2013年3月15日金曜日

Vol.979 紫陽花 -14-59



「そんなぁー ねぇー桃子 待っていたものね」
「そうよ 随分と待っていました ふふふ」
神山は二人を乗せるとタクシー会社に電話をして赤坂のスタジオまで呼んだ
車を発進させると スピードを上げて赤坂に向った
今日は日曜日の夜とあって 車の量が少なく 運転しやすかった
赤坂のスタジオに戻ると タクシーが来ていて祐子も待っていた
「あら 祐子さん 待っていたの」
「ふふふ だって一人で先に行ってもつまらないでしょ だからよ」
神山は車をガレージにしまうと ギフトカードを一束持ちタクシーに乗った
3人は後ろ座席に座り神山が前に座り
直ぐにホテルに着くと 祐子がタクシー代を支払い エレベーターに乗った
6Fのステーキハウスに着くと神山が受付嬢に
「先ほど予約した神山ですが、、、」
「はい いつもご利用ありがとうございます お席をご案内させて頂きます」

席に案内されると話題はゴルフの話になった
「それで 成績はどうでしたか?」
「うん 73で廻れたよ」
「えっ 凄いぃー あーあ また離されたわね」
「だけど祐子だって 練習をしているでしょ」
「ええ でもそこまで出せないわ よし明日から気合を入れるぞぉー」
「おお 参ったなぁー」
「コースは何処ですか」
「ああ 先日の御殿場カンツリー富士コースだよ 無風でよかったよ」
「わぁー 早く行きたいなぁー ねぇ由貴さん」
「そうそう 私も練習をしているのよ 実は桃子と夜練習をしているの
ほらナイターで営業をしているのよ 祐子さんに教えたところよ」
「あら そうなの へぇー 私も夜に行こうかなぁー」
ゴルフの練習はみな真剣に取り組んでいるようなので みなに任せた
神山は泰子の事をここで公にしなくても良いと考えみんなに話さなかった
美味しく食べ終わり別れる時に神山が由貴にタクシー代として1万円をだし
「これでちゃんと帰りなさい いいね」
「ねぇー もう1軒行きましょうよ 久しぶりだしぃー」
神山は頷くとアフターシックスに連れて行った
女性たち3人は店内の広さや落ち着いた雰囲気に少し驚いた
席に案内されるとバニーガールが注文を聞いた
今日来たバニーガールは片言の日本語だったので祐子が英語で
ビールを注文するとバニーガールは笑顔で答えた
神山が自分はドライマティニーを注文した
「神山さん 昨日は洋子さんと一緒に またアメリカン ポップスで
踊ったのよ そうしたら観客の輪が出来て 男が誘いに来るの
もう大変だったわ」
「へぇー もてもてだ」
「ええ 踊っている最中に洋子さんとキスをしたの そうしたら反響が
凄すぎて 次の踊りからやめたわ」
「ハハハ レスビアンと勘違いされたわけだ」
「そうみたい だって腕をあまり動かさないで 腰だけで踊っていたでしょ
だから 勘違いされたと思うわ」

「みんな 踊りに行こうよ」
店内はビートが効いた曲が流れると カップルが踊りだしツイストなど
懐かしい踊り方で楽しんでした
「みんな 5曲踊ると 楽しい事が出来るよ 頑張ろうね」
みんなは分からないまま5曲を踊り終えると 照明が中央だけになり
紳士が出てきて中央に立つと バニーガールが4人にパイを渡し
祐子や由貴 桃子や神山が紳士をめがけ投げると みんな顔面にあたり
真っ白の顔になると 周りの客からも拍手が沸いた
席に戻ると神山のところに ジョン ブラームスがきて
「神山さん 今夜は若い女性ばかりで羨ましいですね」
「仕事の関係ですよ でも友達です」
「神山さん 私はバカンスで4週間ほど日本を離れます 携帯番号を
教えておきます 何かあったら電話をください」 
ジョンは神山に番号を教えると神山も番号を教えた
「実は明日の午前中にも洋子さんに話すつもりでした でも会えたので
明日は部屋に電話をしません では」
「楽しんできてください では」
ジョンがテーブルから離れると祐子が
「神山さんって 外国人のお友達がいるんですね」
「ほら 以前 熱海伊豆山 ホテル スキエでカトリアーナといる時に
絡まれたでしょ 大竹組に 覚えているかな?」
「ええ 覚えているわ 怖かったもの」
「その時に協力してくれた人だよ」
祐子は細かい詮索はしないで 神山を見直した
「さあ 踊ってください」





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2013年3月14日木曜日

Vol.978 紫陽花 -14-59



など 殆どの家電製品を揃えた
ここでもギフトカードで330万円を支払い 明日6日月曜の18時に
届けてもらう事にした
「さあ 泰子 忘れ物は無いかな」
「わぁー 多分無いと思いますよ でも 凄いわ」
「ハハハ 泰子の凄いが出ましたね」
「もう 嫌ぁー だって凄いでしょ」
「そうしたら 時々寄せてもらうよ」
「ふふふ 分かりました お待ちしていますね」
「そうだ 引越しやを探すのって大変でしょ ちょっと待ってね」
神山は由貴に電話をすると
「はい ちょっと待ってください 手帳に書いてありますから」
由貴は暫くすると神山に
「、、、、って引越しやさんです ところで神山さんが引越しをするの?」
「ハハハ 僕じゃないよ ごめんね」
「なぁーんだ お友達なのね また増やしたんだ」
「でも 多分知っていると思うよ また紹介するよ」
「はーい お待ちしていますね」
「うん ありがとう では」
神山は由貴から教えてもらった 引越し屋を泰子に教えると泰子は
「でも 引越し代って 結構掛かるでしょ どうしようかな、、、」
神山はボストンから200万円を取り出し
「泰子 このお金は 当面の資金だ 足りなくなったらいつでも言いなさい
いいね」
泰子は一瞬躊躇したが ニコニコして受け取りボストンにしまった
「神山さん なにからなにまでありがとうございます 泰子嬉しいわ」
「うん 僕も泰子が喜んでくれると嬉しいよ それから明日だけど
何時頃部屋に行く予定?」
「ええ 大体5時頃には着いていると思います」
「分かった 僕もその時間に合わせて伺います」
「ええ お願いします」
「それから なるだけ休んで引越しの準備を進めなさい いいね」
「ええ でも本当に何も無いのよ 3日も休めば出来ると思いますよ」
「そうか でも今度の土日は面談が入っているから 出来れば平日の方が
抜けやすいな」
「はーい 来週そこそこにも引越しできるように準備しますね」
「うん じゃ 送っていこうか」
「ううん 大丈夫よ」
「わかった」
神山は泰子にタクシー代として5万円を渡した
「じゃ 明日お待ちしていますね」
「うん 何かあったら携帯まで電話をください あっそうだ 携帯電話を
買うのを忘れていたよ 早速買いに行こうよ」
「大丈夫よ 明日 買いに行くから ふふふ」
神山は携帯電話代として10万円を渡した
「じゃ これで購入してください」
「はーい ありがとうございます」
泰子は手を振って タクシー乗り場に行くと乗車して渋谷を後にした

神山は時計を見ると7時になっていたので 由貴に電話をした
「はーい 由貴です」
「今夜だけど どこかで食べようか」
「わぁー 嬉しいな そうしたら桃子も一緒でいい?」
「うん いいよ 何処に行きたい」
「そうしたら ステーキを食べたいな」
「分かった そうしたらこれから迎えに行きます 大丈夫かな?」
「ええ 後5分したら出られるわ」
「うん そうしたら坂の上にある交差点のところで待っているよ」
「はーい お願いします」
神山は電話を切ると 祐子に電話をした
「お帰りなさい」
「うん それで夕飯の支度はしたでしょ」
「ええ 私の分はしました、、、」
「ごめんね 外食にしようよ 大丈夫?」
「ええ 大丈夫ですよ 冷凍出来ますから」
「そうしたら スカイハイのステーキ屋に電話を入れるから 先に行って
もらえるかな 由貴と桃子を拾ってから行きます」
「はーい では支度をして行ってますね」
「うん お願いします」
神山は車を発進させると由貴に話した交差点に向った

交差点手前の駐車場で待っていると 由貴と桃子が駆け足できた
「ごめんなさい 遅くなって」
「いやいや こちらこそごめんね 突然で」





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2013年3月13日水曜日

Vol.977 紫陽花 -14-59



「ほんと 良いわね 最上階だと景色もいいし でも家賃が、、、」
「泰子 大丈夫さ 全額とまではいかなくても 僕が出すよ
それに ここに合った家具も僕が買ってあげるよ」
泰子は最初不安そうな顔をしていたが
「ほんと 甘えていいのね」
「うん 大丈夫だよ じゃ不動産屋に行こう」
神山は行きなれた不動産屋だったので 話が早く進むと思った
不動産屋に付くと受付の女性が神山を覚えていて
「いらっしゃいませ お部屋探しですか」
ニコニコして神山を迎えると席に案内した
神山は不動産情報誌に掲載されている物件を女性に見せると
「はい 大丈夫ですよ これからご案内できますが 如何されますか」
「うん じゃ案内してください お願いします」
泰子と神山はその女性の運転する車で物件を見に行った
「いいところじゃないですか ねえ泰子」
「ええ LDKも広くて使いやすいわ 気に入ったわ」
「ここら辺ですと 病院やスーパーなど日常生活には充分過ぎるいい環境で
お食事なども和洋中どのお店も揃っていますよ」
「よし テラスに出てみようか」
3人はテラスに出ると 代々木の街並が一望でき環境は最高に良かった
泰子が少し心配そうな顔をしていたので
「泰子 任せなさい 大丈夫だよ」
「はーい 甘えます ふふふ」
二人は頷くと 不動産屋の女性に神山が
「決めました 正式な契約書製作は明日になります 今日はお金を納めます
良いですか?」
「はい 大丈夫ですよ では会社で手続きをしますね」
3人は不動産屋に戻ると 早速支払いの話になり神山は不動産屋が提示した
当月日割り125806円と敷金礼金5か月分75万円 前家賃として
1年分180万円合計2675806円を支払った
神山は領収書を貰うとコピーを貰い 泰子に渡した
「そうしたら 鍵は明日ですか?」
「いえいえ もうお渡ししますよ」
担当の女性は引き出しから 部屋の鍵を探し出すと
「こちらがカードキーです 暗証番号を設定しますので6桁の番号を
このボードに打ち込んでください 同じ数字を2回打ち込みます」
泰子は少し考えていたが 6桁の数字を間違いなく2回押すと
「はい ありがとうございます カードキーに記録されました
注意点は スキャンをしたあと暗証番号を打っていただきますが
5回間違えますと このカードは使用できなくなります 解除はここに
持って来ていただき 暗証番号を再度設定して頂きます」
泰子は手帳に暗証番号を逆からメモをした 神山が
「もう一枚お願いは出来ますか」
担当の女性は1万円掛かるといい 神山が1万円支払うと 直ぐに
カードキーを作り 暗証番号は一緒だと説明した
「そうしましたら 引田様 明日ご用意していただく書類はこの用紙に
書いてありますので 全て揃いましたら契約書を製作します」
泰子は準備する書類が書かれた用紙を見ると
「そうしたら 午後になりますが 良いですか」
「はい 来られる前にここに電話をしてください 来られても出ていると
時間が勿体無いですからね お願いします」
泰子は頷くと神山と不動産屋を出た 神山が
「そうしたら 泰子 渋谷で家具などを揃えよう」
泰子は突然で驚いたがニコニコして
「はーい お願いします そうすると 台所用品など細かいもの意外は
全て廃棄処分ね」
「うん 暑い日が続くけれど がんばって引越しをしようね」
「でも 私って そんなに家財は無いんですよ ほんと 質素っていうか
貧乏丸出しの生活です ふふふ」
神山はあそこの給料を知らないが 河津の母親に送っているんだと思い
精一杯援護をしようと考えた

渋谷の家具専門店に行くと店員が神山の事を覚えていて話は早かった
いつもと同じようにチェストなのどの家具 キングサイズベッド
羽毛布団やタオルなど そのほかに30畳用のクーラー2台や照明器具
全て明日の18時配達にしてもらい 435万円をギフトカードで支払い
店員が勘定するのに手伝い店員も勘定をして
「神山様 確かに435万円ございます ありがとうございます」
「では 明日18時にお願いしますね」
神山と泰子は家具専門店を出ると 家電量販店に行った
泰子は冷蔵庫が古いし小さいので大きな冷蔵庫が欲しいとおねだりした
神山は冷蔵庫だけではなくて 洗濯機や電子レンジなど好きなものを
買うよう話をすると 泰子は少し涙ぐんだ
家電量販店では 中型の冷蔵庫 洗濯機 電子レンジ パソコンやTV





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2013年3月12日火曜日

Vol.976 紫陽花 -14-59



「そうよ 羨ましいわ」
「2位 僕です 73で廻りました ありがとうございます
商品は30分の昼寝です」
3人の女性は 大笑いして ビールを追加した
「なんと 3位が2名います 香織さんと真由美さんでーす おめでとう」
神山は商品券100万円分入った封筒を2人に渡した
「さてと 香織さんと真由美さんはマイナス4300円お願いしますね」
香織と真由美は4300円ずつだし神山に渡した
「はい 泰子さん プラス4500円です 残りは僕です」

「しかし泰子 凄くいいスコアだね」
「駄目よ 課題がはっきりしたけれど 3つオーバーだわ それより
神山さん 73って廻った事あるの?」
「ハハハ 初めてさ でも泰子同様課題が分かったよ うん」
泰子と神山がいいスコアで廻った事で 香織と真由美は
「あーあ いいなぁー 私も練習だわ 絶対に90切るから」
「私も切るわ だって同じクラブで 20違うって悔しいもん」
神山は頷き
「そうそう 練習をしなければ いいスコアは出ないよ 練習だぁー」
「そうよね 神山さんのスイングを見ていると 昔一生懸命練習したって
そんな感じよ ただタイミングがあのクラブに合っていないのね
そこだけだと思うわ 大丈夫よ あと4つ少なく出来るわ」
「ハハハ コース限定でね」
話が盛り上がり 夢中になっていると泰子が
「ねえ そろそろ帰りましょうよ って言っても神山さんのお休みタイム」
「そうね そうしましょう どこで寝るんですか」
「うん 車で寝ます」
神山は泰子に10万円分のギフトカードを渡し
「これで ここの精算をお願いします ゴルフの今までの分は全て精算し
残っているのは この分だけだから 充分に足りるよ
そうそう 30分のあいだ 呑んでていいからね
そうだ 泰子 30分したら精算をして 車にきて下さい」
「はーい 分かりました そうします」
神山はそう言うと3人に手を振って 車に向った
時計を見てみるとまだ3時半なので 渋谷には5時前に着く計算になる
泰子の予定も聞いて見なければいけないが 不動産屋にいき部屋を決めても
良いと思っていた

「神山さーん 起きてください 30分経ちましたよ」
神山は車の外で 誰かが起こしていると思い目を覚ますと 3人の女性が
ドアのところに並びニコニコとした顔で神山を見ていた
「やあ ありがとう では帰りますよ さあ乗って」
神山は缶コーヒーを飲み頭をスッキリさせると ゴルフ場を後にした
東名高速に入ると神山は香織と真由美に
「悪いけれど 渋谷駅で良いかな」
「ええ 大丈夫よ」
3人の女性が答えたので神山は泰子に
「泰子 そうしたらこれから部屋を探しに行くよ 今夜の予定は?」
突然言われた泰子だったがニコニコして
「ええ ありがとうございます 大丈夫ですよ」
「よし 決まった って事で泰子とお部屋探しをします」
香織と真由美は驚いて
「随分と急な話ですね」
「本人は以前から引越しを考えていたそうだ しかしチャンスが無く
今回 思い切って引越しってわけさ」
「へぇー 泰子さんそうだったの 全然知らなかったわ」
「ごめんなさい 神山さんが一緒に探してくれるって言われたので
前々から都心に近い方が何かと便利だし 考えていたのよ」
「そうね 都心の方が便利よね」
話していると 渋谷ICに着き 渋谷駅前で香織と真由美が車から降りた
「じゃ また書留が着たら 教えてください お願いしますね」
「はーい 寂しいから誘ってくださいね」
「分かった そうそう泰子 キオスクで不動産情報誌を買ってきて下さい」
「はーい では買ってきますね」
3人で駅まで行くと 泰子は二人に手を振り キオスクで買い物をして
車に戻ってくると神山は
「そうしたら ホテルのティーラウンジで作戦会議をしよう」
「はーい 分かりました」
神山はシブヤ ハイアット ホテルの地下に車を止めると 最上階の
レストランに入った

不動産情報誌をめくってみると 代々木公園傍のマンションが掲載され
間取りは25畳のLDKと15畳の寝室 10畳の浴室とトイレで
「泰子 ここいいね テラスも広いし どう」





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2013年3月11日月曜日

Vol.975 紫陽花 -14-59



泰子が神山の頬にキスをするとキャディーがクスクス笑った
香織と真由美は真っ直ぐに打ち 4オン2パットのボギーとした
泰子は2オンしたが3パットでパー 神山は2オン2パットのバディー

5番 380yパー4 軽い右ドッグレッグ
泰子はストレートボールに軽くドローを入れるつもりで 右の林を
狙ったが ボールは曲がる前に林したに落ち3オン2パットのボギー
神山はアイアンで軽く打ち 2オン2パットのパーであがった
香織と真由美は3オン2パットのボギーとした

6番 150y パー3 打ち上げ
ここは9番の池が続いているところで ティーグランド少しいったところ
から池があり グリーン手前は少し砲台になっていて 届かないと
ガードバンカーか転がりがいいと池に落ちてしまう
神山は午前中と同じように7番アイアンでロフトを立てて打つと
低い弾道でグリーンに乗ると ピン奥に止まった
泰子はフェードを掛けたボールでオンさせると ピン傍でとまった
香織と真由美はグリーンに乗らず3オン2パットのダボにした
神山は下りの難しい5mを距離をあわせて打つと カップインしバディー
泰子は2mをカップにけられてパーであがった

7番370yパー4 打ち上げ
ここは落としどころ230yから280yまで左側のフェアウェイが少し
広くなっていて ドロー系のボールでも250yは飛ばせるところだ
神山はストレートボールを思い切り打ち抜くと 右の林をぎりぎりに飛び
フェアウェイ真ん中の残り100yまで飛ばした
泰子は午後の練習を思い出し お股に力をいれて 力いっぱい振ると
フェアウェイ真ん中の残り130yとした
香織と真由美は無理をしないで 3オン2パットのボギーであがった
泰子はピンが右側にあるので 軽いドローで打ち上げたが 戻ってこないで
3オン2パットのボギーとした
神山は2オン2パットのパーであがった

8番500yパー5 打ち下ろし
このホールは最初右ドッグレッグし 次打は左ドッグしている逆S字ホール
最初の曲がり角まで200y 次が350y地点で左に曲がっている
神山は右の林ぎりぎりを狙い打つが 少しドローが掛かり 曲がり角を
越えて左の山斜面に飛んでしまった
泰子はスプーンで軽く右の林ぎりぎりを狙うと フェアウェイ左 残り
270yのところまで飛ばした
香織と真由美はともの4オン2パットのボギーとした
神山は出すのが精一杯で フェアウェイまでだし 4オン2パットのボギー
泰子は3オン1パットのバーディーであがった

9番390y パー4 打ち下ろし池越え
このホールは6番の池と共有しているホールで 200y付近には イン
18番池との水郷がある
残り70y付近には 18番と共有の大きなサイドバンカーがある
泰子はドライバーにするかスプーンにするか躊躇し スプーンにした
ドローボールなのでコース右側の池に向って打つと 綺麗に放物線を描き
少しずつ左に戻したが 軽く打ったせいか距離が出ないで 水郷に落ちた
神山はストレートボールだが 少し左に曲がりだしたので 泰子同様
右の池に向って打つと 真っ直ぐに行き過ぎて フェアウェイ右の池に
落ちるぎりぎりのところで止まった
香織と真由美は キャディーの言いつけどおり打つと 3オン2パットの
ボギーであがった 泰子は水郷手前からうち3オンに成功するが2パットの
ボギーであがった 神山は4オン2パットのダボであがった

神山たち4人はキャディーにお礼を言い お風呂に入った
早く出た神山がレストランでスコアの集計をしていると3人が来て
「お疲れ様でした」
「やあ 早いね お疲れ様 さあビールを呑んで乾杯しようね」
「まあ 車なのに大丈夫?」
「うん 30分寝るよ お願いします」
泰子が手を挙げてウエイトレスを呼ぶと生ビールを注文した
「それと おつまみも注文してね」
泰子たち女性3人は 食べたいものを選ぶと泰子が注文した
「さあ ビールが来たところで まずはかんぱーい」
4人はジョッキがカチンと当ると 美味しそうに呑んだ
「では 成績発表します 1位引田泰子さん スコア72 おめでとう
ございます」
神山は先ほど用意した商品券200万円分を渡した
「えっ 頂いていいんですか?」
「勿論だよ ねぇーみんな」





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2013年3月10日日曜日

Vol.974 紫陽花 -14-59



「練習すれば そうだな あと4つ縮まるわよ うん 保障するわ」
「へぇー 4つも違ってくるの そうしたらプロじゃん」
「ふふふ ここのコースでね コース限定でーす」
「なぁーんだ コース限定か でも練習をしよう 分かりました」

スコアの話に夢中になっていると 御殿場御膳が運ばれると香織が
「神山さん ビールもう一杯いいですか?」
「そんなぁー 遠慮しないで どんどん呑んでね 泰子さん追加お願い」
泰子はニコニコして手を上げ 生ビールを追加した
御殿場御膳はおつまみにいいし ちゃんとご飯も入っているので
全部食べると おなかが一杯になるように創られていた
食べ終わると みんなはコーヒーを飲み寛いだが 泰子はさっさと飲み
神山にお礼を言うと どこかに行ってしまった
「香織 どうしたのかな おなかでも具合悪くしたのかな」
香織と真由美も訳が分からないので
「もう少ししたら 探してきます 心配ですよね」
「うん なんか 顔つきが変わっていただろ どうしたのかなぁー」
暫くして香織と真由美が席をたち泰子を探しに行ったが
「神山さん 化粧室には居ないわよ 何処に行ったのかしら」
神山は多分練習グリーンだと思い 行って見ると居なかった
「はぁー どうしたのかなぁー あとはどこだろうか?」
神山が独り言を言っていると真由美が駆け寄ってきて神山に
「居ましたよ 打ちっぱなし」
3人は ほっと安心して 打ちっぱなしへ向った
泰子はドライバーで真っ直ぐに打つ練習をしていたが どうしても
ドローボールになってしまうので フォームを修正していた
「おいおい 一人で練習なんて もう みんな心配したんだぞ こらっ」
「はーい ごめんなさい 真っ直ぐに飛ばないのよ もう いやだわぁー」
神山は由紀枝のレッスンプロが話した事を思い出し
「泰子 お股に大根をぎゅって挟むようにして振りぬいてごらん」
泰子は顔が真っ赤になり
「おちんちんを挟むんですか うぇー 難しいよぉー」
「ハハハ 違うよ 大根だよ もう 由紀枝と一緒だ」
「はぁー 大根ですか なぁーんだ 最初から言ってよ もう ばーか」
その話を聞いた3人は大笑いしたが泰子は真剣だった
「そう ダウンする時に お股に力を入れるんだよ」
泰子は言われたとおり股に力を入れると 球筋が真っ直ぐになり安定した
感覚を忘れないよう 同じタイミングで何回も打った
「わぁー 泰子さん 全部真っ直ぐよ 凄いわぁー」
「ふふふ おちんちんのお陰ね」
「なになに それ 教えて ねぇー 泰子さん」
香織は一生懸命素振りをしている泰子に聞いた 泰子は
「ふふふ 膣でおちんちん切る要領よ」
「えっ おちんちんを切っちゃうの へぇー 凄いわね 私も練習だぁー」
一人取り残された神山は
(じゃ ちんぽが付いている 俺はどうしたらいいんだよ もう)
そう考え 練習をするのを止めて 自販機のビールを飲みスタートを待った

