担がないと思うけど」
「ええ そうしましょうよ だって貴方だって個人で負担している分が
1千万円以上あるわけだから そうしましょう」

神山は配当金を25000円にして当選者の各会社封筒に入れた
風呂から出てきて自分の成績を確認し歓ぶ者がいたり がっかりする者が
何も言わず席についたりした
全員が揃うと神山は内線電話で飲みものを持って来るように指示をした
料理が運ばれシャンパンやワイン ビールが運ばれると神山が
「え~ それではみなさんお疲れ様でした
これから優勝並びに各賞の発表を行いますが食べて呑んでください
では 本日はお疲れ様でした かんぱ~い」
みんながシャンパンで乾杯すると幹事テーブルの隣りに座った洋子に
「ありがとう 助かったよ」
「どういたしまして 事故が無くてよかったわ」
「うん シャンパンは3杯にしよう 後があるからね」
「そうね 私も3杯にするわ」
各人の成績は次の通りになった
 

OUT IN GS HC スコア
 優勝
由紀枝 42 45 87 17 70
 優勝
祐子 42 45 87 17 70
 3位
由貴 44 46 90 19 71
 3位
桃子 44 46 90 19 71
 5位
洋子 42 40 82 10 72
 5位
亜矢子 42 40 82 10 72
 7位
カトリアーナ 42 44 86 13 73
 8位
神山 37 38 75 75
 9位
美佳 48 44 92 16 76
 9位
涼子 47 45 92 16 76
11位
ナタリー 49 48 97 20 77
12位
Jr 44 52 96 96
13位
ジャック 49 49 98 98
14位
高橋 48 59 107 107
15位
田中 53 54 107 107
16位
内野 55 56 111 111






.

2012年10月18日木曜日

Vol.831 紫陽花 -6-51



No.17 530y Par5 レディースティー470y
このロングホールはレディースティーが完全に分離されレギュラーティーの
右斜め前に設計されている
打ち下ろしの220y付近で左に35度曲がり400y付近で右に曲がる
フェアウェイ幅は広いが左側には100yから300y付近まで
林が迫っていて右側250y付近からグリーン手前まで小高い丘の
緩やかな登り傾斜がフェアウェイまで迫っている
第1組 亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを行った
亜矢子はドライバーで左の林超えを狙うと綺麗に超えていき見えなくなた
洋子は左林ギリギリに打つとフェアウェイに
ギリギリに残り暫定ドラコンとした
Jrと田中は左の林に入れて第2打を出し4オン2パットの6であがった
洋子と亜矢子がフェアウェイで
「洋子さん 飛んだわね」
「ありがとうございます でも亜矢子さんも飛んだわ」
「でも林の中だとパーも難しいでしょ」
「大丈夫よ きっとフェアウェイの真中よ」
洋子の第2打地点に着ても亜矢子のボールはなかった
「ナイスショット」
亜矢子は再び自分のボールを探すが無くがっかりしているとキャディーが
「桜川さ~ん ここにボールがありますよ」
亜矢子は急いでキャディーのところに行くと自分のボールだった
「洋子さ~ん 私のボール 生きていたわ すみませ~ん フラッグ」
「は~い 分りました 良かったわね 今行くわ」
亜矢子のボールはフェアウェイ300y以上のところにあり本人も驚いた
洋子と亜矢子は第2打がオンさせる事が出来ないで3オンとした
二人とも7mくらいの距離だったが2パットとした
第2組は美佳 涼子 ジャック 田中の順番で打った
この組は全員がボギーであがった
第3組は由紀枝 カトリアーナ ナタリー 高橋の順番で打った
由紀枝は先程の情報で祐子や由貴との2打差を詰めたかった
思い切り振ったドライバーは綺麗に左の林を越えた
カトリアーナやナタリーも考えは同じで左の林超えを狙い超えた
高橋は最後にレギュラーティーでフェアウェイ真中に落とした
先に女性3人が歩く姿を見て意気消沈していた
高橋は3オンさせると由紀枝も3オンさせた
カトリアーナは一番飛んでいたが前の木が邪魔になり横に出すだけで
結局5オン1パットのボギーにした
ナタリーはラフから打つがミスショットし4オン2パットのボギーとした
由紀枝は15mのラインを読んでいると高橋がスカートを見ているのに気付き
すぐに構えるとピン2mまで寄せた
高橋の順番になるとラインを読んでいる正面で由紀枝とカトリアーナは
お尻を出し左右に振るとボールは思い通りに転がらなかった
由紀枝は3オン3パットのボギーであがり
高橋は3オン4パットの7であがった
最終組は桃子 神山 祐子 由貴の順番になった
桃子はフェアウェイ真中を正確にキープした
神山はドライバーで右の崖を狙うとドローボールでフェアウェイの
コースレイアウトどおり曲がり落ちて転がった
祐子と由貴は左の林をギリギリに超えていき見えなくなった
桃子は3オンさせると3パットのボギーであがった
祐子と由貴は距離は出ていたがラフからだし4オン2パットのボギーとした
神山はボールが落ちたと思われるところを探したが分らずにいると
キャディーがかなり先から
「神山さ~ん ありましたよ ここですよ~」
4人はキャディーのところに行くと確かに神山のボールで祐子が
「わぁ~ 凄いわ ここまで飛ばしたの 信じられないわ」
「凄いわ だってもう残り150y無いでしょ」
神山はドラコンを獲得し8番アイアンで打つとグリーン左にこぼした
グリーンまで2m ピンまで8mを7番アイアンでアプローチをすると
綺麗にスライスラインに乗ったが 最後30cm届かなかった
神山は3オン2パットのパーであがった
ドラコン女性は亜矢子 男性は神山がそれぞれ獲得した

No.18 420y Par4 レディースティー380y
イン最終ホールのレディースティーは17番同様レギュラーティーと
完全に分かれて右斜め前に設定されている
打ちおろしで200yには6番ショートホールと15番
ショートホールの大きな池の水路が横たわっている
フェアウェイは200yで左35度に曲がり 左側100y付近から
300y付近まで池が迫っている
フェアウェイ右側250y付近から300y付近まで9番ホールと
共用している長く大きいバンカーが構えている
第1組は亜矢子 洋子 Jr 田中の順で打った
いよいよ最終ホールとあって優勝を争っている洋子と亜矢子は気合が入った
亜矢子はドライバーで左の池越えを狙うがラフから池にこぼれた
第3打は修正をし先程より少し右を狙いフェアウェイをキープした
洋子はスプーンでフェアウェイ左ギリギリを狙いフェアウェイをキープした
Jrと田中は左池超えを狙うが亜矢子同様池に入り
共に第3打をフェアウェイに落とした
亜矢子は4オンさせて2mを1パットのボギーであがった
洋子は2オンに成功して8mを2パットでカップインさせパーであがった
Jrは4オン2パットの6 田中は6オンで2パットして8とした
第2組は美佳 涼子 ジャック 内野の順番でティーショットを打った
美佳は手堅く3番アイアンで200y水路の手前 フェアウェイをキープ
涼子はスプーンで打ち左池を綺麗に越えてフェアウェイ真中をキープした
ジャックはフェードボールをスプーンで打ち池を越えると
フェアウェイに真中に戻った
内野は池を越えることが難しく第5打を水路手前に落とすと
そこからトラブルショットが続き8打でオンし3パットの11とした
美佳は丁寧にアイアンショットで打つと3オン2パットのボギーとした
ジャックはフェアウェイからのショットがグリーンに乗るが
15mと距離が有り3パットのボギーとした
涼子は2オンに成功すると8mのバディーパットが30cm届かず
2パットのパーであがった
涼子の第1打は洋子より僅かに飛んでいて暫定ドラコンとした
第3組は由紀枝 カトリアーナ ナタリー 高橋の順番だった
由紀枝はスプーンでフェアウェイ左ギリギリを狙うと200y水路を越え
フェアウェイ真中をキープした
カトリアーナとナタリーもスプーンで打つとフェアウェイをキープした
高橋はドライバーで池越えを狙うが2回落とし第5打は3番アイアンで
200y水路手前に落とした
高橋はそこからミスショットがあり7オンして4パットの11であがった
カトリアーナと由紀枝は共に2オンに成功して2パットのパーであがった
ナタリーは3オン2パットのボギーであがった
最終組は神山 桃子 祐子 由貴の順でティーショットを行った
神山はベストグロスの事を考えないでドライバーで左の池越えを狙い
思い切り振ると狙いどころより更に左に飛び出て池に落ちると思われた
綺麗な放物線の頂点でボールは右の方に曲がりフェアウェイど真ん中に落ちた
右斜め前のレディースティーから拍手があった
見ていた女性軍も全員ドライバーで左池超えを狙ってきた
桃子は飛びすぎて池を越えたラフに捕まるが2オン2パットの4であがった
祐子と由貴も飛びすぎて右側にある共用バンカーに捕まり
3オン2パットのボギーとした
神山は2オンに成功し3mを2パットのパーであがった





.

2012年10月17日水曜日

Vol.830 紫陽花 -6-51



No.16 390y Par4 レディースティー370y
このホールは緩やかなのぼりで220y付近で右に軽く曲がっている
フェアウェイの幅が広いが250y左にはバンカーがある
右側はティーグランドからグリーン手前まで緩やかなのぼり傾斜が迫っている
第1組 亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを行った
亜矢子と洋子はドライバーで250y付近のフェアウェイをキープした
洋子は是が非でもバディーが欲しく打つとミスショットしたが
グリーンまで30yまで運びウェッジで乗せると40cmにつけ
1パットのパーであがった
亜矢子はセカンドショットでオンしたがピンまで8mあり
2パットでカップインさせ洋子と一緒にパーであがった
Jrと田中は共に右のラフにいれて3オンさせるが
Jrは2パットのボギーとして田中は3パットの6とした
第2組は美佳 涼子 ジャック 内野の順番だった
全員がフェアウェイをキープするが距離が出ていなかった
4人とも3オンさせ田中が3パットで3人は2パットのボギーで上がった
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーの順番で打った
カトリアーナと由紀枝はドライバーを思い切り振るとフェアウェイ右側
ギリギリに入り由紀枝が暫定ドラコンとした
ナタリーと高橋は右側を狙いすぎてラフに捕まった
4人とも3オンした
カトリアーナとナタリーは2パットの5
由紀枝は5mののぼりで軽いスライスラインだった
グリーンの傾斜を見るためにグリーンの外からしゃがんでラインを確かめた
高橋は由紀枝やカトリアーナがラインを読む時に片膝を上げるので
スカートの中が丸見えになり楽しんで覗いているとカトリアーナが
由紀枝の脇に行き耳打ちをした
「由紀枝さん 気がついていた? 高橋さんの事」
「ええ 知っているわよ 午前中から覗いていたわよ もう いやらしいわね」
「ねえ そうしたら高橋さんのパットの時にお尻をお見せしようかしら どう」
「いいわね そうしたらスカートをまくってパンツを見せる?」
「そうしましょう」
由紀枝は構え打つと綺麗にラインに乗りカップインしてパーであがった
高橋はピン横4mのフックラインを慎重に読んでいると
由紀枝とカトリアーナがグリーンの外で高橋に見えるようにお尻を振った
高橋は気がつき見とれていると二人はスカートをまくりショーツを見せた
「高橋さ~ん プレゼントよ パーをとってね 応援しているわ ふふふ」
高橋は目を丸くして見とれるとナタリーが高橋に
「さあ 高橋さん打ってくださいね ふふふ」
高橋はもやもやしたままパットをしたが入らずに5パット目でいれ8とした
ナタリーが由紀枝とカトリアーナに近づくと
「高橋さんて 私の時にも覗いていたのよ 少しは効いたかしら」
「本当にいやらしいわね もう ねえカトリアーナ」
「食事の時にも私の胸を覗いてニヤニヤしていたわ」
「そうそう 横を向いた時に私の目を見ないでポロシャツの中を覗いていたわ」
午前中から高橋の行動を見ていた3人は不満を話しながら17番に向った
その高橋は反省しているのか一番後ろを歩いていた
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを打った
神山は第2組のジャックのボールがドラコンと情報を得ているので
ドライバーでフェアウェイ右側を狙い打つと距離が出てドラコンを獲得した
由貴 祐子 桃子はフェアウエイをキープしたが距離がなく 共に3オンした
神山も力み残り130yを打つがミスショットで3オンとした
4人でグリーンに向っていると由貴 祐子 桃子の3人が
「残念ね 何を力むのかしら」
「ふふふ きっと私たちにいいところを見せたいのよ きっと ねえ神山さん」
「まあ うん 、、、、」
「そんな力まなくていいのに ねえ」
「そうそう 格好いいのは分っているからリラックスすればいいのに
それとも もう今夜 祐子さんとの事を考えているのかしら ふふふ」
「おいおい だって1打7500円だよ 頑張るのが普通だよ もう」
「またまた 今の神山さんだったら7500円って痛くないでしょ
だめよ 誤魔化しても」
「そうそう はっきりと白状した方が好きだな 私は」
「もう みんなで はい 分りました その通りです 格好をつけたかった」
3人は神山のほほにかわるがわるキスをしながらグリーンに向った
神山はドラコンを獲得するが2パットのボギーとした
桃子は17mのロングパットを見事にカップインさせてパーであがった
祐子は15mの距離を2パットのボギーであがった
由貴も10mを3パットで6とした







.

