2012年12月31日月曜日

Vol.905 紫陽花 -11-56



ウエイトレスはニコニコして厨房に戻りオーダーを入れた
生ビールと生の牛肉が運ばれると4人は乾杯をして食べた
神山が
「味が濃厚で期待出来るね 前回より美味しいよ」
「そうね 今夜は柔らかくて美味しいお肉が期待できるわね」
そんな話をしていると シェフが神山のところに来て
「過日は勉強になりました 本日は最高のお肉を食べて頂けたらと思います」
「やぁ こんばんわ お願いしますね それに合うワインをお願いします」
「はい 畏まりました 最初は野菜類や魚介類をお持ちいたしますが」
「ええ ステーキも準備が出来次第 持って来てください」

シェフは丁寧にお辞儀をすると 厨房に戻っていった
料理が順番に運ばれ 野菜や魚介類も美味しく頂け
シェフの美味しいステーキが運ばれると 由紀枝が
「わぁー 柔らかくてジューシーで美味しいわ ねぇ祐子さん」
「ええ 美味しいわね うん 口の中で蕩けるわ」
「ソースも美味しいし お肉もこれが牛肉っていう感じ」
「うん お乳の味が嫌味なくて いくらでも食べられるわ」
「そうそう 私たちのおっぱいの味かしら ふふふ」
由紀枝と祐子はよほど嬉しいのか 楽しく話をして食べていた
神山はステーキの量が少し少なめだったので ウエイトレスを呼び
「申し訳ないけれど ステーキだけ単品でお願いします
それで にんにくをもう少し効かせて下さい お願いします」
ウエイトレスはニコニコしてお辞儀すると厨房にオーダーを入れた
暫くするとウエイトレスが大きな伊勢海老を持って来た
「これはシェフが考えたメニューで 是非食べて頂きたいとの事です」
みると 伊勢海老を縦半分に捌かれ 焼かれたものだが 一口食べ
「うん 凄く美味しいよ バジルとオリーブオイル にんにくと
ブラックペッパーが微妙に絡み合い でも甘さがあって非常に美味しい」
3人の女性たちも神山同様の評価で ウエイトレスは
「良かったです シェフも喜びますよ」
ウエイトレスは ニコニコしお辞儀をして厨房にさがった
神山達は ステーキに満足をして食事を終えると部屋に戻った

神山がソファーでブランデー呑み寛いでいると洋子が
「ねえ モテリコでコートを買わない?」
「えっ だって洋子は買ったでしょ」
「ううん 祐子さんと由紀枝さんの分よ」
「うーん 今回は1千万円しか持って来ていないんだ」
「ふふふ 私が軍資金 1千5百万円持って来ているわ」
「えっ 1千5百万円も もう、、、大丈夫?」
「大丈夫よ それに軍資金をそんなに使っていないでしょ
来月になればアレックスの軍資金も入るし ねっ」
神山達は3階のショッピングモールにある『モテリコ』にいった
先日洋子に買ってあげた毛皮のコートが飾られていて
「由紀枝に祐子 それを着てごらん よかったら買うよ」
二人は一瞬驚いたが 顔を見合わせニコニコして
「本当ですか 気に入ったら買って頂けるんですね ふふふ ねぇ祐子さん」
神山は店長に話すと コートを由紀枝に着せてくれた
「凄く暖かくて 軽いわ 気に入りましたー ふふふ 祐子さんよ」
由紀枝は脱ぐと祐子に着せてあげると 祐子も
「ほんと 軽くて暖かいわ 私も気に入りましたぁー」
神山は店長にこれに合うブーツも出して貰うと由紀枝が
「穿きやすそうなブーツですね」
そういいながら穿いて 店内を歩くと
「うん 歩きやすいわね 大丈夫 はい祐子さんどうぞ」
次に祐子が穿き 店内をお尻を振って歩いた
3人は大笑いしたが祐子は
「うん お尻を振って歩いても 歩きやすかったわ 大丈夫よ ふふふ」
神山は店長に御殿場グランドインのカードを見せると
「神山様 いつもご利用ありがとうございます もう神山様のことは
覚えさせて頂きましたので 次回からはカード提示なしで大丈夫です」
店長はニコニコして神山にお辞儀をしていた
「こちらのコートは900万円ですが30%offでブーツは80万円ですが
こちらも30%offでご提供させて頂きます 如何でしょうか」
神山は頷くと洋子から1千万円を受け取り372万円をギフトカードで
支払い コートとブーツを自宅届けにして貰った
「神山様 このお二人にぴったりのバッグがございます こちらです」
店長が陳列台からバッグを持って来ると祐子や由紀枝は
「わぁー 素敵なバッグね でもどうかしら」
由紀枝と祐子はコートを着て バッグを持つと洋子が
「大丈夫よ似合っているわよ ねぇ私も欲しいわ ねえ神山さん」
神山は150万円のバッグを買うことに決め店長に
「これはどの位引いてくれるのかな」





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2012年12月30日日曜日

Vol.904 紫陽花 -11-56



神山は簡単な宿泊手続きをするとカードキーを渡されて
「ご夕食は3箇所とラウンジをご利用できます
ご朝食は2箇所とラウンジがご利用できます」
フロントが詳細を説明したあとにポーターが荷物を運んでくれた
最上階にあるスィートルームは広くて部屋の真中に浴室があった
「みんな ちょっと会社に電話をします ごめんね」
神山は3人に断るとGプロの高橋に電話をした
「考ちゃん 神山です」
「山ちゃん こんばんわ どうしたの」
神山は今見てきた 彫刻の森美術館の夜間照明のことを説明した
「それはいいアイデアですね そうすれば会場内も明るくなるし
御殿場線からも充分に見えるよ アッパーとライン照明をやりましょう」
「それで クライアントだけではなく 県庁にも納得してもらう為に
大至急 PC処理で 製作してくれないかな」
「うーん 山ちゃんの言う事分かりますが 順番にやります
今夜も11時までやるつもりで がんばっていますよ そうそう
明日も休みなしです 頑張ります」
「うん それが出来たら クライアントに説明して 県庁だ うん
考ちゃん 頼むから お願いしますね」
「了解ですよ 本社にも依頼してNNや鈴やフード 頑張っていますよ
本社も明日の休日返上で 頑張っています なので照明の件は
それが出来た後でないと PC処理が出来ないんですよ」
「そうだね ごめんごめん お願いします」

「どうもお待たせしました お仕事終了でーす」
「もう 早く露天風呂に入るんだから お仕事ばかりで」
「うん ごめんごめん さあ では入ろうか」
神山が由紀枝のワンピースを脱がそうとすると キャァーキャァーいい
逃げ回り 洋子と祐子が助太刀し神山はベッドに倒された
「ごめん もうしません 誤ります」
仰向けに寝ている神山のおちんちんを3人は ポンポンと叩き大笑いした
神山だけ取り残され 3人は露天風呂に入った
冷蔵庫から缶ビールを取り出し 3人に渡し
「ねえ 入れてくれるかな?」
「いいわよ ねぇー」
「そうよ 入ればいいじゃん そんな気にしないで」
神山はどうしたものか 考えたが思い切り入る事にした
「ねえ 今夜はステーキハウスにしようか?」
「ええ 多分美味しくなっているわよ そうしましょう」
由紀枝は事情を知らない祐子に先月の出来事を掻い摘んで説明した
神山も缶ビールを貰い 一口で呑干すと新しい缶ビール冷蔵庫から
持ってきて みんなに配った
群青の夜空を眺めていると 由紀枝と祐子が神山のおちんちんを触り
「きゃぁー まだ小さいわ どうしたの ねぇ祐子さん」
「そうそう 小さいわね ふふふ」
祐子と由紀枝は立ち上がると お尻を突き出し神山に見せた
「おいおい 大事なところがまる見えだよ」
洋子がおちんちんを触ると 大きくなっているので
「ねえねえ 大きくなったわよ」
「えっ ほんと わぁー」
洋子と由紀枝 祐子ら3人は肉棒をしごいたりキスをしたりした
「わぁー 硬くなったわ 不味いわね もう止めときましょうよ 洋子さん」
「そうね これからだと お腹が空いているし ねぇー」
3人は神山から離れると ペチャクチャ話し出し由紀枝が
「神山さーん 早くステーキを食べに行こうよ」
「そうですよ 早く行きましょうよ」
神山は完全に弄ばれ 意気消沈した

4人は丹前を羽織ってステーキハウスに行くと受付でカードキーの
確認があり受付嬢が
「カウンターとテーブル席とどちらにされますか」
神山は3人に聞くと景色の見える窓際の席が良いと言うのでテーブルにした
「ふぁ~綺麗 祐子さんほら 見て」
由紀枝と祐子は窓から見える強羅の夜景を堪能していた
窓際に由紀枝が 隣に洋子が座り神山は洋子の正面に座った
神山は外を見た後に生ビールを頼み
「出来れば 焼いてくださる牛肉を生で食べたいのですが、、、」
「ええ 構いませんよ ニンニクとしょうがをおろした
しょうゆたれで宜しいですか?」
「ええ お願いします それと特に人気のあるステーキは有りますか?」
「はい ございますが 神山様は最高級のお肉を使わせて頂きますが」
「ありがとうございます それでしたら そのお肉も
2人前でお願いしますね」
「はい 畏まりました」





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2012年12月29日土曜日

Vol.903 紫陽花 -11-56



タクシーでは神山が前に座ったので 女性たちは後ろでキャーキャーと
話していて 少し騒がしいと思ったが 何も言わなかった
鎌倉宮に着くと 神山は売店で缶ビールを買い求めみなに配った
「神山さーん 頂いて文句言えないんですが たまにはジュースとか
お茶が良い時もありますよ」
「うん 分かった」
そう言うと 売店で熱いお茶を3つ買い みなに渡した
祐子や由紀枝はクスクスと笑い 洋子は呆れていた
車一台が通れる狭い道を歩いていると 平山画伯のスタジオが右手に見え
更に少し歩くと瑞泉寺に着いた
総門で200円払い 石畳を進むと左右に坂が分かれていた
右側をゆっくりと登ると右手に竹林があり そこに紫陽花が咲いて
午後の斜光を浴び 花が生き生きと浮き出ていた
山門をくぐると 左手に鐘楼がありそこにも紫陽花が咲いていて
みなで記念撮影すると 休憩所で一休みした
ベンチに座りながら 傍にある紫陽花を撮影し楽しいひと時を過ごした
本堂裏の石庭を見学した後 鎌倉宮まで戻り タクシーを待った

「今日は紫陽花ばかりで とても楽しいわ 東京に居るとこうやって
時間が空いたら見ることが出来るなんて いいわね」
「うーん 逆に近すぎて余り見に来なくなったね
ほら 観光客が多いから 平日の方がいいし でも平日も多いかな」
「ふふふ 贅沢な悩みね 御殿場には無いわよ いいわね」
タクシーが来ると 神山は鎌倉駅に戻り 江ノ電に乗車した
極楽寺で降りると 極楽寺や成就寺を見て周り 鎌倉まで戻った