神山達は午後のアウトスタートを伝えられると1番ティーに向った
午前中はトータルハンデで香織と真由美が33 泰子34 神山36で
香織たちが一歩リードしているが 14引いているので 実際は40で
泰子と神山に負けている事になる

1番420yパー4 打ち上げの軽く左ドッグレッグ
泰子は得意のドローボールを打つが 先ほどまでのようなドローではなく
ほんとうに軽く左に曲げるボールで 250yを飛ばした
神山はストレートボールで左の林を狙い打ち 270y飛ばした
香織と真由美はサイドバンカー手前の220y付近に落とし
3オン2パットのボギーであがり 泰子と神山は2オン2パットのパーで
あがった

2番ショート香織がダボ 真由美はボギー 泰子と神山はパー 
3番ミドル 香織がボギー真由美ダボ 泰子と神山はパーであがった

4番 ロング520y パー5 打ち下ろし 左ドッグレッグ
泰子はドッグレッグといっても 350y付近から曲がっているので
ここはストレートボールを少し右に打つと 小さなドローがかかり
フェアウェイ左 330y飛ばし本人も喜んだ
神山は先日のことを思い出し ここ一番飛ばそうと思い 右を向いた
素振りをして 方向を確認すると 思い切り力を入れた
ボールは2番ティーグリーン方向に飛び出し 最高点を過ぎると 少しずつ
左に軌道修正しフェアウェイ真ん中に落ちランが出て 残り100yまで
飛ばし キャディーや香織 真由美 泰子から盛大な拍手を貰った
「凄いわぁー 良く飛ばしたわぁー 気持ちがいいねぇー」





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2013年3月9日土曜日

Vol.973 紫陽花 -14-59



香織と真由美は 6番アイアンで打つとキャディーの教えどおり
残り130y付近に打ってきた 
泰子と神山は香織と真由美のボールを追いかけたが 神山には届かず泰子の
ボールを少し越えたところで止まった
香織と真由美が自分のボールを確認すると
「わぁー 泰子さんのボール そこなの へぇー 凄いわぁー」
「ほんと 凄いわねぇー」
「ふふふ 神山さんのボールはもっと前にあるわよ」
香織と真由美は驚いて声が出なかった
神山と泰子は2オン2パットのバーディーであがり 香織と真由美は
キャディーの言うとおり打ち 3オン2パットのパーで上がった

18番 420yパー4 打ち下ろし
このホールも名物ホールで 200y付近で左ドッグレッグしているが
その手前から左側は15番の池が入り込んでいて 200yのところには
アウトコース池の水郷が横に流れている
水郷のところはアウトコース9番と隣り合わせになっていて そこから
グリーンまで左側は池があり 右側はバンカーがあるといったホール
ティーグランドに立つと どこに打っても池に入るような錯覚に陥る
なにしろ9番の池も迫ってきているので 落としどころが非常に
難しいホールだ
泰子はキャディーに
「あのバンカー狙いでどうでしょうか」
「貴方なら バンカーの右を狙って思い切り振れば大丈夫よ
もともとドローが上手だから 大丈夫よ 頑張ってね」
泰子はキャディーの助言どおり バンカーの右側 アウト9番ホールの
右側を狙って 思い切り振りぬくと 真っ直ぐに9番フェアウェイ右の
池方向に飛んでいき ボールが最高点を越えたところから徐々に軌道を左に
修正してきて 落ちたところは18番ホールフェアウェイ真ん中
バンカーの左に落ちた 距離は300y飛ばしたことになる
見ていた神山はキャディーに
「いままでどおり真っ直ぐですよね」
「ええ 今日はぶれていないから 池越えで大丈夫よ」
神山はキャディーが言ったとおり ドッグレッグしている池ぎりぎりを
狙い打ちすると ボールは綺麗にバンカー方向に飛び 見事にバンカーに
捉まった でも距離は泰子より40yほど出していた
香織と真由美はキャディーの助言どおりに 220y付近に落とし
3オン2パットのボギーで上がった
泰子と神山は共に2オン2パットのパーであがった

神山達はキャディーにお礼を言って レストランに入った
「お疲れ様 さあまずは生ビールにしましょう」
そう言うと泰子が手をあげてウエイトレスを呼び注文した
「ご飯は何にしますか?4人一緒の方が早いと思うよ そうそう
御殿場御膳って美味しかったよ 少し高いけれどね」
「じゃ 決まり 御殿場御膳4人前 ふふふ」
「泰子さん 凄いスコアよ どうしたの」
「ふふふ だってドローボールが思い通りのところに行くのよ
あのクラブって 思っていた以上のいいクラブだわ 神山さん本当に
ありがとうございます 大切に使います」
「ハハハ 参りました この調子だと70を切るでしょ 自分のベストって
いくつなの」
「ふふふ 67よ でも今日のここも簡単でしょ」
「えっ なんで」
「だって ピンの位置って簡単なところばかりよ だから上級者だと
私と同じくらいか もっといいスコアで廻れるわよ」
「へぇー 気が付かなかったよ そうなんだ それはそうと9番の
グリーンで 池を見た 逆さ富士が綺麗だったでしょ」
「えっ 逆さ富士ですか 見なかったぁー 真由美は見たぁー」
「ううん 見ている余裕無かったよぉー へぇー」
泰子が
「綺麗でしたね 私 見ましたよ」
「うん 池の波が無いからミラーのようだったね」
「ええ 凄く綺麗でした でもね 午後の9番が大変だと思いました」
「そうか ドローだと逆だものね うーん 落としどころかぁー」
「そうなの 16番だって フェードが綺麗に掛かれば問題ないの
でもドローで攻めたでしょ 駄目ね ボギーだもん ねぇー神山さん
先日来た時ってインのスコア覚えていますか」
「うーん 確か38だったな そうすると2ついいんだ」
「ふふふ 良かったですね その時のスコアっていくつ?」
「うん 初めて出したから覚えているよ 75だよ」
「へぇー 凄い 素人の方が初めてのコースで75って凄いわ へぇー」
「うん あのクラブに変えたら スコアが良くなったよ でも練習を
していないから 力を入れると左に行ってしまうんだ 参ったよ とほほ」





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2013年3月8日金曜日

Vol.972 紫陽花 -14-59



打順は香織 真由美 泰子 神山となり
今回はレディースティーが無く レギュラーティーからのプレーとなった
10番は380yパー4のコースで軽く右ドッグレッグしていて 右は
ラフの外は崖になっているコースだ
神山と泰子はパーであがり 香織と真由美はボギーだった

11番ロング 12番ショート 神山と泰子は共にパーであがった
香織は11番でダブルボギー 真由美は12番でダブルボギーとした

13番440yパー4 打ち下ろしの右ドッグレッグ
ここは 220-250y地点にフェアウェイの広い落とし場所があり
270yを真っ直ぐに越えると ガードバンカーに捉まる様になっていて
神山は今までで一番いいショットをしたのにも拘らず バンカーに入った
キャディーが飛ぶ人は大抵あのバンカーに入れて 苦労すると話した
神山はバンカーまでいくと なるほど前の壁がグリーンを遮るほど
高く聳えている様だった
神山は残り100yなのでピッチングウェッジで思い切り打つと
グリーンをオーバーして ボギーであがった
泰子はパーであがり 香織と真由美はダブルボギーで上がった

14番は35度左ドッグレッグのパー4で 370y打ち下ろしのコース
泰子は手堅くパー狙いで行くかと思ったが 左林ぎりぎりを上手な
ドローボールで攻めに行き 残り60yとした
神山は先ほどのホールで ストレートボールが良く飛んだので ここでも
ドライバーを思い切り振りぬいた
ボールは綺麗に左の林を越えて グリーンエッジまで届いた
香織と真由美は安全策で フェアウェイ真ん中に落とした それでも
ランが出て のこり100yのところに行った
泰子が神山に
「凄いボールね 惚れ惚れするわ 私は怖かったから止めたのよ」
「そうか でも良く飛んで行ったじゃないか グリーンオンだったりして」
「ううん あなたのボールがグリーンよ 凄いわ ふふふ」
一方香織と真由美は
「あの二人 いい勝負ね」
「ほんと 良く飛ばすし スコアだって纏めているし 凄いわね」
「参ったわ」
「泰子さんも 気分爽快じゃないかな ねぇー 羨ましいわ」
「そうね 少し呑み過ぎたかしら 効いているわ ふふふ」
香織と真由美は共に3オン2パットのボギーで上がった
泰子は60yをピタと寄せバーディーを奪うと神山もバーディーで上がった

15番185y パー3 
ここは名物ホールで ティーグランドからグリーンエッジまで大きな池で
先日行われたゴルフ大会でも 何人ものプレヤーが池ポチャをしている
グリーンは受けていて 手前にオンさせてもバックスピンが掛かっていると
ガードバンカーに入るようになっている
泰子はピンに真っ直ぐ向って打つと グリーンエッジにオンして
そのままピン傍まで転がっていった
これにはキャディーも驚いて拍手をした
神山は4番アイアンのロフトを立てるようにして打つと 泰子と同じように
グリーンエッジにオンしたが 転がりが強く ピンをオーバーした
香織と真由美は池は越えたがバンカーに入り ダブルボギーとした
泰子は慎重にラインを読んで このホールもバーディーを奪った
神山は距離合わせが上手く行きパーで上がった

16番390yパー4 打ち上げ軽い右ドッグレッグ
右側に丘の斜面があり岩が露出しているコース
このホール 神山と泰子が珍しくボギー 香織と真由美がダブルボギー

17番530yパー5 打ち下ろし
最初は左ドッグレッグし 次打からピンまでは右ドッグレッグしている
落としどころは220y付近のフェアウェイ 400y付近のフェアウェイ
泰子は綺麗なドローボールを打ち 残り150yの処まで飛ばした
神山はストレートボールで左の林を越えて残り120yの処まで飛ばした
香織と真由美はキャディーの教えどおり220ヤードのフェアウェイを
キープし喜んだ
「あー 良かった でもスプーンで打って正解ね」
「ええ ドライバーだと きっと右の林に入るわね」
「ほんと このクラブ 良く飛ぶわね」
「ほんと 二日酔いでちょうどいいのかしら」
神山と泰子は香織や真由美より先を歩いていた
「わぁー 神山さん 凄いところまで飛んでいるわ 負けたぁー」
「ハハハ ランだよ きっと そんなに飛ぶわけないだろ もう 泰子は」
「ふふふ そうね でも凄いよ 530yでしょ 残り100y位だもん」





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2013年3月7日木曜日

Vol.971 紫陽花 -14-59



「まあ まだ頑張るんですか もう ほんと元気ですね ふふふ」
神山は香織の言葉を聴いている限り 昨夜の事を悪く思っていないと感じた
部屋が違うと本来はテーブルが離れるが ホテル側の好意で同じテーブルで
朝食を摂る事が出来た
神山は泰子の気持ちを察し ゴルフの話に徹していたが香織が
「神山さん 今日のハンデは私たちにオールワンよ」
「おいおい それじゃ 僕がもう負けるの分かっているじゃないか もう
駄目だよ せいぜい 14がいいところでしょ」
すかさず泰子が
「そうね オールワンだと神山さんがボギーを叩くと負けでしょ
だったら ショートとロングを除いた14がいいところじゃないかしら」
「まあ 泰子さん でもそうね それで1打いくらですか?」
「まあまあ それはゴルフ場に行ってからで良いでしょ それとも
ここで決めた方が いいのかな?」
香織は真由美と顔を見合わせると
「どちらでもいいわ でも 1打1000円が妥当でしょ」
「うん ではハンデを発表します 神山 引田は0 香織 真由美は
共にハンデ14 でどうかな」
「はーい 頑張りまーす ふふふ ねぇ真由美」
「はい 90を切る様に頑張ります」
それを聞いていた泰子は
「私は パープレーできるように頑張ります ふふふ」
神山だけでなく 香織や真由美も驚いた

食事を終えて部屋に戻ると神山は泰子に
「ねぇ 本当にパープレーで廻るつもりなの?」
「だって記念すべきゴルフでしょ だから自分に言い聞かせているの
分かってもらえるでしょ ふふふ」
「よし 僕もがんばって いいスコアを出すよ 悪いけれど20分ほど
寝かせてください お願いします」
泰子はニコニコと笑顔で答え その間にゴルフの支度をした
神山のパンツやポロシャツなどをきちんと揃えて ハンガーに掛けた
目を覚ました神山は泰子にお礼を言って
「あれっ パンツは?」
「ふふふ 全部ハンガーに掛かっていますよ もう」
「あ あっ ありがとう」
神山は直ぐに支度が出来ると 泰子に
「あの二人の様子を聞いてください こちらは下に行きますと」
「はーい 電話をしますね」
泰子が電話をすると香織たちも これから部屋を出るところだった
1Fのティーラウンジで合流すると神山は2Fのフロントで精算をした
「神山さま 今回のご利用は全部で56万円でございます 昨日お預かり
しています100万円から引かせて頂き 44万円のお返しになります
本日はどうもありがとうございます これからもご利用ください」
神山は返済の44万円を受け取るとティーラウンジに向ったが
エスカレーターを降りたところで 椿が待っていて
「神山さま 今回はありがとうございます」
「いえいえ たまには現金で宿泊しないと罰があたりますよ」
「そんな でも これからもご利用くださいね」
「ええ こちらこそお願いしますね」
神山は挨拶を終えると 3人に玄関で待つよう言うと 車を取りに行き
エンジンを掛けると 車止めで3人を乗せた
「神山さま 今日は無風と言っていました いいスコアが出そうですね」
「はい パープレーを目指します では 失礼します」
神山が車を発車させるときに 由紀枝と亜矢子が手を振っていた

ゴルフ場に着くと神山はフロントで予約表のところに名前を記入して
スタート手続きを行った
各自がロッカーキーを受け取り着替えを済ますと 神山は3人を待った
香織たち3人が来ると神山は
「ねぇ みんな同じクラブだから 目印をつけないといけないね」
「そうかぁー 分かりました」
神山は3人をキャディーマスターのところに連れて行くと 訳を話し
クラブの根元にマジックインクで印をつけた
パターを取り出し 練習グリーンでパットの練習をすると泰子のボールが
狙ったとおり 気持ちよくカップに吸い込まれていた
神山も集中したが どうしても距離感が合わなかった
多分 昨日の雨でグリーンが重たくなっているのだろうと思い
少し強めに打つと 結構思ったとおりのラインを描いていた 泰子が
「今日のグリーンって 重たいですね こうなると素人の方がいいスコアを
出しやすい状況ですね 頑張りましょうね」
神山はまだ25歳の女性に ゴルフを教えられ泰子を見直した

8時30分 インスタート 10番ティーで打順を決めた





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2013年3月6日水曜日

Vol.970 紫陽花 -14-59



7月5日 日曜日 晴れ
神山は25歳 まだあどけなさを充分に残している泰子の寝顔をみて起きた
6Fのスイートにもベランダがあり 神山はビールを呑みながら
タバコを吹かし 泰子の今後を考えた
そういっても考える女性は多く 神山は悩んだ
泰子に約束した 都内に部屋を借りる事は最優先だが 果たして自身が
どれだけ泰子を幸せに出来るか疑問だった
今日の天気は快晴とまでは行かないが 眼下に見える景色は
空気が透き通って最高に綺麗に見えた
景色を堪能していると泰子が起きてきて
「わぁー 素敵ねぇー おはようございまーす」
「やあ おはよう 今日は空気が透き通っているよ 綺麗だ」
「ほんと 綺麗だわぁー まるで河津と一緒よ ふふふ」
「そうか 河津も透き通っているんだ」
「ええ だって工場がないでしょ 空気を汚しているのは自動車だけよ」
「なるほど じゃ観光バスが増えると空気が濁ってくる訳だ」
「もう 朝から変な事に感心しないで ほんと変な人ね もう ふふふ」
「おいおい カルチャーじゃないか 変人扱いするなんて こらっ」
神山は泰子を抱きしめてキスをすると 泰子は答えた
ベッドに行くと泰子は
「ねぇ 可笑しいの あそこの周りがべとべとなのよ 見てくれる?」
神山は泰子が真剣に話すので ヴァギナを覗いてみると泰子の手が神山の
頭を抑えて 泰子は
「ねえ お願い そのまま愛撫をしてください お願いします」
神山はやられたと思ったが そのままクリトリスを愛撫した
今朝の泰子は積極的で 自分から快楽を求めようとして 腰を動かしたり
指をクリトリスに宛がい 何かに取り付かれたように快楽を貪った
神山に肉棒を挿入されると 気持ちが良いのか自分から腰を動かし
「ねぇ 神山さーん 気持ちいい?」
「うん いいよ 本当だ いいよ」
肉棒の先にある亀頭がだんだんと硬くなると 泰子は我慢できずに
「ねぇー いきそう あぁー はぁー あっ きゃぁー」
「僕も いくぞぉー でるぅー うぅー」
二人は快楽の頂点に達し 一緒に果てた

「ふふふ 気持ちよかった?」
「なんだよ もう うん 気持ちよかったよ ヴァギナはベトベトだし
もう 泰子はSEXの事しか考えていなかったんだ」
「勿論よ 貴方と一緒の時は それがベストの考え方でしょ
ゴルフ場にいったら ゴルフ 銀座に行ったらお仕事 でしょ ふふふ」
「そうすると 寝ているときも考えていたの?」
「うーん 分からない だって貴方に抱いてもらって そのまま寝たから」
「そうか 分かった さあ朝食に行こうよ」
「はーい じゃ一緒にシャワーを浴びましょ ふふふ」
二人はシャワー室でじゃれあって 体を綺麗にして出ると
「あら もうこんな時間よ 早くしましょう」
「泰子 浴衣で良いよ 僕も浴衣で行くから」
泰子は浴衣を見てみると 少しだけピンクになっている所があったり
しわが沢山出来ているので
「ありがとうございます でも着替えます」
神山はその仕草を見ていたので 自分も着替えをし準備した
「さあ 行きましょうか ふふふ」
「おいおい 化粧はいいの 二人に言われないかな」
「ふふふ 大丈夫だって 私 そんなの平気よ」
神山は由紀枝に似た根性を持っていると思い ますます気に入った

レストランに行くと香織と真由美はまだ来ていなくて 時計を見た
まだ6時50分だがレストランは営業していて まもなく来ると思った
バイキング形式なので 神山は洋食を中心に盛り合わせをした
受付で地ビールを2本注文しテーブルに戻ると泰子は純和食メニューだった
「まぁー おつまみばかり でも美味しそうね」
泰子は神山のおつまみをどれが美味しいか色々と食べてみた
神山の盛り合わせのトレーは半分近くなくなっていて ビールを呑むと
再びおつまみをとりに料理が並んでいる処にいった
ちょうど香織と真由美が眠たそうに 食事に来て神山に
「おはようございます」
「やあ おはよう 随分と眠たそうだよ 大丈夫」
「はーい 大丈夫でーす」
二人も神山と話しながらバイキングしていると泰子がきて香織に
「昨夜はありがとうございます」
そういいお辞儀をして 自分の席に戻った
神山もなるほどと思い 香織の出方を伺った
「神山さん 良かったでしょ ふふふ 私たちお邪魔したくなかったの」
「うん ありがとう よかったよ さあ 一杯食べて頑張ろうね」





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2013年3月5日火曜日

Vol.969 紫陽花 -13-58



「そうか 僕には分からないよ」
「いいの そんなに分かっていたら こんなに美女が付いて来ないでしょ」
「そうか なるほど」
「もう 何がなるほどなの 何も分からないのに ほんと子供ね」
神山はこらっと言いながら泰子をベッドに倒すと体をまさぐり
泰子もその愛撫に答え 体が反応していた
その夜 泰子は神山にSEXの手ほどきを受け 神山も満足した
何回か果てた後 神山は泰子に地ビールを呑みながら
「今は何処に住んでいるの」
「ええ 埼玉県の与野市です」
「お母さんと一緒なの?」
「いいえ 母は伊豆に住んでいます 河津ってご存知ですか」
「うん 半島の南の方でしょ」
「ええ そこで暮らしています」
「今のお部屋はどう?」
「どうって?」
「うん 都内に引越しをしないか?」
「えっ だってお家賃は高いし とてもそんなお給料ではありません」
「分かった 僕が部屋代を何とかするよ どうだね」
泰子は信じられないといった顔で神山の顔をまじまじと見つめ
「いいんですか 私の事買被っていますよ きっと」
「じゃ バージンをプレゼントされた男からのプレゼントだよ
これなら文句ないでしょ どうだぁー」
「ふふふ 分かりました お願いします 泰子幸せなのかなぁー
でも いいや 今だけでも幸せなら ねぇー神山さん ふふふ」
泰子は神山の胸に体を預け甘えた

「そうしたら 月曜日に部屋を探そう いいね」
「はーい 嬉しいわ でも 香織さんたちになんて言おうかなぁー」
「そうか いいじゃないか 部屋を変える事にし神山が援助したで」
「いいの 神山さんの名前を出しても 怨まれないかしら」
「ははは 良いじゃないか 人生一回限りだ 良い方向に動いているんだ
僕だって妬まれていると思うよ だって鈴やでトップ3だよ わかる」
「そうね 分かりました 聞かれたら正直に話します」
「うん 自分から言いふらさない事 いいね ここが大切だよ」
「そうね 神山さんを見ていても 自分から自慢しないモンね 分かる」
「そうしたら 月曜日の午後にどこかで会おうよ」
「大丈夫よ私は 月曜日から金曜日まで出勤だし へへへ
時間があるときには 映画も見に行っているのよ 内緒よ へへへ」
「こらっ さぼって、、、そうか時間が自由なんだね」
「当たり前でしょ 神山さんが居ないし お仕事といえば 会社からの
色々なお願いのお話でしょ 時間は一杯あるわ」
「そうだね そうか わかった 月曜日のお昼ごろに電話をします
携帯電話の番号を教えてくれるかな」
泰子は俯いて神山に
「私 携帯電話を持っていないんです ごめんなさい」
「わかった じゃ携帯電話を買うところからスタートだ いいね」
泰子は明るい顔で神山ににこにこしながらキスをして又 求めてきた
「駄目だよ 泰子 だって僕のちんぽこはもうヒリヒリしている
もう限界なんだよ これ以上入っても 感じないと思うんだ」
「まあ だらしないのね もう 本当?」
泰子はバスローブの前を開き おちんちんを愛撫するが全然反応がなく
「わぁー 私と一緒 壊れたぁー はぁー 大変だわ 大丈夫」
「うん 時間が経てば大丈夫さ 泰子だって大丈夫だよ」
「ほんと?」
「うん」
「嬉しいわ」
「僕も嬉しいよ」
「ねぇ 嘘でもいいから 愛しているって言って」
神山は少し間をおいて
「一杯 愛しているよ だから時々は我慢してね お願いします」
泰子は真剣な眼差しで神山を見ていて
「いいわよ でも私と一緒の時は私だけを考えてね お願いね」
神山はこのとき 由紀枝 由貴 祐子 桃子 亜矢子 洋子などが
同じ事を言うと思い 少し笑ってしまった
泰子は見逃さなかった
「なぁに その笑いって」
「うん 同じ事言われているからさ だから大丈夫だよ
今は 泰子のことだけしか考えていない そう言っているんだ」
「まあ そんな でもいいわ 私 幸せが少し来たのね ふふふ」
「泰子 おいで」
神山は泰子を抱きしめキスをすると泰子は
「もう 壊れているんでしょ 駄目よ これ以上は 寝ましょうよ」