2012年10月16日火曜日

Vol.829 紫陽花 -6-51



No.14 370y Par4 レディースティー350y
このホールも打ち下ろしで250y付近で左に120度曲がっている
フェアウェイは250y付近が一番幅が広く右側は300y付近まで広い
左には150y付近から林がフェアウェイに迫りショートカットを
難しくしている
右側は180y付近から15番ホールの池がフェアウェイまで迫っている
余り左に飛ばすと11番ホールのラフにいってしまう
第1組は亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを打った
亜矢子は安全策をとりスプーンでフェアウェイど真ん中に落とした
距離より右側の池と左の林を避けた
丁度曲がり角に落としたので残りは100yとなった
次の洋子はドライバーで左の林超えをフェードボールで狙った
綺麗に林を越えると右に戻りながらフェアウェイ左側に落ち距離を出した
Jrと田中も亜矢子と同じ3番ウッドで振りぬくとフェアウェイをキープした
亜矢子とJrはセカンドショットをミスし3オン2パットのボギーとした
田中は素晴らしい第2打でピン右横2mにつけたが2パットのパーとした
洋子は田中と反対の左横3mにつけたが2パットのパーとした
第2組は美佳 涼子 内野 ジャックの順番でティーショットをした
この組も左の林や右の池を警戒しスプーンでティーショットした
ジャックのボールが左林をギリギリ抜けていくと暫定ドラコンとした
内野 美佳 ジャックは3オン2パットのボギーとし
涼子はグリーンに2オンさせるが2パットのパーにした
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーと打った
この組もスプーンでフェアウェイ真中を狙い安全策をとった
全員が3オン2パットのボギーとした
由紀枝とカトリアーナが
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんがドラコンよ よく飛ばしたわね」
「カトリアーナ 多分ドライバーよ 私もドライバーを考えたけれど
これでOKよ だって池に入ったことを考えるとねえ」
「そうよね 由紀枝さんと同じよ でもゴルフの事を考えなければ
ここはいいところね 池も綺麗だし 癒されるわね」
「そうそう 神山さんと手を繋いで散歩したら最高ね」
「もう すぐ神山さんだから」
「カトリアーナもそう思っているんでしょ」
「ええ そうよ 早く9月にならないかな」
「まあ いいわね 私も一杯逢うぞ~」
二人はニコニコ話しながら15番へ向った
最終組 神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを打った
神山はドライバーで左の林超えを狙い綺麗な放物線を描き林の向こうに消えた
由貴 祐子 桃子たちもドライバーで左ギリギリを狙いよく飛んだが
左ラフに入り祐子はあと僅かでフェアウェイに入らずドラコンを逃した
神山のボールは残り50yのところにボールがあったがラフに捕まっていた
女性3人は共に3オン2パットのボギーとした
神山は2オン2パットでパーであがった

No.15 185y Par3 レディースティー150y
このショートホールはレディースティーが完全に分かれていて
レギュラーティーの右斜め前に設定されている
6番ショートホール同様ティーグランドからグリーン手前まで
大きな池があり逆さ富士を見ることができる
グリーンは6番と違い奥行きが40yと長く設計されている
池はグリーン手前から右側までぐるりとありエッジまで迫っている
第1組 洋子 田中 亜矢子 Jrの順でティーショットを打った
この組で池に入れなかったのは亜矢子だけで左のバンカーに捕まった
洋子は第3打を乗せ2パットのダブルボギーとした
Jrと田中は池に2回入れて5打目をオンさせた
亜矢子はバンカーから出したが距離を残したニアピンとなり
2パットで沈めてボギーであがった
Jrは20mの真直ぐなラインを3mに寄せて入れると7であがった
田中はピン奥27mを4mまで寄せ3パットの8であがった
第2組は涼子 美佳 内野 ジャックの順番だった
この組はピンを狙いすぎて美佳は左のバンカーに捕まり他の3人は
池に入ってしまった
第3打も池に入り第5打でオンした
バンカーの美佳は上手に出すがピンまで5mと難しい距離を残した
内野は23mのロングパットを3パットして8であがった
ジャックは15mのロングパットを2パットで入れて7であがった
涼子は14mのロングパットを慎重にラインを読み打つと
綺麗にストレートラインにのりカップインして6であがった
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーの順番だった
カトリアーナと由紀枝はグリーンにオンしたが
バックスピンが強く池に入ってしまった
高橋はピン左奥を狙ったがグリーンからこぼれバンカーに捕まった
ナタリーは2回池に入り第5打をピン3mにオンし1パットの6であがった
カトリアーナと由紀枝は3打オンで2パットの5であがった
高橋はピン手前を慎重に狙ったがバンカーから出しただけで
第3打はピン4mにつけた
キャディーが高橋に
「ここから直接ピンを狙うとグリーンが早いからオーバーします
下りなので距離を合わせて下さい 半カップ右ですね」
高橋は慎重に距離感覚を頭の中で計算し打つと キャディーの言う通り
グリーンは早くピン手前30cmで止り2パットで入れた
最終組 神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを行った
神山は安全な左を狙いティーショットをした
グリーンにオンしたがバックスピンが強く左手前のバンカーに入った
由貴と祐子はピンを狙いにいきオンしたがバックスピンが強くて池に入った
桃子はグリーン左を狙いオンしたがランが出てバンカーに捕まった
由貴と祐子はピン左に3オンさせると2パットの5であがった
桃子は高橋と同じ様にバンカーから出すだけで3オン3パットの6とした
神山は左手前バンカーから3mに寄せるがスライスラインが読めず
途中から右に曲がり70cmののぼりスライスラインを残しいれた
神山はこのホール2オン2パットのボギーにした
このホールまで来ると誰が優勝に近いか気になりトランシーバーをよく使った
「1組洋子ですが 現在のスコアを教えてくださ~い
グロスからハンデを引いてね~ 15番ホール終了でお願いしま~す
私は59 亜矢子さんが58で~す」
「2組のジャックですが 私が83 内野さんが89 美佳さん61
我社の涼子さんは62です 以上です どうぞ」
「洋子で~す 了解しました~ ありがとうございま~す」
「3組の由紀枝です 私が56 カトリアーナ58 ナタリー61で~す」
「ありがとうございま~す あれっ高橋さんは?」
「ええ ご本人の名誉の為に伏せま~す」
「了解で~す」
「4組 祐子で~す みなさん頑張っていますね
神山さん61 私54 由貴さん54 桃子さん57で~す どうぞ」
「ありがとうございま~す」
神山はこの内容を聞いていて優勝が無くなった事を確信したが祐子に
「Jrのスコアを聞いて欲しいな」
「は~い 分りました
1組洋子さん Jrさんのスコアは幾つでしょうか お願いしま~す」
「1組 洋子で~す 大丈夫よ 神山さんのベストグロスは間違いないわよ
本人の名誉があるので パーティーまでお預けよ」
「は~い 分りました 了解です」
「ありがとう そうするとJrは午後も悪いんだね」
「ええ 良かったですね もう3ホール 頑張ってくださいね 応援しますよ」
祐子はそう言うと神山にキスをした
由貴と桃子はたまたま見ていなかったがキャディーが
「あらあら お熱い事 ごちそうさま ふふふ」
神山が祐子に
「なにがあるか分らないけれど ここで4打差はきついね」
「えっ 誰ですか」
「うん 1組の二人さ 洋子が4打差で亜矢子は5打差だろ
いくらなんでも 祐子と由貴がダブルボギー連発は無いだろう
そうすると6-7の線が強くなったね
でも祐子が潰れると由貴と由紀枝の6-6か
6-7でも29000円位だったな 6-6は9万円を越していたよ
カトリアーナはハンデが13できついでしょ
祐子と由貴だと由貴に2つハンデが多いからその分の勝負だね」
「そうすると状況は午前が終った時と同じですね」
「うん でも5,6,7枠が有力な事に間違いは無いね」
一方1組の洋子と亜矢子は
「亜矢子さん 4組の祐子さんと由貴さんが54で並んでいるわ
そして私たちの前に5人もいるわよ」
「いやね ハンデで仕方ないわね」
「そうすると6-7が有力ね ふふふ買ったわよ」
「私も買ったわ このまま6-7で決まれば美味しいわね」






.

2012年10月15日月曜日

Vol.828 紫陽花 -6-51



No.12 150y Par3 レディースティー130y
このショートホールはティーグランドからグリーンまで右側は
緩やかな下り傾斜になっている
ほぼストレートな緩やかなのぼりだがティーグランドが高いので
のぼりは余り気にならない
フェアウェイは100y付近で左に湾曲し左側は登り傾斜が迫っている
第1組 亜矢子 洋子 アレックスJr 田中の順で打った
洋子が2オン1パットのパー 亜矢子は2オン2パットのボギー
Jrと田中はダブルボギーとした
「凄いわね洋子さん 長いの入れてパーなんて 5mはあったでしょ」
「ありがとうございます まぐれよ それに真直ぐのラインだったしね
だいたい5m位だと思うわ でも亜矢子さんも残念ね
距離はぴったりだったのに右にオンをして」
「ええ クラブフェースが開いたのね 勉強不足よ
それとどうしてもフックラインがキャディーさんと合わないのよ」
「そう 私も合わないわよ 亜矢子さんも」
「ええ 向こうは本職だけれど 少しずれているわね」
「そうそう 今日は普段より短く刈ってあるから曲がらないのよ
そこを彼女も修正出来ないのかしらね」
「そうね 短い分 早いから余り曲がらないわね」
洋子と亜矢子はキャディーと離れて歩きながら話し13番に向った
第2組はジャック 美佳 内野 涼子の順番で打った
ジャックは真直ぐに打つが途中で右に出て下り傾斜と奥にある林の間に落ちた
美佳と涼子は左の上り傾斜ラフに捕まり共に3オンした
内野は左の傾斜ギリギリでピンに真直ぐに飛んだが僅かにこぼれ2オンにした
ジャックはピン方向に打てず横に打つがバンカーに捕まり
4オン2パットのトリプルボギーとした
内野は残り3mを決める事が出来ずに2パットのボギーであがった
涼子は4mののぼり真直ぐなラインを打つとカップに吸い込まれボギーとした
美佳のボールは左3mのスライスラインで綺麗にラインに乗ったが
最後カップにけられダブルボギーとした
第3組 カトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番
この組は前の組を見て 同様に右側の下り傾斜を警戒して左に打った
カトリアーナ ナタリー 由紀枝と3人共グリーン左手前
高橋はグリーンをオーバーして難しい下りのアプローチとなった
3人の女性はニアピンフラッグがピンから意外と離れているので驚いたが
カトリアーナは2オンしたが50cm届かず
由紀枝のアプローチショットは2オンし洋子のニアピンフラッグに並んだ
ナタリーのアプローチショットは由紀枝と同じ所に転がり洋子より
ピンに近づけて暫定ニアピンとした
この組は全員が2パットのボギーであがった
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順番で打った
神山のボールはピン右に飛びグリーン左の林の中に入った
由貴 祐子 桃子の3人は前の組と同じ様に左側に打つが
全員グリーンに乗らないで第2打勝負となった
神山は林から出し3オン1パットのボギーであがった
女性3人は2オンしたがニアピンにはならず2パットの4とした