「さあ それでは紫陽花のライトアップを見ましょうね」
神山は国道134号線に出ると 左に海岸を見ながら走った
途中 江ノ島で給油をし 飛ばすが土曜日の午後なので
多少 混みだし西湘バイパスまでは ゆっくり走った
二宮ランプで西湘バイパスに入ると いつもの調子で走り
箱根湯元までは1時間も掛からないで到着した
神山は駅前で3人を降ろすと 近くの有料駐車場に止めた
みんなのところに戻ると 箱根登山電車の線路脇には紫陽花が見ごろで
3人ともデジカメで撮影をしていた
時間的に少し早く ライトアップまで乗車は待つ事にして撮影した
神山も3人をモデルにして 紫陽花を撮影していたが
「ねえ 神山さん なんで下からばかり撮影しているの 嫌だぁー」
「ほら 紫陽花が綺麗に入らないんだよ 普通に撮影すると
ちょこんと上のほうに写るだけだからさ それで下から撮ったんだ」
由紀枝はデジカメのモニターを見てみると 確かにそうで
「ふーん 分かりました ふふふ パンツを見たいのかと思ったわ」
その話を聞いていた 洋子と祐子は大笑いした
話していると 直ぐに暗くなり紫陽花にライトアップされた
3人は 綺麗といいデジカメでライトアップされた紫陽花を撮影した
「ねえ 神山さん どう 綺麗でしょ」
「私のも見て 綺麗でしょ」
神山は祐子と由紀枝の写真を見て頷いていると 祐子が
「神山さん 3人の写真を撮って」
デジカメを渡され 神山は少ししゃがみ 背景にライトアップされた
紫陽花をいれ撮影をした 
祐子や由紀枝が見に来て 顔が暗いのでがっかりしていたが
「分かった ごめん フラッシュを使います もう一度ね」
神山は先ほどと同じアングルでフラッシュをたき撮影すると
「わぁー 綺麗 ありがとうございます ふふふ」
由紀枝や祐子 洋子が納得してくれたので 電車に乗ることにした

電車は箱根湯元駅を出ると右側斜面に紫陽花が咲いていて
ライトアップされると 幻想的な世界に引き込まれた
ボックス席のマド側に祐子と由紀枝が座り 楽しそうに話しながら
紫陽花を撮影をしていた
洋子と神山はそんな二人を 微笑ましく見て洋子が
「良かったわね あなた ふふふ」
神山が祐子の方をみると 洋子はニコニコして頷いた
途中スイッチバックを2回行い 彫刻の森美術館が見えてきて
照明が夜空に映え 幻想的な世界を醸しだしていた
「わぁー 綺麗ね おとぎの国みたい あそこだけ別世界ね」
「そうそう ほんと綺麗ね あれでチカチカしたらクリスマスかしら」
神山は二人の話を聞いていて はっと思いついた
GOLで使えるかもしれない

電車は強羅駅に着き タクシーで ザ ホテル 強羅までいった
神山はフロントでTJカードを見せるとフロントが
「いらっしゃいませ 神山さま お待ちしておりました」





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2012年12月28日金曜日

Vol.902 紫陽花 -11-56



由紀枝はデジカメを祐子に渡すと 鐘楼の紫陽花の前で写真を撮って貰い
次は神山と並んでいるところも撮影してもらった
「わぁー 祐子さんって 上手ね ありがとうございます」
祐子と洋子は神山とのツーショットは撮影しなかったが 一人の写真は
撮影した 神山が3人一緒の撮影すると洋子が
「あーあ やっぱりお姉さんになるわね」
それを聞いた祐子と由紀枝はクスクス笑いだした
4人は奥にある菖蒲畑をみて 鎌倉街道に戻った

神山は次に紫陽花寺(明月院)を案内した 
ここも5月に来た時には 本当に蕾が可愛らしかったが
今はまだ蕾を持った株もあるが 涼しさを感じさせた
観光ピークとあって 人の流れにのり 山門までいくが 中に入っても
観光客で一杯なので 記念撮影は取りやめた
しかし 洋子 祐子 由紀枝は思い思いに 風景やみんなを撮影し
紫陽花の花に囲まれて 嬉しそうだった
神山は今夜のホテルに電話をするので 女性たちと離れた
以前 宿泊した強羅のザ ホテル 強羅へ電話をすると スイートが
空いていたので 大人4名でキープした
神山は洋子たちを探したが 見つからないので 携帯電話をかけると
「ふふふ 直ぐ後ろに居ますよ もう 何処見ているの」
神山は後ろを振り向くと 3人がニコニコして
「私たちより いい女いた?」
神山は何も答えられず
「さあ 次は浄智寺にいきます はぐれない様にね」
洋子たちは 後ろで はぐれるのは神山だと話をしていて
「うん 何か言った」
洋子たちはクスクスと笑い 神山の後ろを楽しそうにおしゃべりしながら
歩いていると 洋子が
「ねえ 向こうから来るの 町内会の叔母さんだわ どうしましょう」
神山はとっさにみんなに
「いいかい 会話は英語だよ 分かったね」
由紀枝や祐子は 訳が分からなかったが 英語で話をした
運良く 洋子の母親はこちらに気がつかないで 通り過ぎたが 神山は
用心のために 浄智寺まで英語で会話をした

浄智寺に着くと神山が
「はい 英語のテストは終了です ありがとうございます」
「もう 神山さんなんなの 突然 ねえ祐子さん」
「うん 事情は後でお話します では紫陽花を見に行きましょうね」
山門までの緩やかな階段の左右に紫陽花が綺麗に咲いていた
特に 太鼓橋を渡り右側奥が竹林で 緑の空間に紫陽花が浮き出て
幻想的な光景を見ることが出来た
3人ともデジカメで アングルを変え何枚も撮影していた
神山が山門を背景に3人並ばせ 記念写真を撮影した
ここは他の寺に比べると紫陽花を見るところが少ないので
有料駐車場へ戻り BMWで鎌倉に向かった
トンネルを越え下ると鶴岡八幡宮を左に 鎌倉駅近くの有料駐車場に
車を止めた

「さあ 少し早いけれど 昼食にしよう」
神山は3人を駅傍の蕎麦屋に連れて行った
「わぁー おしゃれなお店ですね」
「うん 現実から逃避できるだろう なかなか心安らぐお店だよ」
店内は全て座敷でテーブル席は無く 仕切りは籐で出来ていた
壁は杉の木を焼き黒くしたもので 落ち着いて食事が出来た
神山は仲居に生ビールとおつまみでてんぷらや鳥の照り焼きなど頼んだ
直ぐに生ビールが運ばれると 神山は
「えっー お疲れ様です かんぱーい」
みんなで乾杯すると 由紀枝が早速
「神山さん 紫陽花寺の英語はなんだったの?」
神山が洋子の顔を見ると 頷いているので
「えっー実は 英語で話そうというときに 洋子の母親が近づいて着ました
そこで 由紀枝をアテンドしているお芝居をしました 以上です」
「ごめんなさい でも 母は気がつかなかったわ 紫陽花を見ていたわ」
「へぇー そうか 休みで鎌倉って 不味いわね うん」
「そうね これから楽しいのに 不味いわね ふふふ ねぇ洋子さん」
「まぁ 意地悪」
洋子は顔を真っ赤にして 笑ってしまった

神山達は日本酒を呑みながら 楽しく食事を終えると
「では 今日はちょっと外れたところに行きます」
神山が精算し駅前でタクシーに乗った
「鎌倉宮までお願いします」





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2012年12月27日木曜日

Vol.901 紫陽花 -11-56



6月27日 土曜日 快晴
「神山さん 起きてください もう」
由紀枝は神山のおちんちんを引っ張り起こすと
「わぁおぉー 痛いぃー 分かった 起きます」
神山と由紀枝は昨夜 ベッドでもSEXをし 神山が降参をした
「ねえ 早くシャワーを浴びてくださいよ もう7時よ」
神山は由紀枝の言う事に従い シャワーを浴びるとビールを呑んだ
「ねえねえ サラダ缶詰って 簡単でいいわね」
「うん?」
「うん さっきちょっと食べたの 美味しかったわ
今 冷蔵庫で冷やしているから もっと美味しいわよ」
神山はサラダ缶詰が売れると思い 一安心した
「さあ 出来ました 今日は和洋折衷だけど 勘弁してね ふふふ」
由紀枝はそうめんスープや缶詰など 神山から貰ったお中元の御裾分けを
ふんだんに使い 調理した
神山は缶ビールをだし由紀枝と呑みながら 朝食を食べた
「うん いけるね 生のサラダと比べても遜色ないよ 美味しいよ」
由紀枝はもう一皿サラダを冷蔵庫から出し
「じゃ こっちはどうかしら?」
神山は何も考えずに 端を進めたが
「あれっ こっちの方が美味しいよ パリパリと歯ごたえがあるし」
「ふふふ 今食べたのがサラダ缶詰よ 先ほどのは2日前のレタスなの」
「へぇー そうか そんなに違うんだ 美味しいよほんと」
「でしょ 私だったら 安売りの時に纏め買をするわ」
「まあ 当分の間は無いと思うけれど ホテルで買えるはずだよ」
神山は経緯を掻い摘んで説明し 伊豆高原ホテルにも試食して貰っている
事を伝えると 由紀枝は
「絶対にこの缶詰だったら 買うわねみんな だって野菜を
好きな子ばかりよ お昼に食べてもいいし 夜食べても大丈夫だし
ふふふ それに原価で食べられるメリットがあるわ」
「そうだね 仕入れ値で食べられれば 絶対に欲しい一品だよね」
「きっと GOLでも売れるわよ でも貴方って凄いわね 見直したわ」

食後 神山はいつものように30分横になると 頭がしゃっきとした
「さあ 由紀枝 支度は出来ましたか」
「ええ 大丈夫よ そうそうデジカメを忘れていたわ」
由紀枝はデジカメをモテリコのボストンに仕舞うと 神山と腕をくみ
駐車場まできた
蒼いBMWに由紀枝を乗せると 神山はゆっくりと車を出した
いつものように45分で渋谷に着くと思ったが 予定より早く着いた
「ここって2回目だけど やっぱり 大きな街ね」
都会を見るのは2回目だが由紀枝には何もかも新鮮に見えた
サラリーマンや学生が多く人の多さにもビックリしていた
洋子と待ち合わせたシブヤ ハイアット ホテルのタクシー乗り場には
5分程早く着いたが洋子と祐子が待っていて手を振った
「やあ おはよう」
「わぁー祐子さん おはよう 洋子さんおはようございます」
「さあ 乗って そしたら由紀枝は後ろに行って祐子と一緒で良いでしょ」
「でも、、、」
「良いわよ 由紀枝さん 私が後ろに乗るから」
洋子と祐子が後ろに乗ると由紀枝はニコニコして神山を見つめてキスをし
「わぁ~ 素敵よ 嬉しいわ」
由紀枝は洋子と祐子を無視して嬉しさを表現していた
蒼いBMWは再び首都高に入って鎌倉を目指し飛ばした
横浜横須賀道路を朝比奈ICで下りると北鎌倉まで行って有料駐車場に
車を止めると神山は
「では 紫陽花ツアーの始まりでーす」
神山は最初に東慶寺の紫陽花を見学した
先月きた時も カメラマンが多かったが この時期は特に多く
三脚を構えているカメラマンは 見学者の事を考えずにいた
石畳の参道を我が物顔で三脚を構えているカメラマンが居て 神山は
「もしもし 写真もいいけど 考えて撮影してください」
カメラマンが神山を睨むが 神山の言う事が正しいので 三脚を参道から
外しアングルを決め直していた