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2013年3月4日月曜日

Vol.968 紫陽花 -13-58



「でしょ だったら今夜は諦める?」
「うん その方が泰子に怨まれないわよ だってバージンでしょ」
「うん 私 可笑しいと思った事があるんだ 話が合わないのよ」
「そうそう 私のときもそうだった 何か探る感じだった
でもこれで 疑問が解けたわ 納得したわ」
「そうしたら 今夜は泰子に華を持たせて 次回にする?」
「ええ その方がいいわ 泰子だってヤキモキして待っているでしょ
可哀相よ 同じ仲間だし そうしよう」
「じゃ これからラウンジにでも呑みに行こうか」
「ええ そうしましょう」
香織と真由美は神山の電話のあと直ぐに部屋を出て ラウンジに行った

神山はそんな事を知らずに香織と真由美の部屋に向いながら考えた
(なぜ由紀枝との仲が分かったんだろう 参ったなぁー)
部屋に着くとベルを鳴らしたが応答が無いので ドアを叩き香織を呼んだ
それでも返事が無いので どうしたものか考えていると由紀枝が
見回りで神山に近づいてきた
「あら あなたどうしたの?」
「あっ 由紀枝 うーん ここに御呼ばれしたんだが、、、」
神山は掻い摘んで話をすると由紀枝は
「もう 分からないの 多分ラウンジで飲んでいるわよ もう」
「そうかな」
「そうよ だって私だって同じ事をするわよ 折角の時間でしょ
でも いい人がまた増えたんだ」
「ごめんね」
「もう 貴方が誤らなくてもいいのよ 女が決めたんだから そうでしょ」
「うん そうなんだ あーあ どうしようかな」
「もう 早く泰子さんのところに戻って 幸せにしなさいよ
それがバージンを頂いた男の役目でしょ 分からないの もう
私だって寂しいけれど お仕事頑張っている貴方に何も言わないでしょ
それは 貴方がみんなを大切にしていると思うし 私は 貴方しか
思っていないから お仕事に集中しているの ぶらぶらと遊んでいる
男だったら とっくに別れているわ 洋子さんや祐子さんを
ある部分幸せにしているわけでしょ 我慢しているのよ」
「ごめんなさい わかった 直ぐに戻ります」
「もう しっかりして」
由紀枝は周りを見て 神山の唇にキスをした
「あーあ スッキリした 勤務中にキスをしちゃった ふふふ」
「由紀枝 近いうちにゴルフに行こうよ 泰子も一緒だ どう?」
「はーい もう連休取れるから いつでもいいわよ ただし金土と
祝日前の日曜日は忙しいから 連休は取れないわ」
「分かった 人数が多いから 洋子もつれてくるよ」
「わぁー そうすると 桃子さんや由貴さんも入るのね」
「うん だからこの間のように6時上がりで翌日休みって出来る?」
「ええ 全然大丈夫よ 楽しいなぁー 決まったら早く教えてね」
「うん 今回は僕のお友達だけにするよ」
「ぎゃはぁー そうするとベッドが大変ねぇー わぁー 凄いなぁー」
「ははは ゴルフだろ もう由紀枝は じゃ戻るよ」
神山は由紀枝にキスをすると泰子の待つ部屋に歩いていった
由紀枝は各部屋の戸締りなど 点検する為に反対方向に歩いていった
神山が突然由紀枝に
「由紀枝 香織さんの部屋にメッセージをお願いします」
由紀枝は直ぐに神山のところに近寄ってきて
「はい メッセージ内容は」
「うん 明日の朝食はレストランです 7時にお待ちしています」
「はい 畏まりました メッセージを入れておきます」
「じゃ」
「はーい」
神山と由紀枝は反対方向に歩き別れた

泰子の待つ部屋に戻ると泰子は
「まあ 早いわね ふふふ」
「うん 居なかった」
「やっぱりね」
「って 知っていたの?」
「もう 女って考えれば直ぐに分かるわよ 多分居なくて直ぐに戻るって」
「へぇー そうなんだ」
「そうよ もう しっかりしてよ」
神山はここでも【しっかりしてよ】を言われ 意気消沈した
「ごめんなさい 大丈夫」
「わぉー 大丈夫じゃない もう」
神山は部屋に行き由紀枝と会い 同じ事を言われた事を話した  
「やっぱり 貴方を愛しているからみんな我慢しているんだわ
凄いわね 由紀枝さんもそこまで言うなんて」





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2013年3月3日日曜日

Vol.967 紫陽花 -13-58



神山は仰向けに寝ている泰子の両足を少し広げると ゆっくりと挿入した
泰子は肉棒の先端が入ったとき 痛そうな顔をしたが 少しずつ肉棒を
動かすようになると 痛さから開放されたのか 優しい顔になった
「なにか 気持ち良いわ」
「うん 僕を向いいれる為に 体が準備しているんだ
ほら ヴァギナの周りはべとべとだよ 痛くないでしょもう」
「ええ 大丈夫 でも奥が気持ちいいの 上が気持ち良いわ
そう 先っちょがそこに当ると うーん 気持ちいいわ うーん」
神山は泰子の腰を少し上げ 足を極端に上に上げる格好にし
肉棒をしたから突き上げるよう ピストン運動をすると
「あぁーあ いいわ なんかさっきと違う 気持ちよさよ あぁーあ」
神山はピストン運動を早めていくと 泰子の顔は喜びを迎える顔になり
喘ぎ声が出るようになった
「あぁぁー いいわ もっと入って いいわぁー あぁぁー」
神山は挿入角度を少しずらしながらピストン運動をした
泰子の膣の中が少しだが絞まってくると 亀頭の充血が更にまし
「わぁー 硬いわ あぁぁー なんかくる 硬くて気持ちいいわぁー」
「泰子 僕も気持ち良いよ あーあ出そうだ」
「きてぇー 出してぇー」
神山は更にピストンを早くし 膣の上や奥を刺激すると
「あぁぁー いく いく あぁぁー」
「僕も我慢できないよ あーあ」
泰子は自分から腰を振るようになり 膣が更に絞まってくると神山は
スペルマを発射して果ててしまった
「わぁぁー でている いくー いくー わぁー あぁー あっぁー」
泰子も果ててしまった

神山は泰子を思い切り抱きしめると 泰子は
「私 一生懸命努力するから 捨てないでね お願いね」
「うん 分かった 素晴らしく良かったよ」
「やっぱり 今夜は独占しよぉーっと ふふふ いいでしょ」
「うん そうしたら 僕は1時間だけ 二人の部屋に行ってくるよ
それでもいいかな」
「ええ 大丈夫 そうしたら もう1回して ねぇお願い」
神山は泰子ともう一度交わり快楽を味わうと二人でシャワーを浴びた
「ねえ 神山さん 私のおっぱい 気に入ってくれた 大丈夫?」
「うん 素晴らしく敏感で驚いているよ 初めてさ ほんとだよ」
「うん 機能はありがたい話しでも 大きさはどうかしら 大丈夫?」
「ハハハ こんなに見事で綺麗なオッパイは初めてさ 大丈夫だよ」
泰子の顔つきはフランス人形のように 少しふっくらした感じで
暗い表情の時ははっとするくらいの美顔の持ち主だが このように
明るく振舞っている時は もっと美しく綺麗に見えた
由紀枝や洋子 亜矢子と違った美しさを持っていた 
勿論 香織や真由美も美人だが 素の顔は泰子が抜きん出ていて
由紀枝といい勝負だった
神山は泰子の家庭の事情を聞いてからは 自分の傍に置きたくなり
「泰子 戻ってきたら ちょっと話があるから起きていてくださいね」
突然言われた泰子は驚いて
「ねぇー 嫌よ 別れるなんて 泰子 可哀相よ」
「ハハハ そんな事じゃないよ 楽しみは後でね ねっ」
神山は泰子にキスをすると泰子は安心したのか キスを返してきた
「さあ そうしたら こちらから先制攻撃だ」
神山はそう言うと 香織たちの部屋に電話をしていく事を伝えた
「えっ 泰子さんは駄目なの、、、」
「うん 僕が壊してしまったらしい 駄目だから僕がそちらに行きます」
「えっ 壊したって ほんと」
「さあ 兎に角 行きます」
香織は驚いていたが泰子は落ち着いて
「では 行ってらっしゃい でも壊れたって 本当かもね
もう あそこがジンジンしているもん 少し痛いし」
「ハハハ そうそうちょっと歩いてごらん」
泰子はテーブルの周りを歩いたが まだ膣に肉棒が入っているようで
気持ち悪く 少し蟹股になった
「あーあ やっぱり可笑しな歩き方だわ 大丈夫かしら」
「大丈夫だよ 傍目で分からないよ 安心して では行ってきますね」
「はーい ビールを呑んで待っています 早く帰ってきてね」
「うん でも嫉妬したらおしまいだよ いいね」
「うん 大丈夫よ だって由紀枝さんともお友達でしょ 大丈夫 ふふふ」
「えっ 由紀枝と友達って、、、」
「分かるのよ だから安心してね 待っています」

一方 香織と真由美の部屋では
「ねえ どうする?」
「そうね 泰子が可笑しいって 可笑しな話だわ」





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2013年3月2日土曜日

Vol.966 紫陽花 -13-58



「ああ 思い出しました フランス語大会でお会いした庄司さんね」
「そう 私もどこかでお会いしたと思い 必死に思い出したわ」
「おいおい 二人はフランス語大会で一緒だったんだ」
由紀枝は掻い摘んで話をした
大学2年の時は3位だったが 3年になった時に2位になり3位争い
をしたのがここに居る引田泰子だった もう2名は忘れてしまったが
由紀枝は泰子を良く覚えていた
「引田さん あの時確か1年生で参加されていたのよね」
「ええ 庄司さんは3年生でしたね 思い出しましたよ鮮明に」
「後の2人ってどうされたの?」
「ええ 全然連絡をとっていないので 分かりません」
「そうよね 私も先日 2年の時の優勝者とお会いしたもの 偶然よほんと
ほら 山脇学院の靑山祐子さんよ」
「あっ あの靑山さんですか 素晴らしい発音で覚えていますよ へぇー
お元気でしたか」
「ええ 凄くお元気よ」
由紀枝は神山がまだ話していないと思い 詳細は伏せた
「さあ お仕事お仕事 神山様 ごゆっくりしていってくださいね」
由紀枝は神山だけではなく みなにお辞儀をしてハウスを出て行った

「コック長 由紀枝さんってもう一人前になりましたね」
「ええ 直ぐにでもグランドマネージャーにしても大丈夫です
あの子は良く出来ていますよ 辛抱強いし 何しろ人気があります
お客様からも由紀枝さんは今日 勤務しているかって 聞かれますよ
従業員からも慕われ 人気がありますね」
「へぇー 花が咲いたって事だね」
「ええ でもまだ5分咲きじゃないですか 彼女の実力ってあんなものじゃ
ないでしょ もっと凄いエネルギーを感じますよ はい」
「へぇー 凄いなぁー」
その話を聞いていた泰子は
「ねえ 由紀枝さんとお友達?」
「うん ゴルフも一緒にした事あるよ」
「へぇー そうなんだ 羨ましいな 貴方に見てもらっているといいなぁー」 
「おいおい 大丈夫か」
「はーい 食べましょうね ふふふ」
泰子はこの時 由紀枝と神山はもう出来ていると確信していたが
それ以上の話は この場では不適切と思い話さなかった
神山たちはワインも美味しく頂き ガーリックライスを食べ終わると
デザートで〆 ステーキハウスを後にした
エレベーターの中ではゴルフの話で盛り上がっていたが香織が
「そうしたら お時間がいいときに 私たちお邪魔してもいいかしら」
神山は泰子を見ると 頷いているので
「うん いいよ 電話をください」
そう言うと 香織たちと別れ部屋に戻った
「本当に呼んでもいいの?」
「ええ 構わないわよ 勉強になるし 私一人より楽しいでしょ ふふふ」
神山は泰子がどこかに暗いところがあると感じたので
「ねえ 泰子 泰子って一人っ子でしょ」
「うん 良く分かるわね そうよ 私は一人っ子よ
中学生の時に父を交通事故で亡くし 母が一生懸命私の面倒を見てくれたの
それで父が残してくれたもので大学に入る事になったの その時にね
母に恩返ししようと ゴルフを始めたのよ そう女子プロよ
でもね 大学生の時に凄く嫌な事が合って その道に進むのを止めました」
「へぇー お父さんが交通事故か 大変だったね」
「ええ 一人っ子の私を溺愛してくれたわ だから母より私のほうが
凄く辛くて 1週間くらい何も食べられなかった」
「それはそうとして 女子プロ進むのを止めた理由はなに、、、
あっ 話したくなかったら いいよ」
泰子は顔を真っ赤にして
「先輩達がレスビアンをしているんです それを強要されました
私は 男の人に最初を捧げるつもりでいたので 体が拒否していました」
「そうか 女子プロ仲間でもレスビアンは居るからね 強要は良くないな
それでその時の練習が実って 80前後のスコアで廻れるんだ」
「ええ だって一生懸命練習したわ だから処女幕が破れたのよ きっと」
「へぇー そうか わかった 明日はお手柔らかにね」
「ふふふ こちらこそ お手柔らかにお願いしますね」

ベッドに入った神山と泰子はお互いの体を刺激しながら愛撫をした
泰子は神山の肉棒を上手にフェラチオすると神山もクリトリスを愛撫し
「ねぇー 可笑しいわ さっきと違うの 奥がむずむずしているの」
「ハハハ 感じてきたんだよ じゃ入ろうかな」
「ええ 入れて でも優しくよ」





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2013年3月1日金曜日

Vol.965 紫陽花 -13-58



「ええ なんかオッパイの味かなぁー 匂いかなぁー 美味しいです」
生肉のたたきを食べた感想はみなおなじで 神山もそう思った
左隣の泰子が神山の顔を良く見ているので 右隣の香織が
「ねぇ 泰子さん いい事あったの さっきからニコニコして もう」
「ハハハ 儀式を済ませました ねぇ泰子」
泰子は恥ずかしくなり 真っ赤な顔をして俯いてしまった
「えっ 儀式って まさか ねえほんとなの」
「はぃ」
泰子は小さい声で答えると香織と真由美は
「そうだったの でも私たちの話の時には良く話していたでしょ へぇー」
「そうよ 私なんかより全然 経験豊富って感じだったわ へぇー」
「まあまあ 終わった事は ここでお終い ねっ いいね香織 真由美」
二人は顔を見合わせて頷き神山に
「大変貴重なプレゼントを頂いたご感想を一言お願いします」
「うーん ありがとうございます かな 僕を選んでくれて」
香織と真由美は泰子の事を優しい男でよかったねと褒めた 
泰子は泰子で 神山は凄く優しく 痛くないよう準備万端にしてから
儀式を行ってくれた事を掻い摘んで話した
「わぁー いいなぁー 私のときはもう直ぐ入れられたから 痛いと
言うより 壊れるって感じがしたわ」
「そうね 私もそうよ いざってなると 男って女の気持ちを考えないで
自分の欲求で動くでしょ 我慢できないのね きっと
私も 壊れると思ったもの もう金輪際SEX嫌ぁーって感じ」
「ハハハ もう SEXの話はそのくらいで良いでしょ
ほら コックさんの手が動かなくて 仕事の邪魔をしているよ ねえ」
「ははは 神山さん 良いですよ こいつら修行が足りないんです
こらっ 手を動かすんだ ばか者 色っぽい話を聞いても 仕事は仕事
いいか 手を休めたら 帰って良いからな 分かったか」
若いコック2名は コック長にお辞儀をして謝ると手を動かした
カウンターには後3組のカップルが居て 神山たちの話を聞いていた
そのうちの泰子の隣に座っているカップルの女性が
「コック長さん いいじゃない なんか明け透けに話していると
私も凄く勉強になったし ステーキを食べるのを忘れてしまったわ」
「はい 申し訳ございません ほらちゃんと挨拶しろ」
若いコックはこの女性にお辞儀をしてお礼をした

香織と真由美もこの事を不味かったと思い反省をして 話題をゴルフにした
「神山さん 明日のコースって 何処ですか?」
「うん 御殿場カンツリー富士コースだよ 女性に有利なところだ」
「へぇー 凄い あそこって 1ヶ月前に予約で埋まっているのに」
「そうそう 私も1回だけお供しましたが 2ヶ月前に予約してました」
「まあ キャンセルがあって そこに入れたわけさ」
「でも 凄いわ あんな素晴らしいコースでゴルフできるなんて」
「ところで神山さんって 幾つくらいで廻るんですか?」
「うーん 80前後だよ 明日の体調しだいだね ハハハ」
「わぁー 凄いですね 80台なんて出した事無いわ そうしたら
明日は足を一杯引っ張って ご馳走してもらおうね ねぇ真由美」
「ふふふ そうね もう美女3人だから メロメロでしょ」
「ところで香織と真由美はどうなの 僕の事ばかりきいているけれど」
「参ったわ そうねぇー 良くて90かな ねぇー泰子」
「ええ でもあのクラブだと 4つはスコアが良くなりますよ」
「へぇー 泰子 知っているんだ あのクラブ」
「ええ 私も欲しくて欲しくて ずーっと夢を見ていたんです」
「参ったな そうすると明日は僕と泰子はスクラッチか、、、参った」
「でも 神山さんは先月ここでプレーをし コースの特徴を覚えてるでしょ」
「うん まあね でも泰子がそんなに凄いって知らなかった ハハハ参った」
そんな話で盛り上がっていると由紀枝が様子を見にハウスに入ってきた
「やあ 由紀枝さん どうしたの」
「はい 神山さまが満足されているか 見学に来ましたって 嘘ぉー」
これには神山たちのグループだけではなく 周りに居た客が大笑いした
「如何でしたか 生のお肉は」
「うん 凄く美味しいよ ありがとう」
「コック長さん 良かったわ 神山さまがあのように言われるって
本当だからね 良かった」
「由紀枝さん 神山様はいいお客様ですよ ありがとうございます」
「ところで由紀枝さん どうしたの まだ勤務中でしょ」
「ええ 今 夕食を頂いてその帰りなんです まだ休憩中よ」
「そうか そうそうこの泰子さんって 80で廻るんだって」
「えっ 80で廻るの 大変 ライバルが増えたわ わぁー練習だぁー」
またお客が大笑いしていると 泰子が
「由紀枝さんって どこかでお会いしていると思いますが 何処だろう?」
「ぎゃはぁー 引田泰子さんでしょ 東京学院大学の 私よ静岡の私」





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2013年2月28日木曜日

Vol.964 紫陽花 -13-58



「じゃ 浴室に行こうよ」
泰子は神山の腕を掴んで 浴室に入った

バスローブを脱ぐと彫刻の芸術を見ているような錯覚になった
泰子も最初は恥ずかしく 神山と正面で向き合えなかったが
優しい愛撫で心の緊張がほぐれると 逆に積極的に行動するようになった
儀式は神山がバスローブを床に敷いて 行われたが出血が無かった
しかし 神山の肉棒が挿入された時 泰子は苦痛の顔で我慢したが
暫くすると 快楽が押し寄せてきて クリトリスを愛撫すると果てた
ぐったりしている泰子に神山がキスをすると
「ねえ 神山さん これで女になったわね」
「うん 正真正銘の女性だよ」
泰子は出血がない事に気が付き説明した
大学生の頃 運動部の練習がきつく生理にしては早い出血があった事を
覚えていると言った
「そうすると 生理はあったんだ」
「ええ だからその間 ずーっとたんぽんのお世話です ふふふ」
神山が肉棒を抜くと それでもうっすらと赤くなっていた
「泰子 ほら少し赤いよ 大丈夫だよ これが証明だよ」
泰子は神山の肉棒を触り拭うと 手のひらはうっすらと赤かった
「SEXって こんなに痛いのかしら みんな気持ちよさそうだけど」
「ハハハ 最初だけだよ さあ 時間が無いから急ごうよ」
「はーい 分かりました じゃ貴方から流して」
そう言うと泰子はシャワーの温度を調整してヘッドを神山に渡した
この儀式で泰子は人間が変わったように明るくなり 笑顔が絶えなかった
「泰子 なんかさぁー 明るくなったよ 事務所に居る時のようだ」
「良かった 私 貴方に初めてお会いした時から決めていたの
だからバージンのことがあって ずーっと悩んでいたのよ ごめんなさい」
神山は泰子のいじらしさが可愛く 抱き寄せてキスをした
「もう 時間が無いんでしょ ほら早くしてください 他の人に怒られます」

バスルームを出ると急いで支度をしビールを呑むと神山は泰子に
「香織さんや真由美さんとは どんな関係なの?」
「あら 聞いていないんですか」
「うん そんな時間は無かったし お願いします」
「そうね 私たちは東京学院大学の卒業生で 香織さんと真由美さんは
1年先輩なの 専攻が秘書コースで クラブが秘書養成クラブで一緒でした
そんな関係で私も繊維協会の理事秘書に就職できたんです」
「そうか それでみんな仲がいいんだね 納得しました」
神山は真由美との事や香織との出来事の情報が なぜみんなが知っているか
これで分かり納得した
「そうすると 香織とのSEXや真由美とのSEXの話も聞いているんだ」
泰子は顔を真っ赤にして
「はい だから余計に辛かったんです 私で大丈夫かって」
「ハハハ 大丈夫さ さあステーキを食べに行こうか」
泰子は神山にキスをして
「夜はもっと教えてくださいね 私 聞いてはいるんだけど、、、」
「ハハハ そう言うのを 耳年増って言うんだ」
「えっ みみとしま?」
「うん そうか もう死語なのかなぁー 耳で知識を得ているけれど
実際の体験はしていない訳でしょ 聞きかじりの知識だけが豊富な若い
女性が多くて 特に性的な知識についていうんだ」
「へぇー そうなんですか じゃ私 完全に耳年増ね ふふふ」
神山は部屋を出ると エレベーターを利用してステーキハウスに向ったが
泰子はきちんと神山の後ろを歩いていたので
「泰子 いいよ横を歩きなさい」
「でも この方が落ち着きます ふふふ いいでしょ」
「うん 分かった」
ステーキハウスに着くとカウンターで香織と真由美が地ビールを呑み
待っていた
「やあ 遅くなってごめんなさい」
「大丈夫ですよ コック長さんが優しいから お話をしていました」
コック長が神山に挨拶をした
「今夜も 美味しいお肉をお願いしますね」
「はい 畏まりました 初めてのお客様ですが焼き加減はどうされますか?」
「ねえ 香織やみんな 焼き加減はどのくらいがいいのかな」
香織がみんなを代表して ミディアムでお願いしますと伝えた
「神山さん 美味しいお肉の生をご用意しましょうか」
「ええ 4人前お願いします」
コック長の林は 若いコックに合図して 神山に出すよう支持をした