No.13 440y Par4 レディースティー410y
このホールは緩やかな打ちおろしで270y付近で右にドッグレッグし
220y付近のフェアウェイが広く設計されている
右側は丘の傾斜があり50y付近から緩やかな登り傾斜が
フェアウェイに迫っている
ランが出た時に270y過ぎの右側にはバンカーが構えている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の打順
洋子は右側を向いて低い丘の上に打つと綺麗なドローボールでフェアウェイに
戻ると思われたが距離が足りなくて傾斜の下で止った
亜矢子は真直ぐに飛ばしたがランが出て左270y過ぎのバンカーに捕まった
アレックスJrは洋子と同じ様にドローボールで攻めたが
傾斜の下のほうに止った
田中は亜矢子と同じ様に真直ぐに打つがスライスして右の傾斜に捕まった
右の傾斜組みは共に3オン2パットの5であがった
亜矢子はバンカーから良いボールを出すがグリーン左に落ちて
3オン1パットのパーであがった
第2組 内野 涼子 美佳 ジャックの順番
今日始めて1番で打つ内野は手堅く220yのフェアウェイが
広いところに打つとボールはランが出て250y付近まで転がった
内野のボールを見ていた美佳と涼子は同じ様にフェアウェイ真中を
狙い打つと確かにランがでて転がった
ジャックも同じ様にフェアウェイ右側を狙うと綺麗な放物線を描いて
フェアウェイ真中に落ちランが出て暫定ドラコンとした
全員が3オンしたが美佳は8mのまっすぐなのぼりラインをカップインさせ
今日始めてのパーであがった
「わぁ~ ナイスイン ナイスパー 美佳やったわね 今日初めてでしょ」
「涼子先輩 ありがとうございます ええ初めて」
それを聞いていた内野やジャックから
「美佳 ナイスパー おめでとう 素晴らしいよ」
美佳は内野とジャックにお辞儀をして答えていた
内野と涼子はあと僅かに届かずに2パットのボギーとした 
ジャックは70cmを外して6とした
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番で打った
ナタリーを除き全員が右のぼり傾斜ギリギリを打ちフェアウェイをキープ
ナタリーはフェアウェイ真中を狙い飛びすぎ左のラフに捕まった
カトリアーナと由紀枝は美佳の暫定ドラコンを
僅かに超えることが出来なかった
高橋もジャックのドラコンを越す事が出来ず3オン2パットのボギーとした
カトリアーナと由紀枝は共にグリーンオーバーし3オン2パットの5とした
ナタリーは2打目をバンカーに入れてしまい4オン2パットの6とした
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順にティーショットをした
神山はキャディーに
「まっすぐに打つとすると何処の木を狙えばいいのかな」
「神山さんなら丘の上にある あの左にある大きな木と隣りの木の間だと
丁度ティーグランドとピンの最短距離よ」
「そうするとストレートボールかな?」
「ええ そうしないと距離が足りなくて登り傾斜の途中に止るわね
下まで落とすなら少しドローで打たないと戻らないわね」
「分りました ありがとうございます」
神山はキャディーから教えて貰った小高い丘の木を狙い打った
ボールは狙いどおり一番左と次の木の間を抜け飛んだがドローの効きが弱く
登り傾斜の下まで転がったがラフに捕まった
由貴 祐子 桃子も右傾斜ギリギリを狙い打った
祐子はフェアウェイ右にギリギリ戻り美佳を僅かに超えてドラコンを獲得した
由貴と桃子はラフから攻めて3オン2パットのボギーとした
祐子はセカンドをミスショットし3オン2パットのボギーとした
神山はセカンドを見事にオンさせるが
ピンまで6mと長く2パットのパーであがった
神山達が14番ホールに向っていると
「こちら1組の洋子です 今15番ショートを全員が打ち終わりました
池に入れなかったのは亜矢子さん一人です どうぞ」
「3組の由紀枝です そんなに難しいホールですか どうぞ」
「ええ レディースティーからグリーンまでずっと池です
手前から右側はグリーンをこぼすとすぐに池で落しどころを間違えると
池ポチャです どうぞ」
「わぁ~ そんなに大変なホールですか 頑張ります どうぞ」
「今 第2組が打ち終わりましたが 池に入れなかったのは美佳さんだけです」
「了解しました」
「4組 祐子ですが了解です 頑張ります」
祐子が神山に
「神山さん 15番のショートですが2組打ち終わって
池に入れなかった人は 亜矢子さんと美佳さんの2人だけです」
「えっ そんなに難しいの へぇ~」
「ええ グリーン手前から右側は外すと池ですって」
「よし 池ポチャしないように頑張ろうね」
「は~い 分りました」






.

2012年10月14日日曜日

Vol.827 紫陽花 -6-51



No.11 500y Par5 レディースティー470y
このホールも比較的フェアウェイが広く設計されている
300yで軽く左に曲がり更に420yで左に曲がる
ティーグランドから300y付近までは左側に湾曲した形のフェアウェイで
右側は12番ショートホールグリーンまで緩やかな下り傾斜に設計されている
ティーグランドから緩やかなのぼりで左側300y手前からグリーンまで
林がフェアウェイに迫っている
第1組は洋子 亜矢子 田中 Jrの順番でティーショットをした
洋子はレギュラーティーより前に位置しているレディースティーを
有効に使うため左をギリギリに狙うが左の林に捕まった
2番手の亜矢子は洋子の落とし場所より右側を狙い
フェアウェイをキープし暫定女性ドラコンとした
田中とJrも左を狙いラフに捕まった
洋子の第2打は木の枝にあたり4オン2パットのボギーとした
亜矢子は右側崖を警戒して慎重に3オン2パットのパーであがった
田中はミスショットをして4オン3パットの7とし
Jrは3オン3パットのボギーであがった
「洋子さん 10番でパーをとったのに残念ね」
「そうよ ほんと右が怖いから左を狙ったのにね 最初から亜矢子さんと
同じところを狙えばよかったわ」
「ほんときついわね 右側が」
それを聞いていたキャディーが
「でもあれだけ出していればドラコンは確定ですよ」
「ほら 後ろに飛ばし屋がいるから分らないわよ
由紀枝さんと祐子さんが飛ばすでしょ 安心できないわね」
「そうね 私もよしと思ったドラコンをもっていかれているわ
本当に あの2人はよく飛ばすわね」
洋子と亜矢子はキャディーと話しながら次のホールに向った
第2組はジャック 美佳 涼子 内野の順番で打った
ジャックのティーショットは洋子より更に左に飛ぶが木にあたり
フェアウェイに戻るとコロコロと転がり暫定ドラコンとした
美佳 涼子 内野はこれだけ広いフェアウェイがあるのに左のラフに捕まり
美佳と内野は4オン2パットのボギーであがり涼子は3パットの7とした
ジャックは3オンするがパーパット1mが入らずに6とした
第3組 カトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順でティーショットをした
この組も右側崖を警戒して左側を狙った
カトリアーナはよく飛ばしたが左側ラフに捕まり
セカンドからピン方向には大きな木が邪魔をしていた
ナタリーもカトリアーナ同様左のラフに入れてしまった
由紀枝はフェアウェイ左ギリギリに飛ばし亜矢子のドラコンを抜き
暫定ドラコンとした
高橋は女性3人の方向を見てフェアウェイ真中に飛ばしキープすると
暫定ドラコンとした
高橋は3オンしたがパーパットの1mを外し次も入らずに7とした
カトリアーナはピン方向に打てないのでフェアウェイに一度だして
4オンさせると3mのパーパットを決めた
ナタリーは第2打をミスショットし5オン1パットのボギーとした
由紀枝は慎重に3オンさせるが2mのパーパットを外し6であがった
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順で打った
神山は右を避けて左側林すれすれに打つとフェアウェイを外したが
比較的短いラフに捕まった
この時点で男性のドラコンは第2組のジャックが獲得した
由貴 祐子 桃子ともフェアウェイをキープするが第3組の由紀枝を
抜く事が出来ずに由紀枝の女性ドラコンが決定した
由貴と桃子は4オンするが由貴が6mのパーパットを決めてパーをとる
桃子は3mを決める事が出来ずにボギーとした
祐子が3オンするとピンまで5mあり のぼりのスライスラインだった
キャディーが
「ここは曲がり具合より距離感が大切よ
曲がりは強くて1カップ 弱いと2カップ位かしら
でも弱すぎると届かないわよ 少し強めでも大丈夫よ」
祐子は慎重にラインを決めパットをした
ボールは綺麗にスライスラインに乗りみんなが入ると思ったが
カップ左上から1/4周して右に30cm外れた
由貴と桃子は入ると思い
「わぁ~ 凄いわ 入るわ 入って そうそう」
願いも虚しく外れると自分が外れたようにがっかりした
神山は祐子と同じスライスラインで4mだった
祐子のラインが参考になり打つとバディーであがった
「祐子 ありがとうございます 参考になったよ」
「凄いわね あの難しいのを決めて」
そう言うと神山のほほにキスをした
見ていた由貴と桃子は
「わぁ~ ずるいな~ 我慢しているのに もう ねえ桃子」
「ええ いいな~ 私も我慢をしているのよ」
聞いていたキャディーが
「神山さん 羨ましいですね ふふふ」
「キャディーさん どうぞ 無料で開放していますよ」
これにはキャディーも笑うしかなく
女性達は皆で笑いながら次のホールに向った







.

2012年10月13日土曜日

Vol.826 紫陽花 -6-51



No.10 380y Par4 レディースティー360y
ここはフェアウェイの幅も広く造られているが
230y付近で右に軽く曲がり右側全体が緩やかな下り傾斜になっている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順番でティーショットをした
洋子は右側ギリギリを狙いフェアウェイをキープすると
亜矢子は更に右側を狙った 打った瞬間に崖に落ちるかどうかギリギリだった
ボールが放物線を描いて落ちてくると崖とフェアウェイの間にあるラフに
落ちたが岩にあたり大きく跳ねるとグリーンの方向に飛んでいった
見ていたほかの組からも拍手がわき 亜矢子は照れていた
Jrと田中はフェアウェイをキープできず田中は3オン2パットのボギー
「まあJr どうしたのかしら」
「ふふふ もう効果が出たのかしら」
「崩れるわね ふふふ」
洋子と亜矢子はJrが午前中のスイングと違っているのを見ていた
Jrは4オン2パットとダブルボギーにした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組は涼子 ジャック 美佳 内野の順でティーショットをする
ジャックは右側崖狙いで打つが飛びすぎてフェアウェイを
突き抜け左側ラフに捕まった
3番目は美佳の打順だったが間違えて内野が打ってしまうと美佳が
レディースティーから大きい声で
「せんぱ~い 私ですよ もう 今回は許してあげます」
それを聞いた後の組のカトリアーナや由紀枝そして祐子や由貴などから
きびしい非難を浴びた
「内野さ~ん 1ペナですよ ルール違反ですよ」
「そうそう 先輩でも守ってくださいね 美佳ちゃんが可哀相」
内野はみんなにお辞儀をして謝り美佳に
「美佳 ごめんなさい あの~ドラコンの金貨1枚で勘弁してくれるかな」
「いいわよ ありがとうございます」
美佳は傍にいる仲間に
「内野先輩から金貨1枚頂きました~ ふふふ」
ジャックは2オン2パットのパーであがり
美佳は手堅く刻むと3オン1パットのパーであがった
涼子も手堅く刻むと3オン2パットのボギーであがった
内野は第一打を左のラフにいれて第2打もラフから打ち3打目でオンをした
ピンまで距離があり3パットの6であがった
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番だった
カトリアーナはナタリーと由紀枝に相談をして高橋に
「高橋さん 応援するから先に打っていいですよ ねえみんな」
「ええ 頑張れた・か・は・し フレーフレーた・か・は・し」
「では お言葉に甘えまして 先に打たせて頂きます」
高橋はサングラスを掛けサンバイザーをしている3人がみな同じに見え
第1打は左のラフに打ち込んだ
それを見た3人はお尻を高橋に突き出してプリプリ振ると
「もう 応援したのに 残念ね ねえカトリアーナっ」
「頑張ってください~ね」
もう一度お尻を振りながらレディースティーに向った
4組のキャディーが大笑いして神山に
「いつも あのように楽しいのかしら」
神山が答える前に祐子や由貴 桃子が
「ええ そうよ 高橋さんに頑張ってもらいたいのよ ねえ祐子さん」  ★★
「じゃ私たちも神山さんを応援しようかしら」
キャディーが笑うと神山が
「おいおい 分ったから集中させてくれ お願いしますよ」
それでも3人はまだ時間があるので揃って後ろを向き神山にお尻ダンスをした
お揃いのポロシャツとスカートを穿きお尻の形も似ていて絵になった
キャディーも大笑いして神山に
「このパティーの男性は羨ましいですね 本当に」
第3組のレディースティーではカトリアーナがフェアウェイをキープするが
亜矢子のミラクルショットには届かなかった
ナタリーと由紀枝は左のラフに捕まった
高橋が4オン3パットの7であがりナタリーとカトリアーナが5であがった
由紀枝はラフから4打目でオンして2パットのダブルボギーであがった
第4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番で神山は男性ドラコンが
今まで誰も出していないのでフェアウェイをキープすればドラコンだが
亜矢子のドラコンを抜きたくドライバーを右側すれすれに振ると
フェアウェイギリギリに入り亜矢子のドラコンを抜いた
由貴 桃子 祐子は全員フェアウェイをキープしたが亜矢子には届かなかった
祐子と由貴が3オン2パットのボギーであがり
桃子は4オン2パットダブルボギーの6とした
神山は残り80yをサンドウェッジで打つとピン5mにつけるが
最初のパットが決まらずに2パットのパーであがった





.