何年か後 北鎌倉、鎌倉とカメラマンの三脚持込が禁止されるようになり
アマチュアカメラマン達は不満を口にしたが 結局は 自分達が
自分の首を絞めることになった
カメラマンの不道徳さで電車を止めたりし モラルの向上を望むが
ごく一部のカメラマンによる 暴走でイメージを悪くしている現状だ

「先月と全然違うわね 綺麗ね祐子さん」
「ほんと ブルーとパープルの組み合わせや 白でしょピンクでしょ」
「ねえ 祐子さん 写真とって」





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2012年12月26日水曜日

Vol.900 紫陽花 -10-55



「はーい 待っています」
「そうそう お泊りだからね お願いします」
「わぁー 分かりました 待っていまーす」
神山は電話を切ると洋子に電話をした
「はい 洋子です どうしたの」
「うん 明日だけど 祐子と合流してください」
「はーい 分かりました それで私が祐子さんに電話をすればいいの?」
「うん お願いしますね 9時でお願いします」
「ふふふ 由紀枝さんに言われたのね」
「、、、、、、、」
「ふふふ 頑張ってね では」
神山は電話を切ると なにか調子が出なくため息をついた
「どうしたの ため息ばかりついて」
「うーん なんだかこの頃 可笑しいんだ まあ気にしないで食べよう」
二人は握りも食べ 神山はお腹一杯になった
女将がフルーツのデザートを持って来ると由紀枝が
「素敵ですね メロンもこうすると綺麗」
神山がフルーツを眺めていると由紀枝が
「食べないんだったら 今夜はお・あ・ず・け ですよ」
神山はしぶしぶ食べると 日本酒の酔いがどこかに消えていった
あーあと思いながら 無理やり食べると由紀枝が
「あーあ 感謝の気持ちが全然ないわね もう もっと美味しそうに食べて」
神山はニコニコしながら 美味しいといい全部食べた

「じゃ 女将精算です」
「きょうは5千円でいいよ」
神山は1万円を出すと女将はニコニコして
「はーい 次に取っておくね」
二人は駅前寿司を出ると神山の運転で 由紀枝のマンションに着いた
部屋に入ると神山はソファーに座り由紀枝に
「缶ビールをください」
由紀枝は頷くと 2本持って神山の隣に座った
「はい どうぞ 喜んでいたでしょ 祐子さん」
「うん 凄い喜びようだった でも行き先を伝えていないのにな、、、」
由紀枝は神山から鎌倉行きの話が有った時に ゴルフのパーティーで
祐子が一緒に行きたいと話していた事を思い出した
直ぐに祐子に伝えると 神山は泊りがけで出かけるとしか言われなかった
と言われると 由紀枝は祐子に 神山さんに話すから一緒に行けるよと
伝えると 祐子は喜んでいた
「まあまあ 余り深く考えないで 呑みましょうよ」
神山は明日の運転があるので 控えていたがビールを呑んだ
「そうだ由紀枝 忘れるところだった 明日のおかず ちょっと待ってね」
神山はボストンバッグからサラダ缶詰を取り出し 由紀枝に渡した
「由紀枝 これはねサラダ缶詰で 明日の朝食で食べようね」
「へぇー でも何も印刷されていないよ」
「うん 試作品でアンケートを取っているんだ これはグランドインの
椿さんにも話をして 従業員に試食してもらう事になっている
だから 月曜日には会社で食べられるよ」
「へぇー ってことは生と同じくらい美味しいの」
「うん 凄く美味しいよ 驚いたもの まあ 明日のお楽しみだね」

「さあ お風呂に入ろうか」
「はーい 準備しますね」
由紀枝が湯船に湯を張ると
「ねえ 洗濯物を出してくださいね 着替えはあるし」
「うん そうだね」
「いいわよ 準備OKでーす どうぞ」
神山はショーツ姿になると 洗濯機の中に肌着や靴下を入れた
「ねえ シャツはどうするの 洗濯すればいいのに」
神山は裸でシャツを取りに行くと
「もう ぶらぶらさせて ほんと ぶらぶらね ふふふ」
神山はGパンを除いて 全て洗濯機に入れた
シャワーで簡単に汗を流すと 湯船に浸かった
外には小さな星が輝き 明日は晴れるだろうと思った
「失礼しますね ふふふ」
由紀枝もシャワーで簡単に汗を流し 大事なところを石鹸で洗った
湯船に入ると 神山の隣に座り 一緒に星空を眺めた
片手で神山の下半身を触ると
「わぁー 伸びてきてるわ 良かったわね ふふふ」
「もう チクチクしたよ ははは もう懲りました」
由紀枝は神山にキスをすると おちんちんをしごき始めた
神山も由紀枝のクリトリスを触ると
「あーあ 気持ちいいわ 久しぶりだもの いいわぁー」
神山はだんだんと 愛撫の動きを早くすると 由紀枝は喘ぎだし
「駄目よ いきそうだわ あーあ いいわぁー あっ」
中指をヴァギナにいれ 更に愛撫を続けると 由紀枝は
「駄目っ いくっ あっ あっ うっー あっー」
由紀枝は腰をがくがくさせると 果ててしまった





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2012年12月25日火曜日

Vol.899 紫陽花 -10-55



「由紀枝 素晴らしいよ 最初のころと球筋が全然違うよ うん凄い」
「ほんと 嬉しいわ」
「うん 今のタイミングを忘れないように練習するしかないね」
「はーい 頑張ります ふふふ」
「では お寿司に行きますか」
「ねえ 部屋に戻る?」
「由紀枝は」
「うーん 私はこのままでも大丈夫よ」
「うん では行きましょうか」

神山の運転で 御殿場駅前寿司の暖簾をくぐると 大将が威勢良く
「いらっしゃいませ お待ちしていました おーいビールサービスだよ」
「はいよー ビールサービス」
威勢がいいのは大将だけでなく 息子たちや女将も威勢が良かった
「いらっしゃい いいの向こうでなくて」
「うん 今夜は大丈夫です いつものおつまみをください」
「鮮魚盛り合わせ 照り焼き お願いねー」
「あいよー 鮮魚大盛り 照り焼き5つだよー 頼んだよー」
「鮮魚大盛りー 照り焼きー5つ 了解ー」
神山はここに来ると なにか元気を貰えそうで 好きなお店だった
「ねえ 神山さん内緒よ」
「うん」
「亜矢子さんもしかしたら 辞めるかも知れないわ」
「ああ お母さんの事だね」
「なんだ 知っているの もう つまらない」
「そこまでだよ 知っているのは 教えてよ」
「それで 家を建てるんだって 貴方と相談したいって言っていたわ」
「うん 時間がね 由紀枝と逢うのにも難しいし うーん」
「そうね でも早い時期に相談にのってあげて」
「わかった もう相談者の行列だよ」
「えっー そんなに女を作ったの もう」
「違うよ 恋愛の相談とかさ 結婚の相談とかなどなど」
「へぇー 凄いじゃん アドバイザーね」
「うん ニーナ・ニーナのメンズアドバイザーに成ったよ 昨日」
「えっ NNのメンズ またぁー あそこは婦人服だもん 駄目よ」
「それが本当の話なんだな 副社長と同じだよ それでね
出来たジャケットを着るんだって そのうちにシューズやバッグさ」
「わぁー ほんと 凄いですね そうするとこのファッションが変わるの」
「うん 基本はこのファッション路線だよ だから婦人と路線が
少し違うけれど シンプルで上品なデザインをするそうだ」
「へぇー 凄い なんでも出来ちゃうのね 見直したわ」
「ははは 子供は出来ないけれどね」
「もう ばーか 当たり前でしょ なに考えているの 幻滅ー」
「ははは まあまあ 食べようよ」

「神山さん 美味しいしめ鯖があるけど 食べる?」
「わぁー 食べますよ お願いします ねえ由紀枝」
「ええ お願いします ふふふ」
女将がしめ鯖のおつまみをだすと 神山と由紀枝は一口食べて
「うん いけますね 美味しい ねえ由紀枝」
「美味しいわ 久しぶりに美味しいものを頂きました 幸せー」
女将はニコニコして
「日本酒2合サービスだよー」
「はーい 2合2本サービス」
「おいおい 女将2合を2本なんて 大丈夫?」
「大丈夫さ さあ どんどん呑んでね」
「ありがと」
由紀枝は日本酒を美味しそうに呑んでいるが
神山は車があるのでセーブしながら呑んだ

「ねえ 祐子さんはどうしたの?」
「うん お留守番だよ なんで」
「一緒に鎌倉に行きたかったなー」
「そうか」
「うん ゴルフのパーティーの時に話していたんだ だから ふふふ」
神山は由紀枝の優しさに 心を打たれ
「分かった 呼ぶよ 明日合流だ いいね」
「ほんと 嬉しいなぁー」
神山は祐子に電話をした
「神山ですが」
「わぁー どうされましたか 大丈夫?」
「うん 明日朝に渋谷 9時に来てください 洋子も一緒だよ」
「えっー 嬉しいわ ありがとうございます」
「うん 洋子に電話をするから 合流するところを確認してね」





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2012年12月24日月曜日

Vol.898 紫陽花 -10-55



「はい 洋子さんに伝えます」

神山は洋子にNN東京支店の部長秘書辞令が出る事を伝えた
「わぁー 凄いわね ありがとうございます」
「うん 頼みますよ 調整が忙しくなるけれどね」
「それで いつ伺えばいいんですか」
「うん 今からでもどうぞって だからポストは用意してあったんだと思う」
「そうね では行ってきますね」
「うん 僕も出るから 一緒に出ようよ」
神山はボストンバッグを持って部屋を出る時に
「そうだ Gプロに話してくるよ 今夜も11時まで仕事だし
洋子はこのまま帰っていいよ 何も無いし 何かあったら携帯まで」
「はい そうしたら支度します ちょっと待ってね」
神山はGプロに行くと高橋に
「僕は用事で居なくなります 田所さんも帰りますので 何かあったら
携帯まで連絡をくださいね」
「了解 月曜日を楽しみにしてね」
「うん 分かりました」
神山は洋子を蒼いBMWに乗せるとニーナ・ニーナのビルに着いた
「じゃ 帰りはタクシーでお願い それと明日9時に渋谷」
「はーい 雨だから気をつけてね」
「うん じゃ」