「ねっ 美味しいだろ」





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2013年2月27日水曜日

Vol.963 紫陽花 -13-58



「じゃ もうお友達なの?」
「うん 一番左に座っている引田さんはまだだよ」
「へぇー あの人 どこかで見たような気がするなぁー
結構 綺麗で可愛くて上品じゃん」
「うん 由紀枝もそう思うか」
「うん でもどこかで見たなぁー まあいいや 他人の空似ってね
ねえ 引田なんて言うの?」
「ああ 泰子さんだよ」
「そうしたら 引田さんと同部屋でしょ」
「ごめんね」
「いいよ 気にしていないもん そんな事気にしていたら
頭が幾つあってもパンクします」

神山と話しながらティーラウンジに着くと 亜矢子と由紀枝が先導して
6階の部屋に案内された
由紀枝は香織と真由美を案内し 亜矢子が神山と泰子を案内した
「それでは神山様 何かありましたら内線電話でご連絡ください
ステーキハウスは7時半に予約を入れています
どうぞごゆっくりとお過ごしくださいませ 失礼します」
亜矢子はいつものように礼儀正しくお辞儀をすると にこっと笑った
「ありがとう ではゆっくりとさせてもらいます」
亜矢子が部屋を閉めると泰子はソファーに座ったまま動かなかった
「どうしたの 泰子さん」
「ごめんなさい 緊張していて 動けないんですよ 腰が抜けたみたい」
神山は泰子の正面にいくと額に軽くキスをした
「あぁ あー」
泰子はそう言って力をなくしソファーに横になった
「おいおい どうしたんだ 大丈夫?」
横になっている泰子の唇にキスをすると泰子は目を開けて神山をみて
「ごめんなさい ほんと緊張しているの でも大丈夫よ」
「よかった じゃ先にシャワーを浴びるよ」
泰子は頬をピンク色に染めて
「はい ごゆっくりどうぞ」
神山は直ぐに支度をして バスルームに入りシャワーで体を流した
簡単に洗って出てみると 泰子は明日の支度の準備をしていた
「あら 早いですね」
「泰子さんもシャワーを浴びてきなさい スッキリするよ」
「でも 後でいいです」
神山は何事にも控えめな泰子を もう少し元気にしようと思い
「駄目です これは理事命令です さあ入ってきなさい」
泰子はくすっと笑い 神山の言うとおりにシャワーに入った
神山は冷蔵庫から地ビールを取り出し グラスに注ぎ呑んだ

なかなか浴室から出てこない泰子の事を心配し
「おーい 大丈夫か」
浴室に向かって叫ぶが 応答が無いので浴室のドアを開けようとしたが
中から施錠されていて 開かなかった
神山はドアをトントンと叩くと ドアが少し開き泰子が少し顔をだし
「どうされたんですか?」
「ごめんごめん なかなか出てこないから 心配したんだ」
「ごめんなさい 髪の毛を洗っていたので 聞こえなかったわ」
神山は安心して 考えてみると 髪の毛をこのタイミングで洗うのか否か
ビールをもう1本呑んでいると 泰子はバスローブを羽織って出てきて
「ごめんなさい でもね 綺麗にしたかったの」
泰子は顔を真っ赤にして神山に話した
「うん いいよ ごめんね 気が付かなくて さあ まだ時間があるし
ゆっくりとビールでも呑もうよ ねっ」
泰子は俯いたまま何も言わなかったが神山が
「ほら 泰子さん 背中が丸いよ 駄目だよ」
泰子は背筋を真っ直ぐにすると 神山に
「神山さん 私 バージンなの それでも良いですか?」
神山は突然言われ 少し考えたが
「僕は全然気にしていませんよ それより泰子さんの問題だと思う
でも もし僕とのSEXが嫌なら 僕はそれでも構いませんよ」
「ねぇー そんな事言わないで 私 決めたんだから ねっ」
そう言うと泰子は神山の胸に抱きついてきて キスをした
「わかった そうしたら夕食を食べた後にしようよ」
泰子は今抱いてもらえると思っていた当てが外れ 神山の胸をたたいた
「だって 歩きづらくなるよ ほんとだってば」
泰子は顔を真っ赤にして 神山に
「ええ 聞いた事あります でもいいの お願いします 抱いてください」
神山は時計を見るとまだ30分以上時間があるので泰子に





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2013年2月26日火曜日

Vol.962 紫陽花 -13-58



隣に座っている泰子は香織や真由美と話しをしていたが神山とも
運転の邪魔にならない程度に話をした
「さあ 御殿場ICだよ ここから直ぐだからね」
「えっ もう御殿場ですか 早いぃー」
「知らなかったの香織さん 凄いスピードを出していたのよ」
「えっ そんあぁー だって全然横ぶれしていないから 気が付かなかった」
「そうね 200Kmを出していたのよ 正直私 怖かった」
「えっ 200kmを出していたの へぇー 凄いぃー」
そんな話をしていると ホテル GGIに着いた
玄関には誰も迎えは居なかったが 由紀枝に逢うのが少し辛かった
車止めに駐車し 女性を降ろし屋根つきの駐車場に車を止めた
ボストンバッグを持ち正面玄関に行くと 亜矢子が出迎えてくれた
「いらっしゃいませ 神山様」
「うん ありがとう 今日はTJじゃなくて お支払いをするよ」
「えっ いいのに そんな」
「でも その方がいいでしょ」
「ええ ありがとうございます」
亜矢子と話していると 後ろから由紀枝が来て
「神山様 いらっしゃいませ お待ちしておりました」
神山は3人にここで待つよう指示をして 由紀枝とフロントに向かった
「ごめんね由紀枝」
「ふふふ 大丈夫よ だってゴルフだったらここしか無いもんね」
「うん 近いうちに行きます」
「そんな 気を使わないで 大丈夫だよ 今は仕事が楽しくて忙しいの
それより 亜矢子さんの事 聞いた?」
「いや 土地と家の件しか聞いていないよ」
「なぁーんだ それ以上は聞いていないんだ もう情報を集めるの下手ね」
「おいおい もう 分かりました 下手です」
話しているとフロントに着き 神山が
「今回は正規の料金で宿泊するよ」
フロントが由紀枝の顔を見ているので由紀枝が神山に
「なんで TJでいいじゃん」
「うん でも支払いをしたほうが良いでしょ たまにはさ」
由紀枝は神山の顔をみてフロントに
「神山様がお支払いになるって事ですので 正規の料金を頂きます」
フロントが神山に
「神山様 それでは預かり金として お一人様10万円で40万円を
お願いします」
神山はボストンバックからギフトカードの包みから100万円分を出し
「では これを預けておきます」
フロントは預かるとギフトカードを何回も勘定して
「はい 確かに100万円あります お預かりいたします」
「うん お願いします それで明日の朝食ですがレストランで食べます
確か7時開始だったと思いますが 大丈夫ですよね」
「はい 7時から営業をしています それで今夜はステーキハウスと
聞いていますが、、、」
「ええ その分もそこから引いてください 足りるでしょ」
「はっ はい 充分です 大丈夫ですよ」

神山と由紀枝が3人が待っているティーラウンジに向かう時 由紀枝が
「でもなぜ正規の料金なの?」
「うん もう引き出し一杯になって それでだよ」
「へぇー そうなんだ でも嬉しいなぁー やったぁー」
「おいおい なんだよ」
「だってね 売り上げが40万円私に付いたのよ ふふふ」
「あっ そうか しかし亜矢子じゃないの」
「ふふふ 亜矢子さんクラスは 個人じゃ付かないのよ
私たちの売り上げが亜矢子さんに付くわけなの だからグループで
頑張らないと 亜矢子さんの成績が落ちるの」
「そうか そう言う仕組みなんだ」
「そうよ だから私の下が頑張ってくれないと 私も成績が落ちるの」
「なるほど ところが今日は由紀枝自身に付いたわけなんだ」
「そっ だから今度は私の部下で成績が悪い奴に廻してあげるのよ」
「なるほど 大変だね」
「楽しいわよ でもありがとう 嬉しいわ
そうそう ステーキハウスで一杯お金を使ってね お願いね」
「おいおい ハハハせいぜい美味しいワインだな 分かったよ」
「私 寂しいよ 早くきてね」
「うん ごめんね でも あそこのメンバーも仕事なんだ」
「ふーん」
「ほら 以前話した食品 建築協会の理事秘書で 今回新たに
繊維協会の理事にもなったんだ その秘書だよ」





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2013年2月25日月曜日

Vol.961 紫陽花 -13-58



「そうでしょ 私もこんなにも綺麗で可愛くなるなんて 驚いているの」
泰子は褒められて 顔を少しピンクに染め俯いてしまった
「泰子さん だめだよ 背中を丸めないで胸を張りなさい ねえ洋子」
「そうよ 小さいお胸って話していたけれど 余計に小さく見えるわよ」
泰子は顔を真っ赤にして胸を張り洋子に
「でも 小さいとほんと恥ずかしいの」
「何言っているの ちゃんとDカップあったじゃない 大丈夫よ
貴方がそんな事言っていたら Cカップの人はどうするの
だから 自身を持って胸を張りなさい いいわね」
泰子は洋子の言っている事が分かり 俯くのをやめると綺麗な体のラインが
見えてきて神山はその美しさに驚き目を見張った
「さあ 泰子さんも呑もうよ」
泰子は勧められるままにビールを呑むと 神山は泰子に
「ねえ ゴルフのスコアだけど どのくらいで廻るの」
「ええ 大体80位です」
言葉少なく泰子が答えると
「えっ 80 じゃ僕よりいいじゃん 大変だぁー」
「ふふふ 強敵が現れたわね いいじゃないいい刺激になって」
「まあ そうだけど へぇー 凄いね へぇー 80かぁー 参った」
神山はそう言うとあまり追求をしないで 30分寝る事にした

「あなた 時間ですよ」
神山は目を覚ますと 洋子と泰子をみて
「ああ スッキリしたよ ありがとう」
「ねえ ゴルフだけど これを使って」
洋子は神山にギフトカードを渡した
「どうしたの?」
「ええ 一杯なのよ それでゴルフ場にそれとなく聞いたらOKだって
だから使ってください」
神山は洋子からギフトカード20万円分受け取ると
「そうしたらホテルもこれを使おう 亜矢子さんのところも喜ぶし」
「そうね そうしたらもう少し持って行って お願い」
洋子はそう言うと引き出しから更に20万円分のギフトカードを出し渡した
神山も商品券やギフトカードの大きな包み2つを引き出しから出して
ボストンにしまった
「そうそう 祐子にも渡してあるけれど はい今夜のお小遣いです」
神山は洋子に20万円渡すと
「では 正面玄関に行こうか 洋子も一緒に出られるでしょ」
「ええ 大丈夫よ 祐子さんとも連絡取れたわ」
「さっきは充電中だったんだって ハハハ」
「そう言っていたわ 貴方は大丈夫」
「うん 予備を充電してあるから大丈夫だよ」
3人は次長室を出ると 鈴や正面玄関に向かった
まだ約束の6時には少し時間があったが 香織と真由美が待っていた
「やあ 待たせてごめんね」
「こちらこそありがとうございます あら泰子さん 素敵よねぇ真由美さん」
泰子は照れて頬をピンクに染めると俯いてしまった 洋子が
「ほら 泰子さん駄目よ 真っ直ぐにしないと」
「はーい ふふふ」
「よし じゃ車まで案内します」
5人は駐車場までゴルフの話をしながら歩いていると本社ビルで時田と会い
「おお 先ほどの美女か いいね山ちゃん ゴルフとは」
「ハハハ ええ 多少は息抜きです でも仕事絡みですよ」
「で 洋子さんは行くのかな?」
「今回は久しぶりの休日で親孝行です」
「そうか 残念だな しかしワシも同行したいな」
「良いですよ これから如何ですか ねえみんな」
香織をはじめ みんなが時田を誘ったが
「いやいや 明日はちょっと無理なんだよ 次回だな」
「ええ 次回お願いします では失礼します」
5人は時田にお辞儀をして駐車場に向かった
洋子がフェアレディーZに乗り 神山達は蒼いBMWに乗り込んだ
「じゃ 洋子 気をつけてね それと程ほどに」
「ふふふ はーい 分かりました 行ってらっしゃい」
そう言うと洋子は気持ちよくタイヤを軋ませ車を発進させた
神山も後を追い駐車場を出て 交差点で洋子の後ろに付いた
洋子は右折するので右側斜線に入ると 神山も右側に入り後ろを走った
高速入り口で神山がフォグランプを2回点滅させると 
洋子はクラクションで返事をした

首都高速から東名高速に入ると神山は蒼いBMWのスピードを上げたが
女性たちは流行の歌を歌っていて 全然気にしていなかった




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2013年2月24日日曜日

Vol.960 紫陽花 -13-58



16時になると 待機している会社に引田が説明をして次回の訪問を促し
説明を聞いた会社の担当者は 18日の早めの時間を申し込み引き上げた
数社いた会社が引き上げると神山に
「漸く収まりました」
「ありがとう ではこれを片付けて お買い物だ」
引田泰子はニコニコしながら書留やご祝儀を台車に乗せたが
「理事 乗らないわ」
「うん 仕方がないね さあ 早く仕事を済ませましょう」
神山はご祝儀の入った紙袋と台車を押し 泰子も手伝い3往復ですんだ
全て蒼いBMWに乗せると 理事室に戻り忘れ物を確認した
ビルを出る時に洋子に電話をして1Fの案内所で待つよう指示をした

「でも理事って 凄いですね」
「ハハハ 今度は何が凄いのかな?」
「ええ だって給与の金額一律でしょ それから振込み日の一律でしょ
私 初めての経験です」
「そうか 僕も初めてなんだよ そうすれば管理がしやすくなるしね」
「それもスイス銀行でしょ 驚きました」
「ハハハ 洋子が手配をしてくれたんだよ ほら日本の銀行って
危ないだろ なのでスイス銀行にしたのさ」
「へぇー 洋子さんが手配ですかぁー 良く気が付きますね 羨ましいわ」
「ハハハ 助かっていますよ さあ もう直ぐお店です
遠慮しないで 買い物をしてね」
「はーい 分かりました ありがとうございます」
神山は路上駐車して 鈴や1Fの案内所に泰子と行くと洋子が待っていた
「じゃ 洋子 お願いしますね で どの位用意したの?」
洋子は隠語で
「ホ百です」
「分かった 僕は紙袋を整理したら スタジオに一旦戻ってきます
そうそう 泰子さんはカジュアルファッションって決めているから
そのつもりでね 早めに終わったら部屋に来てもらっていいですよ」
「はい 後は、、、連絡する事ってないですよね」
「うん 何かあったら 携帯に電話をします お願いしますね」
「はーい では引田さん 行きましょうか」
神山は二人と別れると 車をホテルの駐車場に入れて 紙袋を次長室まで
運び 整理した
今日は時間が無いので先に スタジオに戻る事にした
スタジオに戻ると祐子が
「あら 早い時間にお戻りですね」
「あれっ 洋子から電話を貰わなかったの?」
「ええ そうかぁー 携帯電話を充電していたんです だからです」
「うん 今夜はホテルに行きます 明日ゴルフです
それで 今夜は洋子と一緒に外食をしてください」
「わぁー 明日ゴルフですか いいなぁー 祐子も行きたいなぁー」
「分かった 桃子や由貴と行こうね」
神山はそう言うと2階の主賓室に入り シャワーを浴びると体を
シャッキとさせゴルフの準備をした
全て準備が整うと スタジオに戻り祐子に
「洋子は多分6時15分までに来られます だから準備をしておいてね」
「はーい 分かりました」
神山はお小遣いとして20万円を祐子に渡し
「今夜の分と 明日のお小遣いだよ」
「わぁー 頂まーす 今夜もあそこで踊ろうかな ふふふ」
「ああ 洋子も話していたよ もてもてだってね」
「ええ 洋子さんも踊りが上手でしょ だからみんな寄ってくるの
でもね しつこい奴には英語とフランス語で退治しているのよ」
「ハハハ フランス語で退治かぁー 凄い事しているな
あんまり男をなめない方がいいよ 怖い目にあうからね 程ほどにね」
「はーい 大丈夫よ 洋子さんもそこら辺は弁えているわ」
「そうだね では行って来ます 何かあったら 携帯に電話をしてね」
「はーい 行ってらっしゃい」

神山はゴルフバッグや着替えの入ったボストンを蒼いBMWに積むと
直ぐ傍にあるガソリンスタンドに立ち寄りガソリンを満タンにした
次長室に着くと5時を少し回っていたが 女性たちは戻っていなかった
先ほど運び込んだご祝儀や書留をロッカーにしまい鍵を掛けた
神山は冷蔵庫から缶ビールを取り出し 飲み始めると二人が話しながら
戻ってきた
「やあ 早かったね」
「あら 貴方も早いのね 大丈夫 運転するのに呑んで」
「うん もう少ししたら寝るから大丈夫だよ それより泰子さん
見違えるね 私服って人間を変えるね」





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2013年2月23日土曜日

Vol.959 紫陽花 -13-58



「うん 元気が戻って来たよ よかったよ」
「そうそう お部屋は2部屋でいいんでしょ」
「そうそう ありがとう それからステーキハウスの予約をお願いします」
「分かりました 時間は何時頃?」
「そうだな 7時半ころでお願いします」
「カウンターが良いんでしょ」
「うん 無理しないで テーブルでもOKだよ」
「はーい 予約を入れておきますね」

その頃 香織と真由美は
「神山さん驚くわよ ねぇー」
「そうよね 女子プロ目指した泰子さんですもの 楽しいわね」
「ええ それと今夜だけど どうなのかしら」
「多分お部屋を2部屋キープするでしょ でないとホテルだって嫌がるし」
「そうすると お預けね ふふふ」
「でも 遅い時間だったら大丈夫だと思うんだ 部屋に押しかけようよ」
「そうね もうずーっと待っていたんですものね 大丈夫よね」
「大丈夫よ それより遅刻しないようにしましょうね」
「そうね では 6時に」
「はーい 6時に正面玄関ね」
二人は協会のビルから出ると 18時の約束をして別れタクシーに乗った

「ねえ あなた内藤さんから電話がありました」
「そうか ごめんごめん ちょっと携帯で長電話をした」
「それで 御殿場カンツリー富士コースですって」
「へぇー あそこが取れたんだ 凄いね」
「ええ ただしキャンセルだったので スタートは8時30分ですって」
「ありがとう 内藤さんにお礼を言っておきます」
「はーい お願いしますね」
神山は直ぐに内藤に電話をしてお礼を伝えた
電話を切ると時計を見た
「泰子さん まだ時間があるので1時50分まで寝かしてください」
「はい 分かりました」
「そうそう 【本日は都合により4時に終了しました ご迷惑をおかけして
誠に申し訳ございません 尚 次回は7月18日土曜日に行います
面談時間など詳細は 月曜日から受け付けます】って張り紙を
作ってください それから4時以降来る会社には連絡をしてください
次回は7月18日土曜日ってね お願いします 時間は繰上げでいいよ」
「はーい 分かりました」
神山はそう言うとソファーに横になり眠りについた

1時50分2分前になると泰子は神山を起こすのにソファーに行くと
パンツの前の部分が非常に大きく膨らんでいるので 顔を赤くした
(まあ 凄く大きいのね 壊れないかしら ふふふ)
「理事 起きてください 50分です」
神山は目を覚ますと 泰子を確認して
「ありがとう さあ仕事だ」
神山は起き上がると トイレに行きようを済ませた
席に戻るともう一度泰子が製作した面談リストに目を通した
「泰子さん 丁度良かったね」
「えっ 何がですか?」
「うん 顧問依頼希望の会社が16時までに全部入っているからさ」
「ふふふ そうですね 良かったですね」
「そうそう 16時までの短い時間なので ノンストップで行きます」
泰子はニコニコして頷いた
「理事 では始めますよ」
「はい 呼んでください」
繊維協会の各社面談が始まった
神山は受け取るのもは受け取り 話を聞いてあげた
顧問依頼の会社には食品や建築協会でも話したように
決定権のない理事とはっきり先方に伝え 顧問を引き受けた
今回の顧問は スポーツ用品がメインのモリサワとレッドタイガー
事務ユニフォーム中心のシロメン ファッション業界のアントンと
ミスター&ミセス そしてファッションジュエリーのオーロラと6社と
顧問契約を取り交わした
ファッションジュエリーのオーロラは宝石などの分野だが 宝石を鏤めた
ドレスファッションも手がけているので 是非といわれたが神山は
宝石の宣伝には一切使用しないと約束を条件で付けた
今回は給料と手当てなど全て含めて1ヶ月1千万円と提示した
何処の会社も1千万円前後だったので神山の要求を呑んだ
更に給料などの振込先はスイス銀行に指定し 振込み日も指示をした
なので繊維協会の給料や手当てなどは一律になり 管理しやすくなった





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2013年2月22日金曜日

Vol.958 紫陽花 -13-58



「はぁー 3人かぁー 分かりました そうしたら今夜から出かけようか」
「えっ 今夜ですか 私は大丈夫よ 真由美さんや泰子さんはどう?」
「私も大丈夫 ただ着替えを持って来るわ」
「理事 私も大丈夫です お願いします」
「よし 明日はゴルフにするか?」
「えっ ゴルフですか 良いですよ ねぇー真由美さん」
「ええ それだったら 準備しますよ 大丈夫です でも天気はどうかしら」
「明日は晴れるって言っていたけどなぁー そうだ泰子さんにも
ゴルフクラブを買ってあげないと 片手落ちになるね」
「そうよ 私たちは買ってもらい 練習をしているけれど ねぇー」
神山はゴルフ売場にいくと洋子に電話をして商品券を300万円分を
売場に持ってくるよう指示をした
暫くすると洋子がゴルフ売場に来ると神山は引田泰子を紹介した
「繊維協会の纏めをしています 引田泰子です こんにちわ」
「私は常務の秘書をしている田所洋子です よろしくね ふふふ」
泰子のクラブや着るものを選んでいる時 洋子と一回会っている香織と
真由美は楽しく話をしていた
買い物が終わると神山は洋子に
「今夜から出かけて 明日は夕方になるけれど 何も無いと思います
なので 明日はお休みにしてください お願いしますね」
「はーい そうしたら フェアレディーZはどうするの?」
「そうか 蒼いBMWで出かけると、、、そうしたら今日の帰りに
Zでスタジオに帰って それで祐子とお食事をしてくれる?」
「はーい 分かりました」
「兎に角 協会が済んだら一回部屋に戻ります お願いしますね」
洋子はニコニコして頷くと 3人に挨拶をして部屋に戻った

繊維協会の理事室に戻ると神山は香織と真由美に待ち合わせ場所を指示し
「今夜はこの雨があがるって言っているけれど 明日雨なら中止にしよう」
「えっー 大丈夫ですよ 私たちは」
「ええ 折角ですもの プレーをしましょうよ」
「分かった プレーをしましょう では6時 遅れないようにね」
神山はそう言うと香織と真由美に2万円づつ渡し
「これでタクシーを使いなさい その方がゆっくり出来るでしょ」
「はい ありがとうございます」
香織と真由美が退室すると泰子が
「私 着替えが無いわ どうしましょう」
「ハハハ 大丈夫さ ここを早く終えて 店で購入しなさい
バッグは僕の車に積んでおくから ボストンに入れておけば大丈夫でしょ」
泰子は安心したのか 顔が明るくなった
神山は時間が無いところで普段着が買えるか心配したが
「泰子さん 終わったら店で先ほどあった田所さんと買い物をしてね
支払いは田所さんが全て出すから 遠慮しないでね それと今着ている物は
自宅届けにすれば問題ないでしょ」
「えっ 田所さんと買い物ですか はい ありがとうございます
遅刻しないように 買い物をします」
「うん お願いしますね 遠慮しないで買い物してね」
神山は洋子に電話をして 泰子の買い物を手伝って貰うことと
支払いは商品券を使ってもらう事を指示した
「分かりました そうするといくら掛かるか分からないのね」
「うん なので少し余裕を見てください お願いしますね
こちらが終わったら 連絡しますから 1Fの案内所で待っていて下さい」
「はい 分かりました」
「泰子さんにも買うものを今のうちに決めてもらうから お願いします」
「そうね その方が早いわ ところで何時に出られるの」
「うん 6時に鈴やの正面玄関」
「はーい 貴方も支度があるでしょ」
「うん そちらに戻って整理したら一旦スタジオに戻って準備をします」
「まぁ 大変ね では連絡を待っていますね」