2012年10月12日金曜日

Vol.825 紫陽花 -6-51



男性が神山一人に若い美人5人がキャ~キャ~と楽しく話していると
周りのゴルフ客もびっくりしていた
「おいおい 由紀枝とカトリアーナは席に戻って食事をしなさい もう
ほら 周りの人が変な目で僕の事を見ているよ」
「違うわよ 羨ましいのよ あの目は ふふふ お尻を振って帰るわね」
由紀枝とカトリアーナは回りの男性を意識して少しだけお尻を
振ってサービスしながら席に戻った
一方第1組のテーブルでは富士御膳が運ばれ豪勢な料理にみんな驚いた
神山は昨夜 洋子と食事の件で相談をして
「どうせだから 一番高い定食を注文しよう
その方が数が纏まっていれば早いし ねっ」
「そうしましょうか」
「うん 僕が払うんだし 喜んでもらえると思うよ
安いカレーを食べる気持ちも分るけれど お勧めのメニューを食べようよ」
「ええ そうね そうしましょう」
4人は一品一品を味わい食べていると亜矢子がJrに
「昨夜は如何でしたか? 楽しかったでしょ」
Jrと田中は昨夜 神山に連れて行かれたナイトクラブを思い出し
田中は顔を赤くした
洋子と亜矢子は田中の変化を見逃さなかった
洋子が田中に
「田中君 そんなに楽しかったの 教えて 内容を」
田中は折角の美味しい料理を食べられなくなるほど緊張した
Jrが田中を見て助太刀した
「うん 女性のコミカルでエロチックなステージを見たよ
楽しかったよ ねえ田中さん」
「ええ そうでした 楽しかったです」
田中は下を向いたまま洋子と亜矢子に答えた

洋子と亜矢子はJrに
「それだけ Jr 今朝早く部屋から出ていった人がいたわね」
アレックスJrはドキッとし慌てているのが顔に出た
洋子と亜矢子は顔を見合わせて頷くとそれ以上追求しなかった
「亜矢子さん 美味しいわね」
「そうね洋子さん しかし男性はこういう機会がないと遊べないわよ」
「そうね まあ男性が元気な証拠ね ふふふ」
この言葉を聞いたJrが洋子に
「そうなんですよ ほら奥さんがもうすぐ出産でしょ だから、、、」
自分から白状したJrに亜矢子と洋子は
「それで 朝まで頑張ったの?」
「うん 久しぶりだよ 本当に」
「まあ 良かったわね でも奥さんに知れると怖いわよ ねえ洋子さん」
Jrはしまったと思ったが遅かった
洋子と亜矢子はニコニコしながら楽しく食事をしたが
Jrと田中は料理を味わう事無く食べ終えた

第2組のテーブルではグロス成績が悪い内野を励ましながら
楽しく食事をしていた
第3組では高橋が美女に囲まれて鼻の下を長くし楽しく食事をした
由紀枝やカトリアーナ ナタリーにニコニコしながらビールや日本酒を
勧められると嫌と言えずに呑み顔が少し赤くなった
特に由紀枝とカトリアーナのポロシャツの前ボタンを外してある隙間から
豊かな乳房が覗いているのでもうメロメロになっていた
横に座っているナタリーと話す時でもポロシャツから覗く乳房を見ていた
時々昨夜のフロアレディーとの楽しいひと時を思い出したりした
第4組のテーブルは由貴と桃子が神山に早急に逢う事を迫っていた
食事が終った1組がレストランを出ると順番にレストランを出て
スタート時間まで練習グリーンで話をしたりして過した
第1組から4組までのキャディーがカートを運んでくると全員が
キャディーと一緒にインの10番に向った

ここのキャディーは若くて綺麗な女性が多いがこのパーティーの
女性軍には負け神山に
「若くて美しい方ばっかり 羨ましいですわね美女に囲まれて」
「ははは キャディーさんもその中に入って居るでしょ」
「もう お上手な事 でも楽しいメンバーですね 1組のキャディーや
みんな言ってますよ 楽しくゴルフをされているって」
「そう ありがとうございます まあ普段通りですが楽しくて良いですよね」
「ええ みなさんが楽しく笑顔でプレーをされると私たちも嬉しいですよ」
「まあ これだけ女性が多いと余計に楽しいですね
多少 気を使いますけれどね」
「ふふふ でも皆さんしっかりされたお嬢様ばかりですよね」
「えっ 1組はお嬢様じゃないでしょ」
「まあ 女性は幾つになってもお嬢様でいいのよ」
「歓びますよ あとで伝えておきますよ お嬢様」
「まあ またお上手ね」
神山がキャディーと話していると祐子が神山に
「神山さん 1組が次の番になりましたよ 何か報告はありませんか?」
神山はみんなを集めて
「馬券ですが現在 5枠6枠7枠の方が活躍しています
え~私を含めもっと頑張りましょう 以上ですが 洋子何かある?」
「ええ ジャックさんと高橋さん プレーが終ったら入浴前に
フロント右奥のパーティー会場に私がいますのでスコアカードを
提出してください 会場には神山杯と看板が出ています お願いします」
「では みなさん頑張って楽しみましょう」






.

2012年10月11日木曜日

Vol.824 紫陽花 -6-51



5人は神山の連続バーディーで盛り上がりキャディーマスター室に行くと
「神山様 インスタートは12時08分のスタートです
10番はこの道の突き当りです お願いします」
「ありがとうございます そうすると1時間位ありますね」
「ええ すみませんね もう少し早いと思ったんですが
途中でコンペが入りました 済みませんね」
「いえいえ 土曜日だから仕方ないですよ では 午後もお願いしますね」
「はい 分りました」

神山たち4人がレストランに入ると第1組から3組まで隣り合わせの
テーブルで食べていた
第1組の洋子が神山に
「凄いパットを決めたのね もしかしてバーディー?」
「うん そうだけど、、、見えるの?」
洋子は席の脇にある窓を差すと神山は覗いてみた
「わぁ~良く見えるね なるほど上から見ると池の周りが分るよ」
「ねえ ごめんなさいね ドラコンやニアピンの旗は頂ける?」
神山はビニール袋に纏めてあるアウトの分を洋子に渡した
「わぁ~ 私のドラコンはなくなったんだ~ みんな凄いわ
9番のドラコンも亜矢子さんカトリアーナ 祐子さんか
あの亜矢子さんを抜いたのね よく飛んでいたのに」
「うん 祐子は右をギリギリに打っていたよ ほんと50cmずれたら
ラフだったね それと打ち出しがもう少し右に出たら池だったよ」
「そんなにギリギリを狙ったのね 凄いわね
そうそう スコアカードを頂ける? PCに入力しているのよ」
洋子は亜矢子やJr 田中達とビールを呑みながらPCにデーター入力をした

神山は洋子から第1組のスコアカードを見せて貰うと
「あれっ 洋子と亜矢子が一緒、、、へぇ~
うちも由貴と桃子が一緒のスコアだよ」
洋子がデーター入力を終ると神山や亜矢子に
「ねえねえ 凄い事になっているわ 画面を見て」
洋子が驚いた様子で神山に言うので周りに居たほかの組も見にきて由紀枝が
「あらっ祐子さんと一緒ね」
「由紀枝 スコアは祐子さんと一緒だけど 現在トップだよ
ほらここに1/2ハンディキャップがあるでしょ
グロスから引くと ここのスコアに反映するから 見てごらん」
「わぁ~ 本当だわ」
「しかしグロス42が5人いて 44が2人もいるんだ
もう男性群の優勝は完全に無くなったね」
洋子は更にドラコンやニアピンのデーターも見やすくすると神山に
「殆どの人がどちらかを獲得しているわね まだ獲得していない人は
涼子さん 美佳さん ナタリーね」
「う~ん まあこればっかりはね 運もあるしね
洋子 ありがとう 僕も席に戻って呑むよ」
「ええ インが終ったら貴方のお手伝いをするわね」
「いいよ ゆっくりお風呂に入りなよ」
「ええ 簡単にシャワーを浴びるわ」
「それから先程フロントにパーティー代16万円を払っておいたよ
一人5千円で16人で8万円 乾杯のシャンパンとワインも頼んだよ 
それにビールをたしても間に合うでしょ」
「ええ そうね あと追加をしてもそんなに掛からないでしょ」
「うん そうだね じゃ後でお願いしますね」

神山が席に戻ると祐子がみんなのビールやおつまみを注文しのが
テーブルに運ばれてきた
祐子や由貴 桃子が
「神山さん 連続バディーおめでとうございます かんぱ~い」
みんなに祝福されビールを呑むと隣りの席からカトリアーナと由紀枝もきて
「凄いわね 神山さん 昨夜あんなに頑張ったのに ふふふ」
由貴と桃子はそれを聞いて
「まあそんな いつくるか洋子先輩と待っていたんですよ もう」
「ごめんごめん 由貴たちの部屋に入る時はいいけれど出る時に
誰かに見られると不味いだろ だから海側の部屋にお邪魔した」
「まあ 由紀枝さんにやられたわ もう 由紀枝さん良かったわね」
カトリアーナが祐子や由紀枝と顔見合わせて
「ふふふ いい事教えましょうか、、、」
神山がすぐに下半身の事と察し
「いいよカトリアーナ 後で 勘弁してよ」
由貴と桃子がきょとんとして
「なになに 教えてよ ずるい~ もう」
「実はね 毛を剃ったのよ ねえ~神山さん」
「もう 勘弁してくれ~」
「ねえねえ どんな風に剃ったの?」                                  
「ふふふ つるつるよ 赤ちゃんみたいよ」
「わぁ~ 見たいな ねえ桃子ちゃん」
「ええ 見たいけれど 複雑な気持ちですよ
だってイメージすると何かそこだけ赤ちゃんじゃ、、、ねえ」
「ふふふ 近いうちに見てみたらいいわよ 可愛いわよ おちんちんも」





.