神山は蒼いBMWを発進させると 渋谷で首都高速に乗った
東名高速に入るとスピードを上げたが タイヤはピタリと路面に吸い付き
運転に不安は無かった
青山を出た時に3時30分だったので4時半には充分間に合う時間だった
御殿場ICを降りると由紀枝のマンションまではすぐだった
駐車場にBMWを止めると 由紀枝のマーチがあるので駆け足で
マンションに入った 入り口で部屋のボタンを押すと
「はーい 今 開けますね」
自動扉が開き エレベーターで最上階に行くと 由紀枝が待っていた
「お帰りなさい ふふふ」
「やあ 久しぶり」
由紀枝は神山に抱きつくと キスをして
「残念ね これだと夕食は 駅前寿司になるわね」
「うん 仕方ないさ さあ部屋に入れてください」
「ふふふ そうね でも嬉しいわ 私の事ちゃんと覚えていてくれて」
「うん ほら庭に紫陽花が咲き始めたんだよ だから思い出した」
神山は部屋に入ると ジャケットを脱いで ソファーで寛いだ
由紀枝が冷蔵庫から缶ビールを取り出し グラスに注ぐと呑んだ
「わぁー 美味しいな」
「ふふふ いつもでしょ もう」
「サブマネージャー どうですか」
「楽しいわよ それに部下も言う事聞くし 大丈夫よ」
「そうか 良かった 急に特進だろ 下からの突き上げって
結構 きついものがあるでしょ 特に女性の場合は」
「ええ だから私は たまたまサブですが まだまだここの人間に
成りきっていませんから 悪いところは陰で言わないで
私に正面から 話してください でないと減俸対象ですって
みんなの前で はっきり言ったの そうしたら笑われたけどね」
「へぇー 凄い事を言ったね」
「だって 人事考課はそうなっているのよ だからその事を言ったの
でも みんな良く教えてくれているわよ 大丈夫よ
それに私を怒らせると 怖い事分かるから ふふふ」
「えっ 何かあったの?」
「ううん 雰囲気で分かるんじゃないかしら それに最初のイメージが
あるでしょ ほらモテリコのスーツで挨拶したでしょ」
「ああ そうだね うん 分かるよ じゃ練習に行こうか」
「はーい 行きましょうね」

「由紀枝 凄く上手になったね ナイスショットばかりだよ」
「ほんと 嬉しいわ 実はね 夜勤の時に密かに練習しているの
ほら レッスン書なんかに書いてあるんだけど タオルでできるでしょ」
「ああ タオルを使って 素振りをするんだね」
「そうそう ちゃんと振り切れないと タオルが巻きつくでしょ」
「うん なるほど それで上手になったんだ」
由紀枝の打つボールは殆ど真っ直ぐに飛び 距離も出ていた
神山は振りぬく時の力が強ければ もっと距離が出ると教えた
由紀枝は言われたとおりすると ボールがフックし始めたので
クラブヘッドを放り投げる感覚で振りぬくと フックが出ないと教えた
由紀枝は練習熱心で 曲がりだすと修正をし その繰り返しをした
暫くして神山が後ろから見ていると ボールが低い弾道で飛び出し
距離が出るようになった






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2012年12月23日日曜日

Vol.897 紫陽花 -10-55



神山もサラダ缶詰にだんだんとはまり込んでいった
「ねえ お昼はどこに行こうかしら 雨が強いもの」
「店のうなぎにするか」
「ええ そうね ではいきましょう」
神山たちは店のうなぎ屋へいくと 仲居が奥の座敷に案内した
「えーっと 蒲焼のおつまみと 湯葉のおつまみ 生ビールかな」
神山は注文すると 仲居は襖を閉め出て行った
暫くすると生ビールとなま湯葉などおつまみが運ばれた
「洋子 今回祐子は外したんだが どうしようか」
「えっ 今までそんな事 私に相談した事がないのに どうしたの」
「うん 単純だよ どうしようかなって」
「私は何も言えないわ 貴方が決めてください」
「そうだよな なんか調子が可笑しいな なんだろう、、、」
「ふふふ 毎晩祐子さんに降参しているんでしょ」
「まさか そんな事はないよ でも降参する回数が増えた事は事実だね」
「まぁ 大変」
「うん 初心貫徹 今回は外します」
神山がそういうと蒲焼が運ばれてきた
二人は美味しく食べ終わると神山はギフトカードで精算し
次長室に戻ると 神山はいつものように昼寝をした

神山は30分寝ると頭がスッキリした
「洋子 銀行に行ってきます」
神山は銀行の窓口でスイス銀行入金手続きをした
「神山さま 60億で間違いございませんか」
「うん 口座を間違えないよう お願いしますね」
窓口嬢は神山に言われた口座番号を丁寧に入力した
スイス銀行は日本の銀行と違い 残高がペーパーで分からないように
なっていて 電話で確認す方法が取られていた
神山は直ぐに電話すると 口座番号と暗証番号を聞かれ 答えると
残高の案内だけ教えてくれた
神山は入金した金額があっていたので 窓口嬢にお礼を言った

次長室に戻ると何も無かったので
「ありがとう 少しGプロに行ってくる」
神山がGプロの部屋に行くと 高橋が田中や内野のデザインを見ていた
「考ちゃん どう 進み具合は」
「ええ 大丈夫ですよ 昨夜も11時までやりましたし今夜も同じです」
「うん でないと 予算は取れました出来ませんでは 恥ずかしいからね」
「そうですね それで県庁にはいつ持っていくんですか」
「うん 出来上がって クライアントに見せてからだから
大体 1週間ぐらいでしょう 大丈夫でしょ」
「ええ 基本プランは変わらないし 山ちゃんのデザインが生きるから
修正でいけるから 来週の月曜日には山ちゃんに見せられるよ」
「うん それで手直し2日として やはり1週間だね」
「そうですね 頑張りますよ」
神山は時計を見ると3時を少し回ったので 部屋を出て次長室に戻った

「ねえ 昨日頂いたニーナ・ニーナの包みは確認されましたか」
神山は気がつき 次長席の上に出すと モーガンが2千万円で
筒井が1千万円包んで来てくれた
「すっかり忘れていたよ でも銀行が閉まったから 引き出しに仕舞うよ」
「もう 大切な事じゃないですか 私 頂くわよ 本当に ふふふ」
「おいおい 勘弁してくれ」
「でもいいわね NNの紳士服なんて 絶対に素敵よ 早く見たいわ」
「でも 基本デザインは この格好だよ あとは素材だね」
「ええ 素敵よ 私が男だったら 毎日着ているわ」
「そうか まあ デザイナーに任せるよ
そうだ NNで専属秘書の辞令を貰わなかったな どうしようか、、、」
「大丈夫ですよ もう一杯頂いていますから」
「うーん ちょっと待って」
神山は筒井に電話をして 洋子の専属秘書の件を伝えると
快く引き受けてくれ NN東京支店の辞令を発令すると話した
「それでしたら 私はそちらに伺えませんので 本人に渡してください」
「うん それから昨日の辞令も一緒に渡しておきます」
「ところで役職は」
「うーん 部長秘書でどうだろう」
「筒井さん 私はアドバイザーですが、、、」
「うん山ちゃんは 副社長と並ぶ権限を持っているよ 上は支店長だが
私より権限はあると モーガンから言われ そのようになっています」
「へぇー 凄いですね」
「うん 私を抜いたんだよ ははは 困った人だ 山ちゃん」
「ははは そんなに困らないでくださいよ では何時がよろしいですか」
「うん 今からでもいいよ 準備は直ぐに出来ます」





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2012年12月22日土曜日

Vol.896 紫陽花 -10-55



「それでNNメンズをGOL限定販売します プロモーションビデオや
CMなどアルタと契約しました 洋子さんお願いします」
洋子は契約書を内藤に見せた
内藤は嬉しいが声を失っていた
「如何でしょうか」
「や、山ちゃん ほ、本当の話ですよね」
「ええ それで話はもう進んでいますよ 勿論プランですが
プロモーションビデオのコンテも頭の中にありますし」
「えっ そ、そこ、そこまで詰めているの、、、へぇー」
「驚かないでくださいよ しっかりしてください 部下がお手柄立てたのに
褒めてくださいよ もう ねぇー洋子さん」
「うん ありがとう 素晴らしすぎて 頭の中がパニックって」

神山は昨日の出来事を話すると スタジオで出来ない事はないが
臨場感や雰囲気を出すんなら そこで撮影した方がいいと言った
神山は午前中なら出来るだろうと答えた
「いやー 山ちゃん 凄いないつも驚いているけど 凄い それでそれは」
神山はサラダ缶詰の経緯を話し 試作品が出来あがったので
小田原工場でみんなに食べてもらい アンケートを回収したいと伝えた
「わぁー 本当に爆弾だね 缶詰業界はびっくりするよ」
「ははは 協会理事の私は驚いていませんがね」
「ははは そうだったね うん でも業界は驚くよ」
「そこでパテントの件もあるので社名は伏せてください
それと早期試食 早期回収でお願いします 時間があればあるほど
技術を盗まれますから」
神山は自分で言ってはっと思い
「洋子さん 里香さんに大至急連絡とって」
洋子は携帯で里香に電話すると
「里香さんです
もしもし神山です 先ほどはありがとうございます」
「いえ こちらこそ それでなにか?」
「ええ サラダ缶詰ですが パテントを取得されるわけでしょ」
「ええ そのつもりです」
「なら 試食も限定した方がいいですよ 時間があればあるほど
技術が盗まれます 特に同業者には直ぐに分かるでしょ」
「あっ そうですね 分かりました 早急に手配します
本当に何から何まで ありがとうございます」
神山は電話を切ると洋子に
「よかった 早期試食 早期回収 間に合ったよ」
「よかったですね あなたのアイデアですものね 良かったわ」
「な、なに、このサラダ缶詰、山ちゃんのアイデアなの、、、」
「って言うか 洋子さんと話をしていたら出てきたんですよ」
「へぇー 爪の垢をください」
3人は大笑いした
神山と内藤は御殿場アウトレットの経過確認をして別れた

貴婦人の中で
「しかし内藤社長 驚いていたね サラダ本物以上に美味しいって」
「ええ 私もそう感じたわ 歯ごたえも充分だし」
「でもさ ドレッシングが欲しかったな えっドレッシングかぁー」
「そうね ドレッシングがあると又違うわね」
「でも 出来るんだろうか 兎に角部屋に着いたら電話するよ」
「缶詰の中には一回分だから 鉛筆の太さで充分でしょ」
「そうだね でも 油って瞬間冷凍した後 解凍って出来るのかな」
「そうか そうよね 解凍に時間が掛かったら 台無しね」
「うん 食べる気なくなるもん」
話しているとビルに着き洋子を降ろすと 駐車場に止めた
神山は駆け足でビルに入ると びっしょりと濡れてしまった
次長室に戻るとジャケットを洋子に渡し田宮に電話をした
「はい 田宮です」
「神山です 度々すみません 実はサラダ缶詰ですが ドレッシングって
付ける事が出来ますか って言うのはドレッシングがあるのと無いでは
印象が全然違ってくると思いまして」
「ええ ありがとうございます その件は現在試作をしていますが
解凍に時間が掛かったりと問題があって 今回の試作には外しました」
「はあ やはり考えるところは同じですね」
「ええ 私も考えましたが どうするか試行錯誤しています」
「はい 分かりました では」