神山はアルタの内藤に電話をした
「大丈夫でしょ しかし急ですね」
「ええ 済みません お願いします」
「直ぐに折り返し電話をします」
神山は電話を切るとゴテンバ グランド インの亜矢子に電話をした
「大丈夫よ お部屋は取れるわよ でも急ね ほんと」
「ごめん 思い立ったらなんとかさ」
「それで 今回は7階ではなくて 6階なの いいかしら」
「って言うより お願いします」
「今日は由紀枝さんが担当よ 大丈夫?」
「はぁー 謝っておきます 大丈夫です」
「もう 大変ね でも多少元気になったんだ」





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2013年2月21日木曜日

Vol.957 紫陽花 -13-58



「えっ お泊りですか ほんと 嬉しいわ やったわね 香織さん」
「ええ 素敵ね 早く調整してくださいね 泰子さんも一緒に行こうね」

泰子は少し暗い表情になったが神山が
「ハハハ 泰子さん 温泉三昧を楽しもうよ ねっ」
この言葉に 少しだけ表情を和らげた泰子だったが それでも言葉が
少なくなり 殆ど口を開かなくなってしまった
神山は理由が分からないので 4人で楽しむ前に泰子と二人だけで
楽しむ事を考えていると 引田が
「私 香織さんや真由美さんのように おっぱいが大きくないから
だからいいです ごめんなさい」
神山ははっと気が付き 泰子のバストを見てしまったが 本人が告白した
とおり バストは二人より多少小さく見えた
「ハハハ 泰子さん 女の価値ってバストで決まるものじゃないんだよ
それに 大きいからといって SEXの時に有利とかってないし
乳房が小さいからって SEXの時に不利って聞いたことないよ」
「だって 神山さんは香織さんや真鍋さんを誘ったでしょ 私はまだ
誘われていないのも だから嫌われていると思っているんです 小さいから」
「ハハハ もう 先ほども言いましたが お仕事で調整が付かないの
もう 分かって貰えないんだ だったらいいよ もう 二人にも聞いて
僕は電話連絡もしていないし 自分から逢ってもいないんだ
泰子さん一人だけってそんな事は絶対にしていないよ ねぇ香織さん」
「そうよ泰子さん 神山さんの言っている事は本当の事よ だって真由美の
ところにも全然 連絡ないし 泰子さんだけじゃないわ」
「そうそう 私だって 寂しく待っているのよ 最初はお尻ペンペンで
根性を入れ替えたわ だからそれからは真面目になったわ」
「そうよ もう1ヶ月くらい経つわね 痛かったわ それも3回も叩かれ」
「ハハハ そうだね でも 今の君たちを見ていると 嬉しいよ
あの時と顔が随分と変わったよ なんていうか 落ち着きがあるかな」
「もう 嫌だわ 思い出したくないわ 親だってお尻を叩かなかったもん」
「そう 二人揃ってお尻を叩くなんて もう 絶対に嫌よ」

4人は話が弾んでそろそろうな重を食べようとした時に仲居の案内で
時田が部屋に入り別のテーブルに座ると神山は
「社長 お邪魔しています」
「やあ 山ちゃん 今日は美女ばかり3人も引き連れて 凄いね」
神山は各協会の専属秘書と話 各人を紹介をした
「そうか 協会にはそんなに綺麗な秘書さんが居るんだ どうだね
洋子さんと比べて」
「ハハハ 比較対照になりませんよ 彼女達も洋子に一目置いていますから
でも 本人に聞いてみないと分かりませんが、、、」
「そうか 洋子さんを知っているのか」
「って言うより 自己紹介をしただけです 1ヶ月くらい前ですが
店内でばったり会いまして それで自己紹介です」
「ハハハ そうか ごめんごめん どうぞゆっくりと食べてください」
「社長 9日の件はお願いしますね 又 後でご連絡します」
「ハハハ 山ちゃん 本社人事課はごった返しているよ ハハハ」
「ハハハ そうですか 洋子の言ったとおりですね」
「まあ 決まった事だ いい事は直ぐに実行 なあ山ちゃん ハハハ」
「そうです いい事は直ぐに実行です その方が早く利益を産みます」
「そうだな うん じゃ頼んだよ 早く食べなさい 女性を待たしちゃ駄目」
神山は3人を見ると 殆ど食べ終わり 神山を待っていた
「ごめんごめん 大至急食べるからね 泰子さん時間は大丈夫かな?」
突然振られた泰子は時計を見て
「はい 理事 まだ余裕です ゆっくりと召し上がってください」
この言葉を聴いた香織と真由美は顔を見合わせ にこにこと頷いた 

店内を歩いていると泰子が神山に
「凄いですね」
「なんだ 又 SEXの話か」
「ふふふ 嫌よ そんなぁー 店内でみんな神山理事にお辞儀を
しているでしょ でも女性社員はお辞儀をした後に ニコニコとした顔で
見とれているわ そこが凄いって話よ」
「へぇー そうか 気が付かなかったな」
その話を聞いていた香織と真由美は
「ねぇ 分かった泰子さん こんな性格よ もう私たちが信号出しても
全然 気が付いてくれないのよ 分かるでしょ だって今日だって
一杯信号を出しているのに 色っぽいお話なんて皆無じゃない」
「そうよ 大体休日出勤よ 少しは分かってもらいたいなぁー
乙女がどんな気持ちで出勤しているのか ねぇー香織さん」
「おいおい だからご馳走をしたでしょ もう 苛めないで」
「だから ご馳走は 旅行とか お願いしますね 乙女3人より」   





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2013年2月20日水曜日

Vol.956 紫陽花 -13-58



警備室のチーフが見かねて手伝いをしてくれる事になった
今回はコンテナ2回で済む量だったの助かったが これがお歳暮時期だと
予測できないので困ってしまった
次長室にコンテナを入れ商品を積み上げると洋子が
「やっぱり この量って尋常じゃないわ あーあ 凄いぃー」
「うーん 仕方ないかな 申し訳ないけれど 礼状をお願いしますね」
「はーい 分かりました」
神山は化粧箱から商品を取り出し ダンボールに詰め替えると
それでもコンテナに一杯になり シートを被せ配送の倉庫に移動した
次長室にコーヒーや調味料を残しておいたので洋子に
「洋子 好きなものを持って行って良いよ」
「へぇー でももう充分だし、、、ねぇ本社人事の女の子に分けてもいい?」
「うん そうしたらお願いしますね 僕は時間なので繊維協会に行きます
何かあったら 携帯までお願いね」
「はーい 分かりました」

神山は洋子に断り 日本繊維品質管理協会東京事務所へ向かった
ビル最上階の日本繊維品質管理協会東京事務所へ入ると
引田泰子が事務室で待っていた
「やあ こんにちわ ここでも仕事をするんだね」
「ええ 理事室よりこちらの方が資料が揃っているので ふふふ
そうそう 書留が一杯ですよ 食品や建築協会からも届いています」
「そうか 向こうは休みだね」
「ええ でも食品協会の香織さんと建築協会の真由美さんは
出勤していますよ 一緒にお昼をしたいって」
食品協会の眞鍋香織と建築協会の安堂真由美は本来 土日は休みだが
繊維協会の会社面談の事を聞き 書留を渡す為に出勤していた
「そうか 分かった ご馳走するか」
「まあ 優しいのね では早速連絡しておきますね」
「うん お昼の時間はこちらからするから そう伝えてください」
引田泰子は言われたとおり真鍋に伝えた
神山は今日面談する会社リストを見ると 欄外に二重丸の印が付され
赤鉛筆で会社名のところにアンダーラインが引かれていた
「引田さん この印って もしかして顧問希望の会社?」
「ええ そうです 前任の理事の時にも顧問を希望されていました
アンダーラインが引いてあるところは 前任が顧問をされていた会社です」
神山は引田が用意し会社資料を丁寧に読んでいると直ぐにお昼になった
「早いな もうお昼の時間だ 引田さん 何を食べる?」
「えっ そうだなぁー うなぎがいいわ 彼女達も食べたいって言ってたわ」
「そうか そうしたら連絡をしてください このビルの入り口で落ち合おう」
引田泰子はニコニコしながら真鍋に連絡をした
暫くして1階フロアに下りると真鍋と安堂が待っていて
「ご馳走様です ふふふ」
「まあ 予定外の休日出勤だから ご馳走しますよ」
神山は自分の車ではなくタクシーで鈴やに向かった

鈴やのレストラン街は雨のせいか お客が行列を作り入店待ちをしていた
うなぎやの暖簾の前に行くと仲居が
「どうぞ 奥が空いています」
「ありがとう そうしたらお邪魔しますね」
神山達4人は仲居の案内で奥の座敷部屋に案内された
「神山常務 あと1時間位すると 時田副社長がお見えになりますが、、、」
「うん 別に構わないよ 僕はお仕事だから 大丈夫だよ」
「はい 畏まりました」
「そうしたら 生ビールを4つと適当におつまみをお願いします
そうそう 蒲焼も2人前ください お願いします」
「はい 畏まりました そうしましたら鮮魚の盛り合わせでよろしいですか」
「ええ それから湯葉はあるのかな」
「ええ 本日はご用意できますよ」
「よかった 湯葉さしを4人前ください」
仲居は深々とお辞儀をして襖を閉めると引田が
「神山さんって 凄いですね」
「えっ なにが?」
引田は顔を赤くしながら
「ええ あちらの方です 聞きましたよ 真鍋さんや安堂さんから」
「ああSEXの話か 普通でしょ 分からないけれど」
真鍋や安堂は神山ともう一度SEXしたいと思っているので
「この頃 全然呼んで頂けないのね 寂しいわ ねぇー真由美っ」
「そうね 最初だけだったわ 私も寂しいわ」
「おいおい 分かったよ 苛めないでください まだ順番待ちが
一杯並んで待っているんだから ハハハ 冗談だよ 仕事が忙しくて
どうにもならないんだ 分かったよ そのうちに泊りがけで旅行に行こう」






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2013年2月19日火曜日

Vol.955 紫陽花 -13-58



「そうね でも車はどうするの?」
「って言うより時田さんはどうするの そこだな」
「多分予定が入っているんじゃないの 一人でも行くって事は」
「分かった 秋山さんに確認してください それからだ お願いしますね」
洋子は直ぐに本社秘書課の秋山に電話をした
「そうなの 残念ね はい 分かりました 神山に伝えます」
「ねぇ おじ様は行かれないって 残念ね」
「分かった そうしたら 13時だろ 洋子が運転してくれるかな
蒼いBMWで工場見学して そのまま上原に行きます 洋子と翔は
タクシーを利用してください 上原で呑めないけどごめんね どう?」
洋子は蒼いBMWを運転できるのでニコニコして
「いいわよ 運転できるんだったら 我慢するわ ふふふ
それからね 9日の夜だけど 社長をホテルまで案内したら
3人で呑みに行きましょうって 加奈子が喜んでいたわよ
ダブルベッドのお部屋をキープするんだって もう ふふふ」
「おいおい 冗談はそれとして そうか 権田さんの後か うーん
でも 翌日のことを考えると 深酒は出来ないし 困ったものだね
そうそう 9日夜の上原に時田さんは来るんでしょ」
「あっ 聞いていない ごめんなさい」
「もう 肝心な事聞いてくれないんだから ハハハ」
洋子は顔を真っ赤にしながら本社秘書課の秋山に電話をした
「ごめんなさい 洋子です」
「まあ どうされたんですか 理事どの」
「もう 苛めないでください それで9日の夜ですが権田社長が上原の
お寿司屋さんに行かれる事が決まっているんですよ それで時田副社長は
同席させるのか そこを聞きたかったの」
「ええ 大丈夫よ でも大変ね 3人の予定を組み合わせるなんて」
「でしょ もう大変よ それを神山って全然分からないんだから もう」
「あらあら 大変ね 仲良くお仕事してね」
「はーい では失礼します」

「あなた 大丈夫よ 出席されるって」
「そうすると 権田さん前田さん 時田さんに秋山さんだろ
前田さん 上手に抜ける事出来るのかな ねぇ」
「そうか でも大丈夫でしょ 社長の車に乗っているわけだし
ホテルに着いたらもう抜け出せるわよ 権田さんだって
その後呑まないでしょ もし呑むんだったら時田さんを連れて行くでしょ」
「まあ 今から考えても仕方がないや 決定は9日夜に上原
10日は工場見学でお昼に上原で簡単にお昼 そうしたらアルタの時間を
少しはやめてもらおう 10時30分なら充分余裕だよね」
「ええ その方がいいわね お願いします」
神山はアルタの内藤社長に電話をした
「はい 内藤ですが」
「神山です おはようございます」
「おはようございます 昨日はご馳走様でした」
「それで 10日の人事命課の時間ですが10時30分にして頂けると
凄くありがたいのですが」
神山は権田社長が上京され 杉田の特例人事に出席する事などを
掻い摘んで話をすると
「分かりました しかし杉田君一人の人事命課で社長列席ですか はぁー
凄いですね いいですよ そうすると山ちゃんは欠席で洋子さんが出席
ってそういう事ですね 分かりました 大丈夫です
しかし 本当に凄いですね 社長を動かすなんて ほんと凄い」
「ハハハ 内藤さんも社長ですよ」
「ハハハ 参った そうでした では又 何かありましたら連絡ください」
「はい ありがとうございます」

電話を切ると洋子に
「アルタはOKだ 10時30分に辞令交付です こちらは9時15分かな
だとしても充分に時間があるね 渋滞を考えて早めに出てね
そうだ 蒼いBMWで連れて行ってあげるよ その方が早いし安全だ」
「でも 回り道になるでしょ 時間は大丈夫?」
「うん その分少し早く出ればいいでしょ 大丈夫だよ うん」
「そうすると 社用車を使わない事を秘書室に伝えておくわ」
「そうだね 保険なんかはどうなっているんだろう」
「ええ 聞いておきます もし必要ならば 一日だけ保険を掛けてもいいし」
「そうだね お願いしますね そうだ 警備室に電話をしよう 忘れてた」
「ふふふ そうよ お願いしますね でも雨だから大変ね」
神山は警備室に電話をすると案の定お中元で一杯になっていると言われた
「洋子 そうしたら少し手伝ってください お願いします」
神山は台車ではなくて コンテナを配送から借りてきて 警備室に行くと
「神山常務 大丈夫ですか お手伝いしますよ」





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2013年2月18日月曜日

Vol.954 紫陽花 -13-58



「もう それで釣ったのね」
「おいおい そんな言い方したら 僕も権田さんも可哀相だよ もう
それで時田さんに話したら 驚いていたよ」
「驚くでしょ ほんとたった一人の部長特進の為に社長出席なんて、、、
凄い事になるわよ きっと 名古屋の本社人事やこちらの人事も」
「なにが そんなに大変なの?」
「だから 前例が無い事をすると 規約などを考えなければいけないでしょ
そうすると 人事だけの話じゃなくて 組合も絡んでくるでしょ」
「良いじゃないか いい方向に歯車が回転しているんだ
そこに適任者が居ても可笑しくないし そのようにするべきでしょ
それがたまたま 昇進したと言う話さ 可笑しくないでしょ」
「そうね ごめんなさい あーあ又 大変だわ」
「なにが?」
「ええ 電話応対よ このことで貴方の事や杉田君の事について
色々と問い合わせがあると思うの そう思うと気が重いわ」
「なぁーんだ そうしたら 全部人事課に廻せばいいじゃないか」
「ええ 出来る限りそうしているわ でもね そうね はい分かりました」
「そうだよ 全部人事課に回しなさい でないと洋子の仕事が
捗らないでしょ いいね」
洋子は神山の顔をまじまじと見つめながら頷いた
(なによ もう 人の苦労を知らないで もう 大変なんだから)
「それで洋子 社長が9日の何時に来られるか 調べておいてくれるかな
時間によっては 10日見学になるかも知れないしね」
「まぁ 肝心な事聞いていないの もう」
「ごめんごめん ただ9日は空いているからと言われたんだ お願い」
神山は両手を合わせて洋子にお願いした

洋子は名古屋鈴や本社社長室に電話をした
「おはようございます 加奈子?」
「ええ 洋子?」
「そうよ ねぇー聞いた?」
「うん まったく突然銀座に行くって びっくりよ」
「そうでしょ 銀座の人事発令に社長列席って前代未聞よね」
「ほんと でも神山さんが全部仕組んでいるんでしょ ねえ洋子」
「そうなの もっとも我が社も利益があるし どこも損はしないわ」
「へぇー 凄い事考える人ね そうそうそれでね 9日はお昼はこちらで
食べていかれます なので3時か4時にそちらに伺えるわ」
「そうすると 夕食にお寿司屋さんがいいのかしら」
「そうね、、、今 聞いてみますね 待っていてね」
暫くすると前田加奈子が
「ええ 夜 お寿司屋が良いそうよ それで翌日午前中に工場見学だって」
「そうすると 杉田君は同行できないわね」
「どうして?」
「ええ アルタさんで11時から人事命課を貰うのよ ほら部長職よ」
「ちょっと待ってね 聞いてきますね」
前田加奈子が権田と話しているのが聞こえた
「もしもし 社長はお一人でも良いって仰っているわ だから時田さんも
一緒に行かなくても良いんじゃないの」
「そうなのね 分かりました それで10日のお昼はどうされるの?」
「ええ お昼は遅くなるだろうからって 新幹線の中で済ませるそうよ」
「へぇー そんなにお忙しいのに ありがとうございます」
「だから 工場から直接東京駅って感じかな」
「分かりました ちなみに東京駅は何時頃なの」
「ええ 13時前後の新幹線よ」
「分かったわ ありがとうございます
ところで 9日だけど 加奈子は来るんでしょ」
「ええ 行くわよ」
「そうしたら 社長をホテルに案内したら呑みに行きましょうよ」
「いいわね 神山さんも一緒でしょ」
「ええ 勿論よ どう」
「ふふふ そうしたらダブルのお部屋をキープしようかな」
「もう 何言っているの 朝から じゃ9日の夜を楽しみにしてね」
「はーい では失礼します」

電話を切ると洋子が神山に
「社長は9日 15時か16時に上京です 翌日は13時に新幹線です」
「はぁー そんなに忙しいのに来てくれるんだ ありがたい話だ」
「ねぇ それで10日の工場見学だけど早めに終わらせて
上原のお寿司にお連れしたらどうかしら 勿論9日の夜に行かれる予定を
組んでいるわ でも翌日お昼が新幹線のお弁当じゃ可哀相でしょ」
「そうか アルタの人事命課があるし、、、そうだアルタは洋子が行って
僕は社長と工場見学して 11時30分に上原で落ち合おうか」





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2013年2月17日日曜日

Vol.953 紫陽花 -13-58



神山と祐子は楽しく会話をしながら朝食を食べ終わると
「祐子 いつものように30分寝かせてください」
「はーい」

神山は普段より少しだけ早く次長室に入った
時計を見ると9時を少し回ったところだったが 名古屋鈴や本社の
権田社長へ架電した
「おお 神山さんか おはよう 随分と早いね」
「おはようございます 今日は名古屋だと聞いて早めにお電話をしました
早速で申し訳ございませんが、、、、、、、、、、、、、
それで 催事課の杉田君を部長に昇進させて頂きたいとお願いです」
「うん 分かった 時田さんも承知ならワシは構わないよ
でも どんどんと事業を大きくしているね 鈴やも大きくしないとな、、、」
「そんな 私は小さな事を大きくしているだけです そんなに褒められた
事業ではないですよ 販売元はアレックスグループだし デザインも
アルタだし 全て手の内の仕事です」
「うん でもそこが素晴らしいな その事に気が付いて 全てが上手に
歯車が回転するようにするのは大変な事なんだよ それを神山さんは
いとも簡単に成し得てしまう 大したものだ ごめんごめん
杉田君の部長昇進の件は承知した 7月10日だな」
「ええ よろしかったら10日の特例人事の時 銀座に来られませんか?」
「うん? 何がある?」
「ええ クリスタルグラスの工場見学は如何でしょうか?」
「おお そうか ちょっと待ってくれ 秘書に聞いてみる」
暫くすると権田が
「おお 神山さん 何も無いので9日からそちらに行けるぞ
あの美味しい寿司屋に連れて行ってくれるか」
「ハハハ 社長 はまりましたね でもその日に美味しいのが上がって
無くても お小言は無しですよ 自然界の事ですから」
「ハハハ やられたな わかった では頼みます」
「あのぉー 時田副社長がお電話をされたいと お話がありましたが
如何しましょうか?」
「うん この件はOKだが 他の話があるかもしれないな
神山さんから連絡をしておいてください OKだと」
「はい お忙しいところありがとうございます
杉田にも部長職を恥じないよう話しておきます ありがとうございます」
「うん お願いします」

神山は電話を切ると直ぐに時田に電話をした
「神山です おはようございます」
「やあ おはよう 昨夜はご馳走様でした」
「それで 今 権田さんに電話をしました そうしたら簡単にOKを
頂きちょっと拍子抜けしています」
「ハハハ そうか OKを貰ったか さすがだな」
「それで 10日の特例人事の席にご出席をお願いしたところ 
こちらもOKです」
「えっ おいおい 杉田君一人の為に 出席されるのか?」
「ええ そうですよ なぜですか?」
「おいおい 山ちゃん 銀座店の人事だぞ 大丈夫かな?」
「だって 社長がご出席されると言われましたよ もう
信じてくださいよ もう ただし クリスタルグラスの工場見学と
上原駅前寿司の両方がありますよ 副社長も同席をお願いしますよ」
「おいおい こちらにも予定があるんだ ちょっと待ってくれ」
時田は秘書部長を呼び予定を聞いていた
「山ちゃん 10日の朝はいいとしても 前日やその日はちょっとなぁー」
「でしたら 権田社長と詰めて置いてください
私が権田社長とお約束したのは 寿司屋と工場見学の2点です
なので 副社長がご同行できなければ これからの電話でお話してください」
「おいおい しかし参ったなぁー 突然上京されるなんて、、、
分かった 兎にも角にも杉田君の件はありがとう 後は何とかします」
「お願いします では失礼します」

電話を切ると丁度洋子が出勤してきた ニコニコしている神山に
「おはようございます 早いですね」
「うん 洋子 OKだぞ ハハハ」
「わぁー 良かったわ これで正式に部長さんね」
「それでね 権田さん 特例人事の時 出席してくれるってさ」
「えっ だって銀座店の人事でしょ 社長直々ですか、、、」
「そうだよ なにが可笑しいの?」
「えっ 可笑しいじゃなくて 前例がないでしょ でもよく社長がOKって
言ってくれたわね へぇー あなた又 何かしたんでしょ」
「ハハハ 分かる? クリスタル工場見学と寿司屋さ」