2012年10月10日水曜日

Vol.823 紫陽花 -6-51



No.8 500y Par5 レディースティー470y
ここから緩やかな打ち下ろしのホールでランが出やすくこのホールは
距離はあるがパーを出しやすいホール
200y付近から右に曲がり350y付近から左に曲がっている
ロングホールでフェアウェイ幅が広く設計されている
200y過ぎた左側には小高い丘の斜面があり 第2打のショートカットを
難しくしている
グリーンは第2打地点 約230y付近に行かないと見えない状態で
ティーショットを右側の木約180yを狙いフェアウェイをキープする
第1組は洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
相変わらず洋子が飛ばしたが亜矢子も飛ばし暫定のドラコンとした
Jrは良く飛ばしたが右を狙いすぎてラフに入った
田中のボールは真直ぐに飛び200y超えた左の斜面にある小さな岩に当り
フェアウェイ真中に戻ってきた
洋子と亜矢子が
「わぁ~ 凄いわ 岩に当って フェアウェイをどんどん転がっていくわ」
「ほんと もっと転がれ~」
二人の願いが届いたのか田中のボールは350y付近まで転がった
洋子 亜矢子 Jrは3オン2パットのパーであがるが 田中は力んでしまい
残り170yの第2打をダフり3オン4パットの7であがった
第2組は美佳が6で他3人はパーであがった
第3組は由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
由紀枝は左を狙いすぎ林に捕まり4オンするが1パットのパーであがった
高橋も由紀枝と同じ様に左の林に捕まり4オン2パットの6とした
カトリアーナとナタリーは真直ぐに飛びフェアウェイをキープしたが
第1組の亜矢子には僅かに届かなかった
カトリアーナは3オンしたがナタリーは第2打を狙いすぎて左のラフから
打つが またラフに捕まり結局4オン3パットの7とした
カトリアーナは2パットのパーであがった
第4組 神山 由貴 桃子 祐子の順番で打った
神山は右の林超えを狙い思い切りドライバーを振りぬくと
林を超えたあたりから左に戻るドローボールになり 距離は田中を完全に
抜いたがラフに入った
祐子や由貴らが
「ナイス ショット~」
「わぁ~ 凄いわ あんなに飛ばすのね きっとフェアウェイでドラコンね」
「そうね あの弾道だとそうとう飛んでいるわね」
由貴と桃子は左の林を狙い打つとフェアウェイをキープしたが
亜矢子のドラコンを抜く事は出来なかった
最後の祐子は左の林を越えたが少し左に行き過ぎてラフに捕まった
由貴と桃子は3オン2パットのパーであがるが 祐子はラフからの第2打を
ミスショットしこれもラフに入れ4オン2パットの6とした
神山は残り170yを6番アイアンで軽く打つとグリーンにのり
イーグルチャンスが巡ってきた
ピンまで9mで左側が少し高く傾斜していてキャディーが
「強く打って3カップ 弱いと5カップ位かしら」
神山は強く打ち外すと次はのぼりのラインになるので
カップの上を狙い綺麗にスライスラインを描いてカップに届いたが
僅かにカップの縁に嫌われカップを半周して2パットのバディーとした
3人の女性は自分の事のように残念がり
「もう少しね よくTVで見るけれど本当に残念ね 悔しいわ」
「私も入ったと思ったわ でも弱いとあそこまで届かないでしょ」
「そうそう ほんと難しいラインね 悔しいわね」
「まあ 仕方ないよ 変なところに乗せたから
さあ 気持ちを切り替えて池に落とさないようにしよう」
「ええ そうね」

No.9 390y Par4 レディースティー370y
アウト最終ホールは200yのところに水路がある
6番ショートホールの池がこの9番とイン18番を水路で跨ぎ15番の
ショートホールの池とつながっている
200yから35度右に曲がっていて右側120y付近から300y付近
まで6番の池がフェアウェイまで迫ってきている
緩やかな打ちおろしでティーグランドから見ると池がすぐ傍にあり
落しどころが非常に難しく感じられた
ティーグラウンドから見ると18番のピンが少し右に見えるが
9番のピンは更に右に位置している
フェアウェイ右側250y付近から300y付近まで18番ホールと
共用している長く大きいバンカーが構えている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
洋子と亜矢子は共にフェアウェイ右の池を越えてフェアウェイ真中を
キープし亜矢子が暫定ドラコンとした
Jrは洋子や亜矢子と同じ様に右側の池を越えてフェアウェイに落とすが
ランが良く出て右のバンカーに入ってしまった
田中の第1打は前3人と同じ様に池を越す弾道をイメージしたが
途中からスライスして池ポチャをしてしまった
第3打は手堅くアイアンで打ち5オン3パットの8であがった
Jrはバンカーから出しただけのショットになり3オン2パットの5とした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組 涼子 ジャック 内野 美佳の順番でティーショットをした
涼子 美佳はフェアウェイをキープしたが亜矢子のドラコンには届かなかった
ジャックのボールは右の池を越えてフェアウェイ真中に落ちて
暫定ドラコンとする
涼子 ジャック 美佳は3オン2パットのボギーであがる
内野が右の池を気にして左を向くがスライスボールで池ポチャし
6オン1パットの7であがった
第3組は由紀枝 カトリアーナ 高橋 ナタリーの順で打った
カトリアーナと由紀枝が飛ばしたがカトリアーナのボールが亜矢子より
僅かに前に出て暫定ドラコンとした
カトリアーナは2オン2パットのパーであがり
ナタリーは手堅く刻み3オン2パットのボギーとした
由紀枝は第2打をミスショットし3オン3パットの6とした
高橋は右の池を警戒しすぎて隣り18番の水路に入り打ち直しをし
5オン2パットの7とした
最終4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番でティーショットをした
神山は前のホールでバディーを摂っているので勢い良くドライバーを振ると
右の池を真直ぐに越えフェアウェイ右側に残った
「ナイスショット わぁ~ 凄いわ 落ちないで わぁ~」
「ナイスショット わぁ~ ぎりぎりかしら わぁ~」
由貴達3人は前にあるレディースティーで神山のボールを見ていた
神山がキャディーに聞くと 
「大丈夫よ フェアウェイですよ でも良く飛ばすわね」
「そう よかったよ ありがとう」
神山は今日始めてのドラコンを獲得した
由貴 桃子 祐子とフェアウェイをキープするが
一番右を狙った祐子がカトリアーナのドラコンを抜いて 今日2つ目の
ドラコンを獲得した
由貴と桃子は2オン2パットのパーであがった
祐子の第2打はミスショットで50yしか飛ばなかった
「祐子さん 今 力んでいたわよ もっとリラックスよ」
「そうそう 折角のドラコンなのに 力むとだめよ」
祐子は反省をして2パットのボギーとした
神山は残り70yをピッチングウェッジでピンまで3mと寄せた
前のホールと同じ様にピン横につけたので今度はフックラインだった
神山は先程の感覚を思い出しパッティングするとラインに乗り
カップの上からインしてバディーであがった
「わぁ~ 凄いわ 連続バディーだわ きゃ~」
「きゃぁ~ 凄い~ 今度は入れたわ」
キャディーもようやくニコニコして
「よかったですね」
「ありがとうございます 先程のが参考になりましたよ」







.

2012年10月9日火曜日

Vol.822 紫陽花 -6-51



No.7 370y Par4 レディースティー350y
ここも3番と同じ様に緩やかなのぼりだがティーグランドが高いので
のぼりは感じないがランが出ない
殆どストレートだが280y付近で右に軽く曲がっていて
フェアウェイは230y付近が一番幅が広く第2打が打ちやすくなっている
250y左側にはバンカーがあり左に飛ばしすぎると捕まるし
右側には林が迫り出しているので真直ぐなボールが要求される
第1組は亜矢子 洋子 アレックスJr 田中の順で打ち フェアウェイを
キープしたのは亜矢子と洋子で洋子がドラコンの対象となる
良く飛ぶドライバーで共にフェアウェイをキープした洋子が亜矢子に
「ねえ 昨夜はどうしたの? 私たち待っていたのよ」
「ふふふ 神山さんは私たちの部屋に来て朝まで寝ていたわよ」
「まあ そうなの なんだ折角3人で待っていたのに」
「ほら 同部屋のアレックスJrさんに息抜きをさせたみたいよ」
「えっ、、、息抜き?」
「ええ ほら山側の2階にナイトクラブがあるのね そこの女性と一夜を
過せるように手配したと言っていたわ それで私たちの部屋にきたのよ」
「だったら私たちの部屋でも良かったのにねえ」
「ええ そうね でも山側だと部屋から出るときに誰かに見られると
不味いと思ったのでしょ ほら私たちの部屋は海側だからその点は安心よ」
「そうね そうすると亜矢子さんは一杯抱いて貰ったんだ いいな~」
「まあ 久しぶりだからね ふふふ」
「そうか アレックスJrさんも奥さんがもうすぐ出産といっていたわね
まあ こういう時じゃないと遊べないか」
「そうね 午後になると多分疲れが出てくるわよ きっと ふふふ」
「少し楽しみましょうか ふふふ」
「いい考えだわ そうしましょう」
洋子は第2打をミスショットで3オン1パットのパーであがった
亜矢子 Jr 田中も3オンをし2パットのボギーとした
第2組は小谷美佳 篠原涼子 ジャック 内野の順で打った
この組は全員がフェアウェイをキープし内野が良く飛ばし暫定ドラコンとした
全員が3オンをするがジャックと内野 篠原涼子が2パットのボギーで
小谷美佳は3パットのダブルボギーにした
篠原涼子が内野に
「内野さん 凄いわ もっとリラックスして打てばドラコンが一杯取れるわよ」
「ありがとうございます 涼子さんのお陰で上手に打てましたよ
次のホールからリラックスをして打ちますよ」
「そうね いやな事は忘れて打ってください」
第3組は庄司由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
高橋はドラコンの旗が比較的近くに見えたので力んでしまい右の林に入れた
「あ~あ 肝心な所で曲がった あ~あ」
カトリアーナが高橋に
「今のスイングは完全に力んでいましたよ もっとリラックスよ」
庄司由紀枝とナタリーも
「そうそう カトリアーナが言う通り 力んでいたわ」
「みなさん ありがとうございます」
高橋は女性3人に対し お辞儀をした
庄司由紀枝 カトリアーナ ナタリー共にフェアウェイをキープして
由紀枝が第一組の洋子を抜き暫定ドラコンとした
この組は3オン2パットのボギーであがりナタリーだけ3パットの6とした
第4組は浜野由貴 安田桃子 神山 靑山祐子の順で打った
浜野由貴のボールはよく飛んだが左のラフにいってしまった
安田桃子は素振りをするとフェアウェイど真ん中に飛び第3組由紀枝の
ドラコンを僅かに抜き初めてドラコンを獲得した
神山だけが2オン2パットのパーであがり 女性3人は3オン2パットの
ボギーであがった
8番ホールに向っていると
「こちら第1組 洋子です 9番は200yのところに水路がありまして
田中さんがそこに落としました 右側は6番の池がフェアウェイ傍まで
迫っているホールで難しかったです 女性ドラコンは亜矢子さんで
男性はありません どうぞ~」
「は~い 4組祐子ですが 了解です」
「1組洋子ですが 2組の内野さんが左の池に入れてしまいました どうぞ」
「3組 由紀枝です 情報ありがとうございます 気を付けます どうぞ」
第1組の洋子 亜矢子 Jr 田中はハーフを終わりレストランに向った





.