神山は電話を切ると洋子に
「やはり解凍に問題があって 今回の試作には外したんだって」
「へぇー でもそうよね あなた流に考えれば 味があった方が美味しさが
倍増するものね ふふふ」
「洋子 そこなんだよ でも解凍が上手く行かないんだな、、、」






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2012年12月21日金曜日

Vol.895 紫陽花 -10-55



購入しますし 昨日のご提案なら間違いないですね 絶対にいいですよ」
里香は神山の顔をみながら ニコニコして頷いた
「ありがとうございます あとはございませんか」

説明が終わると田宮が缶詰を神山に渡し
「昨日の試作品です どうぞ」
神山は缶詰を開けると 真空パックのサラダが綺麗な彩で見ただけで
よだれが出てきた
パックを開けその中に水を入れると 野菜が元に戻り
缶詰に野菜を入れてみて 一口食べると 新鮮で美味しかった
洋子もこれなら 多少高くても売れると里香に話した
林敬子がニコニコして神山に
「あなたはうちの救世主です ありがとう 本当に嬉しいわ」
神山の手をとり両手で握手をした
「まあまあ 普通の事をしているだけですよ ほんと」
林は頭を上げるとうっすらと 涙ぐんでいた
田宮が神山に
「この試作品 3ケース120個あります これを皆様で試食して頂き
ご意見を頂きたいんです お願いします」
神山は快く引き受けると森和幸が車から出してきて 次長室に運んだ
「田宮さん 現在何ケース有りますか」
「ええ まだ試作なので 100ケース限定ですが 一応1ロットなんです」
「そうしたら 若い人などに設定価格で食べて貰いましょうか いいですか」
「ええ お願いします それで何ケースでしょうか」
「ええ 10ケースお願いします」
「えっ10ケースですか こちらの分も含んでですか」
「はい 全部で10ケースお願いします それで卸と設定価格は」
田宮は林と相談して
「卸は100円です 設定価格は300円です」
「わぁー そんなに利益が出るんですね 分かりました
設定価格は崩さずに 試食してもらいます アンケート付きで」
神山は4万円を田宮に渡し 洋子が用意した領収書にサインした
「楽しみに待っていてください」
「はい お願いします」
神山は東都食品の面々をビルの出口で見送ると次長室に戻った
時計を見ると10時30分を指していたがゴテンバ グランド インの
椿総支配人に電話をした
神山はGOLで限定販売する東都食品のサラダ真空パック缶詰を
従業員に食べてもらいたい事とアンケートをお願いしたい事
GOLがオープンしたら お土産で置いてもらいたい事など伝えると
快く引き受けてくれ お土産については生産品を試食してからと言われ
神山も充分大丈夫と話した
電話を切ると伊豆高原赤沢ホテル 総支配人山本清次郎にも椿と同じ内容で
伝えると快く引き受けてくれた
アレックスジャパンのJrにも同様の話をするとOKと言われたので
神山は3箇所の住所をメモして 宅配便で送る手配をした
「さあこれで6ケースさばけたね あと2ケースアルタ小田原工場に送るよ
それから 1ケースはうちで処理をして あとは洋子の知っている
一人暮らしの女性に分けてくれるかな」
「そうね 女性の意見の方がいいでしょ 分かりました
でも 凄いわね 早い決断力は鈍っていないわ ふふふ」
洋子は神山のおちんちんをポンと叩き
「ここはまだ 鈍っているようね ふふふ」
「こらぁー」
神山は洋子のお尻を叩く振りをすると洋子は キャーキャーいい逃げた 

「じゃ 今日は久しぶりにZで行こうか」
「ええ 乗ってあげないと可哀想よ」
神山はサラダ缶詰2ケース持ち 駐車場までかけ足でいった
「わぁー だから傘をさせばよかったのに」
「うん まあ さあ行こうか」
文京区のアルタ本社に着くと 受付で小谷美佳が神山を見て立ち上がり
「副社長いらっしゃいませ」
深々とお辞儀をして迎えてくれた
「おめでとう 良かったね 話は又聞くよ」
小谷はニコニコして内藤に電話をすると エレベーターまで案内した
神山と洋子は社長室に入ると 内藤が
「山ちゃん まさか爆弾じゃないよね そのダンボール」
「いえいえ 爆弾ですよ 日本中が驚く爆弾です」
「えっ またそんなの物騒なもの持って来て 驚かさないで さあどうぞ」
神山と洋子は進級のお礼を伝えた後に
「実は社長 私はニーナ・ニーナ東京支店のメンズアドバイザーに
昨日付けで就任しました 洋子さん見せて」
洋子が契約書を内藤に見せると 内藤は驚いて声が出なかった





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2012年12月20日木曜日

Vol.894 紫陽花 -10-55



「えっ いいんですか?」
「じゃ 仕舞うよ」
「駄目っ 頂まーす ふふふ」
「何かあったら 携帯に電話をください いいね」
「はーい 行ってらっしゃい」
神山は蒼いBMWで銀座の次長室まで向かった

次長室には意外に早く着き 今日の打ち合わせ資料に目を通した
東都食品の単独打ち合わせで 予算だけの話し合いになるので
時間は1時間もあれば充分だった
洋子も直ぐに出勤してきて
「おはようございます この頃早いですね」
「うん 逃げているよ この間から調子が出ないんだ もう参った」
「ふふふ そろそろ 元気が無くなったのかしらね」
「それで 洋子 明日は泊まり出来るかな」
「ええ 大丈夫ですよ」
「うん 由紀枝を鎌倉に連れて行こうと思っている」
「わぁー 鎌倉かぁー 参った」
「どうした」
「ふふふ 母が鎌倉いくのよ 泊りがけで」
「わぁー なんだそれ 不味いな ねぇー」
「そうよね 見つかる確立は1万分の1としても 不味いかなぁー」
「そうしたら 由紀枝と同じような格好をしても駄目かな」
「そうしたら 余計に目立つでしょ 多分無理ね
だってまだまだ元気よ 目や耳はしっかりしているし 参ったなー」
「そうしたら お客様のアテンドってどうだ」
「うーん」
「うん 由紀枝のアテンドにしよう 由紀枝には英語で話してもらう」
「まぁ でも楽しくないでしょ どうかしら」
「由紀枝のアテンドなら 明日の晩泊まりでも理由が出来るでしょ」
「そうね そうしたら 今夜それとなく聞いておくわ
町内会の叔母さん連中でいくのよ 多分お昼ごろに紫陽花寺だと思うわ」
「そうだね 東京を10時に出ても11時に北鎌倉だよ
それとなく聞いてくれる それで明日は9時に渋谷でいいかな」
「ええ 先日のところで9時ですね 分かりました」

洋子が早くに連絡をしてくれたお陰で 東都食品は少し早めに来た
今日は田宮副社長 里香秘書 森和幸営業推進部長 佐久間隆志
営業統括部長 林敬子財務部長 とそうそうたるメンバーだった
洋子がコーヒーをみなの所に配ると神山が
「朝早くからありがとうございます 本日は東都食品としての経費
費用対効果などを詳細をつめ 12億の出資をお願いします」
神山は鈴や食品ブースの東都食品としての役割 地下共有部分の
費用対効果を分かり易く説明した
鈴や食品ブースでは ブースとしての管理は鈴や食品 生産については
東都食品が行う この場合ミニ工場設備は東都食品で準備すること
調理や衛生管理は鈴や食品が行うこと
「簡単ですが なにかありますか」
財務部長の林敬子が
「その場合の 東都食品のメリットは何ですか」
「ええ ミニ工場を見せていくのに 東都食品を訴求します
その美味しい食品をここで食べて頂いています などなどアピールし
美味しさ知名度を上げていくプランです 例えば田宮副社長にご提案した
野菜缶詰は東都食品で製造しています これも訴求します」
「そうすると 東都食品のイメージアップと考えていい訳ですね」
「ええ その通りです GOL限定販売になれば イメージアップは
間違いなくあがり いままで知らなかった人も 購入するようになります」
「分かりました 私からは以上です 12億出します」
「ありがとうございます あとはありませんか」
秘書の里香が
「サラダの真空パック缶詰ですが どの様に位置づけされていますか」
「はい 例えば出回っている缶詰はちょっと高級感があったり
プラスアルファーの要素が多いと思います なので普段購入する客層が
ある程度限定されてきます しかしサラダ缶詰は底辺の客層を広げる事が
出来ます レタスサラダにした場合 レタス1個丸まる使う事はないと
思いますし 日にちが経てば鮮度も落ちます それに一人暮らしの女性が
サラダを購入しようにも 販売しているところはコンビにのように
限られ 美味しさや鮮度にしても 八百屋のレタスには負けます
多少高くても 美味しくて鮮度が良ければそのような客層は
必ずリピートします なので東都食品のイメージアップと購買客層の
拡大が図れると思います GOLで試行錯誤しながら 全国販売でも
いいと思います まずはGOLで限定販売をしっかりします」
「はい 分かりました 私も神山さんの言われている通りだと思います
私もサラダを作るときに 鮮度が良い物があれば 多少高くても





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2012年12月19日水曜日

Vol.893 紫陽花 -10-55



「分かった 今夜 由紀枝のところに行くよ いいかな」
「全然 OKですよ そうそう 早く来て 私は4時で上がれるの
だから ゴルフの練習をしましょうよ ふふふ」
「わかった でもなぜ4時上がりなの」
「私 もう24時間に入ったのよ だから本当は12時上がりなの
でもね連休だから 4時までにしたの 交代時間がスムーズに行くように」
「そうか もう24時間になったんだ サブマネージャー」
「そうよ 亜矢子さんの下だから愛さんと一緒なの ふふふ 楽しいわ」
「わかった では4時30分にそちらに伺います」
「はーい そうそう バーベキューでいい?」
「うん 任せるよ 駅前寿司でも良いし うん」
「では 待っていまーす 嬉しいな じゃ 行ってきまーす」