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2013年2月16日土曜日

Vol.952 紫陽花 -13-58



「まあまあ それは言いすぎだよ でもゼロより1円だよ」
「そうね ゼロだと何も出来ないですもの 凄いわぁー
美佳さん あんなに若いのに部長夫人ね ふふふ 可愛い夫人ね」
「うん 催事課での一言が効いたのだろうね 驚いたよ やめなさいって」
「ふふふ でもその位言わないと 治らないでしょ」
「そうだね 何しろ部長夫人だからな 大変だ」
「ねぇ あなた 権田さんに電話をするの 早い時間が良いわよ」
「すると明日は普段どおり出社して それから繊維協会だな 分かりました」
「私も契約書をコピーして 社長室に送れる様に準備しますね」
「そうだね事の経緯を説明すればFAXは不要だと思うが お願いしますね」
「そうね 分かりました」
「よし それではそろそろお開きにしようか」
「はい ご馳走様でした」

洋子はエレベーターに乗ると神山の頬に軽くキスをした
「ふふふ 元気になってくれたから もう一回キスね」
洋子は神山の正面に立つと唇にキスをして
「わぁー 久しぶりのキスだわ」
「おいおい そんなぁー 久しぶりかなぁー」
洋子は神山の腕を絡めると 嬉しそうにエレベーターを降りた
神山は洋子をタクシーに乗せると 歩いてスタジオに戻った
スタジオでは祐子が神山の帰りを待っていたが 昨夜のように暗い
神山だったらどう対応しようか落ち着かずに考えていた
「ただいまぁー おーい 祐子ちゃん 帰ったよぉー」
神山は門扉のインターホンで大きな声を出すと
「お帰りなさい 今 開けますね」
大きな門扉が開かれると 玄関まで歩くのが少し大変だった
玄関には祐子がにこやかな顔をして待っていた
「やあ ただいま 遅くなりました」
「お帰りなさい」
玄関を閉めると 神山は主賓室に上がる時に祐子に
「祐子 昨夜はごめんね 色々と考えたくて 一人にさせて」
「いいんですよ そんなに気にしないでください でも心配しました」
「そうか よーし 今夜は一緒に寝ようね」
二人は主賓室外にあるバスルームに入り いつものように戯れると祐子が
「どうしたの 今夜は凄く元気よ」
「ハハハ 元気が戻ったんだよ さあ 頑張ろう」
祐子は神山が明るくなった事と元気が戻った事を一緒に考えていた
バスルームでお互い果てると 主賓室では祐子が
「ねぇー 少しビールでも呑んで休みましょうよ 私 壊れるわ」
神山はビールを呑みながら 祐子に今日の出来事を掻い摘んで話をした
祐子は別に驚く事は無かったが 神山の仕事が上手く行くよう願って聞いた

7月4日 土曜日 雨                 ★★★★★
神山は祐子より早く起きると 庭に咲いている紫陽花の写真を撮った
先日よりは上手に撮影できたと思っていたが 大きなモニターで見ると
以前の写真よりピントは合っているが なにか物足りないと思った
色々と考えてみたが ボケ具合がカメラカタログと違うのを発見し
次回撮影からはボケを表現するよう心がける事にした
神山がモニターで紫陽花を見ていると祐子が起きてきて
「まあ 早いのね おはようございます」
「ああ 何か知らないが早く起きたよ ハハハ 元気が戻ったぞ」
神山が祐子のお尻を触ろうと追いかけると きゃぁーきゃぁー言いながら
スタジオの中を逃げ回った
「はぁー ほんと元気ね さあ朝ごはんの支度をしますから 待っていてね」
「そうしたら シャワーを浴びてきます お願いしますね」
「はーい ごゆっくりどうぞ」

シャワーを浴びてスタジオに下りると焼き魚の香ばしい匂いが漂っていた
「わぁ いい匂いだ お腹がぐぅーぐぅーなっているよ」
「これね 実は箱根湯元で買ったお魚なのよ 食べてみて」
「えっ そうすると10日以上も冷凍していたの」
「ええ 大丈夫よ 早く食べて ねぇ」
神山は言われるまま一口食べたが
「うん 凄く美味しいよ 凄いね今の冷凍庫って」
「だって 小さいけれど業務用でしょ だから冷凍温度が一定なの」
「そうか 業務用って凄いね」
「まぁ 今まで知らなかったの 困った人ね」
「だって そんなに気を使わないじゃないか だからお任せだよ」
「そうね 一般家庭用の冷蔵庫って高いけれど 冷凍庫に関して言えば
絶対に業務用がお勧めね ふふふ 早く食べてね」
「わかった 理由はそこだね うん 覚えておきます はい」





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2013年2月15日金曜日

Vol.951 紫陽花 -13-58



「ねぇ Jr 私もあのように放り投げて お願い」
「おお 分かりました でも上手に投げる事が出来るか心配です」
「もう 頼りないわね しっかりしてよ 男でしょ もう」
「分かりました 頑張ります トライします」
「涼子さん 辞めておいたほうがいいよ 社長はその気だけど」
「なんでジャック」
「だって 神山さんのように上手に投げられないと 怪我をするよ」
「えっ そうなの もう 大変 嫌よ そうしたら神山さん 秋山さんの
次に 私を放り投げてね お願いします」
神山は頷き 秋山を誘ってセンターに行った
秋山のステップも結構上手だが 初めてのカップルなので少し戸惑った
しかし秋山も必死にステップについて来て 曲が終わりに近づくと
ピタリと同じリズムでステップが運べるようになった
いよいよ秋山を放り投げると ワンピースのフレアが綺麗に広がり
見ているものを魅了した
「わぁー 神山さんありがとうございます 嬉しいわ」
席に戻ると 直ぐに涼子が神山の手をとりセンターで踊り始めた
涼子も先ほどの秋山由実子と同じように踊りなれているが 神山との
カップリングが初めてなので 二人とも少し戸惑ったが 曲が終わりに
近づくと 息が合うようになり 足運びも綺麗になった
神山が放り投げると やはりワンピースのフレアが綺麗に広がり
照明が切り替わったりして 映画のワンシーンを見ているよう綺麗だった
「わぁー 神山さんありがとうございます 嬉しいわぁー」
涼子はそういうと神山の頬に軽くキスをした
神山は席に戻ると時田と池上にNNのメンズファッションプロモーション
ビデオの話を掻い摘んで説明した
「素晴らしいアイデアだね 綺麗な映像が撮れそうだ なぁ池上君」
「ええ この雰囲気ならヒット間違い無しでしょ」
「ええ 踊っている二人に光線が当り 周りの客が少しだけ見える うーん」
「良いですね 山ちゃん素晴らしい映像だよ 期待しています」
「はい自身も期待しているんですよ どうですか社長 お客で出ますか?」
「ハハハ やめておくよ 折角の絵が台無しだ なぁ池上君」
「そんな アクセントがついていい絵になると思いますよ」
みんなが大笑いをし30分の約束が1時間になり 
みんなが帰宅すると言うので時計を見ると
「さあ 洋子 どうしようか まだ11時になっていないけれど」
「そうね 出ましょうか ホテルのラウンジでゆっくりしたいな」
「うん そうしようか」

神山は近くの赤坂スカイハイホテルのラウンジにはいると
「ここは初めてでしょ」
「ええ 初めてね」
神山は受付で窓際を希望すると 26階の窓からは銀座が一望できた
「素敵なところね 銀座の街並みがミニュチアの模型のようね」
「うん たまには良いかな ハハハ あーあ 今日は疲れたよ」
「そうね お疲れ様でした ほんとハードな一日でした」
「あっ そうだ明日は繊維協会に行くので 夕方になるよ
何かあったら携帯までお願いしますね」
「まあ大変 またご祝儀が一杯来るわね そうだわ 警備室も聞いておくわ
多分 一杯だから取りに来てくださいって言われそう ふふふ」
「そうだね お中元が本格的に始まっているものね お願いします
受け取りに行くのは僕がするよ でも夕方だね」
「はーい 分かりました でもあのクリスタルグラスの件で 杉田君が
部長昇進だなんて 凄いわね 奥山さん又 驚くわよ」
「だよな、、、でも言い出したのは時田さんだからね 僕じゃないよ」
「ええ そんな事分かっているわ 貴方がレールを敷いた事も ふふふ」
「おいおい 参ったな 分かっていたのか」
「勿論よ だっておじ様の性格を考えれば当然でしょ 杉田君が
嫌われていれば問題なく課長よ でも好かれているでしょ 
それに貴方の部下じゃない だったらおじ様としては 
なんとしてもアルタと同じか上の役職を考えるわ」
「ハハハ すっかりお見通しだね でもね内藤さんを動かさなければね
なので3千万円の出資を考え付いたのさ」
「なるほど 先の先を読んで3千万円出資ね それも回収できるように
売り上げの一部をお給料でしょ その販売先がアレックスでしょ
もう全然心配ない販売じゃない 凄い事を考えるのね」
「ハハハ 要は小さなものでも味付け一つで変身するのさ
オリンピックの話が無ければ 大森さんは今まで通りの生活さ
でもマシーンを3台入れることによって 少しは違った世界が見えるさ」
「そうね でも私 本当に驚いたわ 私財を出資するんですもの」
「ハハハ 時田さんや権田さんだって私財を出資しているでしょ 同じさ」
「まあ そうね 貴方のアイデアが続く限りARXと大和さんは安泰ね」





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2013年2月14日木曜日

Vol.950 紫陽花 -13-58



「山ちゃん そろそろ次の場所に行きませんか ねぇ時田さん」
「いやいや ワシはもう帰るよ 流石に疲れた ハハハ」
「私も 帰ります 済みません 内藤さん」
「社長 店長 如何でしょうか 30分でいいのでお付き合いして
頂けませんか Jrも皆さん ねぇ洋子」
「もしかして あそこ パイのところ?」
「うん 楽しいだろ それに内藤さん 先日お話をしたNNの
プロモーションビデオの場所なんですよ どうですか?」
「ああ あの話のところですね 是非連れて行ってください
そうだ それだったら時田さんもこられた方が 絶対に良いですよ」
「そうか 二人に言われると断れないな なぁ秋山君」
「ふふふ 半分はお仕事みたいですよ いいんですか?」
「うん 行こう なぁ池上君 大丈夫だよな」
「、、、、、、はい 大丈夫です、、、」
「なんだ 元気が無いな しっかりしろ」
洋子は女将に精算をお願いし 支払いを済ませるとタクシーを呼んだ
「済みません タクシーが来るまでお待ちくださいね」
「おお さすが山ちゃんの秘書だ 良く気が付くな なぁ秋山君」
「もう 洋子さんばかり褒めて 嫌ですよ」
秋山が本気か否か少し気分を悪くしたみたいで 神山が
「時田さんも気が付かないだけですよ ほら隣の庭の芝生が綺麗って」
「ほう そうか ごめんごめん 気分を害したら悪かった 誤る」
秋山は少し笑い神山にウインクをした

タクシーが来るとみんなはそれぞれの車に乗り神山のタクシーを追った
赤坂のアフターシックス前で降りると時田は
「なんか凄いところだな 山ちゃん大丈夫か ワシはしらんぞ」
神山は言葉少なく階段を下り店内に入ると受付でカードを示した
バニーガールが10人座れる大きなテーブルを案内すると神山が
「さあ みなさん 何を呑まれますか ここは私がもちますから
どんどんと呑んでくださいね」
時田と池上はビールを注文し 内藤やJrはカクテルを注文した
女性群もカラフルなカクテルを注文した
神山は店内の照明になじんできた時に センターの向こう側に
ジョンブラームスが居るのに気が付き 先方も気が付き簡単な会釈をした
洋子も直ぐにわかり会釈をすると ジョンはこちらに歩み寄り
「神山さん 今夜も素敵なダンスを見せてください 楽しみにしています」
「ハハハ 今日は大分呑んでいますね」
「そう 明日は久しぶりに休みなんだ だから今日は呑んでいるよ」
「そうそう こちらがアレックス氏のご子息でJr そして秘書のジャック」
「そうか アレックス氏のジュニアか ジョンです よろしく」
「Jrです 父をご存知なんですね」
「ハハハ そうしておきましょう では」
ジョンブラームスが席に戻ると時田は
「山ちゃん 凄いところを知っているね あそこの人は確かフランスの
高官だよ 凄いね アレックス氏を知っている人と同じクラブなんて」
「ハハハ たまたまですよ ねぇー洋子」
バニーガールが注文された呑ものを運んでくるとみんなで乾杯をした
店内に流れている曲がバラードに変わると神山は洋子を誘って
センターで踊り始めた
何回か神山を見ている人は 神山を避けるように踊りセンターは
神山と洋子の踊り場になった
アレックスJrも篠原涼子を誘って 踊り始めるとジャックもナタリーを
誘い 踊り始めた
しかし 誰が見ても神山と洋子のステップが綺麗で 曲が終わりに
近づくと 常連は催促の拍手を始めた
神山は周りを見ながら曲の終わりをカウントし 洋子を一回転させながら
上に放り投げ受け取るとポーズをして決めた
周りからは指笛や拍手が盛大におきて 神山は席に戻るまでお辞儀をした
「山ちゃん 凄く綺麗だったよ 分かるよ あのイメージね」
「そうです 内藤さんに来てもらってよかった ここです」
「そうしたら 例えばここで撮影っていうと 午前中かな」
「そうでしょうね でなければ この時間に撮影でしょうね
でも 各国の高官が居るんで難しいでしょう」
「そうだね 分かりました 僕の方でも練ります」

神山と内藤の話が終わると秋山が
「神山さん この次は私を踊っていただけますか お願いします」
神山は洋子をちょっと見ると頷いているので
「そうしたら この曲が終わったら踊りましょう 最後は
先ほどと同じように放り投げますよ 大丈夫ですか」
秋山は顔を少し赤くしながら頷いた





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2013年2月13日水曜日

Vol.949 紫陽花 -13-58



「ええ 私も最初は考えていませんでしたが 今後の事を考えると
アルタの社員の方が通りが良くなるし それで内藤社長に相談しました」
「で 内藤さんは大丈夫かな」
「ええ 大丈夫ですよ それだけの大きな仕事ですし 役員には話してます」
「それで山ちゃん 杉田君の役職は」
「ええ 部長です」
「えっ 部長か」
「ええ だって出向社員だって 2階級上がるでしょ そうしないと」
「そうか 池上君 部長の直ぐ下でなにか役職は無いか ほら」
突然振られた池上は
「しかし社長 部長の下は課長ですよ 難しいですよ そんな」
「アルタさんで部長だぞ 考えなさい 秋山君も笑っていないで ほら」
秋山が笑いを堪えて時田に
「社長 そんな事を言われるんでしたら 部長にされたら如何ですか」
「えっ 部長か、、、7等級が部長か、、、」
「だってご自分が言われたんですよ ねぇー神山さん」
神山もこの時とばかりに
「そうです 私の時もいきなり部長です お願いします この通りです」
神山が時田に頭を下げているので時田も
「わかった 山ちゃん頭をあげてくれよ そんなぁー うん 分かった
池上君 後は何とかする 部長進級決定だ いいね」
振られた池上は
「はぁー 大丈夫ですか」
「何を言っている ワシと山ちゃんが推薦しているんだ 問題あるか」
「はい 分かりました 明日手続きを進めます」
「うん 頼んだぞ 権田さんにはワシから話しておく
そうだ 山ちゃん 悪いが権田さんに掻い摘んで話をしてくれるかな
その方が 通りやすいし ここはお願いします」
洋子はこの件を全てメモを取り記録し時田に見せると
「おう 秋山君 読んでくれ 英語は駄目だ」
秋山由実子は洋子が書いた英語のメモを読み上げると時田は
「うん 分かった そうしたらそこにサインをすればいいんだな」
「ええ 疑うという事より 約束したという事です お願いします」

事の成り行きを見ていた 篠原涼子とナタリーは洋子を褒めた
「本当に細かいことでもそのように記録をとるんですか」
「そうよ それで今まで成功してきているの ねぇー常務」
「まあまあ さて それでは翔のアルタとの契約だ 内藤さん」
「ええ うちでのお給料は部長のお給料をお支払いしますよ
それから 当面は鈴やさんにご迷惑の掛からない程度にデザインを纏め
Gプロを引っ張って頂きます 如何でしょうか?」
「しかし 内藤さん 当面って言われますが どうでしょうか
って言うのも 杉田はまだまだ催事課で学ばなければいけない事が
山ほどあると思います なので 当面ではなくて 時期を見て
アルタの新しい分野での仕事とした方が 本人にも都合がいいし
会社としても その方が考えやすいんじゃないですか」
「ははは 山ちゃんにかかると嫌と言えませんね いいですよ
そうしましょう では逆に本人の希望が出てきた時に 新しい仕事を
考えていく事にする ってどうですか」
「はい 分かりました ってことは僕の仕事が増えるんですね わぁー」
洋子は笑いながらメモを契約書にして内藤に見せると頷きサインをした
「そうしたら 立会人としてJrとジャックにもサインを頂けるかしら」
洋子の要請で二人は先ほどの契約書と今の契約書にサインをした
「Jr どうですか 万全の体制でグラスに取り組みます
どうかアレックス氏にもこの事を伝えてください お願いします
勿論 先ほど申し上げましたが 僕からもFAXします」
「大丈夫神山さん これだけの熱い気持ちが伝わるように手紙を書きます
そして 応援してもらい 世界各国で売りまくりますよ 大丈夫です」

「どうした 秋山君」
「ええ やっぱり洋子さんて素敵ね 見直したわ」
「そうか いい勉強になったみたいだな」
「ええ 上司を支えるって 細かなところでも気が付いて さすがです
私にはとても出来ません 神山常務にはいい秘書だと思います」
「そうか うん しかし当人同士は困ったものだな ハハハ」
「そうですね 私たちもやきもきしているんですよ ほんと ふふふ」
「ところで秋山君はどうなんだ」
秋山は突然いわれ 顔を真っ赤にしながら俯いてしまった
それを見ていた篠原涼子が
「わぁー 時田さんってそうやって口説いているんですか」
「まあ あの そんな事はない ただ聞いただけだよ ハハハ」
アレックスJrが大笑いして 箸が進むと内藤が





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2013年2月12日火曜日

Vol.948 紫陽花 -13-58



みんなはホッとし笑顔が戻り 池上店長は奥村に
「後は頼みますね 色々とあるのは分かるけれど」
「はい 分かりました」
みんながビールを呑みはじめると時田は神山にウインクを送った
神山もこれで杉田のいい意味で芯の強い奥様になれると確信した
杉田は杉田で時田のお芝居を見抜いていて時田に
「ありがとうございます また一つ勉強なりました」
「うん 良くあそこで話せたな 山ちゃんゆずりだな たいしたものだ」
お互い顔を見合わせ大笑いした

一時間が過ぎるとみなの顔はピンク色になったり真っ赤になったりした
ただその中で篠原涼子だけはお酒を呑んでいなかった
「篠原涼子さん どうしたの アルコールが全然入っていないけれど」
「ええ 今日は社用車で来ているので 私が運転手です」
「そうか そうしたら車を会社に置いてきなさい」
神山はそういうとタクシー券を渡し 2次会の場所を教えた
「Jr 私 グランドマネージャーから指示を頂 社用車を会社に戻します」
「はい 了解です それで次の場所は分かっているの?」
「ええ 大丈夫です 多少遅れますが 伺います」
篠原涼子はみんなに挨拶をして催事課の部屋をでて 会社に戻った
神山は19時30分になると
「えぇー 楽しく過ごしました祝賀会ですが 実はこれからもう1件
凄く大切な打ち合わせがあります よって時田社長と池上店長には
この打ち合わせに携わって頂きますので ここで失礼をさせて頂きます
尚 まだまだお寿司やお酒が残っていますので食べてくださいね」
神山はみなにお辞儀をして会議室を出ると杉田と美佳がお辞儀をしながら
「先輩 本当にありがとうございます」
「うん 美佳さん 頑張ってね いい奥様になるよ いいね」
「はい ありがとうございます もう泣きません」
そう言いながら涙が出てきたのを翔が発見して
「ほら 泣くなってば もう」
「違います 汗です その位分からないんですか」
神山と洋子はそんな二人を微笑ましく見ながら部屋を後にした
ビルの外では屋敷がタクシーを呼んできていて
「先輩 時田さんたちは本社ビルにいます」
「うん ありがとう 車で待っているんだろ」
「ええ 黒塗り2台です」
「わかった」
神山は屋敷に1万円を渡し
「今夜は一人になるけれど これで美味しいものでも食べなさい」
「はい ありがとうございます」

「じゃJr タクシー離されない様に気をつけてね」
「了解です」
タクシー2台と黒塗り2台が銀座鈴やを後にして上原駅前寿司に向かった
駅前寿司に着き時田が最初に暖簾をくぐると女将が
「まぁー 時田さま いらっしゃいませ どうぞ」
奥の座敷にはアルタの内藤と篠原涼子が座って話をしていた
内藤が時田を見つけると
「時田さん お久しぶりです」
「やあ 内藤さん どうもこんばんわ」
更にアレックスJrには
「お元気そうで お久しぶりです」
「こちらこそ ご無沙汰しています でもGOLは大丈夫ね
スタッフが良くやってくれているし 安心です」
上座に時田と秘書の秋山 隣に池上 反対側に神山と洋子 向かい側に
アレックスJr 秘書の篠原涼子 ジャックにナタリーと内藤10名が座ると
女将が心得たもので料理を運び出した 神山が
「本来はこの席にクリスタル大和の大森社長が同席していただいても
いいお話ですが 今回は身内の話なので省かせていただきました」
女将がビールを運んできたので神山は
「今回は何処の会社にも非常に利益のあるお話です まずは乾杯でーす」
神山の音頭で乾杯が行われると みな箸を進めながら神山の話を聞いた
「、、、、、、、、以上 今までの経緯です」
みなは納得をしクリスタルグラスの限定販売に大賛成した
「そこで ご提案なんですが 私の仕事量は限界が来ています
そこで催事課の杉田君をそのデザインを纏めて貰う様にしていますが
アルタのGプロと一緒に仕事をするので アルタ勤務という形を
取らせて頂きます 時田社長 お認めお願いします」
時田はニコニコして頷くと池上店長に
「なぁ 池上君 問題ないな 大丈夫だろ 山ちゃんのこともあるし」
「はい、、、大丈夫です でもそこまでしなくても」