2012年10月8日月曜日

Vol.821 紫陽花 -6-51



No.6 150y Par3 レディースティー150y
ティーグランド20y付近からグリーン手前まで池になっている
ショートホールで左は5番ホールのラフに接近し
右側は9番ホールのフェアウェイに接近しているコース
池は広く大きく水面には逆さ富士を見ることが出来る
このホールと7番ホールは緩やかなのぼりになるが 共にティーグランドが
少し高く造られているので余り気にしないでティーショットが出来る 
ここのグリーンは第1組の4人全員が3パットとグリーンがうねり
更に受けているので非常に難しいグリーンになっている
第1組の洋子はしっかり打ったがバックスピンが強く池の方に転がると
スピードが速くなりグリーンからこぼれると池に入ってしまった
最初に打った亜矢子はグリーン左右にある左バンカーに入り2打目の
バンカーショットをピンより上に落としたががどんどんと下まで
転がったがなんとか止り そこから3パットをしてしまった
第2組はジャックが1番で打つがバックスピンが強く池に入れてしまった
次の内野は大嫌いな池を目の前にした時 すでに自己暗示にかかり
体が動かないで手打ちの状態でティーショットをした
今までの犠牲者はグリーンから転がり落ちた状況だが
内野の場合は水面に映る富士山めがけた池ポチャだった
美佳と涼子はグリーンにオンしたがこぼれてバンカーに入ってしまった
ジャックと内野は第3打も池ポチャでジャックが第5打で何とか
グリーンにオンすると小谷美佳が内野に
「せんぱ~い 乗せてください~ね」
この一言で第5打も水面の富士山に直撃した
たまりかねた篠原涼子が内野に
「次のボールがグリーンに乗ったらキスをプレゼントするわ」
内野は篠原涼子の顔を見ると少しの間 目を瞑り天を仰いだ
目を開けスタンスを決めると素振りもしないでティーショットをした
グリーン奥にオンしたがどんどん池のほうに転がるが
すれすれのところで止まるのを見るとほっとした顔で篠原涼子に
「ありがとうございます 何とか前に進めました」
篠原涼子と小谷美佳は顔を見合わせてクスクス笑い
「じゃあ ご褒美を上げてくるわね ふふふ」
篠原涼子は内野の傍に行くといきなり左のほほにキスをしニコニコしながら
「内野さん よかったわね おめでとうございます」
びっくりした内野は顔を真っ赤にして篠原涼子にお辞儀をしていた
ジャックはなんとか2パットで納めたがこのホールは4オーバーの7にした
内野は結局4パットでこのホール11であがった
小谷美佳はバンカーから出しセカンドニアピンの権利は得たが3パットの
ダブルボギーとした
一方 篠原涼子はバンカーから1回で出す事が出来ず3打オン3パットの
トリプルボギー6であがった
第3組1番は由紀枝でグリーンに乗るがこぼれてバンカーに入った
セカンドのバンカーショットはグリーン奥にオンしてニアピンにはならなかった
上手にパターで寄せたが下りが早く結局2オン3パットのダブルボギーとした 
カトリアーナも同様にオンしたがバンカーに入り3オン3パットの6とした
3番目の高橋はピン傍にオンしたがバックスピンが強くバンカーに戻り
2オン3パットの5であがった
最後のナタリーはみんなのボールを見て柔らかく打つが距離が出なくて
バンカーに捕まり4オン2パットの6であがった
最終組神山は前の組の高橋と同じ様にピン傍に落とすが
バックスピンが強くバンカーに戻され2オン3パットとダブルボギーだった
祐子 由貴 桃子は共にオンしたがバンカーに入りバンカーショット勝負に
なり祐子が先に打つがグリーン上につけて2オン3パットの5であがった
次に桃子が打つとバンカーから脱出しグリーンにオンしたがニアピンには
届かず2パットのボギーであがった
最後の由貴は綺麗にピン傍によせニアピンを獲得したが70cmを外し
ボギーであがった
「わぁ~ 由貴凄いね ニアピンだよ」
「ありがとうございます でもあの70cmが入らなかったから残念よ」
「あんなに曲がるなんて思わなかったよ しかし早いね ここは特に」
神山は7番のティーグラウンドに向う途中でキャディーに
「6番のグリーンが早く感じたけれど どうしてかな」
「神山さん 富士コースは今朝刈っているから同じだと思いますよ」
「今朝 短くしたの?」
「ええ この時期ですと2日か3日に1度刈りますよ
それから来週アマチュアの試合があるので特に短いのでしょ
今日もお客さん達の前には練習ラウンドをしているグループがありますよ」
「へぇ~ それでグリーンが早いのですね なるほど」
「そうよ 普段ならあそこはパーであがる人が多いのよ
でもあれだけ刈り込んでいると皆さんてこずるわね」
6番ホールのニアピンは4組の浜野由貴が獲得した





.

2012年10月7日日曜日

Vol.820 紫陽花 -6-51



4番ホールを終ると5番ティーに向う途中に茶屋があり神山達4人は
それぞれ好きなものを呑んだ
この茶屋からは6番ショートホールグリーンがすぐ傍で
ティーグラウンドも良く見えた
今打っているのは第1組の洋子がティーショットしているが
グリーンの落しどころが悪いと手前にある大きな池に転がり落ちていく
靑山祐子が神山に
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんちゃんとグリーンに乗ったのに残念ね 
池に転がり落ちたわ」
「うん 本当に難しいグリーンだね グリーンオーバーさせても
返しのショットが強いとみんな池に吸い込まれるよ」
今度は由貴と桃子が
「わぁ~ また落ちたわ 田中さん可哀相ね」
女性3人は池に転がるボールを見て顔からにこやかさが消えていった
6番ショートホールで1組の4人は亜矢子が2オンしたが
3パットでダブルボギー
Jrと洋子は共に1回池に落とし1ペナを払い第3打でオンをした
洋子は3パットでトリプルボギー Jrは2パットのダブルボギーであがった
田中は2回池ポチャをして5打目でオンをして3パットをして
このホールだけで5オーバーとした
亜矢子のセカンドニアピンはグリーンに乗せただけで後続の組にも
ニアピンのチャンスがあった

No.5 380y Par4 レディースティー360y
このホールは富士山を背にティーショットし なだらかな打ちおろしで
200y付近で右に軽く曲がっているホール
フェアウェイは200y付近がもっとも幅があり距離も短く
比較的簡単そうに見えるが右のラフは短く刈られた草で
勢いのあるボールだと6番の池がすぐ傍にガードしている難しいホール
第1組のメンバーは左の林越えやフェアウェイ右を狙いティーショットしたが
亜矢子と洋子がフェアウェイをキープし亜矢子が暫定ドラコン
全員が2オン3パットか3オン2パットでボギーであがった
第2組は涼子と美佳がダブルボギー ジャックと内野はボギーであがった
第3組1番の由紀枝がティーグランドで前の組が空くのを待っていると
「こちら2組 ジャックです ドラコンですが男性はなし
女性は1組の桜川亜矢子さんが飛ばしていてドラコン対象です」
「3組 高橋ですが了解です 男性は今のところ無しですね」
「ええ 頑張ってください」
2番のカトリアーナが高橋に
「高橋さん ここは林を狙わないであそこの200yを超えたところに
落とせば大丈夫よ 後ろは神山さんだし 絶対に狙ってくるわ」
「カトリアーナ ありがとう そうだね ここは手堅く打ちましょう」
前の組が空き由紀枝がドライバーで打つと左の林を越えていったが
由紀枝自身にはボールが落ちた所は分らなかったが
150y付近にいるキャディーが両手を広げてセーフのサインを出した
由紀枝がティーグランドから下りるとキャディーが片手でOKサインを
出したので由紀枝は訳が分らなかったがお辞儀をした
2番手のカトリアーナは由紀枝と同じ方向に打つが林に捕まり
3オン2パットのボギーだった
次のナタリーは手堅くフェアウェイを刻み3オンしたがパットが決まらず
3パットのダブルボギーにした
最後の高橋はカトリアーナのアドバイスを守ってフェアウェイ少し左を
狙いどおりに落として暫定ドラコンにした
由紀枝のボールは桜川亜矢子のドラコンフラッグと近い所まで飛んだが
2m位届かなかった
2オンはしたがパットに精細がなく3パットのボギーとした
高橋は手堅く刻み3オン2パットのボギーにした
最終組 神山がティーグランドで素振りをしていると150y付近の
キャディーから前の組が空いたサインが出た
神山はドライバーを思い切り振りぬくと真直ぐに
左の林を越えキャディーがセーフサインを出した
2番手の祐子も左の林を越えて真直ぐに飛ばすとキャディーは
神山と同じ様にサーフサインをだした
由貴と桃子は手堅くフェアウェイ真中をキープしたが3オン3パットの
ダブルボギーであがった
祐子のボールはよく飛んでいたが桜川亜矢子に2m位届かず このホールの
女性ドラコンは第1組の桜川亜矢子になった
祐子は2オンに成功したが50cmのパーパットを外してボギーとした
神山は残り80yのラフから打ったボールがダフリ3オン2パットの
ボギーであがった






.

2012年10月6日土曜日

Vol.819 紫陽花 -6-51



No.2 170y Par3 レディースティー150y
このホールはティーグランドが少し高いが打ちおろしではない
軽く右に曲がっていて右側林の向こうにグリーン半分が見える
第2組のジャック 内野誠二 小谷美佳 篠原涼子の4名は共に
2オン2パットのボギーでニアピン対象者は誰も居なかった
神山達最終組が2番ホールに着くと第3組が打ち終わり神山が由紀枝に
「由紀枝 さっきのドラコンは由紀枝だよ おめでとう」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます がんばるわ」
由紀枝と高橋が1オンしていてカトリアーナとナタリーはグリーンに乗って
いなかった
最終組が待っていると第1組から連絡が入った
「田所です 3番ホール 女性のドラコンは私 田所が対象です
左の木に当ってフェアウエイに出てきました 宜しくね」
「第2組 ジャックです 了解しました 男性はどうでしょうか?」
「は~い 男性は左と右のラフですよ 狙ってくださ~い」
最終組のトップは祐子で150yを6番アイアンで軽く打つとグリーンに
乗りバーディーチャンスを迎えた
次の神山も1オンしたがピンまで4mほどあった
由貴と桃子は共にグリーンに乗らないで2オンニアピンに期待した
前の組 由紀枝と高橋は共に2パットでパー
カトリアーナがセカンドニアピンにあと僅か届かずにパー
ナタリーは2オン2パットのボギーにした
4組 神山と祐子は共に2パットでパー 由貴と桃子はセカンドニアピンの
期待が大きく緊張したのか1mに寄せボギーであがった

No.3 440y Par4 レディースティー410y
このホールは左に富士山を見ながらプレーできる左ドッグレッグのコース
300yのところから左に曲がっていて250yのところはフェアウェイが
広く そこから第2打でグリーンを狙う
左側は林が続いていて300yの過ぎたところに
サイドバンカーが2つ並んで待っている
右も飛ばしすぎると300y過ぎたところにサイドバンカーがある
第1組は2オン3パットや3オン2パットの全員がボギー
第2組はジャックと内野が左を狙いすぎ林に入るなどトラブルが起き
男性は共に4オン2パットのダブルボギーであがった
涼子と桃子は慎重に打ち3オン2パットのボギーであがった
第3組は高橋が左の林に入れて第2打の素振りをすると由紀枝が
「高橋さん そのボールを打つと木の根が痛みますよ
ここは1ペナを払って動かした方がいいと思いますよ」
高橋は考え素振りをしているとカトリアーナやナタリーまで言い出し
結局1ペナを払い動かしたボールで第3打を打つことになった
グリーンに乗ったが3パットでダブルボギーにした
カトリアーナとナタリーは3オン2パットのボギー
由紀枝のボールは第1組洋子のボールに僅かに届かなかったが
2オン2パットのパーであがった
最終組 祐子のドライバーが良いタイミングでボールを捕らえ
洋子のドラコンを僅かに超え2オン2パットのパーであがった
神山は祐子のボールを見て少し力んだがその分飛びすぎて 左の
バンカーに捕まり3オン2パットのボギーとした
由貴と桃子は慎重に刻み3オン2パットのボギーであがった
ドラコン女性は祐子が獲得し 男性は該当者無しなので次のホールに
持ち越しとなった 

No.4 520y Par5 レディースティー480y
このホールは富士山を右に見ながら軽いうちおろしのコースで
350y付近から左に軽く曲がっている
曲がり角前後には林が迫り出て第2打で林を越えるには勇気が必要
300y付近右側はフェアウェイ幅が広くなっているので
第1打の落しどころか
第1組 洋子 亜矢子 田中の3人はフェアウェイをキープするが
第2打の林超えが失敗して3オン3パットのボギー
アレックスJrの第2打は綺麗に林を越えてグリーンまで30yの
位置につけて3オン2パットのパーであがった
第2組 1番は小谷美佳で手堅くフェアウェイをキープ
2番手篠原涼子も手堅くフェアウェイをキープした
3番のジャックは真直ぐに飛び転がりもよくドラコン対象となる
最後の内野誠二もよく飛ばしたがフェアウェイ左側に落ちて
第2打は林を狙うが木に当てて4オン3パットのダブルボギーであがった
涼子と美佳は3オン3パットのボギーであがった
ジャックの第2打はウッドの3番で軽く打ち林を越えてグリーン手前まで
運んだ 
ジャックはクラブを変えずにそのまま打つと 下り勾配のグリーンでは
ボールが止らず打ち返しで4オンした
パットも精細が無く50cmを外して3パットのダブルボギーとした
第3組は由紀枝が最初に打つと綺麗な放物線でフェアウェイ真中に
飛ばした 第1組亜矢子のドラコンと良い勝負だった
2番手のカトリアーナも綺麗な放物線で飛んでいくと由紀枝より
転がりが良くてドラコンに近かった
3番手はナタリーだが手堅く飛ばすとボールはフェアウェイを
気持ちよく跳ねて転び距離が出た
最後 高橋は前に打った3人の女性より飛ばそうと力んだのか
左の林方向に飛ばし 第2打を難しくした
高橋の2打目は木に当てて4オン2パットのボギーとした
女性3人は3オン2パットのパーであがった
今日始めてパーであがったナタリーは嬉しくてカトリアーナに
「よかったわ パーで カトリアーナのボールはドラコン間違い無しよ」
「おめでとうございます よかったわね ドラコンは後ろに祐子さんが
いるので分らないけれど でも良く跳ねて転がってくれたわ」
「大丈夫よ 頑張りましょう」
第4組の1番は靑山祐子で2,3回素振りをすると綺麗な球筋で
フェアウェイど真ん中に落ちた
次の神山はドライバーを少し力んで打ったので右に飛びフェアウェイを
捕らえる事は出来なかったが距離は一番出ていた
由貴と桃子は手堅くフェアウェイをキープした
靑山祐子が自分のボールの所に行くと僅かにドラコンには届かなかった
女性3人は3オン2パットのパーであがった
神山の第2打はグリーンにオンすると2パットのバーディであがった
このホールドラコン女性はカトリアーナが獲得し 男性はジャックだった






.