神山は由紀枝の元気を貰い スタジオにおりると祐子が
「ビールにされますか」
神山は頷くと祐子はソファーのテーブルに用意してくれた
ビールを呑みながら
「祐子 今夜から 戻れない 頼んだよ」
「はーい 帰りはいつですか」
「うん もしかしたら月曜日の夜になる」
「はーい 分かりました そろそろ出来ますよ こっちに来て」
神山はダイニングテーブルに着くと お味噌汁がいい香りがった
「ねえ アサリか」
「ぴんぽーん 美味しそうでしょ」
神山は一口飲むと アサリを美味しそうに食べてしまい
「祐子 御代り」
「まぁ ご飯も食べないで ふふふ」
祐子は椀に注ぐと
「ねえ これって冷凍って分かる?」
「えっ 全然 美味しいよ へぇー 味噌汁も冷凍の時代か、、、」
「ううん お味噌は後で入れるのよ その前の段階で冷凍するの」
「へぇー 凄い事を知っているね 参りました」
「ふふふ 種明かしは 先日ノートパソコンを買って レシピを見たの」
「へぇー ノートパソコン買ったんだ、、、」
「ええ だってあなたのパソコンはお仕事で使うものでしょ
だから自分専用を買ったの ふふふ」
「いくらしたの」
「うん それがね ほらプールの会員だと20%Offで12万円なの
でもね 定価は24万円よ 昨年の秋モデルだって」
「へぇー そうするとスペック的には問題ないわけだ」
「ええ 大丈夫です でもね ネット回線は神山さんの回線を借りてまーす」
「うん いいよ全然 そうしたら自分の部屋に回線を引こうか」
「うん出来たらその方が いいなぁー だってあなたの事務所でしょ
何かあったら 嫌だもん」
「うん わかった」
神山は早速 内藤に電話をすると快く引き受けてくれた
「それから ビジネスですが 今日11時にそちらに伺っていいですか」
「はい また何かやったんですか もう驚かせないでくださいね」
「ええ では11時に」
神山は祐子にアルタから午前中に回線を設置する為に来ると伝えた
「さあ ご飯を頂きましょうよ」
祐子は神山がいない時の出来事や プールの出来事など楽しそうに話した
神山も昨日の出来事を掻い摘んで話をすると
「そうそう サラダって レタスを一つ買ってもその時に丸々使えないわ
だから プラスアルファーの要素があれば 絶対に高くても売れるわよ
私だったら 絶対に纏め買いするわね」
「そうか そんなに関心があるんだ」
「だって 女性の一人暮らしで考えた場合 帰宅時間が遅かったら
お野菜を買うところが無いでしょ コンビニで売っていても 
鮮度が落ちているし だったら多少無理しても新鮮で美味しい方がいいわ」
「ふーん そうなんだ 僕はそこまで考えた事ないんだ なるほど」

食事が終わると神山は洋子に電話をして
「おはよう 今 大丈夫ですか」
「おはようございます」
「東都食品の打ち合わせだけど 9時30分に変更して欲しい
それで 11時に昨夜の件を内藤さんに報告に行きます」
「はい 分かりました もう少ししたら 電話を入れます」
「うん 頼んだよ」
神山は祐子に30分の朝寝を伝えるとソファーに横になった

30分経ち神山は起こされると 主賓室に行き着替えをした
ボストンに着替えや会社の書類など入れ部屋を出ると祐子に20万円を渡し
「これはPC代と僕がいない間 美味しいものでも食べなさい」





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2012年12月18日火曜日

Vol.892 紫陽花 -10-55



3人は大笑いしジョンが店を出て行った
「さあ では僕らも出ましょうか」

神山はタクシーを拾うと洋子に1万円札を渡し 見送った
自身もタクシーでスタジオに戻ると祐子が起きていて ニコニコと
「お帰りなさい」
「やあ ただいま ありがとう 起きていてくれたんだね」
主賓室にいくとシャワーで汗を流していると祐子が入ってきて
「ふふふ 一緒に入りましょう」
神山の返事を待たずに祐子は神山の隣に座り おちんちんを握った
「祐子 3時にメイドクラブの山中さんが来て 持って行って貰ったよ」
「ええ 確認の電話がありました 山中さん 驚いていたわ ふふふ」
「うん 今回は75%だけど 次回もこの位纏まれば78%で引き取るって」
「ええ 良かったわ ふふふ」
神山が湯船から出ると 祐子がボディーソープで体を洗い始め
「祐子 気持ちいいよ 今日は疲れた 本当に疲れた ははは」
祐子は本当か おちんちんを洗ったが いつものように元気が無かった
神山の肩や背中をマッサージすると
「あーあ 気持ちいいなぁー ほんと気持ちいいよ」
祐子は神山の状態を判断して 今夜のSEXは無理と思った
神山は浴室から出ると 珍しくビールで気持ちよくなり
「祐子 こっちにおいで」
ベッドに入ると祐子を抱きしめ寝息を立てた

6月26日 金曜日 雨
神山は久しぶりに気持ちよく目が覚め 祐子を起こさないよう
シャワーを浴び 体をしゃっきとさせた
テラスでビールを呑みながら タバコをふかしていると
外の空気で目が覚めたのか
「神山さん 早いですね」
「やあ おはよう 昨夜は疲れていたみたいだ 直ぐに寝てしまった」
祐子はガウンを羽織ってテラスに出ると 神山に抱きつき
「ねえ ほしい」
神山は頷くと祐子をベッドに運び ガウンを脱がせると
乳房と乳首を愛撫した
祐子は敏感に感じ 乳首を愛撫されると 喘ぎだした
神山は片手で クリットを愛撫するとすでに 体液があふれ出ていた
「あーあ きもちいいよぉー あなた いいわぁー」
祐子は神山の肉棒を掴むと上下に動かし硬くなるようにした
神山も昨日は誰とも交わらなかったので 性欲が貯まっていて
祐子のメリハリある愛撫に 直ぐに反応し大きく硬くした
「ねえ 硬くなったよ いれて」
神山は頷くと 祐子のヴァギナに肉棒を挿入した
膣の中はぬめぬめで するりと肉棒が入った
「あーあ いいわ」
神山はゆっくりと肉棒を動かし始めると祐子の顔がだんだんと崩れ
両足も 自分から広げると 肉棒を奥まで受け入れようとした
祐子は足を上に上げると両手で足を掴み更に広げた
神山は祐子の腰を少し上げると 斜め下から突き上げた
祐子は余りの気持ちよさに
「あっ いい あっ もっと もっとよ そう いいわぁー」
祐子は自分から腰を動かし始め 膣もだんだんと狭まってきた
神山の肉棒の先が 更に充血すると
「あっ あっ いく いくわぁー あっ あっ あぅー」
祐子はがくんと腰を下ろしたときに神山も果ててしまった

シャワーを浴びた祐子が
「ふふふ さあ 朝食の準備をしますね 良かったわ元に戻って ふふふ」
祐子はそういうと ガウンを羽織って キッチンに下りていった
神山はソファーでタバコをふかし 庭を見ていた
【私 鎌倉の紫陽花も見たいなぁー まだ見ていないから】
突然 由紀枝の言葉が脳裏に現れ 逢いたくなった
神山は今日と明日のスケジュールを考えると 由紀枝と逢えると思った
早速 由紀枝に電話をすると
「わぁー おはようございます」
「やあ おはよう ところでお休みはどうなっていますか」
「ええ 明日はお休みよ どうして」
「うん 鎌倉の紫陽花を見ようと思ってさ」
「わぁー 大丈夫よ」
「ねえ そうしたら 翌日の休みはどうかな」
「うーん 難しいけれど 亜矢子さんに聞いてみまーす 待っていて」
電話を切ると由紀枝は亜矢子に電話をして連休を頼んだ
暫くすると由紀枝から
「ふふふ やったぁー OKでーす」





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2012年12月17日月曜日

Vol.891 紫陽花 -10-55



洋子との踊りでも軽快なステップで洋子をリードしていると
「ねえ 祥子さんと昔 あったでしょ」
神山はどきりとしたが もう時候だと思い
「今は無い」
それだけ言うと洋子は腰を付けてきて 神山も軽快なステップにした
二人は慣れたステップで軽快に踊りまわりの人を魅了した
「ねえ 祥子さんよりもっと上に投げてね」
神山は頷くと 曲の終わりを読んでいた
曲の最後になると神山は約束通り洋子を放り投げ抱きかかえて
踊り終わった 周りからは最大級の拍手と指笛が鳴り止まなかった
席に戻るとモーガンが二人に
「素晴らしい 映画でも見ているみたいだ 美しいく綺麗だ」
「モーガン イメージビデオにしましょうよ どうですか」
「おお いいアイデアだ スタジオで作ろう 紳士服と婦人服だね」
「そうです それでGOLをイメージさせるようにすれば
きっとヒットしますよ どうでしょうか」
「うん そうしよう」
神山は名刺を見せ アルタの常務だが7月1日に副社長になることと
アレックスJPのCMもここで製作する事を伝えた
「わかった 神山さんに任せる 経費は言ってくれ 全額出すよう努力する」
洋子は早速 契約書をメモで作った
この時 神山はアルタ担当常務と記されていた
モーガンは頷き サインをして神山に任せたと言った
神山もサインをして 洋子は勿論 アルタ神山の秘書としてサインし
久保が立会人でサインをした
最後に 神山が日時をいれてサインをした
「モーガン プロモーションビデオは 第一弾が好評なら 秋とか冬
そのように考えて行きましょう」
「うん その為にも オープニングのCMが大切だね お願いします」
「分かりました 明日内藤に話をして プランを進めます」
「うん GOL発信メンズファッションだな」
「あっ そのフレーズいいですね 頂です ははは」
4人は大笑いした
話が楽しく実現可能な事ばかりなので カクテルも良く呑んだ

「では神山さん そろそろ失礼します」
「はい 今夜は楽しくお話が出来ました ありがとうございます」
「いやいや NNのためにこんなに熱い男を見たのは 初めてです」
「ありがとうございます」
「筒井さんの目に狂いは無かった いいパートナーが出来て嬉しいよ」
「明日 筒井さんに報告させて頂きます」
「うん そうだ ちょっと待ってくれ」
ポール・モーガンは名刺に自宅と別荘の電話番号を書き入れ
「会社以外は ここにいるよ それで掴まらない時は行方不明だ ははは」
神山も頷き笑い 名刺を貰った
モーガンを見送ると神山は
「洋子 どうする まだ時間が早いな」
「ふふふ ラーメンですか もう嫌ですよ 太るぅー」
曲がバラードからビートの効いたポップスに変わると
「洋子 5曲踊ろうよ いこう」
洋子と神山はセンターで踊りだし 周りと楽しく話しながら体を動かした
3曲目が終わると 神山は少し動きが鈍くなったが 洋子に励まされ
4曲目が終わった時点では 3組のカップルが踊っていた
5曲目の最後まで踊ると さすがに二人とも息が切れた
センターにいるとアナウンスがあり
正装の紳士が現れ バニーガールがクリームピザを皆に渡し
アナウンスがどうぞ投げてくださいといわれると
神山と洋子は顔をめがけて見事にあたり
「わぁー 当ったわぁー」
「ははは やったね」
会場に急にバラードが流れ 神山と洋子はそのままチークを踊った
照明も落とされると ピンスポットが3組のカップルに照らされた

他の2組は途中で辞退し センターでは神山と洋子だけになった
軽やかなステップワークで洋子をリードし 見ていても引き込まれる
流れだった
「先ほどと 同じように投げてね ふふふ」
神山は返事の変わりにキスをすると 周りからは拍手が沸いた
曲が終わりに近づくと 神山は洋子の顔を見て
終わる瞬間に 上のほうに投げると洋子は1回転し神山に受けて貰い
ポーズを決めた
この時は 綺麗で美しく 映画を見ているようだった
神山はみんなに手を振り挨拶しながら 席に戻ると ジョンがやってきて
「神山さん いつ見ても素晴らしい 今度CCAで見せてくれ」