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2013年2月11日月曜日

Vol.947 紫陽花 -13-58



アレックスJrが紹介されると神山の手腕を褒め称え 杉田に期待した
「それでは 杉田翔さんのおめでとうで乾杯ー」

隣に座っている時田が翔に
「しかし美人だな 翔君 いい人を見つけたな」
「ええ これも神山先輩と田所先輩のお陰です なぁ美佳」
美佳は頷いて あまり話しの邪魔はしなかった
「池上君 杉田君の昇進を早めよう どうだね」
突然振られた池上店長は奥村課長をみて
「しかし 組合との話し合いもありますし、、、」
「おう 勿論外商の移動に乗っけるのは分かるが 早い方がいい 奥ちゃん」
振られた奥村課長は
「はい 影響はありません 店長と相談をさせて頂きます」
「おいおい ワシが早くしろって頼んでいるんだぞ
そうだ 10日の金曜日にしなさい いいね池上君 どうだね 山ちゃん」
神山は多分振られると思い考えていた
「はい 大変喜ばしい話ですので 早い方が良いと思います なぁ洋子」
「まあ 私に振って でも 判っているんだったら早い方が良いと思います」
「ほら 池上君 早く昇級させなさい ハハハ」
やり取りを聞いていた美佳は嬉しいのか 涙が出てきて
「もう 泣くなよ 嬉しい話だぞ 美佳 ほんとなきむしなんだから」
「だって 貴方の事をこんなに皆様から応援されているって 嬉しいわ」
「うん 僕も嬉しいよ でも泣くなよ もう ほらハンカチ」
杉田がハンカチを渡すと美佳は更に泣いてしまい 見かねた洋子が
「もうだらしないわね アルタを退職しますか
このくらいの事で 将来の旦那様に迷惑を掛けていいと思っているの
そんな根性を持っている人間はアルタには必要ないわ」
この言葉には 当人より涼子や由香里 ナタリーも驚いて聞いた
祝賀会の雰囲気が暗くなったが神山が
「今 洋子理事の言われたとおり 喜怒哀楽は出しすぎても駄目だ
逆に無いと困る 非常に使い分けが難しいが 一つ言える事は
旦那と居る時は 妻は影で支えなければいけない 主役は旦那だ いいね」
本社秘書室の秋山はこの話を聞いて
「美佳さん 私たち秘書って大変なのよ でもそれを表に出さないで
時田を支えるわけなの 少しきつい言葉だと思うかも知れないわ
でも 今のうちにきちんと理解してくださいね お願いしますね」
この話で友人の涼子が漸く口を開き
「美佳 今皆さんが言われた事って 大切な事よ 頑張ろうね」
折角泣き止んでいた美佳はこの言葉でまた泣いてしまった
「おい美佳 もう泣くなよ お願いだからさ」
「おう 杉田君 彼女が泣いているから 進級は取りやめだな」
この言葉に みんなが驚いたが 美佳は涙顔で時田に
「お願いです もう泣きませんから 進級取りやめはやめてください」
時田はこのときの美佳の顔を見て 頷いた
「分かった いいかね美佳さん 杉田君ほどの実力者はいつ何が起こるか
分からない その都度喜怒哀楽特に涙を見せていては 杉田君の心の
落ち着く場所がなくなるんだ 分かるね 今の思いを忘れないよう」
美佳は涙を拭かないで 時田の顔を睨みつけるよう真剣な眼差しで見て
「忘れません ですから昇進取りやめは却下してください お願いします」
美佳はテーブルに額が当るくらい深々とお辞儀をしていると杉田も
同じように深々とお辞儀をした
神山はここで纏めないと本当に昇進がなくなると思い お辞儀をしながら
「時田さん 美佳さんも私の部下です 今後は私からも注意しますので
杉田君の進級は予定通りお願いします この通りです」
この神山のお辞儀をしている姿を見て 池上店長や奥村課長など
催事課のみんなが時田にお辞儀をした

このとき更に驚く事が起きた アレックスJrが
「神山さんを苦しめるような社長と 一緒にGOLは出来ないよ
なぁー 涼子さん そうでしょ」
この言葉を聞いて副社長のジャックも
「そう 神山グランドマネージャーを苦しめるのなら 私もGOLの
共同経営には賛成できない ねぇナタリー」
神山はお芝居をしているのにも関わらず本気になったJrにどの様に
説明しようか迷っていると杉田が
「皆さん ありがとうございます 私は本当に幸せ者です
これからどの位時間がかかるか分かりません しかし美佳をもっと強い
僕の奥さんにします 進級はその後で構いません なぁ美佳」
このとき美佳はしっかりと杉田を見て頷いていた
「私も頑張るわ ごめんなさい」
時田はここだと思い
「よし 決まった 10日に進級だ いいね池上君」





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2013年2月10日日曜日

Vol.946 紫陽花 -13-58



その祝賀会で やはり販売元の会社と顔を会わせていたほうが良いでしょ」
「なるほど 色々と考えているんですね 分かりました」

神山は時計を見ると17時30分になっているので 洋子にビールを
用意させると みんなで乾杯をした
篠原涼子がビールを少し呑んだところで
「Jr 10分ほどお時間を頂けますか」
「神山さん 大丈夫ですか?」
神山が頷くとJrが涼子に
「余り遅くならないように戻ってきてね」
涼子が退室すると 話題はゴルフの話になり盛り上がった

「誠二さん 私よ」
「やあ どうしたの お仕事でしょ 大丈夫?」
「ええ 今 10分だけお時間を頂いてビルの外に居るの」
「そうか 分かりました これから直ぐに行きます」
「ごめんなさい 大丈夫?」
「うん 夕食やらビールを買いに出ようと思っていたところさ」
「わぁー 嬉しい 待っていますね」
篠原涼子は2日ぶりで逢う内野誠二を待っていた
「ごめんごめん 夕食の注文を聞いていたら遅くなっちゃった」
「ううん いいの こうやって貴方の顔を見るだけでも ほんとよ」
篠原涼子は会議の内容を掻い摘んで話をすると誠二は
「へぇー じゃその仕事が増えるのかなぁー デザインをするって事は」
「でもまだ内緒の話だから 誰にも話さないでね お願いね」          945
「もう 涼子が僕にしゃべっちゃったじゃないか 企業秘密だろ 秘書殿」
「もう 苛めないで 貴方は口が堅いから大丈夫よ
あっ もう時間だわ じゃ戻るわね 頑張ってね」
「うん 涼子も秘密を漏らさないようにね」
二人は軽くキスをすると 涼子は次長室に戻った
直ぐに洋子が
「逢ってきたの?」
涼子は真っ赤な顔になり
「はい」
「さあ 祝賀会に行きましょうね ふふふ」

6人が催事課の部屋に入ると すでに小谷美佳は着ていて由香里と一緒に
会議室で祝賀会の準備をしていた
「あらぁ 美佳 どうしたの?」
「お手伝いよ 翔さんの祝賀会ですもの」
涼子は聞いていたが 驚く仕草をして
「私もお手伝いするわね」
こうして 由香里の指示で美佳と涼子の3人で祝賀会の準備が出来た
18時になるといせ丸から頼んだお寿司が届き 洋子が精算した
「しかし 洋子 凄い量ね」
「ええ 若い人が一杯でしょ だから一杯注文しなさいって 常務命令よ」
「まぁー 常務さん大したものね 羨ましいわ」
ころあい良く時田副社長と池上店長が催事課に入ってきた 奥村が
「いらっしゃいませ お忙しいところありがとうございます」
「まあまあ 堅い話はぬきじゃ なあ池上君」
「ええ 今夜は楽しく食べさせて頂きましょう」
奥村が時田と池上を会議室の上座に案内すると時田が
「おう 奥ちゃん ワシじゃないだろう 翔だろ ここの席は」
奥村は翔を呼び上座に座るよう指示をすると美佳を忘れていて
「課長 美佳を隣に呼んでも良いですよね」
「うん ごめん いいです」
「美佳 おいで 課長が許してくれた そうだ紹介するね
こちらの方が時田副社長 それでこちらの方が池上店長だ 覚えてね」
小谷美佳はクスクス笑いながら 頷いていた
「美佳 なに笑っているんだよぉー もう ねぇー時田さん」
「だって 以前お目にかかっていますもん ごめんなさい」
「そうかぁー なぁんだ もう 早く言ってよ」
「杉田君 ワシは君と合う前に彼女と話しているんだぞ なあ池上君」
「えっ そんなぁー でもいいです はい 幸せにします」
「ははは 奥ちゃん いいのが育っているな 頼もしいな」
「ありがとうございます お陰で様で漸く一人前になりました はい」
神山は全員が会議室に入った事を確認し
「それでは 杉田さんの祝賀会を開かせていただきます
その前に簡単に経緯や説明 販売してくださる会社を紹介をさせて頂きます」
神山はクリスタルグラスのオリンピックマークやデザインを入れたグラスの
GOL販売計画やそのデザインの纏めを杉田が行う事 販売はアレックス社
が行う事など説明した





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2013年2月9日土曜日

Vol.945 紫陽花 -13-58



「もう 駄目よ まだ出さないで あぁぁー 気持ちいいわぁー」
洋子は上体を反らすと 神山とキスをしながら
「ねぇ 正面からお願い」
洋子をデスクに乗せると正面から挿入した
「あぁぁー いいわぁー いきそうぉー」
神山もピストン運動を早くしたり遅くしたりしているうちに気持ちよくなり
「あぁー 出るぞぉー」
「いいわ きてぇー あぁぁー いきそうー」
「でるー」
「あぁー いくぅー」
二人は一緒に快楽の頂点を迎え果てた
ティッシュで綺麗にしたあと洋子は神山の顔を見て
「やっぱり 事務所って興奮するでしょ ふふふ」
「うん ベッドと違うね」
「良かった 忘れられたと思っていたけれど ふふふ」
「なんだよ 忘れてなんか居ないよ たまたまさ」
「そうね おけ毛も相当伸びてきたし 元気一杯ね」
「まあね もう悪戯しないよ こりごりだ」

Gプロの部屋
「誠二さん 私 涼子です」
「やあ 実は今夜だけど 残業になって逢えなくなった ごめんね」
「実は私もなのよ これから鈴やさんの神山さんに会いに行くの」
「へぇー なんだ 直ぐ傍まで来るんだね」
「ええ でも時間が分からないし お仕事で行くので、、、」
「そうだね なんかさぁ 山ちゃんが言うには これからも仕事が
増えるって言っているんだ ほんと仕事を増やしてくれてありがたいけど」
「いいじゃない お仕事が一杯あって そうしたら明日はお休み?」
「うーん 分からないんだ この仕事がどうなるか」
「そうなの 大変ね 私はお休みだから 連絡をくださいね」
「うん 分かりました 余り呑み過ぎないようにね」
「はーい ありがとう 貴方も頑張ってね」
「うん じゃ」

神山が次長席でクリスタルグラスの販売計画をしていると
アレックスJrが来た
「やあ 良く来ましたね しかしジャックやナタリーまで来て頂いて」
「だって神山さん ゴルフの時以来ですよ 貴方のこと見るのは」
「そうか ごめんごめん ついつい近いと気を許してしまいます」
今日来たメンバーはアレックスJrとその秘書 篠原涼子 副社長の
ジャックヘリントン 夫人で秘書のナタリーヘリントン
神山は直ぐに洋子を呼んでいせ丸の注文を追加するように指示をした
「どの位追加しますか?」
「うーん 5人前追加して 余ると思うけれど大丈夫でしょ」
神山は洋子との話を終えると クリスタルグラスを出して オリンピックの
デザインを施したグラスの販売計画を話した
全ての話を聞き終わるとアレックスJrが
「しかし神山さん 凄い事を考えますね それに我社がオリンピックマーク
使用権利を持っている所までご存知とは 素晴らしいですね」
「ハハハ 当然でしょ 今までの経緯を探れば分かりますよ
そこで どうだろう この販売計画は」
「ええ セット1万組 バラで10万客でしょ 直ぐになくなりますよ」
「Jr ここが肝心なんだ 全て買取をした後の販売なんだ 大丈夫?」
「大丈夫ですよ 代金をお支払いをして 商品を送ってもらう訳ですね」
「そう 大丈夫だね」
「ええ 勿論ジャパンだけでは動けないので 父にも話します」
「うん 僕もアレックス氏にFAXします では洋子 契約書をお願い」
洋子はPCで直ぐに契約書を2通製作すると各人がサインをした
「そこでJr 近いうちにクリスタル大和に行こう いいですね」
「ええ 大丈夫 でもオリンピックってまだ先の話でしょ」
「うーん実際に製作するのは もう今からしないと間に合わないでしょ
なにしろ個数が個数だし」
「そうですね 分かりました 大丈夫です」
神山はこの段階で クリスタル大和の顧問を説明し 催事課の杉田が
顧問デザイナーになった経緯も説明した
「へぇー 凄いですね 私財を1億3千万円出資ですかぁー わぁー」
「Jr この事は内密にしてくださいね でないと弊害が起こりうるので」
「了解です」
「今夜のパーティーでも内緒ですよ 良いですね 
勿論 知っている人は居ます でも自分から発言しないように 大丈夫?」
「はい 了解です でもなんで私が今夜のパーティーに出席するんですか?」
「うん 催事課の杉田君がこれから全てのデザインを纏めて貰います





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2013年2月8日金曜日

Vol.944 紫陽花 -13-58



高いお金を払う人って居ないと思うんだけど」
「そうか そこに跳ね返ってくると ちょっと疑問符が付くね うーん」
「山ちゃんはどこまでこの話を聞いているの?」
「うん 一応洗車には10分程度かかり その間車に乗っていても
大丈夫で フロントガラスに映像が流れていて 子供も飽きないって」
「そうすると 洗車代金までは詰めていないんだ」
「うん 聞いていない わぁー 参ったな どうしよう」
「そうしたら 中曽根さんに聞いて確認した方がいいと思いますよ
だって 静岡に持っていく前なら変更は出来るでしょ」
「そうだね わかった」

神山は次長室に戻ると早速大竹組の中曽根に電話をした
「はぁー そうするとパテント使用料はまるっきり無しですね」
「ええ 山下広告さんとの話でそうなっています
ただし 私どももこの事を広げていかないといけないんですよ」
「はあ 宣伝ですね うーん そうしたらどうでしょう
流す映像の中に山下広告を入れていけば大丈夫じゃないですか」
「ええ 私もその事を考えていました 出来ればそうして欲しいのです」
「なあんだ そうだったんですか 分かりました
では ご希望通りの映像を作りますよ 山下広告さんも納得するような」
「良かったです 神山さんからお話を頂いて 実はどうしたら良いか
少し悩んでいたんですよ」
「分かりました そうしたら洗車代金は普通のガソリンスタンドで行う
洗車料金とそんなに変わらない金額で設定できるんですね」
「ええ 大体1500円で洗車ワックスなので 2000円で見ています」
「そうですね 大体1500円のガソリンスタンドが多いですね
その金額でしたら大丈夫でしょ あと出来ればプラスアルファーがあれば
充分なのですが どうでしょうか?」
「うーん 考えさせてください」
「はい では失礼します」
神山は電話を切ると直ぐにGプロの部屋に行き高橋に報告した
「そうですか パテント使用料無しですか 凄いですね」
「うん そこで山下広告のロゴを映像のどこかに入れるか 映画のように
最後にでーんとロゴを出すか 少し考えてください」
「はい しかしどんどんと仕事が増えて楽しいね」
「考ちゃん まだまだ仕事は増えますよ 期待してね」
「えっ まだ増えるの 参ったなぁー 今でもぎりぎりですよ
ほら ブースのランニング これって結構大変なんですよ」
「ははは 頑張ってください お願いしますね」
神山は高橋に商品券20万円分を渡し
「これでビールやお弁当を買って頑張ってくださいね お願いします」
高橋は深々とお辞儀をして商品券を受け取った

神山は次長室に戻るとアレックスジャパンに電話をした
「神山さん ご無沙汰しています」
「Jr 悪いけれどこれからこちらの事務所に来て貰えないかな
出来れば涼子さんも一緒に来てもらうと助かる」
「はい 分かりました 直ぐに出ます」
「そうそう 今夜催事課で祝賀会があるんだよ その席にも同席して欲しい」
「了解です 何か良い話ですか?」
「勿論だよ じゃ待っています」
電話を切ると洋子が
「なるほど この段階でアレックスにも絡んで貰うのね」
「うん 翔のことを認知してもらうのにいいチャンスだよ
時田さんも居るし池上さんも居るし 奥村さんだって 認めざる得ない
そういう状況を作るのにまたとないいいチャンスさ」
「凄いわね でも貴方の地位があるから みんなが動いてくれるのね
普通だったら みんな動かないわ 凄い ほんと凄いわぁー」
「洋子 こっちに来てごらん」
呼ばれた洋子はきょとんとした顔で次長席にきた
「洋子 ほらこっちも元気になったぞ 久しぶりだね」
神山の下半身を見せられた洋子は顔を真っ赤ににして
「ほんと 凄いわ ねぇ舐めてもいい?」
「うん お願いします」

洋子はしゃがむと神山の肉棒を丁寧に舐め始めた
「あーあ 気持ちが良いよ 久しぶりだ」
神山は洋子のフェラチオで大きくなった肉棒を更に硬くすると
洋子のGパンを下げ 後ろから挿入した
「あぁっ 事務所で入れて貰うの 久しぶりよぉー あぁぁー」
洋子は必死に腰を前後に動かし 時々円運動も加え始めた
「駄目だ 興奮が早めているよ」





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2013年2月7日木曜日

Vol.943 紫陽花 -13-58



「えっ 杉田さんを部長ですか、、、」
「ええ ゆくゆくはと言うよりグラスデザインを纏めて行かなければ
間に合いません 私もこのように色々と動いていますので 私の代わりで
杉田君にデザインを見てもらう事にしたのです」
「はぁー、、、」
「はっきり言って グラスデザインまで手が回らないかも知れないのです
で 今のうちに杉田君に最初から携わって貰った方がいいと思いまして」
「はぁー うん そうですね 分かりました で部長は何時にしますか?」
「ええ うちで8月1日に課長に昇進するんです なのでその日の11時
では如何でしょうか?」
「分かりました 席は鈴やさんで当面はグラスデザインの纏め役ですね」
「ええ Gプロと話をするのにもその方がいいと思いますよ」
「しかし 山ちゃん 凄いですね もう付いていけません」
「ははは それで今夜ですが 時田と池上と打ち合わせをしたいのです
どこか良い日本料理屋はご存知ですか」
「うーん ねえ山ちゃん 上原じゃ駄目なの あそこは美味しいし、、、」
「うーん 分かりました それで内藤さんにも同席して欲しいんです」
「はい 山ちゃんの事だから 多分と思い聴いていました 大丈夫ですよ」
「ありがとうございます 大体8時頃になります お願いします」
「分かりました では先に伺っていますね」
「はい これから電話を入れておきます お願いします」

神山は電話を切ると直ぐに上原の駅前寿司に予約を入れた
電話を切ると池上店長から電話が入った
「しかし山ちゃん 杉田君が顧問デザイナーなんて 凄いな」
「ええ 色々と事情がありまして 今夜にでも話をさせて頂きます」
「うん しかし時田さんも驚いていたよ 山ちゃんは凄いって」
「ハハハ 自分の仕事が出来ないので 今のうちに手を打ったんです」
「、、、そうか でも催事課は大丈夫なのかな」
「ええ 支障をきたさないよう動いてもらいますし 大丈夫です」
「うん わかった」
「それから 二次会は私が用意しましたので お願いしますね」
「うん 分かりました 山ちゃんの話じゃ断れないよ」
「では 今夜催事課で」
電話を切り時計を見ると15時になっていた
「洋子 用件があります」
「まあ 改まって どうしたの?」
「まず一つ目は いせ丸に電話をして6時に催事課までお寿司を届けて
貰うように手配してください それから由香里さんに電話をして
今夜のご飯はこちらで用意する旨を伝えてください
あと 出来れば美佳さんを呼んで欲しい 以上でーす」
「はーい でお寿司は何人分ですか?」
「そうだな 若いのがいるから15人分位でいいでしょ 足りるかな?」
「えっ15人もですか?」
「だって 時田さんと秋山さん 池上さんだろ 大丈夫だよ」
「はーい でもその後に上原に行くんでしょ」
「うーん 仕方がないよ 内藤さんお勧めだし」
洋子はいせ丸に電話をして15人前のお寿司を頼み電話を切ると催事課の
由香里に電話をした
「まあ ありがとうございます」
「ふふふ 常務のご馳走よ それで6時に手配したのでお願いしますね
私たちも6時前に伺いますから お願いしますね」
「はーい 了解しました でも何の会なの?」
「それは後でね ふふふ」
「まぁ 洋子の意地悪」
「びっくりする事よ では失礼します」

洋子が電話を切ると神山は
「今夜 内藤さんや時田さんと話があるけれど 契約書を作ると思います
準備をしておいてくださいね お願いします」
「はーい 大丈夫よ 任せておいてね ふふふ」
神山は洋子との話が終わると上の階にあるGプロの部屋にいった
「考ちゃん どうですか 洗車場の話は」
「ええ 楽しいですね でも一つ気になるんですよ」
「なに?」
「ええ このフロントガラスに映像を流すって これって確か
大手の山下広告がパテントを持っているんですよ なあ誠二」
「ええ 神山さん 確かこのパテントは山下広告ですよ なので大竹組に
確認をしないと どうなんでしょうか?」
「うーん でも考ちゃん 大竹組がパテント使用料を払えば問題ないだろ
うちは流す媒体をデザインするだけだし」
「そうですね でも大丈夫なのかな だって山ちゃん 洗車にそんな





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2013年2月6日水曜日

Vol.942 紫陽花 -13-58



「山ちゃん こんなに でもありがとうございます
今日は全員いるので今夜にでも使わせてもらいます」
「そうしたら 翔が神山の手伝いをして 出資した事や顧問デザイナーに
就任した事を話しておいたほうが 後々いいと思いますよ
僕は時田さんに報告はしておきます お願いしますね」
「分かった 池上店長への報告はどうしようか」
「大丈夫でしょ 時田さんから行くと思いますよ そうだ今夜にでも
呼ばれてお話をされたら如何ですか 大丈夫ですよ」
「うん では少し時間をおいてアポを取ってみます」

神山は次長室に戻ると時田に電話をした
「ええ そういう訳でして 大目に見てください お願いします
これも私が催事課を離れ 良くやっている翔へのご褒美です」
「うーん 分かった しかし凄い事をしたね 引き出物がオリンピックの
限定販売か、、、で 池上君には報告したのかな」
「ええ 私より社長からお願いできますか その方が話が早いと思いまして」
「うーん そうか わかった でも杉田君も羨ましいな りっぱな先輩を
もって それにちゃんと道しるべを作り後輩を動きやすくするとは、、、」
「ありがとうございます しかしこのように私が行動できるのも
時田社長がいるお陰です 私の方こそありがたいと思っていますよ」
「ハハハ わかった では早速池上君に連絡するよ」
「ありがとうございます 暫くすると 奥村課長が電話を入れて
今夜 祝賀会を開く予定でアポを入れると思います」
「ほう そこまで準備しているのか ワシも参加していいかな」
「ハハハ 大丈夫ですよ たまには若い子の話も聞いてください」
「そうだな うん 今夜は何もないから よし催事課へ電話しよう」
「ええ その前に池上さんのところへお願いしますね」
「ははは そうだな 忘れていた ははは そうだ 何か持って行くか?」
「大丈夫ですよ 先ほど奥村さんに充分渡しておきましたから」
「そうか さすがだな わかった で 山ちゃんは出席するんだろ」
「うーん そうですね 少しだけ参加しましょうか
その方が色々と話が出来ますし 分かりました 参加します」
「おう よしよし ワシ一人じゃ心細いからな ハハハ」
「それでしたら 二次会は私に任せていただけますか」
「うん 頼んだよ 池上君も一緒でいいぞ」
「そうですね その方が話が早いです 分かりました アルタの内藤さんも
呼んでいいですか?」
「おお そうか もう2年後の話を進めるんじゃな 分かった いいぞ」
「ありがとうございます では今夜催事課で」
「うん 頼んだぞ」
「そうそう 社長 今夜は秋山さんも同席できませんか」
「うん?」
「ええ ほら洋子さんが一人だと可哀相でしょ なので」
「ははは そうか洋子も付いてくるんだな」
「ええ 秘書ですから」
「うん 分かった 催事課へ連れて行くよ その後も大丈夫だ」
「ええ お願いします では失礼します」