2012年10月5日金曜日

Vol.818 紫陽花 -6-51



No.1 420y Par4 レディースティー400y
軽いのぼりで250yのところで左ドッグレッグしている
左の林を越しても落しどころにが悪いとバンカーに捕まる
富士山に向って打つスタートホールは気持ちがよく
田中は素振りを数回するとよく飛んだが右に出て230yの
サイドバンカーに捕まった
2番手のアレックスJrは綺麗なドローボールでサイドバンカーを超えて
270yを飛ばしフェアウェイ真中で男性のドラコン対象で旗を立てた
3番目の桜川亜矢子はレディースティーから力みの無い柔らかいスイングで
男性のアレックスJrとほぼ同じところに飛ばした
最後の田所洋子も女性特有の柔らかいスイングで綺麗なドローボールで
桜川亜矢子より左側に飛ばした
登っている分ランが出ないが二人とも250y飛ばした事になる
「ねえ どちらがドラコンかしら」
「洋子さんよ ほら 少し出ているもの」
「わぁ~ ありがとうございます」
洋子は女性用のドラコンフラッグに自分の名前を書き入れて亜矢子に
「しかし よく飛ぶわね このクラブ」
「ええ 力を入れなくても飛んでくれるから助かるわね ふふふ」
第2打は男性の田中がリカバリーショットを打ったがグリーン左のラフに行き
アレックスJrも力み過ぎてグリーン左奥にこぼしてしまった
亜矢子の第2打は綺麗な放物線を描いてグリーンにオンした
洋子のボールもピン手前4yのところにオンをして二人とも
最初のホールからバーディーチャンスが訪れた
今日のベントグリーンは今朝刈ったばかりで球足が速く
男性二人はピン傍によせてボギー
亜矢子と洋子は残り4yを2パットのパーで上がった

第2組はアレックスジャパンの副社長ジャック へリントンが1番
ティーグランドで素振りをすると低い弾道で飛び出したボールは
綺麗なフェードボールで左の林を超えてフェアウェイの右側に落とした
距離は1組のアレックスJrにあと僅か届かなかった
2番手はアルタの小谷美佳がレディースティーからまっすぐなボールを打つが
フェアウェイ200yを越えたあたりに留まった
3番目の篠原涼子も綺麗なスイングで力みは見られなかったが
小谷美佳とほぼ同じところをキープした
最後はアルタの内野誠二だが小谷美佳が
「先輩 頑張ってくださいね」
この一言で緊張してしまい 打ったボールはスライスし右のバンカー手前に
落ちた 浅いラフでボールは見えるが 残りの距離が220yと長かった
内野誠二がジャックに
「ここはドローボールの方が攻めやすいでしょ なぜ?」
「ええ 最初の2,3ホールは真直ぐがあのようなボールになるんですよ」
ジャック へリントンは第2打を乗せたが40cmのパーパットを外して
全員がボギースアートとなった

第3組の1番はアルタの高橋で数回素振りをして打つと綺麗に左の林を
巻いていったがフェアウェイ左250yのサイドバンカーに捕まった
2番目はアレックスジャパン副社長ジャック へリントン
夫人のナタリー へリントンがスイングした
ボールはフェアウェイ真中だが230yとドラコンには届かなかった
3番目のカトリアーナは練習どおりのスイングが出来た様子で
フェアウェイ左に飛ばしたが洋子のドラコンに50cm届かなかった
最後の由紀枝は左の林方向を向いて素振りをして打つと
綺麗な弾道で林をすれすれに越え 距離も出て1組目の洋子を
オーバードライブしドラコンの旗に自分の名前を記入した
カトリアーナが由紀枝に
「おめでとうございます 凄く良いボールね」
「ふふふ 練習場でレッスンを受けたのよ それから良くなったわ」
由紀枝はレッスンを受けた時に大根と男根を聞き間違えた事を思い出し
くすくす笑っているとカトリアーナが聞いてくるので説明した
カトリアーナもお腹を抱えて大笑いした
「ふふふ でもそのお陰で上手に打てるなんて凄いわね 私も実行するわ」
3組目は由紀枝とカトリアーナがパーで上がり高橋とナタリーは
ボギースタートとなった

最終組がティーグランドで打つのを待っているとトランシーバーが鳴った
「こちら第1組 田所洋子です 2番ホールニアピンは50cm位です
対象者は私 田所洋子です 宜しくね」
第1組は洋子と田中がバンカーに入れ洋子は第2打目をピン50cmに
寄せてパーで上がり田中は2オン2パットのボギー
Jrと亜矢子は1オン2パットのパーで上がった
4組1番目はニーナ・ニーナの浜野由貴が最初に打ち距離は出ないが
フェアウェイ真中で230y付近だった
2番目は同じくニーナ・ニーナの安田桃子が浜野由貴とほぼ同じと場所に
打ちフェアウェイ真中だった
3番目は靑山祐子が素振りを数回した後打ち由紀枝のドラコンを抜いたかと
思わせたが1mほど届かなかった
最後は神山の番で左の林に向って素振りをすると真直ぐな弾道で林の上を
飛び超えてボールが見えなくなった
暫くしてトランシーバーが鳴ると
「こちら3組 由紀枝ですが 今 打った方は何方ですか?
フェアウェイは外れましたが ピンまで70y位のところですよ」
靑山祐子が
「今のは神山さんよ そんなに飛んだの?」
「ええ 私が歩いている脇に落ちてきたわ もうびっくりよ
もう2m位でフェアウェイなの 残念ね」
「神山さんのボールね 真直ぐに林を越えていったわ だからね
神山さんに伝えますね」
「は~い 分りました お願いしま~す」
祐子は神山に由紀枝からの報告を伝えると
「へぇ~ そんなに飛ぶんだ よかったよ 綺麗に超えてくれて」
「そうですね 林超えはリスクがあるから狙わなかったですよ
でもあの弾道を見ると試したくなりますね」
「うん 女性の場合260y出せば完全に超えるでしょ
まだまだ始まったばかりだし これからもあるから試してはどう」
「ええ そうします」
このホールは神山と祐子が2オン2パットのパーで由貴と桃子が3オン
2パットのボギースタートとなった
1番ホールの女性ドラコンは由紀枝で金貨5枚を獲得 男性はJrが獲得した






.

2012年10月4日木曜日

Vol.817 紫陽花 -6-51



神山の蒼いBMWに由紀枝と祐子 カトリアーナが乗り
洋子の真紅のポルシェには由貴 桃子 亜矢子が乗った
アルタの高橋には内野 田中 小谷美佳が乗り
アレックスJrには ジャック夫妻 篠原涼子が乗った
ゴルフ場に着くと神山がフロントでプレーの手続きをすると各人が
プレー用紙に氏名を記入してロッカーキーを受け取った
神山もロッカーで着替えると早速練習グリーンでパットの練習をした

暫くして全員が練習グリーンに集まり話をしながら練習をしていると
「富士コース アウト8時12分スタートの神山様
恐れ入りますがキャディーマスター室までお越しくださいませ」
神山は練習を止めて洋子と一緒にいくと
「神山様 あの 同じクラブを使用される方に何か目印を付けて下さい
1組の田所洋子様 桜川亜矢子様 3組のカトリアーナ様 庄司由紀枝様
4組の青山祐子様 浜野由貴様 安田桃子様 のクラブが同じで間違えると
大変な事になります お願いします」
神山は洋子と相談をすると該当する女性を連れて来て
「ねえ 同じクラブでキャディーさんが間違えるから印をつけるわ」
洋子は事務員に3色のマジックをかりるとシャフトの付け根に印をつけた
桜川亜矢子はクラブヘッドの後ろ側にもマジックを塗り分るようにした
全員が印をつけると洋子が神山に
「そうよね 同じクラブだと 間違えるわよね」
「うん しかしシャフトの付け根に印を付けるとは良いアイデアだね
助かったよ ありがとうございます」

そのころ練習グリーンでは高橋とJrが話をしていた
「どうしたんですか Jr」
「ええ 先程クラブを見たところ呼ばれた女性は皆同じクラブでしたよ
キャディーさんが分らなくなるので何か印を付けたのでしょ」
「えっ 7人が同じクラブですか、、、」
「そうですよ 私の会社でしたよ それもニューモデルでした
全員パターまで揃えてあるので 135万円のセットですよ」
「えっ 135万円、、、本当ですか?」
「ええ キャディーバッグも新作だしシューズも新作でウェアも新作ですよ
たいしたものですね」
「へぇ~ 何から何までアレックスの新作ですか はあ~」
「神山さんのクラブも新作ですよ あのクラブも女性同様バランスが良くて
振り抜きやすく非常に良いクラブですね
残念ながら私のモデルは2年前のモデルです」
「へぇ~ そんなに違うんですか クラブって」
「ええ 他社のクラブはよく分りませんが うちのクラブだと
データーを見なくても振っただけで違いが分りますよ」
「へぇ~ そんなに違うのか」

篠原涼子と小谷美佳も練習グリーンで話をしていた
「ねえ篠原涼子さん どうしたのかしら 7人も」
「ええ あの7人ね うちのクラブで同じニューモデルなのよ
だからキャディーさんが間違うのでどこかに印を付けているのよ」
「へぇ~ ニューモデルって 高いの?」
「ええ パターまで揃えているから135万円のセットね 凄いわ」
「えっ 135万円?」
「そうよ ニューモデルで全国発売したばかりなのよ 高いけれど
バランスが良くて振りぬきやすいのが特徴で雑誌や口コミで売れているわよ」
「へぇ~ でも庶民には手が出ないわね」
「そうね 私も買いたいけれど手が出ないわ」
キャディーマスター室から戻った神山が練習グリーンにみんなを集め
「では そろそろ1番ティーにいきましょう」
全員が揃って1番ティーに向かい1組目の順番を決めた
筒に入っているステンレス棒を順番に引くと最初が田中 次がアレックスJr
3番が桜川亜矢子で最後が田所洋子の順番になった
神山が洋子に
「では ドラコンや二アピンの旗はお願いしますね
ドラコンは数が多くて大変ですけれど」
「ええ 大丈夫よ 任せておいて」






.