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2012年12月16日日曜日

Vol.890 紫陽花 -10-55



筒井が浜野達に
「悪いけれど 先に帰るよ ごめんね」
筒井が財布から2万円出すと由貴が
「さきほど神山さんから 頂きました なので大丈夫ですよ ふふふ」
「そうか 悪いな」
「そうそう 奥さんを大事にしてくださいね おやすみなさい」
筒井はタクシーで家にむかった
由貴たち4人は
「そうしたら 渋谷でカラオケして 帰ろうか」
「うん でも軍資金が有るんだったら ホテルでカクテルもいいでしょ」
「そうだね じゃカクテルの後にカラオケ」
「もう カラオケに拘って」
4人はきゃーきゃー言いながらタクシーに乗り込んだ

神山たちが乗ったタクシーは赤坂のアフターシックスで止まった
祥子は勿論初めてだったが モーガンは2回目で
「神山さん ここに入れるのか 凄い事だ 私だって入れないんだ」
神山は多くを語らずに 店に入るとバニーガールにカードを見せた
バニーガールが席を案内すると神山はモーガンに飲物を聞いた
「神山さんと同じでいいです」
「久保さんは何にされますか」
「私は ソコ・クランベリー・ソーダをお願いします」
「洋子はどうする?」
「私は久保さんと同じでいいわ 呑んでみたいなぁー」
「ははは では僕はドライマティニをお願いします」
バニーガールは注文を聞くと バーに戻りドリンクを伝えた
最初に運ばれてきたのが グラスビールなので不審に思うと
「あちらのお客様からです」
バニーガールが指を指すところに ジョン・ブラームスが手を振った
神山と洋子はお辞儀をして挨拶をした モーガンが
「神山さんは ここでも有名なんですね 凄い事です」
「いえいえ たまたまですよ」
みんなで乾杯すると 神山と洋子はジョンに向かってグラスを差し上げ
「洋子 良かったね 向こうも覚えてくれていて」
「ふふふ 忘れないでしょ CCAに欲しいって言われているんでしょ」
「もう 勘弁して欲しいな ははは」
モーガンはCCAも知っているのかと聞いたので
「知ってはいません 3回お世話になりました」
「はぁー 凄いなぁー 本当にデザイナーなのか 分からなくなったよ」
「ははは 僕もそう思います 本業はなんだろうって」
「でも神山さんは なんでも出来る人だ 頑張ろう」
「そうしたら GOLで紳士服を限定販売しましょう」
「おお それはいいアイデアだ」
「リピートが増え 数字が分かってきたら 全国展開 どうですか」
「うん 分かった そうすると夏物からだな」
「ええ そうしましょう」
「うん 目標が出来たから 話は早いぞ 久保さん頼んだよ」
洋子はしっかりとメモをして 契約書は後日パリに送るといい
モーガンと神山のサインを貰い祥子と洋子が立会人でサインをした
最後に神山が日時を記入してサインをした

神山は洋子にデジカメを用意してもらい
「これから 久保さんと踊るから僕を撮影をしてください お願いします」
神山は曲が終わると久保の手をとりセンターに行った
バラードが流れ 神山は4月に踊った時の事を思い出し
「さあ 今日は 格好良く決めるからね 信じてね」
「久しぶり 嬉しいわ お時間を作ってくださいね」
神山は頷くだけだった
二人は慣れたステップで軽快に踊りまわりの人を魅了した
曲の最後になると神山は約束通り祥子を少し放り投げ抱きかかえて
踊り終わった 周りからは最大級の拍手と指笛が鳴り止まなかった
洋子は神山のポーズを撮影したが 上手に撮れなかった
「ごめんなさい こんな感じになったわ」
写真は余りにも神山を意識しすぎて 祥子が半分無かった
祥子が覗くと
「わぁー 半分無いわ ふふふ でも神山さん格好いいわ」
「うん イメージ写真をストックすれば デザイナーにわかり易いでしょ」
それを聞いたモーガンが
「大したものだ そこまで考えているとは 普通は考えないよ
アレックス氏が神山さんに惚れた意味が分かるよ 私も神山さんに惚れた」
4人は大笑いしながら 神山は今度は洋子と踊った

先ほどの踊りで神山の周りには誰もいなくなり 席で見るものが増えた





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2012年12月15日土曜日

Vol.889 紫陽花 -10-55



呼びましょうよ」
「そうだね そうしよう」
神山は上原駅前寿司に電話をして テーブル席を2卓キープした
洋子がワインの準備ができ ワイングラスをテーブルに並べた
祥子がワインを神山から順番に注ぎ モーガンが
「アドバイザー誕生 おめでとう 乾杯」

タクシー2台に分乗し上原の駅前寿司に着いた
祥子はショップに寄り 仕事が終了したら全員駅前寿司に来るよう伝えた
神山と洋子と筒井 反対側には祥子とモーガンが座った
昨日の築地いせ丸より少し窮屈だが 味はこちらが美味しいと話し
神山もアレックス夫妻を招待した時に ホテルオートモより美味しいと
褒めて 一杯食べていった事を話した
モーガンは アレックス氏もここに来たのかと驚いていた
洋子が
「神山さんのお客様は 美味しいものを食べられ 満足しています」
「うん 分かるよ 美味しい フランスでは食べられないし羨ましい」
モーガンもアレックスと同じように 箸が良く動き祥子に注意された
「ははは 美味しくて ごめんなさい」
神山は女将にもっと持って来るよう伝え 日本酒も注文した
女将は心得たもので 氷をどんぶりの大きいのに入れて日本酒持ってきた
祥子が日本酒を勧めると モーガンは美味しいといい 良く呑んだ
そのうちにショップの女の子が入ってきて由貴と桃子が神山を見つけ
「わぁー 神山さん いらっしゃい 副社長いらっしゃいませ」
みんながお辞儀をするとモーガンは 嬉しいのか
「さあ 早くビールを準備して さあ ははは」
女の子たちは隣のテーブルに座り 女将が用意したビールで準備すると
「お疲れ様でした 良く働いてくれてありがとう
そんな貴女たちに 凄いプレゼントがあるんだ この神山さんが
メンズアドバイザーでニーナ・ニーナ東京支店に来られた かんぱーい」 
みんなで乾杯をしたあと 彼女達はざわざわしたが由貴が神山に
「おめでとうございます そうすると出向ではないんですね」
「うん ニーナ・ニーナと契約したよ お願いしますね」
「わぁー これで神山さんが私たちと一緒の会社だなんて 凄いわ ねえ」
「ええ 私びっくりです もう凄いですね」

神山は筒井にアドバイスの頻度を聞くと
「うん 婦人服の場合は1ヶ月に2回くらいだがはっきりとは分からない
だってパリの本社だからね」
「基本的なところで集中すれば 後は流れると思うんですよ
コンセプトがしっかりしていれば 大丈夫だと思いますが 甘いですか」
「ははは 心配はいらないよ 山ちゃんのペースで大丈夫さ うん
しかし 私より給料が高いし 凄い金額だよ 私の5年分だよ ははは」
「でも 上になると知らないところで 消費しますね」
「まあ 仕方が無いな」
「そうそう ここは持ちますよ」
「うん ありがとう それで もう少ししたら帰ります 家内が、、、」
「ええ そうするとモーガンはどうしますか 久保さんに任せますか」
「うん どうだろうか 出る時に聞いてみるよ モーガンはもう一日
日本に居るんだ 明日は鎌倉の紫陽花を見ると言っていた」
「ホテルはオートモですか?」
「うん」
「それだったら 私が楽しいところをご案内しますよ」
「うん それなら久保君にも一緒に行って貰おうか」
「ええ その方が楽しいですよ」
「分かった 帰りにそのように伝えます ありがとう 助かります
しかし スイス銀行なんて凄いところに預金するね」
「ええ 洋子さんが調べてくれたんです ほら潰れないでしょ」
「そうか でもそんなに持っているんだ 凄いな」
「まあ たまたまですよ それに使わないし 貯まるだけです」
「ははは 参った こちらは使わなくても貯まらないよ」
神山はおトイレに行く時 由貴を呼んで
「僕達は別な場所に行くが ここを出たらみんなで呑みに行きなさい
これは帰りのタクシー代と一緒だよ 桃子を頼むね」
そう言うと神山は10万円を由貴に渡した
由貴は頷くと何も言わず直ぐ席に戻った

ネギトロも食べ モーガンの顔がピンクになり 箸も進まないので神山は
「さあ そろそろ出ましょうか そちらは大丈夫ですか 浜野さん」
「ええ 大丈夫です」
神山の勧めで店を出る事になり洋子が精算をした
「じゃあ 浜野さん お願いしますね では」
「はい おやすみなさい」
神山とモーガンら4人はタクシーで赤坂まで向かった






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2012年12月14日金曜日

Vol.888 紫陽花 -10-55



もう1着はスタンドカラーの仕上げになっていた

「山ちゃん ちょっと着てみてください モーガン副社長も居るし」
神山はFRでスーツとシャツに着替えると モデル顔負けの格好良さだった
洋子を初め みな驚き モーガンは神山に近寄り
「うん 素敵だ 筒井さん 紳士服をつくろうよ 素晴らしい」
モーガンは神山と両手で握手をすると何度も頷いていた
神山はスーツやシャツを脱ぎ普段の格好に戻るとモーガンが
「紳士服の基本プランを 神山さんに任せないかね 私は彼の服装を
見ていると シンプルで非常に上品だと思うが どうだね」
「ええ 普通のファッションでありながら 上品さが漂っています
私も副社長の意見に賛成です」
「では ここで契約を結ぼう いいでしょ神山さん」
「大変 光栄なお話ですが 私はファッションデザイナーではありません
そこでアドバイザー契約でしたら 結びます 如何でしょうか」
「分かった 神山さんの言うとおりにしよう
勿論基本デザインの打ち合わせの時には 出席してもらうよ いいね」
「ええ 時間のある限り 私の本職はGOLのデザイナーです
そこのところを ご理解してください」
「わかった 筒井さん パリからデザイナーを2人 こちらに回す
部屋は久保さんのマンションでいいでしょう どうですか」
「はい あと責任者はどうしましょうか」
「うん 最高責任者は久保さんで アドバイザーが優先する どうですか」
「うーん どうだね久保君」
「私は纏め役になります その方が神山さんのお仕事が自由に出来るし
責任者は何人も作らないほうがいいと思います
売り上げ数字などは 組織で管理しなければいけませんが
デザインの時は トップが一人で充分だと思います」
「わかった モーガン副社長 如何でしょうか 日本ニーナ・ニーナより
ニーナ・ニーナ東京支店のメンズアドバイザーとして 来て頂いたら」
「そうですね そうしましょう」
「そうすれば ここだけの契約で済みます 日本ニーナ・ニーナだと
出向という形を取らざる得ません 私のように鈴やも絡みます」
「うん ニーナ・ニーナ東京支店のメンズアドバイザーの誕生だ いいね」