電話を切ると洋子が
「なあに 洋子も付いてくるとか 秋山さんが来るとか」
神山は今夜のスケジュールを掻い摘んで話をすると洋子は驚いて
「えっ 杉田君をアルタの部長にするんですか へぇー、、、」
洋子は驚いて神山の顔をまじまじと見たが 神山は平然としていた
(この人 凄い事を考えているんだわ へぇー しかし凄いわ)
「おいおい 何か付いているか 僕の顔」
「だって 杉田君がアルタの部長でしょ 凄い」
「洋子 これにはちょっとした訳があるんだよ 暫くすると僕は
オリンピックのグラスデザインに携わる時間が無いと思うんだ
そこで翔を今のうちにアルタと結び付けておいて 動きやすくすれば
鈴やにとってもアルタにとっても 損はしないしいいと思うんだ」
「でも催事課のお仕事はどうなるの?」
「ハハハ 大丈夫だよ 休みが少し無くなるだけ それに実際のデザインは
Gプロで全て行う事になるから 翔は纏め役かな」
「へぇー そこまで考えているんですね へぇー改めて見直しました」
「ハハハ 今までの僕の考え方の一つだよ そうだ内藤さんに連絡だ」
神山は洋子との話が終わるとアルタの内藤社長に電話をした
「えっ 山ちゃんがあそこの顧問ですか、、、へぇー、、、」
「それで グラスデザインの纏め役として催事課の杉田君にして貰うよう
今日手続きをしてきました」
「はぁー、、、」
「そこで 内藤さん お願いがあるんですが 杉田君をアルタの部長で
お願いできませんか?」





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2013年2月5日火曜日

Vol.941 紫陽花 -13-58



洋子が扉を開けると 屋敷が杉田に
「もう 先輩が居なくなったんで 置いてきりぼりだと思いました」
「もう そんなことする訳無いだろ 大丈夫だってバ ねぇー先輩」
「ははは じゃ 行こうか」
「ほら テツ タクシーを呼んでくるの もう 分かっているの 早く」
神山は部屋を出る前に契約書にサインをして洋子に渡した
「では この書類は食事から戻ったら郵便局に持って行きますね」
「うん お願いします」

銀座築地寿司屋いせ丸の奥座敷では若い声が響いていた
「だから テツも早くいい人を見つければいいでしょ もう」
「でも羨ましいなぁー 美佳さんって 先輩には勿体無いですよ ほんと」
「もう そんな事ないってば 美佳も喜んでいるし ほんと」
「ハハハ もういいだろう 屋敷君 早くいい人を見つけなさい」
「でも 相手にしてくれる女性って 誰も居ないんですよ」
杉田には強気の発言をしていたが 自分の話には俯いた
「まぁ そんな事ないでしょ でも焦ったら駄目よ じっくりと観察して
それからアプローチをすればいいでしょ 今は見えていないだけよ
貴方の事を観察している女性は一杯居るわよ 本当よ」
そう言われた屋敷は洋子のことをまじまじと見つめ
「その根拠は何処にあるんですか?」
「だって 神山常務の古巣でしょ催事課って だから注目度が高いわよ
あなたの評判だって悪くないし 本当よ」
「えっ そんな事なぜ分かるんですか、、、?」
「もう 嫌ねぇー 私は元本社人事よ その位分かるわ」
「ほらテツ 田所先輩に任せておけば大丈夫さ へへへ俺と一緒だ」
「まぁ翔君ったら でも本当は自分で探すのが一番よ まあ翔君の場合は
特例中の特例ね 屋敷君 貴方の事を見ている女の子が居るってほんとよ
ただ女性から言い出せないところがあるし そこは貴方も分かってね」
「へぇー そうなんですか 分かりました なにか雲を掴む話ですが
頑張ってみます」
いつものように女将が気を利かせて 若い二人には一杯ご馳走した
「じゃ そろそろ出ようか お腹も一杯になったし」
神山はそういうと竹の札をもち会計を済ませた

次長室に戻ると洋子が神山に
「しかし翔君も大人になったわね 凄いわね」
「えっ」
「だって クリスタル大和の顧問デザイナーの事など一言も話さなかったし
勿論 貴方の出資の件も話さなかったでしょ 大したものね」
「うん 良く我慢したね 大したものだよ でも言える事は 自慢話を
すると そのあとに色々と話さなければいけなくなり それが
自分の首を絞めてきて 仕事に影響して来るんだ だから出来れば
自慢話はしない方がいいし 普通に振舞っていればいいんだよ
ただ 今回の件は一応奥村課長の耳には入れておきます でないと
何かのときに翔だけ悪者にされてしまうからね」
「そうね お願いしますね ふふふ 私 郵便局に行ってきますね」
「うん お願いします そうしたら奥村課長に話してくるよ」
二人は一緒に部屋を出ると神山は催事課の部屋に入った
「やあ 山ちゃん じゃない失礼しました 常務どうされましたか」
「嫌だなぁー 山ちゃんでいいですよ 課長 少し時間いいですか」
二人は会議室に入ると神山が杉田の顧問デザイナーのことを
掻い摘んで話をした
「うーん 別に問題が無いと思うけれど でもね どうだろう?」
「課長 いいでしょ もう契約書も取り交わしたんだし なので翔が
こちらで勤怠に支障が出るようであれば僕に話してください」
「うーん 分かった 失礼 分かりました常務」
二人は顔を見て大笑いし奥村は
「しかし 凄い話ですね 引き出物のグラスがオリンピックの限定販売の
プレミアムグラスに変身するなんて だれも考えないですよ
ほんと 凄いの一言ですよ」
「そうそう そのグラス 販売権は鈴やとアレックスジャパンだけですよ
凄いでしょ」
「へぇー アレックスジャパンが販売するんですか へぇー」
「ええ まだ本社には話していませんが 私がOKをだせば問題ないし
アレックス氏にもあとでFAXを送り 応援してもらいます」
「しかし 山ちゃんの考える事って凄いの一言だよ
大抵は夢とか希望で終わるけれど 実現しちゃうもんね 凄いよ ほんと」
「ハハハ まあまあ では翔のこと お願いしますね」
「はい 了解しました 常務」
「そうそう それからこれで翔のお祝いをしてくださいよ」
神山は奥村に商品券20万円分を渡した





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2013年2月4日月曜日

Vol.940 紫陽花 -13-58



「はぁー 凄い方ですね こんなに凄い肩書きを持たれているなんて、、、」
「まあ 肩書きはたまたまですよ どうでしょうか?」
「ええ 喜んでお願いしますよ」
神山は大森にオリンピックグラスの限定販売の件を話すと
「神山さん そのお話は良く分かります 私も考えていました
しかし この規模の工房では数をこなせないんですよ それにあの機械も
1台3千万円もしてとても2台目を入れる予定が無いんです」
「それでしたら あの機械を3台入れましょう 資金は私が出します
それと 工房の人材ですが どうでしょう 職業訓練生と言う形で雇い
技術が身についたら そのままここの社員として雇う どうですか?」
「えっ そんな 3台だと9千万円ですよ それを出資して下さるんですか」
「ええ ただし 私をここの顧問として迎えてください 勿論 最初から
お給料は頂きません 3台のサンドブラストが稼動してからで構いません」
「えっ そんな でもそうすれば私の描いていた夢が叶います」
「それから 機械3台分のほかに人件費など含め 1億3千万円を
投資します 私は1億 3千万円はここにいる杉田が投資します」
突然の出来事に杉田はきょとんとして言葉が出なかった
「社長 杉田君についても3台が稼動してからのお給料で構いません
それと 顧問デザイナーとしていただくとありがたいのですが、、、」
「はい 神山さんの言われる事でしたら ありがたくお受けします
神山さん お給料はおいくらでしょうか、、、?」
「うーん そうだ こうしましょう 3台が稼動して その個数がPCで
管理されていますよね そうしたら どうでしょうか 1客に付き
販売価格の5%はどうですか 杉田は3%でどうでしょう」
大森社長は電卓を持ち出し計算をして
「神山さん 分かりました お受けします お願いします」
「洋子さん 早速契約書を書いてください お願いします」
洋子はメモを取っていたので きちんと清書すると神山に渡した
「大森さん それではここにサインをしてください 正式な書類は後日
私の方から送らせて頂きます」
大森は洋子の書いた契約書を何回も見直しサインをした
顧問の神山と顧問デザイナーと記された杉田もサインをした

「大森さん あの機械を使うと一日に20客は彫れるでしょ」
大森は驚き神山を見て
「えっ はい 凄い観察力ですね あの機械で彫ったものだと 一日に
20客から25客はいけます 良く分かりましたね」
「ええ 工房の方の彫り方を見ていると大体の感じがつかめます
そうすると オリンピックのグラスはどんどんと製作できますよ」
話を聞いている大森の顔に少しだけ暗さが宿った
「ははは 大丈夫ですよ そのグラスはアレックスジャパンが全て買い取り
クリスタル大和には損が出ないようにします 大丈夫ですよ」
大森はその話を聞いて信じられない顔をしていたので神山は
「洋子 アレックスジャパン全商品買取の項目も付け加えてね」
「はい 畏まりました 正式な契約書には記載します」
「どうですか 大森さん」
「はい 本当にありがとうございます」
大森は神山と洋子 そして杉田に深々とお辞儀をした

蒼いBMWで銀座に戻る時 杉田が神山に
「先輩 3千万円って無いですよ もう どうするんですか?」
「ハハハ 安心しなさい 僕が全て出すよ」
「でも そんなぁー」
「ははは じゃー 翔が出せるのか」
「そうよ ここは常務に任せておきなさい でも凄いわね翔君」
「まあ 僕が催事課を居なくなって苦労しているから お詫びだよ」
杉田はそこまで言われると 熱いものがこみ上げてきて涙した
「翔君 良かったわね 頑張ってね ふふふ」
「、、、、、、、、、」
「翔 どうした 普段の元気が全然ないな おーい 大丈夫か」
神山は杉田が心から喜んでくれている事に満足しながら運転をした
「洋子 お昼は築地にしようか 翔もどうだ」
「せんぱーい ごちでーす でもテツも一緒でいいでしょ」
「うん いいよ 洋子 予約を入れておいて下さい」
3人が部屋に戻り神山は洋子に先ほどの契約書を製作するよう指示すると
「はーい もうすぐよ 3分待ってね ふふふ」
洋子は手早くPCで製作すると神山にチェックしてもらい
杉田を呼んで サインをしてもらうと神山に渡し
「翔 良かったな これで少しお小遣いが増えたね」
「先輩 ありがとうございます」
杉田は深々とお辞儀をしていると 部屋のドアフォンがなり
「すみませーん 屋敷ですが 先輩は居ますか?」





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2013年2月3日日曜日

Vol.939 紫陽花 -13-58



「山ちゃん 分かりました でも 本来大竹組がデザインしてもいいし、、」
「そうそう でもね グローバルな観点からすると やっぱりアルタでしょ
そうでなければ 纏まりがなくなるよ」
「しかし 山ちゃんってどこまで凄いんだろ 付いていけませんよ」
二人は顔を見合わせ笑った

次長席に戻ると洋子にクリスタル大和の業務成績を調べてもらった
「ねぇ あなた 大森さんのところって 堅実で利益は凄いわよ」
洋子は株式情報だけではなく クリスタル大和の仕入先会社や
その会社の情報まで調べ上げた
神山はその報告書を見て驚いたのは グラス工場の代表が大森の身内で
更にグラス工場にグラス主成分を納品しているのも大森の身内だった
「そうすると 居酒屋さんで食べる 焼き鳥の最初から最後までを身内で
生産していることになるんだね」
「ええ 凄いわね それで変な噂はないし ほんと堅実なグループよ」
神山は時計を見るとまだ11時だったので神山は暫く考え
「洋子 翔と一緒にそこの会社に行こうかな 翔に電話をしてもらえるかな」
「はーい でもなぜ一緒なの?」
「うん まあ会社見学だよ 自分の引き出物を作っている会社を見ても
いいでしょ 勉強さ」
洋子が催事課の翔と連絡を取ると
「大丈夫ですって 凄く喜んでいるわ」
洋子はニコニコしながら神山に伝えた
「うん そうしたら住所は恵比寿ガーデンプレイスの近くだから首都高の
目黒で降りればいいね」
「ええ その方が近いですね」
「そうしたら 行きましょう」

次長室を出ると催事課の杉田は深々とお辞儀をして神山と洋子に挨拶をした
蒼いBMWに乗ると15分もかからないでクリスタル大和の本社に着いた
「大森さん こんにちわ」
「驚いていますよ こんなに早く訪問してくださるなんて」
「済みません 我侭を言いまして、、、
時間が丁度良かったものですから そうそう今度 挙式で
使わせて頂く本人を連れてきました 杉田翔です」
「杉田です 先輩のお言葉に甘えさせて頂き 今回こちらのグラスを
引き出物に使わせていただきます お願いします」
大森は若い杉田をにこやかに向かえ
「一生懸命に創らせていただきますよ ところで杉田さん グラスに彫る
絵柄は決まりましたか?」
杉田は躊躇無く
「はい 決まりました」
杉田が顔を輝かせて返事をすると大森は社長室を出るて
グラスを彫っている工房へ案内した

工房ではオペレーターが一つ一つ丁寧にグラスに絵柄を掘り込んでいて
神山や翔はその職人芸に驚いていた
7人ほどいる工房を出ると大森が
「神山さん 先日お話した機械を紹介しますね」
廊下を挟んだ反対側の部屋に入ると 大きなガラスボックスの中でグラスが
支え棒で支えられ回転しながら 細かい砂の様なものを浴びていた
「これはサンドブラストって言いまして 細かい粒子の揃った砂をグラスに
吹きかけて掘り込んでいるんですよ この研磨が非常に手堀に近づいて
いるんですが 最終的には人の手を借りなければ 絵柄は彫れません」
大森の説明ではコンプレッサーの噴出し圧力をコンピューター制御し
掘り込み具合を調整する事は可能になってきているが 細かいところの
仕上げは人の手に委ねられるとの説明だった
「ところで社長 一人一日何客仕上げられるんですか」
「ええ 普通は5客から8客です」
「へぇー そうすると杉田の商品は充分に間に合いますね」
「ええ しかしそればかりではありませんので、、、済みません」
「いえいえ しかしPCを使えば大量生産できるじゃないですか」
「ええ でもお恥ずかしい話ですが オペレーターを外部から
呼ぶことになりまして 経費がかかるんですよ それに微妙な盛り上がり
など結構大変な作業のようで 徹夜でプログラムを組んでいます」
神山はPCオペレーターをアルタから出向させれば 経費はかからないし
今後 オリンピックのデザインでも通用すると思った

「社長 どうでしょうか 私のアルタの人材をPCオペレーターで
使っていただけませんか 人件費はアルタでもちます 如何でしょうか」
「えっ 本当ですか それは嬉しいですよ でも神山さんは鈴やさんでしょ」
神山は大森社長に名刺を渡し 掻い摘んで説明した





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2013年2月2日土曜日

Vol.938 紫陽花 -13-58



「えっ そうなの へぇー 1円とか2円の世界なんだ」
「うん そうだよ だってレタス1個50円で仕入れてごらん それで缶詰
10個作れるでしょ 量を減らしたって まさか半分に出来ないでしょ」
「そうかぁー ほんとね そんな程度の話なんだ」
「そうだよ だから生産コストは減らないから 材料費を減らすっても
限界があるんだよ だから販売価格に余り反映できないんだ」
「でも良く知っているのね」
「まあね 食品って勉強すると面白いよ」
神山は洋子に販売価格のことを話し終わると次長席に戻った

大竹組のデザインを修正していると中曽根他2人の大竹組社員が来て
ゴテンバ アウトレットの洗車場デザインについて討議をした
神山の趣旨である大人と子供の融合を考えたデザインに修正されていて
「中曽根さん これで行きましょう でも御社のロゴが小さく入るデザイン
ですが 問題ないですね」
「ええ 全体を考えた時 我が社のロゴが大きすぎても可笑しいと思います
この位が適切だと思います」
大竹組のデザイナーも頷き 神山に最終判断を委ねる事にした
「もっとも 静岡がOKと言ってくれないともう一度アップをします
でも これならこのまま通りますよ 大丈夫」
大竹組のデザインは 長いトンネルの中で洗車からワックス掛けまで
行えるもので トンネルの中では子供たちが飽きないように工夫された
まず 車がトンネルに入ると3Dメガネを掛けてフロントガラスの
映像を見ることになり 洗車からワックス掛けまでGOLのCMなど
インフォメーションを含め 楽しめるようになっている
TVコントローラー同様 フロントガラスのチャンネルを切り替える事も
可能で 大人も子供も今まで体験した事がない世界に遭遇する
「でも 中曽根さん パテント使用料って高いでしょ 大丈夫ですか?」
「ええ そこなんですが CMやGOLの番組だけではなくて
各ブティックのポロモーションビデオもOKだと思っているんです
そこで 私たちの会社でもアルタさんと共同で製作すれば
パテント料も全然問題なく 回収できると踏んでいるんです」
「うーん そこまで考えているんですね 分かりました
それでしたら 私もアルタの副社長です いいでしょう
一緒にやりましょう 大竹組に損失が出ない程度に仕事を進めましょう」
「ハハハ 神山さん 損失が出ない程度ではなくて 儲けさせてください」
神山たち4人は大笑いした

「でも 中曽根さん実際問題 デザインなどソフト面はアルタで行います
大竹組はどこの部分をサポートされますか」
「ええ 各ブースの営業をさせていただきます どうでしょうか?」
「うーん そうですね 営業が無ければ成り立ちませんからね
では洋子さん この事案を契約書にしてください お願いします」
洋子は言われる前 すでにPCに文言を打ち込んでプリントアウトした
「はい 常務 こちらでよろしいですか」
神山は洋子がなぜ常務と発言したか驚いたが 中曽根は
「そうそう 神山さん おめでとうございます
遅くなって申し訳ございません 常務になられて おめでとうございます」
中曽根は風呂敷包みを神山の前に出し
「神山さん お陰さまで商売も繁盛しています
この中身は大竹組の気持ちです どうぞお納めください」
中曽根はそう言うと お辞儀をしながら包みを神山の前に進めた
「はい ありがとうございます でもこんなにしてもらっても
この分を得る為には 10倍の売り上げが必要じゃないですか 大丈夫?」
「ええ 本当に神山顧問と言うブランドが効いています 大丈夫です」
神山は風呂敷包みを受け取ると ソファーの横に置き
「これで漸くゴテンバアウトレットが出来ました
あとは静岡のプロジェクトと詳細を詰めます」
神山はそう言うと先ほどの契約書2部にサインをし1部保管した

次長席で包みの中身を確認すると
「洋子 ぼくは上でこの事を詰めてきます」
「はーい 私 先ほどのアンケートを配送手続きしてきますね」
「うん お願いします」
神山はGOLプロジェクトへ 洋子は郵便局へと一緒に部屋を出た
「考ちゃん 仕事ですよ」
「どうしたの? そんなに急ぐ仕事ってないでしょ」
神山は大竹組の洗車場デザインの件を掻い摘んで話をすると
「へぇー 山ちゃん凄いですね どんどん仕事が増えて」
「そうでしょ ココを解散させたくないし どんどんと仕事が増えますよ」
神山はクリスタルグラスのデザインのことは話さなかったが
このプロジェクトチームを解散させたくなかった





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2013年2月1日金曜日

Vol.937 紫陽花 -13-58



7月3日 金曜日 雨
「やあ おはよう 今朝も早いね」
「だって 一杯お仕事抱えている貴方より遅く出勤できませんよ」
神山は洋子が毎日 朝早く出勤してくれている事に感謝をした
洋子は鈴やの社員だが 今は完全に神山の秘書として機能していて
そんな洋子の仕事振りをありがたく思った
「ねぇ 昨夜は久しぶりにアメリカンステージで踊ってきたわ」
「ああ どうでした」
「ふふふ もう美女が2人よ 分かるでしょ」
「そうか うーん」
神山は昨夜 帰宅した後 祐子と話しをせず一人でベッドに入った
祥子の事が頭から離れなく 祐子を抱く気になれなかった
そんな神山の態度から 朝食時の祐子は少し戸惑いを見せていたが
普段から心がけている 明るく元気に接していた
神山も話すにも話せない事情なので 祐子の言動が嬉しく感じられた
祐子は祐子で洋子から事情を聞いていたので 泊まりは当然と考えていたが
突然帰宅した神山は普段に無く暗く 言葉少ない状況なので考えてしまった
自分から誘うことなく自室に入ると 神山からお誘いの言葉は無かった
「ねぇー 祐子さんから話を聞かなかったの 楽しかった事」
「うん 実は会話をしていないんだ 考えるところがあって」
「そうなんだぁー さあお仕事お仕事 ふふふ」
洋子も今朝の神山が普段と違う雰囲気を察し それ以上は追求しなかった
次長席に座ると電話が鳴り洋子が取ると
「ねぇ あなた 大竹組の中曽根さんよ」
「ああ、、、
はい 神山ですが ご無沙汰しています」
「おはようございます 中曽根です ところで神山さん 例の御殿場
アウトレットの件ですが 以前FAXさせて頂いたプランを修正しました」
「はい ありがとうございます」
「そこで 本日ですが お時間の都合は如何でしょうか?」
「ええ そうしたらこれからでも構いませんよ 空いていますから」
「ありがとうございます ではこれから伺います」
神山は電話を切ると以前送られてきたFAXと自分が修正したデザインを
用意した ガソリンスタンドの洗車機のデザインだったが リピートを
考えたり 子供が喜ぶデザイン要素が全然無く 神山も少しお手上げだった
全体が纏まれば静岡県庁御殿場アウトレットプロジェクトに持って行き
最終判断を仰ぐ予定になっていた

現在 GOL3ブースのデザインは最終段階の仕上げに入っていて
大竹組のデザインが上がってくれば 直ぐにでも静岡県庁のプロジェクトへ
持って行かれる状態だった
洋子が先ほど本社人事に呼ばれ戻ってくると
「わぁー サラダ缶詰のアンケート回収が全部終了しました」
「ほんと 早いね 良かったよ」
「人事に行ったら 秘書課にゴテンバ グランド インや伊豆赤沢ホテルの
分も届いていたわ ほんと早いわね」
「そうしたら 各ホテルへお礼の電話と 東都の田宮さんに電話をして
取りに来てもらうか 送った方がいいか聞いてください」
「はーい 分かりました」
神山は紙袋に入っている 人事課のアンケートを見てみると 思ったとおり
評判が良く 売れる商品と確信したが コメントを良く見ると
【一人では量が少し多いので もう少しサラダの量を減らし 
その分単価を下げて下さい】や【大変美味しいサラダで これが販売された
ら 毎日でも食べてしまいます 早く販売される事を期待しますが 一人だ
と 少し量が多いような気がしますが二人で食べるには少し物足りないよう
です】
神山はこのように書かれたアンケートの年齢を調べると 結構若い年齢層が
コメントを書いてくれている事を確認した
洋子が電話が終わったので
「ねえ このコメントだけど どう思う?」
洋子は神山が示したアンケートを見たが
「うーん 今の若い子って 余り食べないのかしら よそのアンケートには
どの様にコメントされているか分からないけれど、、、」
「って言う事は 僕も洋子も若くないのか」
洋子は神山の顔を見てクスクス笑い
「もう何を言い出すの 嫌ねぇー でもこのサラダの量って多いかなぁー
私は一人でもこの量で 充分にいけると思うわ」
「うーん 難しいね 量に関しては 他のアンケートも参考にしてもらって
販売するしかないだろうね でも 量を減らしても生産コストは そんなに
下がらないし うーん 難しいところだね」
「そうね 安くなっても10円とか20円の世界でしょ」
「うん 販売価格でね 卸は1円とか2円の世界だよ きっと 大変だな」






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