2012年10月3日水曜日

Vol.816 紫陽花 -6-51



「7時20分に集合 お願いしますね」
「ええ 了解です では」
「昨日はよく寝られた」
「ええ 内野君もぐっすり 今日は大丈夫でしょう」

高橋達3人がレストランを出ると神山と洋子もレストランを出た
洋子は部屋に戻って仕度をしてから集合場所に来ると言った
神山はレストランを出ると1階のティーラウンジでコーヒーを飲んだ
暫くすると参加者がやってきて神山の周りのテーブルに着いた
全員が居る事を確認するとトランシーバーを取り出し
「このトランシーバーを自由に使ってください 各組1台ずつです
それからルールの変更です
ドラコンホールはショートホールを除いて全てのホールに変更です
各ホール男性ドラコン 女性ドラコンと男女を分けます
なので 先行する組にドラコンが無い場合はこのトランシーバーで
必ず後の組に教えてくださいね
それからティーグランドにプレイヤーがいる時は電源OFFです
これは絶対に守ってくださいね
ドラコンホールの景品は男女別々1ホール毎 本物の1オンス金貨5枚です
従いまして そのホールでドラコンが無かった場合は次のホールに
持ち越しで10枚になります
最終ホールの場合はルール通りです
ニアピンはグリーンに乗せピンに一番近い人がニアピンの権利獲得です
ただし女性の場合第2打目のグリーンオンも有効とします
あの~女性で第1打目がグリーンオンした場合はそのボールがニアピンの
対象となります 間違わないようにお願いします
例えば第一打目がグリーンオンしていて第2打目がピン傍でもこれは
対象外ですから あくまでグリーンにオンした場所が対象です
何か 質問はありますか」

「はい あの~ 女性はレディースティーから打っていいのでしょうか」
「ごめんなさい はい その通りです」
「は~い 分りました」
「他には?」
「あの グリーンオンって グリーンエッジとかカラーとかエプロンと
呼ばれているグリーン廻りがありますが あそこはグリーンですか」
神山は洋子と相談をして
「グリーンはあくまでグリーンです ですからエッジやカラーと
呼ばれている場所にオンをしても対象外です いいですか」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「他に質問はありますか」
「あの ドラコンですが フェアウェイでも刈り込んだ部分が在りますが
それはやはりラフでしょうか」
「はい ラフです 微妙な時にはキャディーさんに聞いて判断をしてください
ドラコンはフェアウェイのボールが対象です お願いしますね 
あと質問はありますか?
あの~ 本日はスコアで全員スクラッチのゲームでもあります
1打500円です」
「それって負けるとどうなるんですか」
「はい 例えばビリになり全員に1打差で負けるとみんなに500円ずつ
支払う事になります」
これを聞いた女性軍から
「そんな無茶ですよ 女性が負けると分っているでしょ
それにビリで全員のマイナス分が100になると5万円ですよ いやだわ」
「まあまあ 今回のハンデを見ていただくと分りますが
男性が良いスコアを出しても女性が申告通りのスコアなら
多分女性が上位を占めます なので ビリにはなりませんよ
だから1打が500円x15の7500円と考えてください
以上ですが 他に質問は?」

全員が無いというので神山は各運転手に車を玄関につけるよう指示し
フロントでチェックアウトの手続きをした
「神山様 今回はありがとうございます これからもお待ちしております」
追加料金の発生はなく玄関に戻ると全員が車に乗って待っていた
椿総支配人が神山に
「神山様 これからも利用をしてくださいね」
「ええ 近いうちに伺いますよ こちらこそお願いしますね」
椿は神山に封筒を渡し
「神山様 気持ちですから 受け取ってください」
神山は頷き受け取るとバッグにしまいお辞儀をして車に乗った
「さあ 行きますよ」
神山は椿総支配人や矢田部愛に手を振りゴテンバ グランド インを
後にして御殿場カンツリーに向った






.

2012年10月2日火曜日

Vol.815 紫陽花 -6-51



6月20日 土曜日 快晴
「おはよう 早いね」
「ふふふ だって昨夜は早く寝たもん ねえまだ時間あるでしょ しよう」
神山は昨夜 亜矢子や由紀枝と交わったが早起きをする為に早い時間に寝た
「おいおい もう時間が無いよ 仕度をしてレストランに行かないと
だってほら 幹事だからみんなより早く行かなければ ねっ」
「そうね 私たちはまだゆっくりして時間前には行くわよ」
「うん お願いします」
神山が由紀枝とキスをしていると亜矢子が目を覚まし
「まあ ご馳走様」
「やあ おはよう 僕はこれからレストランに行ってみんなを待つよ」
「そうね 幹事さん お疲れ様です」
「そうそう 亜矢子と由紀枝はゴルフが終ったら自宅でしょ」
亜矢子と由紀枝が
「ええ そうよ 明日お仕事だからパーティーが終ったら帰るわ」
神山は10万円を出して5万円ずつ亜矢子と由紀枝に渡し
「帰りのタクシー代と夕飯代です 少ないけれど」
亜矢子と由紀枝はニコニコして受け取ると由紀枝がキスをして
「ねえ 今度は4人でプレーをしましょうよ 祐子さんもいれて」
「うん 時間を作るよ」
神山は仕度をすると亜矢子と由紀枝にキスをして
「じゃあ 頑張ってね」

神山は亜矢子達の部屋を出ると確認の為に自分の部屋に戻った
カードキーを差し込んでも内側からロックされ扉が開かなかった
神山が諦めているとドアが開き昨夜のフロアレディーが
「おはようございます 神山様 次回はご指名お願いしますね ふふふ」
そういうと神山にキスをしてエレベーターに乗った
部屋に入るとJrが神山をみて
「おはようございます 神山さん ありがとうございます」
「良かったね お互い内緒にしようね」
「ええ了解 奥さんが出産でSEXしていないから 久しぶりでしたよ」
神山は自分の持ち物を確認してJrに
「Jr 食事が終ったら7時30分にここを出ます
海側1Fのティーラウンジに7時20分頃来るように仲間に伝えて下さいね」
「了解しました でも神山さん 幹事で大変ですね」
「うん まあ仕方ないでしょ」
神山は自分の荷物を持って3階のレストランに行くと洋子達が来ていて
「おはようございます ねえ もうすぐ開くそうよ」
「ありがとう それで海側1Fのティーラウンジに7時20分集合を
みんなに伝えて欲しい お願いしますね」
「ええ いいわよ」

6時30分にならないのに全員がレストランに入ると神山と洋子も入り
朝食を一緒に食べた
「昨夜 待っていたのに もう 由貴さんも桃子ちゃんもがっかりよ」
「うん 昨夜は早く寝たよ それから今夜はどうするの?」
「ええ やはり帰るわ ごめんなさい」
「いいよ 無理をしてお母さんに怒られると大変だよ」
「ありがとうございます」
「そうしたら 帰りは来た時のメンバーで帰って貰えるかな
それと美佳ちゃんを何処まで送るかだね」
「ええ 3人とも上原の駅で良いと言っていたわよ」
「洋子は 僕の家からタクシーで帰れば大丈夫だね」
「ええ そうするわ」
「よかったらフェアレディーZで帰ってもいいよ」
「まさか 母親が気絶するわよ 演技でなくて」
「うんわかった」
神山と洋子はビールを呑むと普段なら追加をするが今朝は自粛した
洋子とパーティーの進行やパーティー代の事を話していると亜矢子が
「おはようございます 神山さん洋子さん ご馳走様でした
それで神山さん ここを出る時に一応フロントでサインをしてくれる
宿泊代など全て込みで申し込みをして前金で支払いを済ませているけれど
念のためにお願いしますね」
「うん 色々と便宜を図ってくれてありがとうございます 
では7時20分に1Fのティーラウンジ集合をお願いしますね」
亜矢子と由紀枝はニコニコして頷きレストランを出て行った
「ねえ 亜矢子さんはどこの車に乗るの?」
「うん 美佳ちゃんをアルタの高橋さんの車に乗って貰い僕のところが
1名空くから乗せても良いし ゴルフ場まで10分くらいだから
誰の車で気を使わなくても大丈夫だと思うよ」
「そうね ゴルフバッグを間違えなければ大丈夫ね」
アルタの高橋達3人が神山のところに来てニコニコして
「山ちゃん ありがとうございました」
神山もニコニコして頷くと





.

2012年10月1日月曜日

Vol.814 紫陽花 -5-50



神山がみんなに
「何を呑みますか」
高橋が
「山ちゃん ここの料金は?」
「大丈夫だよ もう済ませてあるから どんどん呑んで」
それを聞いて高級なブランデーを注文すると
フロアレディーもカクテルを注文した
暫くするとダンサーがアルコールを運んできたので神山がTバッグに
5千円札を挟むとダンサーはブラを外し神山の顔に乳房を押し付けた
「わぁ~ もう駄目だよ 苦しい」
高橋達は笑い高橋が
「こちらにも頼むよ」
そう言うと隣りのフロアレディーが高橋の耳に口を寄せ小さな声で
「いいわよ 触っても」
隣りのフロアレディーがブラウスを脱ぐと合図したのか全員が脱ぎ始めた
ダンサーが神山とJrの手を取ると二人は席をたちダンサーが高橋達に
「他の席に行きますね 楽しんでね」

そう言うと神山とJrは高橋達に手を振って別な席に移った
高橋達の席には4名のフロアレディーが残り
ブラジャーの上から乳房を触らせていた
ステージでは別のダンサー2名が先ほどと同じ様な衣装で登場した
女性が見てもうっとりするようなレスビアンショーが行われた
官能的な音楽にフラッシュライトとスモーク 撮影現場を観ている様だった
席を移った神山とJrはブランデーのお代わりをした
官能的な音楽が今度はハードな音楽に変わった時に
筋肉隆々の色黒い男性ダンサーがストレッチのビキニで現れた
ステージでは2人の女性がその男性を取り合いしているような  
コミカルだけどエロチックなショーが続いた
女性が横になり男性の唇が下半身に行った時
神山の隣りに座るフロアレディーが神山の手を秘所に導いた

「そうだ 忘れていたよ Jr悪いけれど先にでるよ ごめんなさい
今夜は部屋に戻れない だからここの女の子と一緒に楽しんでね」
「本当か でもいくら掛かる?」
神山はフロアレディーに聞くとJrの横に座っているフロアレディーが
「絶対に内緒よ あなたなら5万円で良いわよ」
「そうか 分った」
Jrはフロアレディーに5万円を渡すと
「ねえ もう少し楽しんでからお部屋に行きましょうよ
時間はたっぷりあるでしょ いいでしょ」
Jrが頷き神山に
「神山さん OK 今夜は最高」
神山はJrに手を振ると隣りのフロアレディーに出口を案内して貰った
「いいんですか お客様」
「うん お仕事を忘れていたよ」
神山はフロアレディーと腕を組み出口に着いた
「あのね 明日6時30分に朝食をするんですよ
だから遅刻をしないようにフロアレディーに伝えてくれるかな」
フロアレディーはニコニコして神山にキスをすると
「はい 畏まりました このドアの向こうはVIP様専用の化粧室です」
そう言われモニターを見ながら誰もいない事を確認して開扉した

神山は化粧室の鏡で自分の格好を点検しそこを出て自分の部屋に行くと
着替えをし現金が入ったバッグを持って亜矢子達の部屋に向った
「ふふふ 早かったわね 遊んでこなかったの」
「当たり前でしょ そんな事したら亜矢子と由紀枝に失礼でしょ」
「わぁ~神山さんて いい事言うのね ふふふ」
神山は着ている物を脱ぐと由紀枝が丁寧にハンガーに掛け
「さあ お風呂にはいろうか?」
由紀枝と亜矢子は頷き缶ビールを持って浴室に入った
「ねえ ツルツルってどう?」
「もう ツルツルじゃないよ 髭が生えた感じですよ ほら」
由紀枝と亜矢子が神山の下半身を触ると確かに少しざらざらしていた
「さっきも少し感じたわ ざらざらが クリトリスにいいわよ
でも もう少し伸びるとチクチク痛くなるわね そうしたら当分しないわ」
「おいおい 人の毛を剃っておいて もう それはないでしょ」
「ふふふ でも1週間もすれば大丈夫でしょ
1週間逢わないようにすれば良い訳だから私は大丈夫よ」
「もう かってな事ばかり言って」
神山は由紀枝と亜矢子の乳首を触ったり吸ったり愛撫をした
「ねえ もう出ましょうよ 早くベッドでしたいわ」






.