洋子が契約書を英語で製作すると みんなに見てもらった
神山は筒井に 給料と賞与のことを話すと 少し躊躇してモーガンに話した
「うん 筒井さん 販売はインセンティブがあるが 彼は先行投資だ
だから 私が決めてパリから支払いをする どうだろう」
「そうですね ありがとうございます」
「神山さん 給料は日本円で400万円で如何ですか
ボーナスは1600万円で年に3回で如何でしょうか 但し条件が有ります
お召しになられるシャツやジャケットはNNの商品を最優先する
そのうちにメンズシューズやバッグまで製作します それも最優先する
勿論 他社のものを着用出来ない訳では有りません 最優先です」
神山は仕事の時にはなるべく着用するが 普段の格好で合わない時は
着用しない事などモーガンに確認をした
「OK 神山さんに任せれば大丈夫です それでしたら給料は480万円
ボーナスは2400万円出しましょう お願いします」
洋子はこの話も全て英語で契約書を製作するとモーガンから見せた
みなが確認したので 2部作りモーガン 神山 筒井がサインし
立会人 洋子と祥子のサインをした
「モーガン 振込み日はいつですか?」
「ごめんごめん 給料はフランス時間20日 ボーナスはフランス時間
3月7月11月の各10日で土日の場合は翌営業日です」
「分かりました 洋子 追加して製作してくれるかな」
「大丈夫ですよ」
「神山さん それでは口座を教えてください」
神山は少し躊躇したがスイス銀行の口座を教えた
「ただし ここは入金が100万円単位なので 500万円にして欲しい」
「分かった でも凄いですね 私だって口座は作れないんだ」
神山は洋子から契約書の用紙を貰うと口座番号を書き入れた
数字のところには数字の上にチェックを入れ分かり易くした
「さあ 洋子 これで大丈夫ですよ 2部製作してください」

洋子が給与契約書をモーガン 神山 筒井がサインをして
洋子と祥子が立会人でサインをした
神山は先ほどのアドバイザー契約書と給与契約書に日時とサインをし
1部をポール・モーガンに渡し 1部を神山 筒井がコピーを受け取った
神山は洋子にワインと簡単なおつまみの準備を指示した
モーガンは嬉しいのか 筒井や神山と良く話した
「筒井さん モーガンはお寿司はどうですか」
「うん 大丈夫だよ そうしたら上原にでも行こうか?」
「ええ 電話で予約を入れますよ そうしたら ショップの子たちも





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2012年12月13日木曜日

Vol.887 紫陽花 -10-55



神山達はゆっくりと食事をしたので次長室に戻ったのが
14時30分だった 神山は15時5分前に起こしてもらうよう寝た
洋子が55分に起こすと お中元の処分に行くといい部屋をでた
事務館の配送課で待っていると 神山をみて
「すみませんが神山さんは いらっしゃいますか」
「私ですが」
「こんにちは メイドクラブから来ました 山中と言います」
神山は倉庫の鍵を開けると 山中は商品の多さにびっくりした
山中が考えていたのは 化粧箱に入っているものだと思い
ダンボールの中に 商品がじかに入っていたので 驚いた
それでも山中は 部下と一緒に丁寧に一つ一つの定価を
スキャナーで読み込み 確認してから別なダンボールに入れていった
全てが終わると山中は
「神山さん 凄い量ですね 全部で178万円分ありまして 今回は
75%で如何でしょうか」
「ええ お願いします」
「そうしますと 133万5千円です 少々お待ちください」
山中はバッグからお金を出し神山に手渡した
「神山さま 次回もこれだけ纏まれば78%で引き取ります」
「はい では貯まりましたら また電話をします」
山中は丁寧にお辞儀をして 車をだした

神山は次長室に戻ると洋子が不在で メモが無いので化粧室だと思った
次長席に座ると各ブースのデザインを詳細を見ていた
特に気をつけなければいけない所は無く それよりも地下の共有部分に
何処の会社がどの割合で 出資してもらえるか考えた
メインは鈴や食品と東都食品で 次にアレックス 最後にニーナ・ニーナ
出資比率を考えたがニーナ・ニーナはどう見ても20%が上限だと思い
そうなると アレックスと食品で80%をどう振り分けるか 考えた
神山はアレックスのビーフジャーキーやユニフォームの事を考え
50:50の出資でいいだろうと思った
地下共有部分に10億掛けるとすれば ニーナ・ニーナが2億になり
ブースにお金を掛けられなくなってしまう
「ごめんなさい 戻りました ふふふ」
「おいおい おトイレ 長かったね」
「まあ 本社人事に行っていたの メモあるでしょ そこに」
神山は洋子が示した 机のところに貼ってあるのを見つけ
「ごめん 見えなかった ははは」
「それで スイス銀行からメールが来ていたの 私 本社人事のアドレスを
送ったものだから そこに来ていたのよ はいプリントアウトしたものよ」
神山は読んでみると 日本時間の15時から口座を開設したので
利用できる事が書かれていた

「うん ありがとう そうすると 明日入金をするよ」
「ええ 良かったわね ふふふ」
神山は祐子に電話をして 今夜は遅くなる事を伝えた
「そうそう おじ様がこのメモを渡してくれって」
神山は見てみると 口座番号が書かれたものだった
こちらの入金も 明日朝一番で入金する事にした
神山がソファーで寛いでいると ニーナ・ニーナの面々が次長室に訪れた
筒井が神山と握手をすると モーガンも握手をした
神山がソファーを勧めると洋子にビールを出すよう支持した
「神山さん 大変素晴らしい事です 繊維協会の理事になられて
本当におめでとうございます」
「しかしながら 決裁権のない理事ですから お飾りですよ ははは」
「それでも 成りたくても成れない人が沢山居るんです 良かったですよ」
「はい ありがとうございます」
「山ちゃん おめでとうございます それと聞いたよ 鈴や食品の
副社長の件も おめでとうございます」
「まあ あちらも担当副社長ですからね」
「でも時田さんの次に偉いんだからな 大したものです 良かったよ
山ちゃんを味方に付けておいて ははは
そうそう これはモーガン副社長の気持ちです こちらは日本の気持ち
少ないが どうぞ収めてください」
神山は包みを受け取ると モーガンと筒井にお辞儀をして次長席に置いた
祥子が神山に笑顔で
「神山次長 上原も順調に育っています ありがとうございます
それで 私たちの気持ちです 受け取ってください」
神山は包みを開くと デザインシャツが現れた
「わぁー 素敵ですね」
「ええ あのスーツとお揃いのシャツなんですよ パリに型が残っていて
大至急作って貰ったんです たまたまタイミングよくお渡し出来ました」
「山ちゃん シルク100%で縫製はしっかりしているよ」
デザインシャツは2着あり 1着はネクタイを結べるような襟の作りで





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2012年12月12日水曜日

Vol.886 紫陽花 -10-55



神山は少しうそを言ったが 時田はニコニコしてみなを見ていた
東都食品の田宮が
「私はプラン自体は大賛成です ただネックは予算だけです
私も頑張って お金を集めます 神山さんこのB案でお願いします」
「ありがとうございます そうすれば 3ブースの地下共有部分で
強力な展開が出来 ニーナ・ニーナさんやアレックスさんからも
こちらのブースに来れるし 何しろ楽しい空間を行ったり来たり出来る
それも毎週のように各ブースでイベントをしていれば 必ず
リピーターが増えると信じています」

神山の説明が終わり会議が終了すると 田宮が神山に
「神山さん これはパセリの改良です 前回より より美味しいですよ」
そう言うと里香がみんなに缶詰を渡し 戻し方を説明した
時田は早速食べてみたが
「田宮さん これは美味しい 絶対に売れるよ うん」
「社長 ありがとうございます 喜んでいただいて光栄です」
神山や洋子 Gプロの面々も美味しいと話していた
「そうしたら プレミアムレタスですかね」
「そうそう山ちゃん プレミアムレタス いいじゃん ねえ」
田宮や時田も頷いていた
「ところで田宮さん 単価設定はいくらですか」
「ええ そこなんです 今は300円を切るように頑張っているんですよ」
「そうですよね レタスが300円では ちょっと心配ですね
しかし 保存が5年を考えれば どうかなって思うんですがね」
「ええ あとは量をもう少し入れてどうかなと思っているんですが
もともと レタス1個を購入しても 一回で使い切らないんです
そうすると 八百屋の感覚で行くと 50円とか70円になるんです」
「うん そうですね でも機械を動かすのに最低いくらかは掛かるし
非常に 難しい値段設定ですね ただ言える事は この頃 安い商品が
売れているかというと そうではなく 非常に高価なものも売れています
現にニーナ・ニーナさんの売り上げ一つとっても そうです
だから美味しいレタスを供給していれば 必ずリピーターが付きます」
「そうですよね それにGOL限定ですから 物珍しさという部分でも
結構 出るんじゃないかと思っていますよ」

レタスの試食が終わり みんなが退室すると神山は
「洋子 どこに行こうか」
「そうね レタスを食べたら サラダが欲しくなったわ」
「そうしたら 銀座のパスタでも行こうか」
「そうね あそこのサラダも豊富だしね」
神山ははっと思った
「ねえ洋子 レタスだけじゃなくて 色々と混ざっていれば
そのままサラダだよね それだったら300円でも大丈夫だよ」
「そうね 2人前くらい入っていれば充分だし」
神山は早速田宮に連絡した
「それはいいアイデアですね そうですね 早速作ってみます
いやー 神山さんを味方にして良かったですよ 本当です」
「いやいや これは洋子さんの考えですよ では」
神山は電話を切ると洋子に
「田宮さん 喜んでいたよ それからね僕を味方にして良かったって」
「そうよ あなたを敵に回したら お終いね ふふふ」
二人はパスタ店に入ると2階の席に着いた
洋子が言うようにサラダの盛り合わせと生ビールを注文した
「洋子さ 単価の高い野菜をパックの中に入れれば
500円でもいけるかな 例えばパプリカはさ高いけれど 自分で
買った時って 一つを丸ごと使わないと思うんだ サラダに使うんなら
ほんと少しで良い訳でしょ そのような物を混ぜてあげれば 単価が
高くても納得するよね どうだろう」
「ええ 私は大丈夫だと思うわ その方が見栄えもいいし サラダは
この缶詰一つあれば 出来上がりって いいと思うわ
保存が利くので 普通考えられる倍の値段にしても大丈夫よ」
「そうだよね 1個100円のパプリカで50食分 そうすると
1食2円ですむんだ それが5色も入っていたら 喜ぶよね」
「ええ 原価で10円でも 見た目で100円の価値が有るわね」
神山は今の話を田宮にすると 大賛成で試作品を作ると喜んだ
「ははは 田宮さん どんどん八百屋缶詰にはまったよ ははは」
「そうなの 良かったわ どんどんと作って間に合わせて欲しいわね」
「うん そうだね しかし田宮さん 凄いやる気だね」
「貴方が居るからでしょ ほんと出来ないと思われる事を作るんだもの
だって最初はレタスでしょ そこから派生させたじゃない
そのアイデアは素晴らしいと思うし 出来ない事じゃないもん
向こうはプロだし それだけの経験があるから 逆に楽しいでしょ」
「そうだね うん 楽しく仕事をしないといいアイデアは生まれないよ」





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